[>>+169ややあって、梱包を解く。患者にも解けるようガムテープしか無かったものを、一旦近くのテーブルに置いていった。]
うん、そうなんだ。
ちゃんと見て置かないと、思って。
[結局のところ踏み込まない信条であるメルヤが、シーシャと、”シーシャさん”が一体何であったのかはわからない。
ただの二重人格か。はたまた病気の何らかの進行か。
考えても詮無いことを、思いつつノートに視線を送る。]
僕の手品グッズがあれば、まあ。
ジャグリングの棍棒とかは普通に凶器認定されたかもしれないね…
[さり気なく物騒なことを呟く。
廊下の方で、ピエロの男本人そっくりのマリオネットを操っているピエロの男の幻を見る。いや、もしかしたら操っている振りしてる方がピエロの男か区別が付かないほど精巧だ。]
僕の手品なんて…大したことないしね
[何となく幻の方を見ないようにしながらも、小さくぼやいた。]
(+170) 2015/06/12(Fri) 23時頃