303 突然キャラソンを歌い出す村4
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─ 夜/学園近くの高級マンション ─
[女子会に混ざっていた男の子の声をしたマイクは、女の子たちの様々な福音とも福音でないともいえる色んなことをきいた。 時間をみる時。連絡があった時。時折お手にとられるスマホを見てなんだか感慨深くなってしまい、イースターは『外を見たいです』と要望を出して、バルコニーに出る許可をもらって一人外に出てみることにした。]
………。
[バルコニーに立って、天獄市の街並みを見下ろした。 ひらひらと雪がおちてくる。長い耳が風にゆれている。 白い息を吐いた。
今見下ろすあちらこちらで、この街のなかだけ、隣にいる誰かとだけでなく、人々は遠く離れた誰かとも声を交わしている。
イースターにはそれだけで海綿構造の胸の奥が音でいっぱいになるような心地だった。]
(44) 2020/01/12(Sun) 20時半頃
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[風の音、動植物の自然の音。雪明り。 人々の営みの音。車とよばれる箱が走っていく。 なにかを喜ぶ人あれば、諍いの音もある。]
(45) 2020/01/12(Sun) 20時半頃
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[イースターは街をみつめている。]
(46) 2020/01/12(Sun) 20時半頃
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♪
On the seventh day ( 7つ目の日 ) God finished his work which he had made ( 彼はその作業を終えた ) His world has undergone a rapid change ( 彼の世界はめまぐるしく変わる ) Have to Pull the rabbit out of the hat ( ボウシから兎を取り出すように ) Please, preach the Gospel ( その福音聞かせて )
(47) 2020/01/12(Sun) 20時半頃
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この街の灯りから灯りが どこまでも続いていて とおく離れたどこかの誰か 知らぬ街に住むあの子のところにも 今日もみなの息吹が 日々を生きていくための糧が
キミたちは少しづつ分かち合っている
(48) 2020/01/12(Sun) 20時半頃
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That's a small seed ( それは小さな種だ ) That's a handy tips ( それはちょっとしたヒント ) Because, there is not just "good news" ( だって「すてきなニュース」ばかりじゃないから )
(49) 2020/01/12(Sun) 20時半頃
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また長い冬がきたら 冷たい季節を越すため ちょっとしたヒントをあげよう
それはいつか誰かから誰かに渡った小さな種だ
(50) 2020/01/12(Sun) 20時半頃
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Somebody said ( 誰かが言っていた ) “ the Good News which I preached to you ” ( 「前に伝えたコトだけどもう一度」 ) “ which also you received ” ( 「これはきみたちが今受け入れて」 ) “ in which you also stand ” ( 「拠り所としているものだよ」 )
(51) 2020/01/12(Sun) 20時半頃
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That's a small seed ( それは小さな種だ ) That's a handy tips ( それはちょっとしたヒント ) Because, there is not just "bad news" ( だって「いやなニュース」ばかりじゃないから )
(52) 2020/01/12(Sun) 20時半頃
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[イースターは夜空をみている。 諍いの音も、憩いの音も、この長い耳でききながら。**]
(53) 2020/01/12(Sun) 20時半頃
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― 学園近くの高級マンション ― >>59
[ハロウィンの部屋から街をみていたところ、雪とともに虹色の羽根をもつ派手な天使から空から下りてきた。 こんなとき、ふと声をかけてくるのは……
大概、 ――天使か、そうじゃなければ悪魔と。
物語じゃ相場がきまっていたりするものだ。 (2020年人狼議事調べ)]
(62) 2020/01/12(Sun) 21時半頃
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肯定。 イースターは拡声器です。
確認。 天使様はイースターに御用ですか。
(63) 2020/01/12(Sun) 21時半頃
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― 学園近くの高級マンション>>68 ―
[友人を助けるためだというその天使の言葉をイースターは目を瞬いてきいた。]
(76) 2020/01/12(Sun) 23時頃
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承認しました。
イースターはあなたの福音ライフの助けとなります。 本日も救世主たらんことを。
(77) 2020/01/12(Sun) 23時頃
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[イースターは羽織ったパーカーを脱ぎ簡単に畳み、ハロウィンのバルコニーに設えられた品のよいチェアの背に、そっと置いていくことにした。
天使の手は人に手を差し伸べる手ではなかった。
その陶器のように滑らかな手指は、絵画の中で百合を持つ手やはたまた槍持つ手のようにして、このマイクという道具を受け入れんとしている。
イースターの体は糸のようにほどけ、マイクの形状に変更されながら、その天使の手にしっくりとおさまっていく。 悲鳴のようにマイクからは機械音がした。]
(78) 2020/01/12(Sun) 23時頃
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――― ィィィイ……キュルルル……キュゥゥゥ………!
