289 【ペア】風邪引いたあの子ん家に行く村
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[開いた口に粥を運んだ時のこと>>=4 様子を見ながら、表情は自然に穏やかに緩んでいた。
嗅覚が鈍れば味覚も違って感じられてしまう 症状がどれ程かは、本人でなければ分からないが。 その中で呟かれた内容は、まるで、そう 料理や弁当を褒めてくれた時を思い出すものだったから。
おれの自意識過剰でも、それでも良い。 ただ一時、恥ずかしさを忘れられただけ。 きっと伝えることも無い感情だ。]
(=7) 2018/11/29(Thu) 04時頃
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クールだなぁ。
[結構、正しいことを言ったつもりだったけれど柊真の様子は変わらない。>>=5 らしいとは思う。一方で少しだけ気になりもした。 じゃあ、どんなことを女の子にして欲しいのだろう、と。 今の自分達が恋について語らった経験など、ある訳もなく。 幼馴染の恋愛観も、どんな付き合い方をしていたのかも知りはしない。]
……だって、柊真が言うから。
[数秒の硬直、理解した馬鹿は視線を泳がせ最初に仕掛けた責任を棚上げした。 余計な一言は、中々の効果を発揮している。
そう、いつもこんな感じだった。 柊真の言葉を真面目に受け取ってしまって、 後から指摘されてしまうのだ。]
(=8) 2018/11/29(Thu) 04時頃
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[再現された思い出は、むず痒いものを含みながらも甘やかで 渡した後も食べてくれることに確かな喜びを覚えながら。
出来ることなら、風邪が治った後もこんな風に 言う勇気も無いことを一人考えていた。 目の前の幼馴染が何を思っていたかなんて、 誰よりも知っていた筈の彼の気持ちを、少しも知りもせず。]
(=9) 2018/11/29(Thu) 04時頃
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[そこまでが、部屋を出るまでの出来事。 納得がいく返事──浮かれる頭では他の見方をすることは出来ない──へ、 短く相槌を残し、やはり頻繁な咳への気遣いの視線を扉が遮りって 閉じる音が空間を隔てる。>>65]
体温計、どこだろうなー……
[先程のやり取りを思い出しつつ、独りごちながら歩く 中々衝撃的な言葉だったけれど>>63まあ、確かにそうだ。 体調を崩すことが珍しいと思うなら、聞くべきでは無かった。 ペットボトルを片付け、食器を洗ってしまえば次は捜し物 星夏さんなら、と立てた予測は的中する。 きちんとしまわれていた救急箱の中に発見。]
(67) 2018/11/29(Thu) 04時頃
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柊真、入るよ。
[戻って来たときに持っていたのは、勿論体温計だ それに加え、新しい箱ティッシュにアイス枕とタオル。 本人に体温計を渡して、箱ティッシュはテーブルに そして彼の枕にタオルで包んだアイス枕を乗せておく。]
救急箱の中にあったんだ。 星夏さんがまとめておいてくれて、良かったよ。
[そう話しつつ、散らかった服を勝手にまとめ始める。]**
(68) 2018/11/29(Thu) 04時頃
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測量士 ティソは、メモを貼った。
2018/11/29(Thu) 04時頃
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[大きく吐かれた息が、耳に届く>>69
これは一日で完治する微熱では無さそうだ。 やはり、二人が帰ってくるまでいることになるか。 そう思いながら後程洗濯機に入れる衣類を隅に置き、 ふとその中の黒を目に留めて気づく。
このニットは一緒に買い物に行った時買ったものか。 記憶のものと同じなら、あれは高校生の時のことだろう。
中学も高校も、思い出に残る記憶の大半に柊真がいる。 こんなに大きくはなかった背に隠れて泣いていた頃は、 自分に友人と呼べる相手が多く出来るなど思いもしなかったが 彼らを幼馴染より優先したことは一度も無い。 幼馴染にしか話せないことを彼らに打ち明けたことも、また同じく。]
(84) 2018/11/29(Thu) 20時半頃
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ああ……やっぱり、高いな。 とりあえず、汗をかいたらすぐ着替えて 冷やすものも温くなったら取り替えるからね。
[やがて聞こえるのは小さな電子音、続いて呟きが落ちる。 それなりの温度でありながら、更に上がることを予期させる数値>>70 やはり、昔に近い接し方をしてくれるのも、弱っているからなのだろう。 あれやこれやと必要なことを頭に浮かばせていれば、視線が合った。]
(85) 2018/11/29(Thu) 20時半頃
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うん。着替えも持ってきてるんだ バイトだって元から連休にシフト入れてないしね。
だからしてほしいことがあったらさ、 いつでも何でも言ってよ。
何しろおれは、柊真が言ったら何でもするわけだから。
[言外の問いも理解しながら、投げかけられた内容に返す>>=11 悩む様子も見せず、当然のような振る舞いで。 数日の間星夏さんが戻らない以上、元よりそのつもりだった。
先程は「意地悪だ」と少し拗ねた彼の言葉を拾うのは>>=10 僅かに漏れた笑いに、確かに気づくことが出来て 本当に気を悪くしていたわけではなかったからこそ。 そして、幼馴染からの意地悪が、嫌だったことなど無いのだから。]
(=12) 2018/11/29(Thu) 20時半頃
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……駄目かな?
