― 7日目:??? ―
……おーイテ。
[のそのそと身体を起こす。
こうも真っ当な場所で休めない日々が続くと、それだけでも消耗するっつーの。
気の利かない主催者に、内心クレームの念を送りながら、もぞもぞと左腕を動かしてみる。
……やはり、何かがどうかなってしまっている気もするが―残念ながら安全堅実な人生を送ってきた男には怪我の具合の検討がつかない―、今日は最終日。もう無茶してなんぼ、出し惜しみする必要もない。
ひとまずは安静の方向で、右手で携帯電話を取り出した。>>#0]
……今度こそ、これは、アレだろ。
[日蝕日蝕。常夜と日が無いことの違いは男には分からなかったが、続く言葉にどうやら行き場と本日のボスに関しては読み取った。]
あの忍者野郎が待機してるっつー事かね。
……展望台に黒装束は浮くっての。
[ひとまずそこに突っ込んでおきたい。
そうしてから、傍らのコドモに声をかける。さっさと動こうぜ。]
(2) 2015/03/18(Wed) 10時半頃