303 突然キャラソンを歌い出す村4
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────────…?
[ふと、とてもいい香りがした。 植物園の近くを通っているから花の香りがしても不思議ではないが、もっと独特な。 香りに導かれるように進むと、植物園の一角がうっすらと光っている気がした。 それは、気の所為だと思ってしまう程の光。 でも、先程より少し花の香りが濃くなっている気がして。]
……ルイ?そこに、いるの…?
[近寄り、そっと声をかける。 何も見えないが、そこに彼が居るような気がした。**]
(297) 2020/01/14(Tue) 01時半頃
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― 休み時間/2年教室 ―
[朝。上空から落下し引きずり回され鈍器っぽく使われたことで若干キズのあるマイクは、使い古された小さな空間(靴箱)から、キリノの懐に移された。イースターは一度間抜けな質問をしていた。それも先刻のこと。]
……借問。 もしや、あるいは、まさかと思いますが キリノは神ですか?
[そして現在。 マイクはキリノのお手に持たれていた。]
キュル………? 対話(セッション)ですか? 拡声器としての機能をONにする必要があります。 承認しますか?
[明るいところに出た。周囲には人。 一緒に歌え、と言われて手に持たれたイースターは拡声器としての機能をONにした。]
(298) 2020/01/14(Tue) 01時半頃
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………キュルッキュルルッ………キュキュ……!!
[ノイズとともに、マイクが再び別のエーテルに染まっていく――! 普段白いマイクのイースターはこの時、 なにやら黒と白の怪しげなマーブル模様に染まっている。]
キュル…… デュエットの申請を承認しました。
(299) 2020/01/14(Tue) 01時半頃
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♪
天使も神もないこの世の中さ 人の子であるが故にそれを追い求めるのかい? 獲物を見つけた Twinkle Eye 奪い合いの連鎖をお望みなら他所へ行ってくれ!
[ジャガジャガジャガジャガジャガジャガ…ジャジャッ!!!(ギター)] 報われない望みじゃあないさ 朝日を望めばいつかは拝めるようにね
Shut Up,XXX! Good Sleep(グッスリ)おねんねしてな!
(300) 2020/01/14(Tue) 01時半頃
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♪
「もちろん俺は神なんかじゃない!>>298」
♪
(301) 2020/01/14(Tue) 01時半頃
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キリノは、イースターを白と黒のマーブルカラーに染め上げながら、周囲の空気を震わせている…!*
2020/01/14(Tue) 01時半頃
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─ 休み時間 / 2年教室 ─
[ヨーランダから発せられた問い>>268に、にこやかに口を開く。そう、この男、めちゃめちゃその気になっている。]
それは勿論、何も身に着けない状態でお願いするよ。 でないと体の曲線美とか肌の質感とかがわかりにくいからね。 姿勢は好きにしていてくれて構わないよ。できれば君が自分で一番美しいと思うポーズがいいけど、時間かかるし楽な姿勢でも大丈夫。
[それはもう爽やかな笑顔で。照れや恥じらいの気配は一切ない、堂々としたものだった。]
(302) 2020/01/14(Tue) 01時半頃
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[と、袖を引かれる。恋人ではなく友達だ>>285、という言葉を聞いて、目を瞬いた。 友人がヌードモデルをすることは嫌なことなんだろうかと考えてみるも、ニコラスには友達がいないのでよくわからない……が、いたとしても別に嫌ではないだろうと思った。この男ちょっと、いやかなり感覚がアレだ。]
なるほど、お友達……ね。
[ちらりと桐野の方を見る。 その腕を、不良っぽい男子がやってきて掴む>>289のが見えて、これで引き下がってくれるかと思ったのだが。桐野の口から出た聞き捨てならない発言>>286に、体ごと、正面から彼に向き直った。]
(303) 2020/01/14(Tue) 01時半頃
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セクハラ? もしかしてあれかい。ぼくがいかがわしいことをするとか、そういうことを疑われているのかな。 はは。……心外だな。
[乾いた笑いと冷えた視線を投げて。 怒鳴り声に眉を顰めつつ、その手に握られたマイク>>292を……マイク?????]
待て、そのマイクは、昨日の……?
[なんでそれがここで出てくる???という困惑の中、放たれた重低音のデュエットを食らうことになった。**]
(304) 2020/01/14(Tue) 01時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2020/01/14(Tue) 01時半頃
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2020/01/14(Tue) 02時頃
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─ 休み時間 / 2年教室 ─
それでは本日は救世主たr
[言い終わらないうちに、曲のタイトルが挿入されてしまった。その曲は『SACRIFICE』という。>>292 音が押し寄せる。イースターは拡声器としての力を行使し、音を増幅させていく。
すると自然、デュエット機能を使用中のイースターというマイクは、キリノに歌わされてしまう――!!!]
