194 花籠遊里
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[おうや、おうや。
鬱屈そうな背格好の花主を視野に入れれば頭の中に流れる常套句。ヒラリと手を振るのみで、特に思う所もないまま館の中を散策しようと––––––した 時。
耳打ちをされたのは、きっと初めて。]
ん、ぉ…おう、花のお勧めなんかをしてくれるサービスでも始めたのかよ?
[冷風を思わせる囁きにやんわりと耳を庇う。 その後、花主はどこ吹く風。 仄暗い灯火にさえも照らされぬ後ろ姿をじとりと見つめて。
胸中を掻き回す底知れない悪寒にだろうか、左頬を照らす明かりに対してだろうか、男は目を細めた。*]
(2) 2014/09/17(Wed) 02時半頃
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[暁にもならない頃、蝶は翅に弁の一欠、されど弁より重い何かを引っ提げて、まずは巣へと這いずり帰る。
その時は、他の蝶に出会っても口を効く気にならなかっただろう。
虫の知らせが鳴いたのは子が夢から醒める刻を回った頃。時間さえも稚拙だと、朝日に背を向けて鼻で一笑。 運命に沿うよう、脚を進める。*]
(=1) 2014/09/17(Wed) 03時頃
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―昨晩の地下―
[反転した視界、埋め込まれたままの中が抉られて一寸眉を顰める。 額に汗が滲むものの、誘うように手だけは回そうと…其の手すら掴まれ、傷跡を舐められればただ切なげに触れている箇所を震わせるだけ。
謝るな、と返そうにも口を開ければ鳴いてしまいそうだ。それも、水音が響けば儚く壊れたけれど。]
く、……ッん!
[悦い所から伝わる刺激は頭の中から言葉を削ぎ落とす。蜜が溜まっているような、ボンヤリとした思考。「気持ちいい」という言葉と共に、相手よりも先に、自身の腹へと欲を吐き出した。]
(48) 2014/09/17(Wed) 21時半頃
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………"蝶"の心地はどうだ? 相手を好きなように出来る、心地は。
[後処理も済ませた後、脱ぎ捨てた衣服を手繰り履きながら問い掛けた。その表情は、きっと相手からは見えない。まだシャツの前を寛げたまま、耳打ちの為に相手の肩を抱き、引き寄せて、唇と耳を重ねる。 "これ、やるよ。" 声音は、そう動いただろう。同時に五ミリ程の厚さの紙を、白い着物の袖に隠す。それは後から確認すれば紙の金だと分かるはず。]
それは好きに使え。ただし、端金でもサービスに対するチップでもない。 すぐに使えば煙草にも菓子にもならァ。集めれば……ま、使い道は考えろ。
………4日後だ、それまでは毎日顔を出そう。 お前がそれをどう使うか教えてくれよ。
[それはそれは、酷く長く、遠回しで、身体を張った、遊び。 こんな戯れは、此れで終いの心算、だけれど。
蝶が丁であるのか己が丁であるのか惑った男は、知らず知らず優しく唇に触れていた。
丁を置いて、また次の花へと。 明日が最後だと知らぬ身はふらりと籠を後にする。*]
(49) 2014/09/17(Wed) 21時半頃
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―館の門前―
[いつも通り館に爪先を向けていた。 緩い、されど鼻唄さえ零れそうな、そんな足取り。
昨晩の花とは久しぶりに"愉しめた"。 巻いた種が土の中で腐るか、芽を出し新たな香を捲くかは己の手腕に掛かっているけれど。
あゝ……しかし、やはり花は良い。
美しい見てくれ宜しく甘い香を撒き散らす者もあれば、一見跳ねっ返りのような異質のような者にも味があるのだから。 それが惑い、或いは狡猾に育つ様の何と愛おしい事か。
密かにほくそ笑んだ矢先、背後から慌てた様子で走って来たのは男の店の女。転びそうな勢いでぶつかってきたそいつを受け止めると、伝えられたのは––––––]
(54) 2014/09/17(Wed) 21時半頃
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…………そう、か… とりあえず、今日は残ってる奴らは家に帰って大人しくしてろ。 外には……出るな。
["いいな" 真剣な面持ちで念を押して、女の背中をそっと押した。そうすれば少し後ろ髪引かれる様子の女も逃げるように去っていっただろうか。
残された男は馴染みの洋館を見上げる。 短い夢は、どうやら終わりに近いらしい。カランコロン。扉を開く。香るのは甘く美しい香り。
あゝ、やはり花は良い。*]
(55) 2014/09/17(Wed) 22時頃
