[その疲れた表情>>+39に、何処か遠い昔のデジャヴュを感じたのは――疲れているのかもしれない。なんて]
…探したりは、しないの。……大切なもの。
[羨ましいと、正直に伝えられる欲にはただ移った困惑を示し。
願えなかったと言を紡ぐその怖色は、どんな色に染まって居たのか皆目付けることさえせずに。ただ、はきりと言うならば。その色は「後悔」のようにも思えた。]
( なら、もうそれ以上は )
[「キミが苦しむようなことは、しない方がイイんじゃないのかな。」
慈悲とも、御節介とも、余計な言葉添えとも取れる其れは、彼の横を通り過ぎる際にちいさくこすりを上げては目前の花へと。
草臥れた花はまるで生気さえも無く、…次に摘ままれたのならば、直ぐに折れてしまいそうだとさえ、不謹慎な感想を持った。]
…キミ、ここから離れた方が、いいよ。
[そうしてその背を、そっと前へと押し出しては、欲の渦巻く娼館へと足を踏み入れた。*]
(+41) 2014/09/23(Tue) 01時半頃