人狼議事

167 あの、春の日


【人】 露店巡り シーシャ

――…ん。

[軽い寒気を感じて、目を開けた。身体を起こすと頬を擦る。畳の跡がついていた。

そうだ。俺は――…
結局、漫画家になる事を諦めて、けれども大学進学に行くだけの学力も持ち合わせていなく。道楽の延長のような専門学校に行って。そのままアニメスタジオに就職した。

1枚120円の動画の仕事を黙々とこなす歩合制。100枚描いて、漸く12000円。1日に描ける動画は、新人のうちは50枚いけば良い方。単純計算、日給6000円。身体を鑢で削る様な毎日が続いた。

動画マンから原画マンに昇格出来たのは幸運だった。それでも薄給な事には変わりない。不眠不休の時だって珍しくない。けれども――俺がしたかったのは、こういう人生だっただろうか。]

……夢か。

[長い夢を見ていた。まだ自分が”夢”を諦めていない頃だった。
今にして思えば、高校生活なんてまさにひと時の夢のような時間だった。
ずっと机と睨めっこしている今とは違い、いつもアイツの背中を見ていた懐かしい時。何かにつけて物を投げ、叩かれ。それでもずっと隣に居てくれた。そう、]

――…ハルカ。

[まだ寝ているのか。静かに見下ろし、その黒曜石が開くの静かに待った。]

(0) MIZ 2014/03/10(Mon) 03時頃

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