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―廊下―
[館に入って早々、一本の煙を立ち上らせる。 煙はか細く、所在無さげに、天井に着く前に消え去った。
この場所で火を付けると、昨晩の花と蝶とのやり取りを思い出す。他の蝶とは日頃からあまり出会いたくない心持ちではあるが、今日は一層、特に男の客でもある豪胆な蝶>>36には会いたくないと強く願う。
足早に進んだ廊下の先に見つけたのは、今朝花主に奨められた藤の色>>44。 中庭で戯れる蝶と花。その存在はまだ目に見えていないだろう。 綺麗な色だと、本物の花を見るように内心溜息をつく。しかしその様子は、着物云々以前に何処か薄ら寒そうで]
よ、藤色の。 着物と肌の色は態とお揃いにしてんのかね。
今朝、花主にお前をオススメされたんだがよォ。ありゃ嘘か? 客の前ではいい顔してくれよ。
[楽しみにしてんだから、と昨晩相手が苦手そうだったタバコを一本叩き出して、差し出す。 せめてその顔が変わってくれれば男も救われる気がして。]
(59) 2014/09/17(Wed) 22時頃
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考え事なァ、昨日の客が悪質だったか? その気持ちならよォく解るぜ。
[天井に向かってまぁるい煙をぷかりと吐き出した。
何と無く声音にも覇気がない、否、元より静かな藤の花>>67>>66。さして違いも分からないか。 若しかしたら割れた鏡に映っている姿は男の姿かもしれない、だろうし。
タバコを咥えて笑う姿は誰の写し身でも無く空気が藤を象るように揺れた気がした。つられて、眉尻を下げて笑む。 中庭から声>>60>>62が聞こえたのは其の後だろうか。土に紛れた花は黒衣の男の背後に隠れたつもりのようだが、上からは櫻色のリボンが良く見えた。 悪戯な口元にすげ替えると、名を呼ばれた藤の色の腕を有無を言わせない強さで引き寄せて。男にしては華奢、されど男よりは周囲のある腰に手を添えて]
呼び掛けられたんなら応えてやれ。 せっかく可愛らしいのが手ェ振ってくれてんだから。
[窓を覗き込むと無理矢理その手を左右に動かして、その近くにいた男>>68>>69には無表情で煙を吹き付ける真似をした。 蝶は、苦手なのだ。]
(72) 2014/09/17(Wed) 22時半頃
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/* 丁さんが男前過ぎて中の人はすごく照れているのにシーシャが枯れている てれる…てれる…
(-43) 2014/09/17(Wed) 23時頃
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/* あのね、トレイルさんと亀吉くんに絡んで、突ついて、亀吉を買って「外に出たいか」って焚きつけたかった。 だってシーシャの昔と似ているから…!拾いたかった!!!本当はみんなとからみたかったけど遅レス…ヘクターさんにはもうプロから頭が上がりません
(-46) 2014/09/17(Wed) 23時頃
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シーシャは、藤之助
2014/09/17(Wed) 23時頃
シーシャは、藤之助に話の続きを促した。
2014/09/17(Wed) 23時頃
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/* ひいいいいひいいいいいいい誤爆したごめんなさいいいいいいい
(-49) 2014/09/17(Wed) 23時頃
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花同士は随分と仲が宜しいなァ。
[傍で鳴る鏡の音>>77。既に割れた物であるなんて、男の知る所ではない。 チラリ、相手の方を向くとどうやら煙草の煙に目を細めている。]
火、やるよ。
[先の苦そうな表情から察するに、きっと煙草を吸える体質ではないのかもしれないが。 黒髪が掛かる顎を男の方に向かせて、口元の煙の切っ先を触れ合わせる。 中庭の二人も、此方を向いていたならその様子が見えていただろう。
掴んだ手は様子見たさに掴んだまま、ニヤニヤと瞳を覗き込んで。]
(83) 2014/09/17(Wed) 23時半頃
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―廊下―
[花同士の事を語らせる中、友の名前を呼ぶ前に微かに息が切れた事を耳聡く気が付く。
焔に黒髪黒い眼が赤く照らされれば、おろおろと惑う様子も美しい。もちろん逸らされる事を良しとする訳がない。両手で頬を包み込んで。 表情をより良く見ようと、サラリとした細い糸を耳に掛けてやった。]
