194 花籠遊里
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2014/09/21(Sun) 02時頃
座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2014/09/21(Sun) 02時半頃
座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2014/09/21(Sun) 02時半頃
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/* ▼寝落ち ラ神すごいな…
(-8) 2014/09/21(Sun) 11時半頃
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─中庭─
[花弁を揺らすのは冷たい風か、翅か。 蝶に向けて囁いたのは遠回しな伝え方。>>3:127
異国の言葉を東洋の人間が訳したものであったが、背筋を滑るのは霧雨よりも冷たい一筋。
吐く息は空気を揺らし、濡れた睫毛は何処か動きが拙いもの。
過るのは手折られた花と翅を失った蝶。幾度となく耳にした御伽噺の結末。
それでも、重なり合った手のひらと言葉があるのならば。
そっと、──霞みのように淡く藤は笑う。]
(+0) 2014/09/21(Sun) 13時半頃
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[蝶の囁きに>>3:133に応えるのはくすりと漏れる声。
ひとつ。 踵を上げた。 ふたつ。 つま先は地に濡れる。 そうしてみっつ。 「貴方」の手を強く、握り返す。]
──…。
[風が後ろ髪を撫でる。 それでも青年は、花籠を一度も振り返ることなく足を動かす。
吐く息は乱れたもの。軈ては重なり深い深い森の奥へと。
引かれるまま、つられるまま。 花弁を散らして人の子は蝋燭も月の灯りもない木の陰へと進んで行った。]
(+1) 2014/09/21(Sun) 13時半頃
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─館から森 ─
[足元から奏でられるは、朽ちて地に伏した梢や枝の音。 名を呼ばれれば、口元を緩めて寄り添うように後を着いていく。
どれほど歩いただろうか。 身に纏っていた着物は鵐に濡れ、色を変えている。 それは傍に佇む青年も同じように雨をその身に受けていた。 不安が無かった訳ではない。 ざくりと音を立てるは二つ分の足。 それでも時折手のひらを強く握りしめては見えぬ陰に怯えたように唇を噛み締めただろう。
揺れる声で彼の名を呼ぶこともあっただろう。 けれど与えられる励ましの言葉に、何とか鉢から落ちた枯れかけの花は足を動かすことが出来た。
「痛くはありません。」 「疲れていません。」 「ええ、きっと大丈夫。…きっと。」
まるで言い聞かせるように彼の紡ぐ台詞を返していく。花びらは一枚、一枚と跡を残すことなく夜露に溶ける。]
(+2) 2014/09/21(Sun) 13時半頃
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……ん。
[輪郭を辿りながら囁く歌は人の子が紡ぐもの。 聞いたことのない『花籠物語』 その先に待つものは光か闇か、それは分からなくとも。]
…幸せに、……きっと。
[酔ったように滲ませた双眸を向けては胸へとゆっくり染み込ませるよう囁く。
森の奥、小さな小さな箱庭へと訪れた二人の間に舞うのは星屑のような鱗粉。
背後から軋む木の音を聞けば、小さな小窓から姿を覗かせる月下蝶。]
──…どうして?
[“待ってて”を振り切り、小窓へと顔を覗かせれば、濡れた髪を通る指先。いつもより冷ややかな温度に瞳は曇ることを知らない。]
(+3) 2014/09/21(Sun) 13時半頃
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…でも、…もしも……
[追手でも来たのならどうするのだと。尋ねる声は震えたもの。 それでも先を思わず甘言に揺らされたのは、花ではなく人の心。]
……早く、戻って来て。 …約束、して下さい。…お願いだから。
[翅を落とした蝶であったものに強請る声は小さなもの。 それでもそっと、離れゆくその頬に触れることが出来たのならば、去り行く唇に口付けただろう。]
…月は一人でに動けませんよ。
[揶揄には、いつもの調子で捻くれた言葉を返して。 離れていく香り。貼り付けた笑みが少しずつ曇っていく。]
──…トレイル。
[やがてその姿が見えなくなるまで見送って。 迫り来る陰の気配を感じるまで、疲労を溜めた身体は夢の世界を揺蕩う*]
(+4) 2014/09/21(Sun) 13時半頃
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/* 逸れるか死ぬか 展開的物語的には手折られた方が良いのかな ヘクターさん櫻子さんに沢山拾っていただいてばかりで次に繋げられなかったのが無念 せっかく素敵な縁故皆さんにいただいたのに
(-11) 2014/09/21(Sun) 14時頃
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/* >>*4 会いたかったのですよ、本当に……
(-12) 2014/09/21(Sun) 14時頃
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[
ざくり。 ざくり。
梢の折れる音を遠くの地にて耳にしたような、気がした。]
(+5) 2014/09/21(Sun) 16時頃
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──…ん?
