173 【突発RP村】夢の通い路
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ー自宅リビングー
[人の気配。朧げだった思考が、急激に現実へと引き戻される。 もたれかかっていたソファー。そこから身を起こし、姿勢を正す。 ヒリヒリとする緊張感を肌で感じる。お馴染みの感覚。
反射的に縮こまる。けれども、今日は何かが違う ふ、とエプロンのポケットの中に暖かさを感じた]
あ、蛍石ー…。
[滑らかな石の感触。 失ったはずのそれを、取り戻すことが出来たのだ。 お守りのようにそれを握りしめる]
お祖母様。 出かけてまいりますねーー。
[剣のある祖母の声。 それを打ち切り、弾かれるようにリビングを後にする。外へと続く扉に手をかけた]
(+1) 2014/04/20(Sun) 08時半頃
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ー古びた駅ー
[時刻表の前に立ち、柱時計を確認する。
10年も昔、7歳だった自分。 その頃の記憶なんてあやふやで、目的地まで辿り着けないだろう。 そんなことを心のどこかで思っていた。 けれども、時刻表の数字まであの時と全く同じ。違うのは、料金が大人子供か。だけ]
二度と来られないと思っていたのは、 私の方だったのかもー…
[この石を沈めた時、二度と戻ることは出来ないと思った。 友達のしるしを捨てた自分には、訪れる資格はないと]
ただいま。
[誰に言うともなく声に出す。 風に揺られ、木の枝が手を振ったように見えた**]
(+2) 2014/04/20(Sun) 09時頃
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/* ちなみにマーゴさん、初恋の男の子と、どうしても会いたいと思って、ここに来たわけじゃなかったりします。
(-0) 2014/04/20(Sun) 09時半頃
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ー湖のほとりー
[下生えの草を踏み、人の気配がない森を歩いていく。 ゆっくり、ゆっくり。柔らかな草の感触を感じる]
ーー変わってないのね。
[季節はあの時とは違う。 木苺の茂みも未だ実をつけておらず、棘だらけの枝には若葉。
小さな引っ掻き傷をこさえながら、茂みをかき分ければそこには]
(+3) 2014/04/20(Sun) 17時頃
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綺麗ー…。 こんなに綺麗な場所。だったのね。
[水面には渡り鳥だろうか、名も知らぬ水鳥の姿
透き通った水には、魚の影もちらほらと見える。 水底には水草。蛍石はーーない 当然だ、探していたものは……]
探していたものは『ここ』にあるもの。
[草の上に座り、蛍石を日に透かす。 あの時の自分の笑い声が聞こえた気がした**]
(+4) 2014/04/20(Sun) 17時頃
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[湖の畔に座り、しばらくぼんやりとしていた。
この場所に寝っ転がり、二人で転寝したこと。 木苺を集めて、白い鳥と友達になろう。と企んだこと。 転んで擦りむいた掌。頭を撫でられ思わず泣いたこと。
繋いだ手の暖かさも全て。 記憶を手繰れば、一つの糸で繋がっているかのように、際限なく思い出す]
もう、こんな時間。
[胸ポケットの懐中時計が時間を告げる。 田舎のこの駅では、電車もバスも早くなくなってしまう。 だから、名残惜しいけれど、立ち上がる。 辛くなったら、また来よう。 スカートに付いた枯葉を払い、歩き出す]
(+6) 2014/04/20(Sun) 19時半頃
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ー電車の中ー
[ーガタン、ゴトンー ーーゴトン、ガタンーー
心地よいリズム。 窓の外の景色は、緑溢れる田舎から住宅地へ。 そして……ビル街へと変わる]
降りなきゃ。
[自分と祖母が暮らす街の最寄り駅。 到着を告げるアナウンスが流れる。
けれども足は動かず、そうこうしている間に、電車は次の駅へと向かう。 『ひまわり』という喫茶店がある街へとーー]
降りてみようかなー…
[自らの暮らす街が遠ざかったことに、若干の安堵を覚え、電車を降り立った]
(+12) 2014/04/20(Sun) 23時頃
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[初めて降りた駅。 すぐ隣の駅なのに、街並みは都会に見えた。 なんとなく不安で、心細くて キョロキョロと辺りを見回す]
どこか、落ち着けるところー…
[視線の先に見つけたのは、小さな喫茶店らしき建物。 ためらいながらも一歩、二歩、と近づく]
お金。大丈夫かな?
[ドアに手をかけようとして、思いとどまり、ポケットの中の財布を取り出す。 紙幣が3枚あるのを確認して、ほっとする。 これなら多分、大丈夫ーー。
勇気を出して扉に手をかけた]
(+14) 2014/04/20(Sun) 23時頃
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ーひまわりー
[両手に力を込めてドアを開く。 ドアベルの音に一瞬、驚き硬直する]
お邪魔します。
[店に足を踏み入れ、不安そうな声音で挨拶する。 そういえば、一人で喫茶店に入るのは、初めてかもしれない。 今更、そんなことに気がついた。
店内のどこに座れば良いのか。と迷い 視線を彷徨わせる。その途中、もしも店の主人や先客>>+13と視線が合えば、緊張していた表情が和らぐだろう]
(+15) 2014/04/20(Sun) 23時半頃
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[喫茶店の店主>>*1と思われる女性が咳き込むのを見て、さっきまでの緊張は何処へやら、慌てて駆け寄る]
あ、あの。 大丈夫ですか?
[ポケットから、ハンカチを取り出し、そっと渡そうとする]
(+16) 2014/04/20(Sun) 23時半頃
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あ、あれ……?
[向けられた笑顔に、瞬き一つ。 夢で出会った人物に、よく似ている気がしたから。
けれども、そのまえにー…]
好きなところに、座ればいいのですね。
[こくり、大きく頷くとカウンターの隅の席に腰をかけた]
(+17) 2014/04/20(Sun) 23時半頃
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/* ジェニファーさんと、カーディさんのやりとりが、かわいすぎる。
なんだろ、すごくなごむ。
(-6) 2014/04/20(Sun) 23時半頃
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[なににするか>>*2と尋ねられ 真剣な表情でメニューをみつめる]
あの……。 メロンソーダとケーキをください。
[両方甘いもの、この注文をもし祖母が耳にしたなら、眉をしかめそうだな。と心の中で思う。 それでも、今くらいは好きなものを頼んでみよう。そう思った]
(+19) 2014/04/21(Mon) 00時頃
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/*チョコケーキのチョコの部分。間違えて消しちゃってた…… あぜん。はずかしい
(-7) 2014/04/21(Mon) 00時半頃
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[店主に『ありがとう』と頭を下げて、 目の前に置かれた注文の品>>*4に、自然と笑顔になる]
メロンソーダ。久しぶり。 嬉しい…な。
[炭酸にむせてしまわないように、ちびちびと飲む。 自分の意思で、好きなものを頼めた。 当たり前のことが嬉しくて、つい口元が緩む]
ーー…?
[緩んだ表情を誤魔化そうと、店内に視線を向けた時だった。 自分の他にいる、もう一人の客>>+18彼も、夢の登場人物に似ているような気がした。 不思議に思いつつ、メロンソーダをもう一口]
(+20) 2014/04/21(Mon) 01時頃
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