[天使の手元のマイクが煌々と光る。 エーテルが塗り替えられていく。]
(79) 2020/01/12(Sun) 23時頃
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[人の世でいうところの天使ミカエルの絵画に携えられた槍よろしく、天使の手元に生じたのはスタンドマイク。ローマのある橋にある天使像に持たれた海綿さながらの、長い柄に海綿のような塊をつけた道具。
――――虹色の
スタンドマイクである。 ]
(81) 2020/01/12(Sun) 23時頃
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―高級マンションから飛び立つ天使の腕の中で…―
[スタンドマイクの回る軌跡はまさに、虹の輪と呼ぶにふさわしいものであった。虹の羽の天使の腕のなかでマイクに口元が近づく。その息(ブレス)とも祝福(ブレス)とも呼べるなにかすらも、このマイクは夜空の星よりも眩く増幅した。>>103>>102]
音量・指向性に関するご希望を承認しました。 ―― 準備を完了しました。
デュエットの申請を承認。 夜間ですが、多少目立ちます。 宜しいですか?
[マイク形態のイースターには音声が備わっている。 対話(セッション)に重きをおいたマイクは、歌い手の望む歌唱の形態のお手伝いができるようにデザインされていた。 天使に握られたスタンドマイクにも、この時だけは虹の輪がかかった。恐らくはこの天使に持たれているが故だろう。]
(107) 2020/01/13(Mon) 01時頃
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[二重の虹となった天使とマイクは、六対十二枚の羽もつ深い闇(あくま)と対峙した。>>104]
(108) 2020/01/13(Mon) 01時頃
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♪ >>110
bound hand and foot 諍わないで 一振りの昏い垂水 溶けぬ氷のように 君の手足その翼 まっすぐに引き込まれてく 瞳奪われるような炎に 昏く永く 誘われるまま
[>>21 >>110 月を蹴るようにして切りかかった堕天使を見る虹の天使。 彼は事実として天使の歌声を夜空に披露した。 虹色を纏ったマイクに、歌声が流れ込む。 マイクは要請に応じた。 音とは振動だ。 夜空にサンバを舞い踊り狂うが如き激しきうねり。 切り裂くギターとストリング。 パイプオルガンの音色が神聖に夜空を染める。 今宵夜空に輝くのは星だけではなく 音色までもそのようであった―――!]
(120) 2020/01/13(Mon) 01時半頃
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―虹色の天使の手に握られて……>>139 >>140―
音量・指向性に関するご希望を承認。完了。
[イースターは地におちた彼と一緒に地に叩きつけられたが、丈夫なので故障はしなかった。柄がぽっきり折れてしまうかも?と思っただけで、柄も無事だ。多少カケが出たり、傷になっただけ。機能に支障はない。
イースターは彼の歌をサポートする。>>153>>154 この世の仕組みで惑うものに時に問題提起をすることは福音的だが……これは少々事情が違ってきこえた。]
(220) 2020/01/13(Mon) 20時頃
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[虹色の天使はこれから歌うのは空の堕天使や、 友人にも聞かせる歌なのだと言った。]
(221) 2020/01/13(Mon) 20時頃
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[――「はた迷惑な子供だよね。本当に。」>>3:273
そう話しながらレイは 『無力がつらかったのだ』と話した。>>3:271
福音。 その言葉をイースターは日々を生きるヒントなど、かなり広い意味をこめながら扱っているが、レイの一言はたしかにイースターにとっては福音(ヒント)だった。
無力がつらい。当時、マイクとして戦場にあったイースターはそれを別段おもわなかった。
舗装された道を引きずられ、硬い柄が堕天使におもいきり振り下ろされる。
イースターは持ち主の望む通りに機能を果たしながら、なるほどとどこか納得していた。 今現在の無力さに。**]
(223) 2020/01/13(Mon) 20時頃
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[>>247 現在の持ち主に問いかけられて、イースターはすぐに応答する。]
ボクはイースターです。
承認。 心に届いた歌は残るものですので すぐに歌の効果が切れる保障は致しません。 イースターは拡声器としての機能を一度停止します。 宜しいですか?