[重なった睫毛が揺れたのはどれくらい時間が経過した頃か。
ちいさな小屋にて備えてあった木造の机に突っ伏していたと気付いたのは、頬にあたる木の目の冷たさから。
ちいさな布擦れと共に身動ぎすれば、身に纏っていた衣類がすっかりと乾いていたことから、随分と長い間時が経っていたことに気付いた。]
…ど、うして。
[椅子の軋む音と共に胸にかかる圧。 勢いよく立ち上がった先、言伝も忘れて扉を開ければ、雨の薫りを残しつつも薄っすらと虹のかかった東雲が朧気に浮かび上がっていた。]
(+6) 2014/09/21(Sun) 16時頃
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……何か、何かあったんじゃ…、
[「必要なもの、集めて来るから」青年が口にした言葉を脳に反芻させながら、一歩、二歩と。木の枝を踏み、花を散らしながら森の中を歩いて。歩いて。掻き分けて。
足はいつからか泥濘も気にすることなく、勢いよく花を蹴散らしていく。 つま先は蔦が絡み合い、地へも膝を打つけれども止まることはなくまた立ち上がり、鱗粉を追うように駆けていく。
息が乱れる頃。すっかりと日の明かりがその身を照らす頃。 いつの間にかたどり着いた湖畔にて映った人影に]
……何か、何かあったんじゃ…、
[「必要なもの、集めて来るから」青年が口にした言葉を脳に反芻させながら、一歩、二歩と。木の枝を踏み、花を散らしながら森の中を歩いて。歩いて。掻き分けて。
息が乱れる頃。すっかりと日の明かりがその身を照らす頃。 いつの間にかたどり着いた湖畔にて映った人影に]
──トレイル様?
[振り返り、瞳に映ったその貌に──…]
(+7) 2014/09/21(Sun) 16時頃
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ど、 ぅし て。
[脊髄に走る衝撃。 見開かれる瞳は限界までにその姿を映し。 やがて意識の途絶えるその時まで、焼き付けていただろう。
ゆらゆらと揺れる先。 手折られた花を摘み拾っては新たな籠へと束ねていく*]**
(+8) 2014/09/21(Sun) 16時頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2014/09/21(Sun) 16時頃
座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2014/09/21(Sun) 16時頃
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/* ごめんなさい内容かぶっていました確認不足…
(-20) 2014/09/21(Sun) 16時頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2014/09/21(Sun) 16時頃
座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2014/09/22(Mon) 10時頃
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/* 藤之助さんのロルが綺麗
(-42) 2014/09/22(Mon) 10時頃
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─?─
[ピクリと睫毛が震える時、漏らした声は掠れていた。]
(+14) 2014/09/22(Mon) 11時頃
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[突如暗くなった視界の中。ぼんやりと覚えているのは勝手気儘に揺れる身体。
鼻を掠める人の気配を意識の外で微かに感じながら、鉛のように重さを持った体躯が、硬い膝元に沿うように寝そべっていることに気付いたのは、耳朶から顎をなぞる肥えた指先が幾度か往復してからのこと。]
──…っ!
[息を飲む音。強張る肩。 反射的に顔を背ければ止まる指の動き。代わりに響いたのはガシャン、という金属の音。
不快な旋律に顔を顰めれば図ったようなタイミングで掴まれる頤。 視線の先、映るはいつかのあの男>>3:125
水面にて映った影>>+8とゆっくりと重なっていく]
(+15) 2014/09/22(Mon) 11時頃
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「迎えに行くと言ったじゃないか」
[囁く男の声は猫を撫でるような甘いもの。背筋に冷たい一筋を垂らしながら青年は瞳を見開かせたまま、男の指先に捕まり]
…ぃ、やだ……ッ!
