254 東京村U
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/* 狼血族を希望していました()
人犬に変更 そして通るの巻
(-0) 2016/09/27(Tue) 00時半頃
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[バンド『解放治療カルテ』の活動開始は七年前の事だった。 発足者はギター、バンド名ヴェスパタイン――本名を立花照明(てるあきと読むのだが、生涯の九割をライトとあだ名されて生きてきている男である)。彼と青年は中学からの付き合いであり、お互いに楽器の趣味を持って、高校では学園祭ライブなどする日々を過ごしていた。 青年、彼、それともう一人、その学園祭ライブに共にあった姿。高校から輪に入った、ボーカル、バンド名シーシャ――四津谷雄一。とんだお喋りのお調子者だが声と歌は確かな男。 時は就活の見えてきた大学二年。 将来に悩みつつも結局は音楽を志したくあった、 そんな似た者仲間三人から始まった、バンドだった。
結成してから数年は鳴かず飛ばずだった。各自あれやこれやとバイトにあけくれつつ、小さなライブハウスで地道に活動を続ける日々だった。展望を憂う事は幾度となく、本当に幾度となくあったが、それでも少しずつ。 ドラムを、キーボードを、順に迎えつつ、少しずつ。 バンドの音楽を聴いてくれる人間は増えていって。
間違いなく、売れ出した、と言えるようになったのは。三年程前からの事だ]
(25) 2016/09/27(Tue) 02時頃
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/* >>26 翌朝、ろくでなし リー が無残な姿で(ry
(-4) 2016/09/27(Tue) 02時頃
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[そして今、バンドは、 ――メジャーデビューの話が舞い込む程度になっている。
メジャーデビューの可能性。その選択肢。それがここ一年弱の専らの、バンドの、青年の、課題、あるいは議題、だった。自分達のバンドがメジャーを考えるような場所まで来た、その事はメンバー全員が迷いなく喜んだ。結成からの三人は――青年もだ――尚更だった。 けれども。 だからどうするか、というのは、直ちに決まるようなものではなかった。 容易に決められるようなものではなかった。
メジャーに移れば勿論バンドは今以上の知名度を得る。より広く音楽を世に出していく事が出来る。だがそれにあたってはやはり、多かれ少なかれ、「変わる」必要、というものがある事は、否めない。 音楽性の違い、ではないが、この件に関して、今のメンバー間には些か微妙な空気が漂っている。青年は、正直なところ――メジャーデビューには、消極的だった。三人の中ではシーシャは逆に積極的で、ヴェスパタインはどちらともいえずにいる、中立だ。残るドラムは積極的で、キーボードは消極的で―― つまりは完全に、どちらともつかず、になってしまっている故に]
(33) 2016/09/27(Tue) 02時半頃
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…… はー。
[もう一度、長い息を吐き出す。それから億劫に立ち上がり、浴室へと向かいかけて、青年はふと、居間の中央にあるテーブルへ視線を向けた。 そのテーブルの上に置かれた物を、見やった]
[其処には今日シーシャに画像を見せ話をした、 オモチャ、が置かれていた。 四つ足で首を少し上げた姿の、熊。それを模した、焦げ茶よりもう一段階黒ずんだような落ち着いた色の、一見寄木細工のような風合いがある、塊。 それは本来は二十面体の形で存在していたものだ]
(34) 2016/09/27(Tue) 02時半頃
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[青年がそれを手に入れたのは、三日前の事だった。三日前、青年は池袋を散策していた。池袋は、新宿と並び、青年がよく行く場所の一つだった。その日も、特に目的があるわけでもなく、あちこちをうろついていた。 ゲームセンターを幾つか回り、水族館を――ちなみに年パス持ちだ――覗き、それから、青年はある古書店へと向かった。
その古書店はサンシャイン通りから続く路地裏の一つ、その大分奥の、喧騒から離れたところにあった。店内は狭く、外にも棚を並べている、そして店員はあまり愛想がない、今日び少なくなっている個人経営の古書店だ。 そうした店らしく、本は正しく古い物が多い、そうした物を好む人間にとってはなかなかの品揃いだ。本が好きで古い物などは特に好きである青年は、故に例によって其処を気に入って、しばしば訪れていたのだった。 青年はいつものようにその店に入り、いつものように曖昧な笑みの店員と軽い挨拶を交わし――これも常連になってきた頃からの事である――いつものように、 ではなかった、 いつもとは明確に違う、ものを見た]
(35) 2016/09/27(Tue) 03時頃
