261 甘き死よ、来たれ
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―― 東シェルター ――
[ 追いつくのと荷物であまり前を見る余裕が無かったせいか、>>1:121息を切らしているのには気付けなかった。 それでも時折自分を待ってくれているのは分かって、心の中でお礼を言いながらシェルターへ向かう。
こく、と頷き入口付近に荷物を置いた。 皺になりそうなものは畳んでおいて、躓くと危ないだろうものはそっと引っ込めておく。 そうしていれば、不意に声が落ちた。 ]
なゆた、……名前でしょうか。 ……そうですね。今ではスマホも使えませんし。 せめて起きてくれれば……。
[ 彼が備蓄庫に向かうなら、じっとその場から動かない。 毛布に包まれた青年を見つめるだけだ。どうにも、出来ない。
当然の現実は、ひどい虚無しか与えないから。 神に祈って、必死に目を背ける。 ]
(1) 2016/12/15(Thu) 00時半頃
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[ >>1:122彼が持ってきて自分に差し出してくれたのは、乾パンとオレンジの缶詰だった。 一度は首を振って断ったけれども、怪訝な顔に気付けばそろりと碧眼を彷徨わせる。 ]
……何のために…?
[ 瞳が瞬く。なんのため、だろうか。
無力な子どもを庇護するため。もうみんないなくなった。 神に祈り続ける為? ……さあ、どうだろう。 少しの間の後、「失礼します」と断りを入れて、椅子を借りることにした。 ]
なんのため、でしょうね……。 家族とか、友達とか……大切な人達との再会を夢見て、 生きていた時もありましたが。
[ 今では夢見るほど、現実知らずの子どもではない。 ]
(2) 2016/12/15(Thu) 00時半頃
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――――頂きます。ありがとうございます。
[ 乾パンを口に含んで、静けさを保つシェルター内部を見渡した。 久しぶりに誰かと食事を摂る気がする。 そうだ、彼は大丈夫だろうか。目を覚まさなくても、栄養は必要だろう。
身体に食糧を行き渡らせながら青年へ目を向けた。 そして はた、と気付く。 ]
…………ヴェスさん。 あの方、 呼吸が……、
[ 先ほどまでは確かに浅く動いていた胸が、 今はもうぴくりとも動いていない。 ]
(3) 2016/12/15(Thu) 00時半頃
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[ 咄嗟に立ち上がる。彼はどうしただろうか。 毛布に包まれた身体――今はもう遺体と化したその身へと、 近付いて頬に触れる。温度が無い。 ]
……念のために、確認して、頂けますか。
[ 彼も人をたくさん見送ってきただろう。 自分一人ではどうにも、という気持ちから頼んだけれど、本当は死を受け入れたくなかっただけだ。 ]
(4) 2016/12/15(Thu) 00時半頃
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[ やがて死亡が確かなものとなれば、 はふ、と息を吐いて ]
――――私、さっきの場所に置いてきてしまったものを取ってきます。 この方を送るのに、必要なものがあるかもしれません。
[ 常に愛用していたものだとかが、もしかすれば。 重いものを運ぶカートはどこかにあるだろうし、それは探せば時間を掛けず見つかるはずだ。
「すぐに戻ります」と告げて、シェルターの外へ駆け出した。 もし制止の声があっても変わらず飛び出したのは、 死に怯える気持ちが少女を突き動かしたから。* ]
(5) 2016/12/15(Thu) 00時半頃
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―― →もう一度海岸へ ――
[ たたた、と走り抜ける。 喉のひりつく痛みにも無視をして、海岸の方へ。
もし>>1:112道化師と偶然会うことがあったなら、 走るのを止めて頭を下げ、何度目かの「はじめまして」を告げて*お辞儀をする* ]
(6) 2016/12/15(Thu) 00時半頃
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―― 東海岸へ ――
[ 自分が死ぬのは、別に怖くない。 でも誰かの死はざわつくくらい嫌いで、苦手で、 けふりと咳き込みながらすこし足を止めた。
でも、だめ。海岸に行かないといけない。 こんな時でも――だからこそ、挨拶だけは普段通りに、 たんと地を蹴って奇抜な道化師を追い越した>>60。 ]
けほ っ、
[ 体力が落ちたのか、単に病のせいなのか。 東海岸にもたくさんの遺留品や瓦礫が落ちているけれど、一際目を引く「なゆた」の持ち物。 駆け寄ろうとして、へたり込んだ。
――――祈りの手は 掴まれないまま終わってしまうの? ]
(84) 2016/12/15(Thu) 22時半頃
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[ 壊れていくだけの世界なら、 もう神様だっていないのかもしれない。
潮風のにおい、波が揺らぐ音。 生きている。 私たちは、確かにこの世界で、生きている。
―――― それがどんなに残酷か、 今はもう計り知れない。 ]
(85) 2016/12/15(Thu) 22時半頃
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[ 弔いのお手伝いをしなくちゃ。
頭では理解しているのに、疲労感に満ちた身体が動かない。 ――少しだけ、休んで行こう。
母なる海というのなら、いっそ全て楽にしてくれたらいいのに。 だって、そうでしょう。 母とはそういう存在であるはずだから。* ]
(86) 2016/12/15(Thu) 22時半頃
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[ >>98後ろから女の子の声がする。 すこし遠いのか、若干遠くから響いているような音。 思わず振り返ると、そこにいたのは長身の男性と大人しそうな女性の姿。 彼女は負ぶわれていたか、どうか。
――大丈夫、ヴェスさんだ。確か。 でも、あの人は? 声は聞き覚えがあるけれども、顔がさっぱり一致しない。 ]
……あ、……ごめん、なさい。 私、人の顔を覚えるのが苦手で……。 声は聴いたことがあるので、たぶん、初めましてではないと思うのですが……。
[ どうしたの、と首を傾げ問われれば 申し訳なさそうに眉を下げ、ひとまずの憶測を告げてから ]
(108) 2016/12/15(Thu) 23時頃
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―――― なんだか、疲れてしまって。
[ 何に、とは言わなかった。 ]
それより、貴方は……大丈夫、ですか?
[ 体調が悪いなら、潮風に当たらない方が良い気がする。 ただ口出しする気もなくて、心配そうに 声色を震わせて問いかけるだけ。* ]
(109) 2016/12/15(Thu) 23時頃
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