[寄せられる顔。逸らしたのは一瞬。 歪む口元は青年のものではなく、男のもの。
叩きつけられたのは臥榻の上。 何処か埃臭い布は所々黄ばんでおり、記憶のものに比べて随分と薄汚れたものとなっていた。
それは花籠での暮らしが恵まれていた故か、この金持ちの生計が何年か前此処で閉じ込められていた時より傾いてしまった故かは知らぬところ。
どちらにせよ、記憶の片隅で比較してしまうこと。出来てしまうことに眉をキツく寄せては押し倒されるまま銀糸を散らす。
口籠る青年を満足げに見下ろす黒い影。]
(+16) 2014/09/22(Mon) 11時頃
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「また伸びたのか」
[喜色を含んだ男の声が、結えられた髪を梳いていく。 不興を買って花籠へ連れて来られた時とは異なる愛玩するような手付きで。
ぞわりと悪寒めいた感触が身体を蝕む。背けることを許さないとばかりに寝台に張り付けられた鎖の先端。
男の脂切った指が、つま先がそっと、そっと髪紐へと向かい、暴かれていく。
白に揺れる銀色。満足そうに見下ろす男の口元は弧を描く。
乱された花頭に過るは射干玉の香り。何処からか射し込む光は陽か灯かは分からない。
けれど広間にて寄せられた櫻の花弁が散らしたそこを、散らされてしまう指先を、心底恨めしそうな顔をして歪ませただろう。]
(+17) 2014/09/22(Mon) 11時頃
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[途端、男は笑み失せたつまらなさそうな顔で寝台に張り付けた青年に視線を向ける。 けれど青年の首元に残る所有の印を見やれば下卑た笑みへと代わり]
「…ああ、『花』だったのか」
[揶揄るような声が小さな小部屋にて響き渡る。 蟻走感を覚える青年より先に不躾な指の腹が首筋から首元へと辿り、花籠を抜け出す際に緩んだ衿元を寛げようと踊り出し]
「ほら啼いてくれよ 亀吉──…」
[全身を覆う陰がそっと、覆いかぶさった*]
(+18) 2014/09/22(Mon) 11時頃
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[そして再び意識が浮上する頃には男の姿は見えず。 代わりに吐き出された欲がてらてらと腹を汚し、はっきりと男の痕を残していた。備え付けられた簡易な小窓に這いつくばるようにして近寄ろうとして、金属音が厭な音を立てる。]
「外の世界を好いてただろ?」
[行為の最中、揶揄るように並べられた言葉。 愛のない所有欲のためだけに身体を揺らされながらも、その台詞だけは拾っていた。
主人曰く──…
好きな分だけ見ればいい。 小窓からはお前の好きな街が見られる、と。
その度に首元から奏でられるは捉える為の楔。 犬や猫を飼うのと同じ、首輪。 喉仏を圧迫する枷を楽しそうに時折引いては嘔吐かせられた。
男が満足したのはどれくらい経ったのかは手放した意識の後が知ること。静まり返った部屋は殺風景で寝台以外は何の変哲もない場所。
自身の首元を覆う革以外は。]
(+19) 2014/09/22(Mon) 11時半頃
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[窓から射し込む光に近寄ろうとしたのは、首輪が不快な音を立てる前。 男の口とは裏腹に、ギリギリ小窓に届かないくらいの距離で留められた鎖。
乾いた舌の音が部屋に響くが気にしない。 咎める人は今いない。
だからこそ、喉仏を締め付ける首輪の圧が加わろうとも、身を乗り出し小窓の下を覗き込もうとして──視界に掠めたそれは──…?]
……ト、…ィ…
[囁く声は掠れて *響く前に落ちた*]
(+20) 2014/09/22(Mon) 11時半頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2014/09/22(Mon) 11時半頃
座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2014/09/22(Mon) 20時半頃
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[視界の隅に捉えた二つの影>>+23>>+24 遠目からと、一瞬の出来事にそれが誰であるかなどは分からない。
だからこそ青年が望むのはただ一つ]
(……どうか、知り合いでありませんように)
[首元を繋ぐ鎖に視線を落としながら、唇を噛み締める。 舌に広がる鉄錆。少し乾いた唇を湿らせては、張り付いた喉を潤す。]
(…お腹、空いた)
[呑気なあまりにも悠長な生理現象。自身に呆れつつも、下げた顎を上げ睫毛を上向かせた先は扉の向こう]
(+27) 2014/09/22(Mon) 21時半頃
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……俺は『花』じゃない。『人』だ。
[いつか、彼は告げていた。 物語を紡ぐのは人であると。
花籠を壊すことは出来ない。 花は翅を望んではいけない。
(それは花に与えられた運命であるけれど)
小鉢にて尾びれを揺らした梅の花。 小さな水面の下でしか咲けぬ命。
箱庭にて根を下ろす花々達の香りは未だ忘れることはない。]
(…でも、俺にはあの手がある。 月の下で、引いてくれたあの人の手の感触を俺は…覚えてる)
[月が綺麗だと謂って『外』へと導いてくれた手。 青年の脳裏に浮かぶは霧雨の中でもはっきりと歪んだ脣。がなり立てる金属音は騒々しく空気を軋ませる。]
(+28) 2014/09/22(Mon) 21時半頃
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──…ッ、こんな、モン…っ
[爪が革に食い込み、厭な音の後鋭い痛みが走る。 青年は眉間の皺を刻みつつも、やめる気配も見せず続けること少し。
閉ざされていた扉が開かれた]
(+29) 2014/09/22(Mon) 21時半頃
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[“煩い”その理由一つに見張りだろうか。屈強な男が現れては此方を見下ろす。青年はたじろぐことなく睨み返せば男の舌打ちが小部屋を揺らす。
それでも怯むことなく視線を投げつければ、やがて歪められた男の脣は弧を描き、下卑た笑みを浮かべて]
「嗚呼、紫とは大違いだ」
[と、比較するような言葉を投げつける。]
…紫?
