3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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―グラウンド―
……はぁ……はぁ……!
[南棟を出てから一気にグラウンドを駆け抜ける。 トラックの真ん中あたりで、スピードを落とした。]
はぁ……やっぱり門は……だめか……
[遠くに見える南門も闇に閉ざされている。武道館と運動部活棟には誰も居ないようで、闇に塗りつぶされたように暗い。 どさり、と重い音を立てて、グラウンドに大の字になって寝そべる。]
……はぁ……苦しい、なぁ……
[思い切り身体を動かした爽快感と、喉元の違和感が混ざり ひたすらの闇の空を見上げる鳶色はゆっくりと瞼に覆われていく。]
あはは、眠いや……
[制服のリボンを緩める。そのまましばし、砂埃舞うグラウンドで休息を**]
(628) 2010/02/28(Sun) 01時頃
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―グラウンド―
……ん。
[微睡んでいたのは数秒かそれとも数時間か。 意識は浮上し、上半身を起こす。]
夢じゃ、なかったかぁ
[勢いをつけて立ち上がると、暢気に大きく伸びをする。 自身を探しに校舎を出た少女たちのことなど知らずに。]
さって、帰るか。
[まだ誰か居るであろう、保健室を目指し一歩踏み出した。]
(728) 2010/02/28(Sun) 13時頃
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華道部 メアリーは、周囲の闇が深くなったことに気がつく19
2010/02/28(Sun) 13時頃
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/* 探しに来てもらったほうが無事だなんてっ
(-255) 2010/02/28(Sun) 13時頃
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―グラウンド→保健室―
[深まった闇を振り払うように再び走る。 さほど時間をかけずに保健室へたどり着いた。
極力音を立てぬように扉を開く。]
たっだいまーって……あら。
[部屋の中をぐるりと見渡せど、キャロライナの姿がない。 泣く、との彼女の言葉を思い出す。]
……私、まずったね。
[恐らく帰りの遅い自分を探しに出たのだろうと。 がしがしと髪を梳きながら室内を落ち着きなく歩き回る。 起きているディーンの姿にほっとしたものの、不安が拭えない。]
あーうーあー……しっかりしなきゃ……
(737) 2010/02/28(Sun) 13時頃
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あー……その迷子、私さね。
[ディーンの言葉>>741に首を振って答える。]
でも変なんだよね。 私、トラックの真ん中から真っ直ぐ帰ってきたから すれ違わないわけないだろうし
[グラウンドに行ってくる、とそう言って出かけた。 別の場所を探しに行くはずがない。 ざわり、と悪寒が走る。]
(751) 2010/02/28(Sun) 13時半頃
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私も行くよ! 私が……元凶だもの。
[振り返って投げられた言葉 >>767に明瞭に答える。 鳶色の視線を少し落としたが、それでも気丈に顔を上げる。]
ディーさん、無理はしないでいいから、ね?
[己より先に廊下に出ただろうディーンの背中に声をかけ、再び廊下に出る。ラルフも共に来るだろうか、保健室はがらんと静まり返る。]
(768) 2010/02/28(Sun) 14時頃
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ん、わかった。
[購買に向かうのであろうドナルドに軽く手を挙げ 再びグラウンドへ向かう。]
お願いだから無事でいて……!
[祈りながら、キャロライナの名前を呼んだ。]
(783) 2010/02/28(Sun) 14時半頃
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華道部 メアリーは、再びあたりは闇に包まれる 32
2010/02/28(Sun) 14時半頃
華道部 メアリーは、足元の感覚が消えるのを感じた {6}
2010/02/28(Sun) 14時半頃
華道部 メアリーは、恐怖に目を瞑る {4}
2010/02/28(Sun) 14時半頃
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―グラウンド→???―
わ、あぁっ……!
[近くに居たディーンが闇色に塗りつぶされる。 手を伸ばしかけ、自身もその闇に飲み込まれた。
果てしない浮遊感。 恐怖に目を瞑れば、その刹那――]
あうっ!
[床に叩きつけられる。 盛大についた尻餅で、しばしそこから動けない**]
(790) 2010/02/28(Sun) 14時半頃
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―回想・家庭科準備室―
[一瞬飛ばしていた意識は、グロリアの声>>813で引き戻される。]
ここ、は……
[ツインテールを揺らして辺りを見渡せば おびただしい数の“何か”の群れ。それが死人のそれだとはすぐに判断できなかった。]
な、に……いや……ぁ……!!
[立ち上がろうとして、脚が震える。 ずるずると這いずり寄る異形のそれに、必死に捕まらぬよう腕だけで身体を動かす。 白い煙が勢いよく舞い上がったのは、そのときだった。]
(1053) 2010/02/28(Sun) 22時頃
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[蠢くそれらに降りかかる消化液。 一番近くに居た異形のモノの動きが少しだけ鈍ったのが見えた。]
う、わ、あぁああぁあああ!!!