[そして、返答から一拍を置き短くそう続けた。 駄目だと言われても帰る気は無いのだけれど、逸れる視線。
やはり────嫌なのかとは、聞けなかった。 そんな問い掛けに頷かれてしまったら、おれは。]*
(=13) 2018/11/29(Thu) 20時半頃
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測量士 ティソは、メモを貼った。
2018/11/29(Thu) 20時半頃
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/* もっと大丈夫?大丈夫?あわわみたいに心配しまくるべきなんだけど 柊真に拒絶されなくて大はしゃぎなんだよこの成人済み あと明日の何言われるか分かってないやつがあるから今日は喜んで浮かれて落差をつけたい どちらも愛ゆえです、愛。意地悪な幼馴染いいな???女の子に対して遊び人かと思いきや遊び人女子に振り回されてた感じの部分もあるみたいなのいいな?
(-59) 2018/11/29(Thu) 21時頃
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/* どうしても目元の部分のやつ無しでティソの顔を想像出来ないから玉ねぎ切るときゴーグル着けるタイプなんだろうなと思ってる
(-60) 2018/11/29(Thu) 21時頃
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[偶然でも目が合うなんてことも、 罪悪感無く傍にいられるのも、とても気が楽だ。
進学先に選んだ大学を教えてもらえなかったおれは 「柊真、大丈夫ですかね。」 そう自分が気にすることに違和感は無いと理解しながら、 受験の心配をしている風を装って、星夏さんに近づいた。
偏差値、校風、通学、やがては意識する就職のこと 曖昧でどこにでも当て嵌まるような言い方を選べば 自然にあちらから明確な情報が出て、 最後にはその名前も知ることが出来た。
学校まで離れてしまえば、もう戻れない気がしたからだとしても 彼女に嘘をつき、教えたくなかった彼の気持ちを裏切った。 上手く話し掛けられもしないまま、遠くから姿を見る時は まるでストーカーのようだと思うこともあった。]
(=16) 2018/11/29(Thu) 23時半頃
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うん?
[何か思い至るものがあったのだろうか。>>=14 小首を傾け、待った続きはすぐに与えられる。
────どうする、なんて言われたけれど>>=15 すっかり成長し身長も引き離してくれた幼馴染が そんな予想外のことを言うものだから。 思わず何も言わないまま、目を丸くして見つめてしまう。]
(=17) 2018/11/29(Thu) 23時半頃
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なんだ、可愛いことを言うなと思ったのに。
(=18) 2018/11/29(Thu) 23時半頃
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[大分、先程とは違う冗談だった。 両目は視線を逸らされた後も>>88彼を映したまま。 ふ、とマスクの下で緩む口許。]
大丈夫さ、恋人とデートしてる充実した人達には おれなんかがどんな過ごし方をしても結局笑われるからね。
それに、…… ……一人で家で寝てるのも、そんなに変わらなくない?
[本当は、暇をしている奴も連絡すればいるだろうけれど。 言いかけて止めた言葉と共に、それは隠しておくことにした。]
(89) 2018/11/29(Thu) 23時半頃
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[会話の区切りかどこかのタイミングで、席を立ち スポーツドリンクの1.5リットルのペットボトルを一本 持ってきたのならば、グラスに注いでベッド脇のテーブルに。 水分を取ることは病人には何より重要だ。 まだ飲むなら再び注ぎ、そうでなくともこれは置いておくことにする。 時刻を確認しつつ、ふと呟くように一言落ちる。]*
(90) 2018/11/29(Thu) 23時半頃
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添い寝するには、今はベッドが小さいかな。
[昔を思い出すように、目を細めて]
(=19) 2018/11/30(Fri) 00時頃
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測量士 ティソは、メモを貼った。
2018/11/30(Fri) 00時頃
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/* 幼馴染可愛いよ幼馴染 >>=15 これ183cm20歳〜〜かわいい〜〜 友達の話出されるとやっぱり悪いのは稜じゃね?って思う〜〜 八方美人はよくないよ本当に
(-69) 2018/11/30(Fri) 00時頃
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[やっぱり可愛いなあ、とは心の内に留め マスク越しに籠もる小さな笑い声だけが漏れる。 大の男にそんな言葉を向けたものだから、拗ねたのだろう。 自分の考えを疑うこともなく。
そこにある本当の意味は、知る由もない。>>=20]
(=22) 2018/11/30(Fri) 02時頃
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ああ、うん……いたけどね。
[こちらについて触れられたのなら、言葉少なく肩を竦める。 それで伝えたいことは伝わるだろう。
高校からの付き合いの女子に、好かれていたのは知っていた 柊真に遠ざけられ、他の人間といることが増えていけば 彼女からのモーションは露骨になり、やがては告白を受けて。 そうして流されるまま、交際を始めたのは去年の今頃。 「私のこと、好きじゃないよね。」 彼女は最後に寂しそうにそう言って、 結局その関係は春を迎えることもなく終わってしまった。]
(102) 2018/11/30(Fri) 02時頃
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柊真……!
