194 花籠遊里
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―霧雨の朝から数日―
[内臓がジクジク痛む。寝転がった石の床の冷たさが頬に刺さった。
此処は花籠から遠く離れた下賤な檻。花とも呼べない奇異な姿形をした者達を客が買う処。 そして店を構える前の男が奉公し、逃げ出した処。 店が見つかってから連れ戻されるまでは早かった。店の女は見逃されたものの、当の男は折檻、折檻、折檻。]
…………飽きた、って…
[自分が何かを主張したところで、此処では何も変わらない。
ゴロンと寝返りを打つ。後ろ手に回された腕に課せられた手錠が金属音を鳴らした。 さて今日の仕事はといえば「店の前に手錠で繋がれる係」これは店の趣向を伝える為。 「花が吸う煙草の火を背中で消す係」花に、自分よりも下の人間がいると思わせる為。 外から、扉の鍵が開く音。始業の時間だ。]
(+34) 2014/09/23(Tue) 00時半頃
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[排水溝が臭う店頭で、椅子に腰掛けながら空を見上げた。まだ、月は出ていない。 思い出すのは連れ戻される前の夜。無理やり言わせた言葉。]
馬鹿か。
[空に唾でも吐きかけるように自嘲した。背中の熱さと風の冷たさを感じながら、眠るように瞼を伏せる。*]
(+35) 2014/09/23(Tue) 00時半頃
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[あの館で見た一握の砂。夢物語で。夢が覚めれば元通り。
挨拶。 軽い言葉を交わして。 笑って。 茶化してやって。 たまに世間話を。 籠の外に逃がしてやりたい、は欲張りすぎたか。
花に対する行動は全て、夢を見ている間に男が「やってみたかった」事。 彼は籠の中で辛くは無かっただろうか。満たされていたのだろうか。分からないけれど。
もう此処から逃げる脚の片方の腱は絶たれた。死ぬのなら、今かもしれない。 瞼を開く。まだ夢見の心地で飛べもしない空を見上げた。]
(-57) 2014/09/23(Tue) 01時半頃
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