── 現在:サプライズガード周辺/ホテルヒラサカ辺り ──
[ぱたぱたと胸元の服を掴んで扇いだり、額の汗を拭う彼>>0:341のすぐ隣で、ぜーはーと大きく肩を上下する僕。
本当は、地面に座り込みたいくらいだけど、さすがにそんな情けない姿を晒す気は無い。
大きく深呼吸をしながら、息を整えようと努めて。既に回復して、辺りに興味を示し始めた兄を眺めていれば、にんまり笑んだのが見えた。…嫌な予感。
『えーい』>>0:342なんてかけ声と共に、得体の知れないシンボルに触れようとする仕草を。それに対して、考えるより先に口が動く。]
ストップ!
…もう、何してるの兄さん
そんな訳の分からないものに触っちゃだめ。
危ないでしょ?
せめて武器を持ってか ら…と、か
[叱咤して、はっとする。
余りにも遠慮のない物言いは、無意識で。
不快に思われなかったかと目線を移した先には、そんな心配は要らなかったと分かるような反応が見られたか。]
(3) 2015/03/06(Fri) 07時半頃