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[入って直進、本棚の間を進んだ奥。其処に、大きな籠網の箱が置かれていた。其処には本ではなく、ぬいぐるみやフィギュアの箱や水鉄砲らしきものや――オモチャと呼ばれる類のものが、雑然と放り込まれていた。 なんだろう。オモチャ? 売っているのか、 散漫に考えつつも、青年はその箱に手を伸ばした。気が付けば、手を伸ばしていた。何かとても気になるものがちらついて見えたからだ。箱の奥底、 他のオモチャで完全に埋まっていたところ、 から、青年はそれを引き出した]
[それは、二十面体だった。 水晶玉を思わせる大きさの、何かだった]
(36) 2016/09/27(Tue) 03時頃
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……なんだろう、これ。 何か、凄いな。 欲しいかも、
[得体の知れないそれが、やたらに気にかかった。やたらに、気に入ってしまった。何かしら一目で忘れられなくなるような、独特の雰囲気を持った物体だと思った。 これ、売っているんですか。 そうカウンターの中の店員、店主ではない三十絡みの女、に声をかけると、彼女ははっとしたような顔をした。僅かに目を見開いて、唇を震わせすらした、その反応に違和を覚えるが早いか、彼女は答えた。 曰く、古いオモチャの店をやっていた店主の友人がいたが、店を閉めたのでその際にオモチャの一部を譲り受けたのだと。そうして一応売ってみているのだと]
『それ、特に、価値があるんだって。 珍しい物だって言われたって、××さん(店主だ)がね。 安く安くして一万とかいうの。 でもほら、笹本さん常連だし、もしあれなら半額で、』
[打って変わってにこにこと――いつも曖昧な笑みな彼女には珍しい事だった――笑って説明し勧める彼女に、五千円なら、と、思い、青年は購入を即決したのだった]
(39) 2016/09/27(Tue) 03時半頃
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[購入の意思を伝えると、彼女はカウンターから出て店の奥へと向かい、何処からか一枚の紙切れを持ってきた。随分と古いものらしい、黄ばみ灼けた紙だった。 其処には二十面体の絵と、RINFONEという文字、そして二十面体が熊へ鷹へ魚へ変わっていく図解が記されていた。 下部には幾つか文章が書かれていたが、一部が英語な以外は見た事もないような言語が混ざり合っている態で、どうにも判読出来そうにはなかった]
『これね、リンフォンっていう物で。 オモチャ……パズルみたいなやつなの。 描いてあるみたいに、いろんな動物に変形するとかで。 ほら、触ってみて、』
[言われた通りに両手でそれを包むように持ち、撫でまわすと、かちりと音がしてその一部が隆起した。そしてやはり言われた通りにそれを引っ張ってみると、今度は全く別の個所が隆起した。 どうやらこうして動物に変わっていくらしい。 凄い仕掛けだな、と思った。これなら本当に一万でも安いくらいだ。こうして目を付けた自分には、実は鑑定眼でもあるのだろうか。感興と冗談とを裡に浮かべつつ、 その「掘り出し物」を手に、青年は古書店を出たのだった]
(40) 2016/09/27(Tue) 04時頃
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[その後帰って青年は早速それ、リンフォンで遊び始め、 翌日も夢中になって、 深夜についに最初の熊を完成させた。
それから一日置いての、今日、ライブの日だった。
今日は勿論だが、昨日も色々と用事があって忙しい日であり、そのために続きが出来なかったのだ。やりたい気持ちはずっとあったし、こうして見るとやはりすぐにもやりたくなる、が]
ねむい。
[疲労と酔いで溢れる眠気に負け、 青年はなんとかシャワーを浴びて後、 今日のところは眠る事に*した*]
(41) 2016/09/27(Tue) 04時頃
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― 新宿・某ビル一階 ―
[翌日、正午頃。青年は新宿にいた。 昨夜はあれから二時頃に眠り、起きた時には九時を回っていた。それから青年は朝食もとらず――元から滅多にとらないたちだ――リンフォンの続きをやっていた。そうして次に現れるという鷹、その片翼の片鱗が見えたところで、ひとまず中断した。 それから青年は家を出た。昨日はライブ、明日はスタジオ練習があるが、今日という日は何もない合間だった。散策ついでに何か食べよう、と思い立って]
[JR新宿駅から程近く、大通りの側にある、大型書店の本店。青年はまず其処に寄り、文庫本を三冊買った。2016年度某賞SFアンソロジー。ディックの新装版。黒い鳥レーベルの「素顔連盟」。 「素顔連盟」は単行本を持っているのだが、青年は気に入ったものなら単行本と文庫を共に揃える、古典など幾種類も出ているようなものは複数コレクションしてしまう、という手合いだ。 青年が小説で特に好むのはSFと幻想と、そしてホラーである。 ホラー文庫「黒い鳥」は気に入りのレーベルの一つであり、好みの作家が多い。近年デビューした「木露 流衣」についても、青年は応援したい気持ちでいた]
(54) 2016/09/27(Tue) 11時半頃
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……
[書店から出た後、青年は同じビルの一階に立ち並ぶ小さな店舗の一つに入った。鉱物の類を扱うその店内で、ゆっくりした足取りで商品を眺め]
(55) 2016/09/27(Tue) 11時半頃