[大声を上げ捕まらぬようにと必死で這う。黒と白だけの視界の中、どこへ向かっているのか自分でもよくわからない。 近くでガタン、と鈍い音がして>>836自身にも白いそれが降りかかった。]
――……!!
[喉が詰まって息が出来ない。 自分を呼ぶ声は聞こえど返事ができなかった。 ただ助けに来てくれたグロリア>>849に、縋った。]
(1054) 2010/02/28(Sun) 22時頃
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―回想・家庭科室―
[グロリアから離れ、スティーブンスにぐったりと寄りかかる。 動悸の激しさと喉の閉塞感、視界はまだ白と黒の世界に囚われたままだったが、消化液が払われる手によって徐々に落ち着きを取り戻す。]
……ごめん、けほ……なさい
[視線を上げ、漸く人々の姿を認識する。 喉から搾り出した声でセシルとグロリア、そしてスティーブンスに謝罪を述べた。]
いえ、怪我はありません。 もう、いきなりで訳がわからなくて…… ありがとうございます。
[心配してくれるグロリア>>861に深々と頭を下げる。 どうしてこの状況下に放り出されたのか、まだ理解できないでいた。]
(1055) 2010/02/28(Sun) 22時頃
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それが突然で…… グラウンドで落とし穴のようなものにはまったみたいで
[スティーブンス>>865に戸惑いながらも答える。 尻餅をついた衝撃がまだ腰辺りに残っているようで、小さく摩った。 その視線を下げた刹那に、ミッシェルの姿が現れる。]
あ、れ
[疑問の声をあげる面々の声を聞きながらも 再会できた友人に安堵の溜息を漏らした。]
ご、ごめんごめん!キャロを探しに出たんだけど……
[ミッシェル>>873に首をかしげつつ謝罪する。 まだふらつく身体を支えてくれる彼女にもう一度小さく「ごめん」と呟き、共に手を貸してくれるグロリアへ頭を下げた。
視界の端でセシルが去っていくのが見える。 口を開きかけ、閉じた。]
(1057) 2010/02/28(Sun) 22時頃
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―回想・家庭科室前 廊下―
[近くで聞こえた声>>885に顔を上げる。 囁き声で上手く聞き取れなかったが、単なる呟きとは思えなかった。]
あ、ありがとうございます。本当、助かりました!
[手を離し、去っていくグロリアにもう一度頭を下げる。 鳶色で背中を追うが、それはすぐに見えなくなった。]
ヘクタん、無理はだめだかんね!
[今の自分が言う言葉ではないだろうが 階上に向かうヘクター>>897へ、声をかけた。]
じゃ、ミッシェルタクシーさん、よろしくね。
[少しは元気が出たと軽口を叩いて見せながらもミッシェルに連れられ、保健室へと戻った。]
(1058) 2010/02/28(Sun) 22時頃
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―回想・保健室前―
[ミッシェルの声で扉が開き、向こうから姿を現したのはマーゴだった。やぁ、と情けなく手を挙げて挨拶をする。 その後ろに見えたオスカーにも苦笑いを向けた。]
悪いねぇ、うん
[ミッシェルとオスカーに支えられ、どうにかベッドに寝ることが出来た。白い天井と対峙すると、ふっと訪れる睡魔。]
ごめん、寝るわー……
[頭の上で会話する誰かと誰か。 その声がだんだん遠くなっていく。 やがて瞼が眸を覆い、再び微睡みの中へ――]
―回想終了―
(1060) 2010/02/28(Sun) 22時頃
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/* ハイパーメアリータイム終了です 現場に居合わせられなかったのが悔しいっ……! 皆様ありがとうございました!
(-341) 2010/02/28(Sun) 22時頃
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―現在・保健室―
[ぱちり。 瞼が開き、鳶色が姿を現す。 微睡んでいた時間はほんの僅かだっただろうが、頭は幾分すっきりしていた。]
ああ、やっぱ夢じゃないのねぇ
[その呟きは、グラウンドで呟いたそれと全く同じ暢気なもの。 あの闇色に飛ばされた先――今冷静に思い出せば、家庭科準備室だった――での出来事も、本当にあったことなのだと今更ながら実感した。]
(1068) 2010/02/28(Sun) 22時半頃
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/* グラウンドトラップどきどきわくわくしました
……一回目引っかからなかったのが悔しかったから もう一回外に出たなんていえない……!
(-345) 2010/02/28(Sun) 22時半頃
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/* そろそろ弟子る人決めないとだよなー 今はオスカーにしてるけど、すごく迷ってる。うん
本当の意味での“弟子入りしたい”って人はヘクターなんだけど笑
(-350) 2010/02/28(Sun) 22時半頃
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―保健室―
んにゃぁ、そんなことなかったよ。
[乗り心地最高です、とピースサインをミッシェルに向け 勢いよく上半身を起こした。 ……腰が少し痛む。]
いってぇ……
[えへへ、と笑いながら一眼レフへ視線を向ける。 随分長い間触れていないような気がした。]
あー!なんかもう上手くいかないもんだね。 しっかりしないとって思うほど空回りするしさぁ
[大きく伸びをしつつ、ミッシェルに苦笑を向ける。]
(1082) 2010/02/28(Sun) 22時半頃
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や、ジェーさん。 ディーさんは……
[やってきたジェレミーに片手を挙げる。 みのむし状態のディーンの顔を見れば、大きく声をあげた。]
だ、大丈夫なの……!
