[キリシマが頭を下げる様子に、一度だけぱちりと瞬いて。
然し、何処か安堵した様に薄く笑みを零す。
信用できるか否かと、個人の好き嫌いが別解とまでは知るに及ばないが
強く拒絶をされている訳ではなさそうだとは、何となく察しがついて。
もし毛布を動かす事も難しいようならば、手を貸す心算でいたが
何とか整えた様子を見ると、そのまま手を引いた。]
――だ、そうだよ。…エンライ師団長殿。
[鉄格子より向こうから届く声>>@10に、
ランドルフ皇子、GJ。と内心無礼な物言いで親指立てながら
其れを悟られぬ様に、翠をナユタへ向けた。
…常は言えぬ立場だとしても、此処は戦場では無い。
一度ぐらい、本音を零したところで罰は当たらぬだろうに。と
先に聴こえて来たゲイルの言葉には微か思うところもあったが。
当人にとって、事は其処まで簡単なのではないのだろうと結論付ける事にした。
――若さかな、と一人ごちるのは自分を見返っては少々切なかったが。]
(+56) 2011/03/31(Thu) 00時半頃