……お前は花だ。視線を合わせるくらいの事、手を掴まれたくらいの事、経験があるだろうが。
何を照れる事がある。
[すぅ、と静かに笑みを消して。 "蝶"らしく強引に顔を引き寄せる。 お互いの火を片手の中に奪えば、煙が残る口を漸く色付いてきた唇に重ねてみせるだろう。
藤の後ろから、昨晩、藤の色と番いにされた朧>>84が歩み寄っていることに気が付きながら。]
(89) 2014/09/17(Wed) 23時半頃
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[蝶が全て集まった。 館のそこかしこで羽ばたく音がいやに響く。そんな中、男も静かに今宵止まる花を値踏みする。
昨晩割れた藤色の鏡。 番いにされた朧月。
この二本は踏みしめられたのか。 はたまた、それとも、違う理由か。 まァそれも良し。それも花の本分だ。 男が知りたいのはその更に、奥。
おうや、おうや。 遊びを始めよう。 今日の夜が耽るのはとても早い。*]
(=4) 2014/09/18(Thu) 00時頃
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―昨晩の地下・帰り道―
[丁の字が翅を持って飛ぶ兆しを、確かに見た。
彼が踏んだ土から出でるは何色の花か。吐き出された白濁液よりも、優しく口付けた唇よりも一層男は快感に似た痺れを抱く。
四日後、彼から聞ける声は虫の鳴き声。それとも露に濡れた花の嬌声。 未だ精の匂いが張り付いた衣服から煙の元を取り出して、その香りを纏う。 そうして地上へと帰って行った*]
(93) 2014/09/18(Thu) 00時頃
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/* 汚れ役、と一言で片付けるのもどうかとは思うけど、好意と好意の間に挟まって断ち切る?踏む?のが本当に上手いヘクターさん、全部任せてしまってる感…申し訳ない…! でもヘクターさん自身は櫻子さんとどうなのだろう。櫻子さんもヘクターさんの事をどう思ってるのだろう。 うわぁ墓下からじゃなくてちゃんと地上で見届けたいもだもだもだ
(-62) 2014/09/18(Thu) 00時半頃
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/* すごいなぁ
(-63) 2014/09/18(Thu) 00時半頃
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[藤の花>>95からその色にそぐわ無い冷たさが掌に伝わる。 冷たい癖に、表情がコロコロ変わる花である。
唇を、音を立てて吸い。煙の熱に肺を焦がしながら絡みつく舌に応えて喉奥を突こうとする。 口の天井を舐め、顔を離せば熱い吐息が互いを紡いだ。
成る程、確かに藤の花は上等らしい。しかし、]
おい!朧の!
[今まさに曲がり角曲がろうとしたところだろうか、気まずそうな面持ちでその場を立ち去ろうとしていたもう一人の花>>94。名前を覚える程には見かけたその背中を気付かない人はいないであろう大きな声で呼び止める。]
ついさっきこの藤の花を買う気が……あー…失せた。 "お前"から指導しとけ。
[失せた、と言う時だけは何処か言いづらそうだったが、藤の腕をガシリと掴んで朧の元まで送るまでは早かった。 失せた理由、そんなのは「素直過ぎて手に余る」の一言に尽きる。捻くれ蝶には捻くれた味でないと胃に響く。 理由を尋ねられたところではぐらかして二人きりにしようという心算は変わらないが。]
(128) 2014/09/18(Thu) 18時半頃
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[面と向かい合わせになった双方>>145を確認しただろうか。ふい、と視線を逸らした先には何もなく、これからどうするか思案する。
とりあえず花の戯れの間に蝶は不要。くるりと踵を返せば最後にひとつ。]
藤之助、気が向いたら地下に来い。 お色直しに時間掛かって遅刻してもいいからよ。
[選択の余地だけ与えて、蝶は主の元へと。 そしてこれは最後だと、廊下の板を踏みしめる。]
(153) 2014/09/18(Thu) 22時頃
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[花主の部屋へと続く廊下は、今日に限って短い。憂鬱そうな灯りの道をくぐり、花主の元へと歩み寄れば。 今日の花は藤だと、しかし無理強いはするなと伝えただろう。 いつもよりも幾分か多い金を渡して。]
で、朱色のアレは今日どちら様が?
