303 突然キャラソンを歌い出す村4
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― 回想>>7:7>>310>> ―
[意識を取り戻す。]
[目を覚まして場所が違うなんてもう何度目かわかったものではなく。この頃にはそこが何処かを意識するより「何を襲ってしまったか」を確認するべきだという事を、身体が勝手に覚えていた。]
[胃の痛みとエーテルの不足で、霞みかけた目で足元を追う。幸いそこにはまだ何も無かった。代わりにぼた、と己の羽からタールが落ちる。 ああ、汚してしまった。床が地面じゃないから多分子羊達の建物だったろうに。そこに、後悔とか申し訳なさも乗せられずただの端的な事実確認が呆けた頭に過る]
[視界をのろのろと上にあげた。 窓の向こうに、ベッドに沈む少女の姿>>310。 いつか、友人たちと笑いあっていた女子高生だ。]
(335) bou 2020/01/25(Sat) 22時頃
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[咄嗟にベランダの手すりにかけていた足を動かして、飛ぶより前に地に堕ちようとした。 ここは高層だったが、それで自分の身はどうなろうといい。そうしなればこの後どうなるかは、もう既に判っていた。
出来るだけ遠くに行かなければならない。 意識があるうちに。
エーテルがまともに取れなくなってボロボロになっている身体に漸くの糧と、自己への誇りを与えてくれた子だ。>>1:422 彼女は間違いなく、苦難の道を歩いている己への救いの一つだったのだ。]
[ごぼ、と水音が上がる。胃に痛みが走る。
意識が保てなくなる。足掻くように顰めた紫の目が最後に映したのは、彼女の寝顔。
記憶も碌に無い虚ろな自分をずっと覚えておくといってくれた、あの時の見送った顔>>1:401を瞼の裏に、解けるようにして意識は消えた*]
(336) bou 2020/01/25(Sat) 22時頃
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[閉じた目を開く。薄青色の目がそこにあった。
高層から堕ちかけた身を翻して、羽を傍目かせて器用にベランダへと戻る。飛び散ったタールがベランダを汚したがそんな事はこの「悪魔」には如何でもいい。]
[窓の向こうで、少女はまだ眠っていた。] [何時だったか、天使の腹の中から観せられていた女子高生だ。]
(*17) bou 2020/01/25(Sat) 22時頃
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[怯えた目をしていた彼女は、この天使の祝福を受けて 友人と楽しそうに笑っていた。]
[あまりに酷い、―――酷い光景だと思った。 いっそ殺意すら沸くほどに。]
[もうわたしが誰の感情だったかも思い出せないけど。
この天使に祝福を受けた、いつかの誰かも 今、こうして笑っているのだろうか。]
[反吐の出るような激情が沸く。 いっそ狂い死ににそうだった。]
(*18) bou 2020/01/25(Sat) 22時頃
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[羨ましい。]
[羨ましい。]
[羨ましい。]
[羨ましい。]
[―――――恨めしい。]
[明るい世界で。友人たちと笑いあう。 なんてことはない青春舞台の真ん中で。
スポットライトを浴びて笑っていた、 あのお姫様のような立場が。]
(*19) bou 2020/01/25(Sat) 22時頃
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[いっそ、これを呑み込めば。 わたしも、]
(*20) bou 2020/01/25(Sat) 22時頃
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[窓に手を掛ける。そのまま割ってしまおうとしていた手に違和感が走る。ぎし、と指が硬くなったまま動かなかった。]
[こうやって人格を乗っ取り、人の感情を呑み込み始めてから、 天使は妙に足掻き始めた。]
―――、 滓の分際で、屑の分際で… 何を今更しがみつこうとしてる… わたしに何もしなかった、無能の癖に……!!!