[咳き込み、グラスの中身を飲み干す姿>>95 背も摩れない自身にもどかしさを覚えつつ、見守っている 複雑な感情も、目の前の相手への心配ですぐ途切れるのは つまり、……彼女の言葉に間違いは無かったということ。 好かれているのなら、気持ちに応えられるように頑張らないと。 何人もと付き合っては分かれるのを繰り返すより、 その考え方のほうが罪深いのかもしれない。]
(103) 2018/11/30(Fri) 02時頃
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ん?……どうしたの。 昔も今も、柊真は柊真じゃない? そこに、良いとか悪いとかは無いと思うけれど。
[問いの意図が察せず、天井を見上げ横たわる柊真>>=21を見る。 感じたままの言葉を声にし、答えとした。
関係は確かに変わってしまった。 でも、それはおれが悪いからで おれの何かが、遠ざけたいと思わせてしまったからだ。 そして、何が悪いのか教えてくれないのは聞かないから。 もし友人に誘われたとしても君のほうが大事だと言えない臆病者だから。]
(=23) 2018/11/30(Fri) 02時頃
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[家を出る母親に置いて行かれた子供にとって 当たり前のようにいつも傍にいてくれる存在は、とても大切なものだった。 いつか体験する楽しみを、更に嬉しいものとした約束は>>96 自分にとってはそれだけじゃなく、 大人になっても一緒だという意味も含んでいた。
関係がないと優しく切り捨てられ打ちひしがれても、 彼の世界から、弾き出されたように思えても 話し掛けられることはなくても>>97 未だ、果たすことを諦められないまま。]
(104) 2018/11/30(Fri) 02時頃
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まあ、昔より女の子に好かれるタイプに成長したとは思うかな。 そこはちょっと寂しいかも。
[笑いながら付け足した内容は冗談半分のもの。 上っ面を取り繕い、人に合わせるのが上手くなったように。 本当に寂しいことには言えない癖に、こんなことは簡単に口に出来る。]
(=24) 2018/11/30(Fri) 02時頃
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身体が怠くて疲れているんじゃないか。 少し、寝たらどうかな?夕飯は作って持って来るからさ。
[弱っているのか、やはり普段と違うのは確かだろう。 このやり取りをそんな風に解釈し気遣いを向けた。 それからベッドのすぐ傍に移動して、手を伸ばす。]**
(105) 2018/11/30(Fri) 02時頃
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早く良くなりますように。
[触れる前に気づき引かなければ、 その手はベッドに沈む柊真の手を取って もう片方と共に包み込むだろう。]
(=25) 2018/11/30(Fri) 02時頃
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測量士 ティソは、メモを貼った。
2018/11/30(Fri) 02時頃
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[柊真が従っても従わなくても、 夕飯は宣言どおりに運んでくる。
今度はうどんだ。 スープは市販のものだけれど、白だしと鰹だしを入れて。 溶き卵に生姜湯に使った残りでおろし生姜を加える。 ゆで麺にそれらを掛けた後、トッピングには大根おろしとネギ。 もし味が分からなくても、少しでも栄養は多く取ってほしい。
服薬も見届け、片付けていればやがてはいい時間にもなるだろう。 飲み物を新しく持ってきたり、 アイス枕の取り替えにあれこれ歩き回り、夜も更けていく]
(106) 2018/11/30(Fri) 02時半頃
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──── そして ────
君が寝たら、おれもリビングで寝るよ。
[夜にまた熱が上がるであろう彼が心配で、 そう言い世話をしながら長い間部屋に居座っていたわけだけれど。
結局、眠ったことを見届けた後 眠気に負けて傍らに雑魚寝してしまった。]**
(107) 2018/11/30(Fri) 02時半頃
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/* 若干のネギと生姜への過信が見られる
(-75) 2018/11/30(Fri) 02時半頃
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/* は〜〜なにくるんだろう あんまりにも言うから気になるが積み重なってビビり気味だ 多分腹部を刺されてもそうきたか!で済むビビり具合だ 勿論信頼しているので不愉快の心配はしていない
(-77) 2018/11/30(Fri) 02時半頃
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