[友人に対して今度は思い遣るようなことを口にする天使のお手元で、マイクとしての機能を一旦OFFすると、マイクにかかっていた虹の輪がヴン……と消えた。]
飲み物?ワインですか? ……
[天使と共に虹色のマイクは夜の街へ消えていく。**]
(249) 2020/01/13(Mon) 22時半頃
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イースターは、有働の時よろしく、じきに歌の効果は薄れていくだろう。
2020/01/13(Mon) 23時頃
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― 早朝/天獄学園・玄関口 ―
承認。 イースターをハンドマイク形態に変更します。
[マイクを携えた天使のお手元、スタンドマイクの柄がカツンカツンカツーンと縮んで小さくなった。]
変更いたしました。あ。
[そのままイースターは靴箱に押し込められた。 暗くて狭くて長年使われた感のある独特な箱であった。]
(281) 2020/01/14(Tue) 00時半頃
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― 桐野の靴箱のなか ―
正しい者が正しいことを……
[言葉の意味があまりわからないように繰り返す。ローディング音。イースターには難解だった。 正しい者という言葉を真に取り扱えるのは神なのではなかろうか。イースターは不思議に思った。天使という御使いがゆえ、正しさを代弁してみているということだろうか。イースターは神でも天使でもない。ただの道具であるがゆえ、真意は不明だ。]
……
要請を承認しました。 困難と試練にもまた対話(セッション)はつきものです。
確認。 ここで待機をしますが宜しいですか? 贈り物はいいものですね。 [靴箱の扉を閉じられて、真っ暗になった空間で天使の足音が遠ざかっていくのをきいていた。**]
(284) 2020/01/14(Tue) 00時半頃
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― 休み時間/2年教室 ―
[朝。上空から落下し引きずり回され鈍器っぽく使われたことで若干キズのあるマイクは、使い古された小さな空間(靴箱)から、キリノの懐に移された。イースターは一度間抜けな質問をしていた。それも先刻のこと。]
……借問。 もしや、あるいは、まさかと思いますが キリノは神ですか?
[そして現在。 マイクはキリノのお手に持たれていた。]
キュル………? 対話(セッション)ですか? 拡声器としての機能をONにする必要があります。 承認しますか?
[明るいところに出た。周囲には人。 一緒に歌え、と言われて手に持たれたイースターは拡声器としての機能をONにした。]
(298) 2020/01/14(Tue) 01時半頃
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………キュルッキュルルッ………キュキュ……!!
[ノイズとともに、マイクが再び別のエーテルに染まっていく――! 普段白いマイクのイースターはこの時、 なにやら黒と白の怪しげなマーブル模様に染まっている。]
キュル…… デュエットの申請を承認しました。
(299) 2020/01/14(Tue) 01時半頃
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─ 休み時間 / 2年教室 ─
それでは本日は救世主たr
[言い終わらないうちに、曲のタイトルが挿入されてしまった。その曲は『SACRIFICE』という。>>292 音が押し寄せる。イースターは拡声器としての力を行使し、音を増幅させていく。
すると自然、デュエット機能を使用中のイースターというマイクは、キリノに歌わされてしまう――!!!]
(305) 2020/01/14(Tue) 02時頃
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♪>>300
悪魔や地獄が蔓延るこの世だ 我思う故に我在り探求心は猫をも殺すってな 言いなりはNO De omnibus dubitandum 飛んで火に入る?今の季節がわかってるのか?
[ジャガジャガジャガジャガジャガジャガ …ジャジャッ!!!(ギター)]
惰性って言葉があるだろう? 待ってりゃ出るおまんま食うお前らはいいよな
Shut Up,XXX! goodness(グッネス)おとといきやがれ!
(306) 2020/01/14(Tue) 02時頃
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♪
「どうやらキリノは神ではない。>>301」
♪
(307) 2020/01/14(Tue) 02時頃
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─ 休み時間 / 2年教室 ─
肯定。同調(シンクロ)は デュエットモードの機能の一つです。
[徐々にキリノのお手元のマイクは緑色に染まり、最終的に深い緑色のあやしい光に覆われる! >>319 メインボーカルキリノのメロディーラインに対し、イースターはちょうどいいハモリを重ねた。
時に針のように、時に鈍器のように暴れ回る音声は、周囲の生徒や机や椅子をなぎ倒しオネンネさせていく!何かのPV!?教室中はめちゃくちゃよ!>>320
イースターは同調したことによって、その指向性のご希望を了解していた。どうやら……一般生徒の人に向いているらしい。
イースターは歌われながら疑問に思っている。 この対話(セッション)も、きっときっと福音になるかもしれない歌なのだろう……か?暴力を切っ掛けに誰かと対話することも、あるのかもしれないけれど……**]
(323) 2020/01/14(Tue) 02時半頃
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