[胃に居る悪魔の本体が、激情に駆られて暴れるように動いた。水音が煮えるような音を上げて胃から洩れる。
胃の内側から肉の割けるような感覚がして、天使の身体は咳き込んだ。食道からこみ上げた血がタールと混ざり合って、どす黒い色が口から吐き出された。]
[指のこわばりが消える。 此処に「悪魔」を止める者はもう居ない。]
[―――窓に、「悪魔」の手がかかった**]
(*21) bou 2020/01/25(Sat) 22時頃
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― 礼拝堂 >>7:287―
[黒い幼子が彼女と一つになった後。ヨーランダの7つの翼はやがて、淡い光の粒となって消えていった。その光を見送りながら、吐き疲れて掠れた声をヨーランダに掛ける。]
………小鳥、
[天使へと駆け寄った彼女は、身を起こす余力も無い天使の下へ膝をつく。こちらは吐きだしたタール溜まりに転がったままの身だ。「汚れるよ」と声は掛けたが、既に足元を黒く濡らしている彼女>>7:256は気にしないようだった。]
(420) bou 2020/01/26(Sun) 04時半頃
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[『あの日、私に声を掛けてくださったのはキラさんだったんですね』…こちらへ心配そうな目を向けてヨーランダはそう言った。悪魔と一つになったせいか。彼女は思い出したのだろう。>>7:261]
――――ごめん。
呑み込まないと、満たしてみせると…… そう選んだのは私だから……私がやるべきだったのにな
[それはこの天使も同じことだった。「悪魔」を吐き出し、皆の歌に呼び起こされた今の身なら、興味の喪失からの物忘れからも解放されている。 伏せてしまいそうになる視線を、逸らさないように意識して、天使は記憶を探るように ぽつりぽつりと言葉を落としていった]
――君が、あの時の子だったのか…………
………君と分け合ったものだったのに
ごめんよ 私はあの子を、救えなかった
(421) bou 2020/01/26(Sun) 04時半頃
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[今なら思い出せる。 10年前の小さな背も、泣いていた顔も。 その美しかった、魂の色も。
瞼の裏に居る小さな彼女は今。大きくなって、皆の絆に寄り添われて、此処に居る。]
…ああ、大人になったなあ… 君はもう、あの時泣いていた 小さな子供じゃないんだな…
…………何時までも前を向かないあの時の君に、 私は何処かで自分の姿を重ねていたんだろう…
だから、君が何時までも小さな子供だと思っていた… 自分の限界は判るものだから…
[どうあれあの時、天使は彼女を見限った。 「幼子だから」と。「脆い人間だ」だからと。 ――泣いてる彼女を、理解できないまま。]
(423) bou 2020/01/26(Sun) 04時半頃
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…こういう気持ちを、分け合うためには。 ただ、君の手を取ってあげればよかったのかな…
…………あー…、こういうのは…後悔とか そういう気持ちだったかなぁ………
………ちょっとこういうのも…久々過ぎて ぴんと来なくて…
……あーあ………いや、情けないな… ―――情けない。
[彼女を10年抱えたままだったのだ。 流石に慣れた感覚が、空っぽの胃は違和感だと告げる。
痛みも無い。感情が摩耗する感覚も無い。 なのに続く、喪失感にも似た感覚。]
[天使の抱えたその感情を反映したかのように。どこからか、美しいストリングスから始まる歌がBGMとしてフェードインし始める――――…♪]
(424) bou 2020/01/26(Sun) 04時半頃
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♪ 「本当の自分隠さないで」 はてな そもそんなのあったっけな いつも君は怒るけどさ さてな 興味持つ意味あるんだろか
(425) bou 2020/01/26(Sun) 04時半頃
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[―――そうだ。 今感じるこれは、間違いなく喪失感で、後悔だ。]
[何も持たないと思っている者からは 何も奪えやしないから、
此の後悔を、傷跡を私に渡していく為に 君を失う必要があったのだろう。]
(426) bou 2020/01/26(Sun) 04時半頃
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♪
失った箱の中身 入れるものが無いから 座礁した意識を眠るように閉じてた
(427) bou 2020/01/26(Sun) 04時半頃
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[結果は如何だ。
君は誇っていい。 君の勝ちだ。
悪魔によって、私は破滅した。]
(428) bou 2020/01/26(Sun) 04時半頃
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打ち上げられたstrander 箱舟に乗ってたのはただ一人 過ぎ去っていった潮騒を まだ まだ見送ってた 首が痛くて下を向いた 鳩のない空に雲がかかる
(429) bou 2020/01/26(Sun) 04時半頃
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[君があんなに嘆いていた孤独を捨てて。 きっと私は、孤独の生き物を辞めるしか無い。]
[それが私にとっての楽であったとしても、 辞めた先に待つのが苦難の道であろうとも、 捨てるしか無い。]
(430) bou 2020/01/26(Sun) 04時半頃
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持たざる者と思ってた 何も奪われるものなんて無いならさ いつも君は怒っていた 今は空白を大事に抱えていよう