(305) 2020/01/14(Tue) 02時頃
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♪>>300
悪魔や地獄が蔓延るこの世だ 我思う故に我在り探求心は猫をも殺すってな 言いなりはNO De omnibus dubitandum 飛んで火に入る?今の季節がわかってるのか?
[ジャガジャガジャガジャガジャガジャガ …ジャジャッ!!!(ギター)]
惰性って言葉があるだろう? 待ってりゃ出るおまんま食うお前らはいいよな
Shut Up,XXX! goodness(グッネス)おとといきやがれ!
(306) 2020/01/14(Tue) 02時頃
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♪
「どうやらキリノは神ではない。>>301」
♪
(307) 2020/01/14(Tue) 02時頃
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─ これは夢だ ─
[虹色の羽が水面に落ちる夢。]
[不安な事なんてないから、 ぐっすり眠れと言うような、 子守唄のような夢。]
(308) 2020/01/14(Tue) 02時頃
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[水面が揺れて波紋を作り、 広がるように現れるのは過去の事だ。
なぜいま思い出すのだろう。
あれはオトサカと出会った時のシーン。 少し困ったように笑う顔、今でも思い出せる。
そういえば、 あのときどうして兄だけは、 私に怒るのではなくて、 オトサカに厳しい視線を向けていたのか。
シスコンだからだと思っていたけれど、 もしかして別の理由があったのかもしれない。]
(309) 2020/01/14(Tue) 02時頃
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[そう、兄は、悪魔祓いの家系、 マスカルウィン家次期当主だ。]
[そうして次は水面に、黒い羽が落ちる。 それと同時に音楽が流れ出した──…。]
(310) 2020/01/14(Tue) 02時頃
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(台詞: 波紋、ゆられて映るのは暗い森のワンシーン。 リアルにはない、夢の中にだけある光景。
私はその場所をさ迷っている。)
[そう、歌いながら。 台詞は基本的に曲調に似合う、そう、ウィスパーボイス…。]
(311) 2020/01/14(Tue) 02時頃
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♪ 暗い森のグリムヴェルト あっち こっちに あかりが灯る
夜闇に浮かぶオペレッタ そこかしこから 歌声が聞こえる
(台詞: 眼前に現れた湖は、静謐を湛えていた。 けれどそこにいたのは存在感ある、白と、黒だ。)
(312) 2020/01/14(Tue) 02時頃
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♪ 白い鳥 優雅に躍り 黒い鳥 淫靡に跳ねた
おどる おどる ヴィネットの上 ここからは でられない 天使と悪魔の歌劇場
(台詞: 私は手を伸ばした。伸ばさないと、 その鳥たちに手が届かないと思ったから。)
(313) 2020/01/14(Tue) 02時頃
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♪ 手をとろうと手を伸ばす 白と黒が振り向いた
(台詞: でも、)
(314) 2020/01/14(Tue) 02時頃
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♪ 一瞬の躊躇い すべて闇にとけた
(315) 2020/01/14(Tue) 02時頃
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(台詞: すべてが一瞬にして消える。 鳥たちも、湖も、波紋も、私のまわりのすべてが。
結局は最初から───…、)
♪
あの手に 私は 届かなかった いつの日にか どこかの誰か
届くなら 届くなら
祈りの形に両手を組んだ …♪
(316) 2020/01/14(Tue) 02時頃
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[手を組み、目を伏せ、再度また。 虹色の羽が一枚、場面を塗り替えるように波紋を作った。]*
(317) 2020/01/14(Tue) 02時頃
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[マーブル模様にぐにゃりぐにゃりと染まっていたイースターはやがて深い緑色に光り始める。それはまるで、冥界で今尚迷い苦しむ魂のように。]
そうだ! 歌え!イースター!! 俺と《同調(シンクロ)》しろ!!!
