うん……
櫻子は……きっと……喜んでる……
(あなたは後を追うのだもの)
[ユリが包丁を手に取り心臓を取りに行っている間、>>247 志乃は目を盗んで手を懐へと入れる。 。
さりげなく懐に携えた袋からトリカブトの根を少し頭蓋骨の中の脳髄に入れれば、彼女がお皿に乗せて持ってきてくれるまでをじっと待つ。
彼女の気遣いに志乃の顔は緩むことも無い。彼女が動き出し、食べるその時まで、ひたすら硬い表情で緊張の面立ちで見守っていただろう]
そうだね……幸せに産まれ変わってくれますように……
……ありがとう、じゃあ一緒に頂きます。
[手を合わせて心臓を噛みながら、視線はずっとゆりの動作をおっていく。食べるそのときまで目が離せず、彼女が頭蓋骨より脳髄を啜るのを確かめると、今か今かと"その瞬間"が訪れるのを待った。]
(0) 2017/11/29(Wed) 01時半頃