[食われかけてた>>1099と聞けば顔を青ざめさせた。 己が体験した、黒い闇の落とし穴。 ディーンもそれにはまってしまったというのか。鳶色を揺らす。]
ん、うん……本当。 全然ダメだ。
[運ばれるディーンへ視線を向けたまま、ミッシェルへ向けてぽつりと零す。]
(1122) 2010/02/28(Sun) 23時頃
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おかえりヘクタん。いい男!
[少しマイナスに傾きかけた思考を上向きにしようと 保健室に入ってきたヘクターへ声をかけた。]
……アトラナート先生、か。 どこにいるんだろ。
[白い煙の中縋ったグロリアの姿。 耳元で聞こえた囁くような声。 今の自分で探し出すことが出来るだろうか、と考えた。]
(1132) 2010/02/28(Sun) 23時半頃
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んー、なんかちょっと落ち込んでる……のかも。
[声をかけてくれるジェレミー>>1136へ、苦い顔をしつつ答える。 しかしそれでも笑顔を作って見せた。]
なんとかなるよね、うん。 ありがと……ジェーさん。
(1143) 2010/02/28(Sun) 23時半頃
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カメラは無事さ、ベッドで寝てるよ。
[空きベッドの上に乗るカメラを指す。]
そっ……か、写真撮ってなかったなぁ。 あは、だから元気でなかったのかもね。
[ベッドから身を乗り出し、一眼レフへと手を伸ばす。 膝の上に乗せ、つるりとそれを撫でた。]
ジェーさんはまだおっさんじゃないってば。 ……気をつけてね。
[からからと笑い、手を振る後姿に視線を送る。 何事もなければいいと、無意識にカメラを強く握った。]
(1163) 2010/03/01(Mon) 00時頃
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[ラルフの笑顔の提案>>1159に手を挙げ]
あっ、私が残ろうか? まだあんまり身体本調子じゃない……し
[途中まで言いかけ、ディーンのシーツの下が気になった。 それでも本調子でないのは確かで]
……いや、まずいかな。
[挙げた手を下ろし、がしがしと髪を梳いた。]
(1171) 2010/03/01(Mon) 00時頃
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……そうしてくれたほうがいいかもね。
[シーツの下がどうなっているか、ラルフの発した言葉>>1181でなんとなくわかった。苦い顔で頷く。]
もう、ヘクタんもおっさんじゃないっての。 それにそんな無茶しちゃだめでしょうがよ……
[口をへの字にしてヘクター>>1175を見つめる。 笑顔が眩しかった。]
(1187) 2010/03/01(Mon) 00時頃
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ちょ、ちょっとヘクタん!?
[男磨きに旅立った背中>>1184に声をかけるも遅し。 やれやれと首を振る。まだ少し痛む腰を摩りつつ ベッドから降りた。]
人手不足みたいだし、先生探しに行っちゃおうかねぇ
[ジェレミーがすでにグロリアを見つけたことは知らない。 こきりこきりと音を立てて腕を回し、一眼レフを首にかけた。]
(1201) 2010/03/01(Mon) 00時半頃
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お気遣いありがと。 へへ、まだあんまり調子よくなくてね。
[首にかけたずっしりとカメラが重い。いつもの数倍の重量を感じていた。ラルフ>>1209に向かって苦笑を投げつつ、ふらりと寝ていたベッドに座る。]
身体、鈍りそうなら先に行ってていいよ? その……まずそうなところはなんとかするし……
[ジェレミーの置いていった消毒液を手に取る。 震えるディーンの様子に目を落とせば、自然と目を伏せた。]
(1222) 2010/03/01(Mon) 00時半頃
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/* よし、ディーンに弟子ロックオン!
(-381) 2010/03/01(Mon) 00時半頃
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/* うわはー、なんだかすごく迷う! あと一人のお弟子さんは誰にロックしたのかな…
(-384) 2010/03/01(Mon) 01時頃
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狼ってち、ちょっと、怪我人なんだから大丈夫でしょ!
[慌ててラルフに否定するように言うも やはり恥ずかしく頬を染める。]
それに別に、嫌がってるわけじゃ……むしろ
[続きを言いかけた声はキャロライナ>>1230の飛び込んできた音でかき消される。]
え、え、なにご――
[と、と言いかけ、>>1229保健室の扉が閉まる音に目を丸くした。]
あっちゃぁ……困ったな。
[ミッシェルもまだ居れば、そちらに肩を竦めてみせる。 どうしようも出来ずに、消毒液へ視線を落とした。]
(1249) 2010/03/01(Mon) 01時頃
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