(318) 2020/01/14(Tue) 02時頃
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♪ [ジャガジャガジャガジャガジャガジャガ …ジャジャッ!!!(ギター)]
(ハモリ) Shut Up,XXX! Good Sleep(グッスリ)おねんねしてな! Shut Up,XXX! goodness(グッネス)おとといきやがれ! Shut Up,XXX! Good Sleep(グッスリ)おねんねしてな! Shut Up,XXX! goodness(グッネス)おとといきやがれ! ─────────……… ♪
(319) 2020/01/14(Tue) 02時頃
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[攻め立てるような叫び(シャウト)、そして同調(シンクロ)。 共鳴(ハウ)る音色は針のように、鈍器のように重く、刺さる! 周囲の生徒はその歌の通りやがて殴られたようにオネンネすることだろう…!! ただし標的は…ヨーラを狙う男だ!**]
(320) 2020/01/14(Tue) 02時頃
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―夜明け前>>254― [ジェルマンに抱えられてもぴくりとも動かなかった。 エーテル濃度の足りない肉に近い体はさぞ重いに違いないが、支えるための翼を編むだけの力もない。
──揺蕩うような夢の中で、 遠い戦いの断片を見た気がする]
―残酷なりし外典/ピアノバージョン―
[何度も顔を合わせた銀色の獣。 兵器として運用される牙。 人の感情を強く持ってしまった堕天使は怒りと悲しみを露に対峙していた。
(それこそ虹色の天使に揶揄されたのが正しいほどに)>>175
あの獣はなぜ戦うのか。 天はこんなにも残酷《クルーエル》なのに! 理不尽な八つ当たりもまた確かにあったに相違ない。]
(321) 2020/01/14(Tue) 02時頃
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[──それは外典《アポクリファ》。
血と刃しか交わされなかった、 書き記されない物語だ*]
(322) 2020/01/14(Tue) 02時頃
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─ 休み時間 / 2年教室 ─
肯定。同調(シンクロ)は デュエットモードの機能の一つです。
[徐々にキリノのお手元のマイクは緑色に染まり、最終的に深い緑色のあやしい光に覆われる! >>319 メインボーカルキリノのメロディーラインに対し、イースターはちょうどいいハモリを重ねた。
時に針のように、時に鈍器のように暴れ回る音声は、周囲の生徒や机や椅子をなぎ倒しオネンネさせていく!何かのPV!?教室中はめちゃくちゃよ!>>320
イースターは同調したことによって、その指向性のご希望を了解していた。どうやら……一般生徒の人に向いているらしい。
イースターは歌われながら疑問に思っている。 この対話(セッション)も、きっときっと福音になるかもしれない歌なのだろう……か?暴力を切っ掛けに誰かと対話することも、あるのかもしれないけれど……**]
(323) 2020/01/14(Tue) 02時半頃
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―天獄学園/植物園―
[>>255>>257 エーテル不足で無茶をしたジェルマンが倒れ、シシャもまた地面に投げ出された。 天使と堕天使は薄桃色の花の群れに分け入って倒れている。 ジェルマンのエーテル体は淡く輝いて透けているが、花がたわんでその形をわかりやすくしていた。 一方のシシャは姿が消えることもなくぐったりと横向きに横たわる。
蜃気楼のように浮かんだ記憶が>>321ふっと遠ざかり、 其の儘意識は再び深淵に沈む。 多くの感情《ちから》をごっそりと“食われ”た所為で、悪夢は未だ遠い。
眉間の皺もなく、 不機嫌そうな柘榴色の眸も今は瞼に隠れ、 “天使の絵”を思い起こさせるほど番穏やかな表情であったのは皮肉であった**]
(324) 2020/01/14(Tue) 02時半頃
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─ どこかの休み時間、2年教室 ─
[止めようとした手が振り払われて、はっと目を見開く。白い何か──マイクを桐野がもっているのが目に留まった。]
〜〜 ソウ!? そいつ使う気か!? 今のオマエ、完ッ全に冷静じゃねぇぞ!
[声を上げても、手にあるマイクが拡大した歌声には敵わない。>>292 重低音が教室を満たす──!]
(325) 2020/01/14(Tue) 03時頃
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[堕天使であることを受け入れた桐野の叫び(シャウト)が教室の生徒たちに影響を及ぼす。ばたばたと倒れる周囲の生徒が出る中で、ニコラスに向けて声を張り上げた。]
くっ……そ! いきなりか!? おい! ソウの目の仇んなってるセクハラ先輩!
こっから逃げるか離れるかしろ! 今、ソウに狙われてんのはアンタだ!
[余波でがんがんと頭を殴られているような痛みに襲われるも、マイクが標的を一般生徒と定めているからか、即刻の昏倒までは至らなかった。 それでも、桐野がマイクを使う前に、この状況になる前にとめられなかったことに歯噛みする。]
(326) 2020/01/14(Tue) 03時半頃
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