[昨日約束を交わした朱の花。 それを買い取ったのはどの蝶だと。 花主が口を割らなければ、「金は払った」と勝手に探しに行くだろう。]
約束破るのは、どうも……昔から嫌いなんだ。 一言入れて–––––––…
[言葉は皆まで続かなかった。 一言だけ。一言だけだと、言い聞かせるのは目の前の男に対してか、それとも己に対してか。
煩わしささえ感じて、金を投げるように寄越す。そうして、当てもなく地下へと降り立つ。*]
(162) 2014/09/18(Thu) 22時半頃
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―回想・廊下―
失礼以前に、客の前に顔色真っ青の花を出す奴があるか。 お前の監督不行き届きだろォ。
[何か失礼でも、と問う朧>>156にはあっけらかんとした様子で文句を垂れる。]
何があったかは興味はねェが、色艶出してからこっちに寄越せ。 ……別の艶が欲しけりゃお前も来い、な。
[離れる前に、綺麗に結われた髪のたばのおかげで露わになった額を手の甲で叩く。 お辞儀には気付いて気付かぬ振り。>>157 そうして、男は花主の元へと*]
(171) 2014/09/18(Thu) 23時半頃
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[地下に降り立った蝶は、彼方此方で始まる夜の空気>>168>>170に身を窶しながら空っぽの牢を探していた。
その中に昨晩口約束を交わした朱色が視界にはいれば、「一言」と念じて、息を、止める。 その時は、視線だけ向けて、何も語る事は無かった。すぅ、と静かに地下の奥へと進む。 そうすれば、いずれどの蝶花とも近くない籠の中を陣取って。
藤の花>>169の訪れを、煙に乗せて待った。]
こっちだ、藤色。
[姿が見えれば、手招き手招き花を誘った。 布団の上に鎮座した姿勢のまま大手を広げて花を迎える。その意図を藤の花が察するかは定かではないが。]
(172) 2014/09/19(Fri) 00時頃
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[花の身>>180を自分に預けてくれると思いきや、そそと真正面に座って頬へ、胸へと手が充てがわれる。人肌が滑る感触。 飛び込んで来やしないかと期待したのは本の束の間だった為に、これもまた良しと思って苦笑いをすることにする。
歪んだ口元に触れる指先を、強請りの仕草だと決め付けて。 煙草を掌の中で潰すと、代わりのように相手の指先を口に含んだ。 軽やかなリップ音が小さく響く。]
欲しいモンがあるなら口で言え。 お前はどうも……言葉足らずだ。 昨日も、今日も、"お前の"言葉にできないまま落ち込んでたんじゃねェのかよ。
[辛気臭ェったらねェわ。
最後に呟く。それは先程、目当ての花>>181と視線があって思わず逸らした自分に跳ね返ってきて。刹那の失笑。
再び笑みを浮かべた頃には、相手が何事か反論しようとしたとしても、その唇に強引に舌を割り込んで。煙の余韻漂う舌先で相手の舌を誘っただろう。 反論してみろ、とでも言うように、笑ながら。]
(187) 2014/09/19(Fri) 00時半頃
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/* あ、ありがてぇ… 今回全然周りのロルと設定拾えてなくて▼シーシャアッ吊られるんだった。
「もっとこうしたい」という気持ちが先立つばかりで実にならないうえにわかりづらい行動ばかりで申し訳ない
(-99) 2014/09/19(Fri) 00時半頃
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[自分の笑みが跳ね返ったような苦笑を浮かべる相手。更に苦笑する他どうしろというのか。 生温い唇が離れたのなら、は、と息だけ吐き捨てる。]
擦れた鏡なら自分の姿を見ずに済んで助からァ。
[鏡に映る自身の姿以上に醜いものなどありはしないのだから。]