[青年が不思議そうに鸚鵡の如く問いかければ、男は瞳に愉悦を滲ませ言葉を転がす。]
(+30) 2014/09/22(Mon) 21時半頃
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[そしてその“紫の人”が此処にいる男娼の一人であること。 艶やかな黒髪の持ち主であること。 そして、訪れた日にちを耳にして、瞳を強張らせただろう。]
………嘘、だろう。
[“藤之助さん?”問う声は儚く響く。
(あるはずがない。そんなこと。けどあの花見習いが嘘を吐いたのか?本当に?)
憔悴はまともな思考を、判断を鈍らせる。
狼狽しきっていた青年は気付かなかった。厭らしい貌をした男が一歩、二歩と距離を縮めていることに。 顎を掴まれてしまうまで。]
(+31) 2014/09/22(Mon) 21時半頃
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─?─
[どれくらいの時が経っただろう。 此処へ連れられてからの時間経過はあまり覚えていない。
“紫”と呼ばれた男娼と会う機会はその後あったか、無かったか。 あったのならば、“何故こんなところに”と言葉を零しただろう。
鎖に繋がれて何度も脱走を試みようとした。その度全て失敗に終わり、身体に刻まれるは複数の刻印。
“立場を弁えろ” “主は誰だ” 耳元で呪詛のように呟かれた言葉。
その度に心が軋み、身体が切り裂かれそうになれど、首を垂れることはせず唯々睨み付けていただろう。]
(+47) 2014/09/23(Tue) 02時頃
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……藤之助さん。
[沈む空に向かって名を紡ぐは藤の人。 彼の宵闇を裂くような琴の旋律はもう奏でることは出来ない。]
(…せめて、せめて同じ場所にいられたのなら)
[朧月と違い、彼と特別親しい訳でもあるまい。
枯れぬ桜の梢と違い包み込むような暖かさも愛らしさもあるまい。
彼岸花を思わせる灼熱の桔梗のようにうまく仮面をかぶることもできまい。]
(…それでも、)
[手のひらを握り締め、俯く夜は長い。爪はすっかり伸び整えられた髪はかつての潤いもなく、ただ伸ばされたままの散切り頭。
落ちるため息は、深く─…]
(+48) 2014/09/23(Tue) 02時頃
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……どれだけ罪を洗い流せば、空は許してくれるのでしょうか。
[薄暗い室内を眺める瞳は、ボンヤリと昏く。]
……高望み、だったのでしょうか。
[『花』が、『人』になど。 ぽつりと落ちる呟きは、唯々静まり返った屋根裏部屋を揺らしていく。]
…『花』はいつも…美しくなければ、いけなくて。
[顎を引いた先に映るは、薄汚れた手]
…『花』は蝶を選んでは、なりません。 …『花』は翅がほしいと願ってはなりません。
[指先が揺れて視界はボンヤリと浮かぶ月のように曖昧なもの]
(+49) 2014/09/23(Tue) 02時頃
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何方かを好いても 何方かを嫌っても
けっして、ならぬ
特別など……、
──あっては、ならぬのです。
[「しあわせですか」 いつかの問いが、櫻の香りがふわりと漂うような錯覚。 腕を掻き抱くようにして、自身を包み込み、青年は─]
(+51) 2014/09/23(Tue) 02時頃
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“True love never grows old”
(真実の愛は朽ちることはない)
(+54) 2014/09/23(Tue) 02時頃
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[はにかみ、深く刻まれた笑みの痕にそっと雫を垂らして]
しあわせです。
[そっと祝詞を口遊んで、視線を向けた扉の先から零れたのは─]
(+55) 2014/09/23(Tue) 02時頃
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