絡まった撚り糸 手を曳いたのは誰だ 座礁した意識を呼ぶように泣いてた
(431) bou 2020/01/26(Sun) 04時半頃
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[君を救えなかった。 私一人では。]
[此の傷跡だけで、 こんなにも、こんなにも、]
(432) bou 2020/01/26(Sun) 04時半頃
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編み上げられたstrander 迷宮に居たのも知らなかった 間違いだとした諦観を 今 今導いてた 180°裏返した 何もない空に虹が掛かる
いっっ゛……お゛ああ、痛いし…気持ち悪いなぁ…
あ〜………、…は、 なんか…色々 、頭に浮かんで 忙しいなあ…、
[痛みに顔を顰めつつ、 ・・・ 息の抜けるような笑い声が小さく上がった]
(433) bou 2020/01/26(Sun) 04時半頃
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何時ぶりだっけな、こんなの 主(かれ)と 喧嘩した時とか、どうだったっけか…
いやあ…覚えてないな、
こんなの、知らなかったかもなあ、
(434) bou 2020/01/26(Sun) 04時半頃
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[――― 一人で留まる事が、耐え難いのだから。]
(435) bou 2020/01/26(Sun) 04時半頃
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失ったもので描いたスタートライン 君の痛みで歩き方を思い出した
(436) bou 2020/01/26(Sun) 04時半頃
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打ち上げられたstrander 箱舟に乗ってたのはただ一人 過ぎ去っていった潮騒を ただ ただ見送ってた 君が笑うから上を向いた 鳩のない空に響き渡る、
[重たい腕を何とか上げて、 天使はヨーランダへと、汚れた手を差し出した。]
…… 彼女は、そこにまだ居るかい?
(438) bou 2020/01/26(Sun) 04時半頃
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[汚れた手を、ヨーランダが取る。 冬の気温で冷えた手でも、 それでもそこにはきちんと人の熱があった。
――消えた面影を探すかのように、 天使は僅かに指を動かしてその滑らかな手を撫でる。]
―――――ごめん。 ごめんな。
[届いているかは判らないが。 十年重ねたその罪へ、天使は苦みが舌に残したまま告げた]
(439) bou 2020/01/26(Sun) 04時半頃
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♪
編み上げられたstrander 迷宮に居たのも知らなかった 間違いだとした諦観を 今 今導いてた 180°裏返した 何もない空に虹が掛かる
(440) bou 2020/01/26(Sun) 04時半頃
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[―――きっと遠い、遠い旅になるのだろう。
それでも歩かねばならない。 自分は人間を愛しているし、愛したいと…そう、 それだけの願いは自分にもあったのだと、 気付けたのだから。]
[口に残る苦み。ぽっかりと空いた腹の中。 汚れた手に残る暖かさを、空のような身に刻みつける。
疵のように感じるそれらが、如何か。 いつまでも指標になるように。]
(441) bou 2020/01/26(Sun) 04時半頃
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[そうして、謝罪を終えた頃、 天使はヨーランダの手を離した。]
[―――さて、まず何をしなくてはいけなかっただろう。
エーテルが切れた身で、眠気に襲われているのもあるのだろうが、数千年、自ら歩む事も無く歩いていく人の背を見送り続けるだけだった身だ。そんな自分を変えると決めたものの、どうにも呆けて考えがまとまらない]
[とりあえず、迷惑を押し付けた友に 謝ったり奢ったりしなきゃいけないだろうし、]
(442) bou 2020/01/26(Sun) 05時頃
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[……それからそうだ。
虚無のような、何一つ感じる事も出来なかった意識の中でも それ>>7:121だけは輝いて見えた。>>7:131>>7:133
何時かの幼いヨーランダの魂のようには、 美しく綺麗では無かったかもしれないけれど。 傷だらけで、不格好で。 だけどそれでも其処に立って、しっかりと輝いていた。
――この強さを人間が持ち得るなら、「あまりに脆くて未熟」>>2:103だなんて、言えない程に。
今は「次会ったら」>>6:17で、 「叶った」>>6:44のだから、 彼女の約束に答えないといけない。
もうちょっと何とかする、とはいったもののまだボロボロで、今にも寝落ちしそうな身だったが、無関係に殴られる羽目になる子はもうこの身に居ないのだ。 だから身辺整理はついたとして、そこの約束は反故にしたつもりはない、と言い張りたい。相手がどう思うかは別として。]
(443) bou 2020/01/26(Sun) 05時頃
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[酷い眠気に寝息のような呼吸をあげながら、 天使は瞼の裏に遠い旅路の先の春を描く。
いつか、彼女が夢見た世界>>6:43になった時。 そこに人を愛し、人に寄り添い、人を助ける自分が どんな形であれ、存在出来ている事を。*]
(444) bou 2020/01/26(Sun) 05時頃
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