……………『物好きめ』
[放った言葉は相手へ、花に水を遣る振りをする自身へ。
近づく唇に軽く口付けを落とすと、藤の肩を抱き寄せて布団へと雪崩れ込む。上に跨り、有無を言わせず深い、深い、抉るように唇を交わして。
行為に溺れたいという気持ちだけの為に、性急に事を急ぐ手は白梅香る衣類の隙間に。 細く不健康に白い指で藤の肌を暴き始める。]
(193) 2014/09/19(Fri) 01時頃
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[見せる事の出来ない自身の背中が映っていただろう。それは、酷く、醜く。
深く接した所からくぐもった声>>196が漏れれば、もっと出せと舌を相手の舌に塗り込めて催促する。
呼応して背中に回る腕。眉を顰めて瞳に熱を灯す。 下半身へと伸びた手は、前戯も労わりも忘れてまだ慣らしてもいない小さな窄まりへと伸びる。疾くと、耳朶を刺激する感触が伝われば、その通りにズブズブと指を埋め込んだ。 中で二本指をバラバラに動かす。 血が出ても、泣いても、止まる事は無いだろう。 恐らくそれは、鏡に映った自身を見ながらの行為。]
痛かったら、泣いてもいい。
[唇から離れたくちから耳元で囁く声は、相反して優しく響いただろう。]
(203) 2014/09/19(Fri) 01時半頃
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―牢を出た後―
[行為を済ませた後の倦怠感を引き摺りながら時計を見る。もうすぐ夜の盛りだ。 これを過ぎれば、後は。
考えるよりも先に向かっていたのは自力で見つけた花と蝶>>188>>190の元。
蝶であろう端麗な青年を組敷く様子はまるで]
よォ、邪魔するぜ。"蝶"。
[行為の最中であっただろうか。それとも事後のことであろうか。
どちらにせよ、返事を聞く前に蝶を組み敷く丁に歩み寄り、痛い程の力で顔だけ此方に向かせただろう。]
四日後に答えを聞くと言ったな。 –––––––やめだ。
今、嘘でもいい。 あの金で、いつか男を買うと……言え。
(204) 2014/09/19(Fri) 02時頃
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[それは、花という立場で多くの男を相手にする丁への揶揄であり、同時に、これから地に落ちる己に対しての…ほんの少しの救いであり。
言葉を聞いたのなら、何とも言えない笑みを浮かべて何事も言わぬまま檻を後にするだろう。
組み敷かれた蝶には、心にも思っていない軽い謝罪と数枚の金を放り投げて。*]
(205) 2014/09/19(Fri) 02時頃
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―夜明け近く・館前―
[残り数本になった煙草に火を灯しながら、夢の終わりを告げる鐘の下を潜る。 ふぅ、と吐き出した煙の向こう側にいたのは豪奢で四角い、人を運ぶ箱。その傍らには厳つい背格好をした男がチラホラ。
此れで夢は終いらしい。 蝶は最後まで蝶らしく飛ぶ事は出来ないまま地に落ちる。]
お迎えご苦労さァん。
[あっけらかんとして述べた言葉はまぁるい煙と共に宙に消えた。
車に乗る少し前。 館を見上げる。
蝶は土に還って花になるが、花が蝶になるには如何するか。浮かんだのはそんな疑問。 しかし、彼奴は蒲公英である。綿毛を飛ばしてふわふわと、其処彼処に根差して手当たり次第に種を飛ばす。 –––––願わくば、その黄色の花が此処まで届くよう。*]
(207) 2014/09/19(Fri) 02時頃
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[パタン。 閉まった黒い扉からは、煙すらも燻らない。*]
(209) 2014/09/19(Fri) 02時頃
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