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[ローズクオーツ、琥珀、ムーンストーン、水晶、ルーペ石、 並ぶ様々な、鮮やかな小さな鉱物らを眺めていく。この店は、その手のものを好む人間にとっては、多分に魅力的な場所だった。青年も時折訪れては、どれか何かを買っていくのが常だった。 ラピスラズリ、その欠片を見ては、「冬眠者」を描いた幻想小説を思い出し。八面体のヒスイ、それを見て、ふとリンフォンを思い出し]
(101) 2016/09/27(Tue) 22時頃
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ん、
[すぐそばを行く人影。元より非常に狭い店内で、ぎりぎりを過ぎるそれにも、然程注意を引かれはしなかったが]
ああ、いえ。
[声を向けられれば、其方を向いて軽く返す。 そうして、ふと、その声の主に視線を――相手からは前髪越しで見えないものだが――据えた。淡くも一種独特の雰囲気を持つ、その眼鏡の女に、青年は何処かで見覚えがあるような気がして]
(113) 2016/09/27(Tue) 23時頃
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[見られている。 そう青年が感じたのと、彼女が感じたのは、ほとんど同時の事だっただろう。問いかけてくる、首を傾げるその様を見て、ああ、と、青年はまた同じ声を零し]
……いや。 何処かで、会ったかなと…… いつか会ったかもしれない、なんて気がして。
[半ば不随意に唇が紡いだのは、下手なナンパのような一節だった]
いや。 奇妙な事を言うね、ボクは。
[即座の否定めいて言いつつ、はたと頭に浮かんだのは、駅前でアンケートを配る手合いの人間の姿だった。そういえばこんな姿があったかもしれない。それかもしれない、考えつつも、]
(121) 2016/09/28(Wed) 00時頃
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そうだろうね、珍しい、きっと少ない方なんだと思うよ。 こうして爪を塗っているのだってさ。 珍しい筈だよ、それはね。 別に関係はないし、性癖でもないけれど。
[そんな、たわいない返答を挟み]
……キミの名は?
[ふと続けたのは、やはり、 不出来なナンパめく一節だったかもしれない]
(122) 2016/09/28(Wed) 00時頃
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/* ブームには積極的に乗っていく方、 ドリベルです
(-20) 2016/09/28(Wed) 00時頃
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駅前で…… じゃあそれだね、きっと。 確か、そうだ、希望調査……だっけ? 何度か見た事があるような気がする。
キミがそうなら、一度は答えてあげたら良かった。 なんてね。
[浮かべた記憶の欠片に彼女が同意するのを聞けば、靄が渦巻くような思考をその「答え」に定めるようにして、肩を竦めなどしつつ笑い]
そうなんだ。 もっと他にも声かけられてるかと思ったよ、随分さ。
[続く、笑う声に返した言葉は、一種の世辞混じりなものではあった。美人に属する顔立だとは素直に思ったし、青年自身は彼女に悪い印象を感じはしなかった、けれども。一般には声などかけにくいのだろう、独特のオーラめくものを感じるのも、確かだった。 いわんや、ああした「活動」を目立ってしているのならば]
(138) 2016/09/28(Wed) 02時頃
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だとしたら、どうする? お茶くらいしてくれるかい? くれないか。
[ははは、と笑い声。マットな黒の爪先を揺らしてみせつつ]
ごもっとも。ごめんごめん。 ではこう代わりに聞こうかな。 何か、お目当てで? ――なんて言うボクはただ眺めているだけなんだ。
[かのボーカルとは異なる色合いの饒舌で紡がれる言葉。 敷き詰められて並ぶ小さな箱を横目に見やり*つつ*]
(140) 2016/09/28(Wed) 02時頃
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/* へへへ 縁故、いろいろ、うれしい
(-25) 2016/09/28(Wed) 02時半頃
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/* ガリむさぼる結構おひとよしなヤヘイかわいいです(ゆっとく)
(-29) 2016/09/28(Wed) 13時半頃
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……
[今からでも、その切り出しから始まる言葉。流れるように、空間自体を埋めるかのように紡がれる、止まりのない語りを聞きながら。青年は、その目を――静かに絡み付くような熱の沈むそれを――その手の行く先を――熱とは正反対な青がびっしりと詰まった鞄を――少し黙って見ていた。 熱とは正反対な。深い海。 正反対、否、熱い炎は青くもある、]
ああ。いいよ。
[たわいない散文的な考えを浮かべつつ、差し出された紙を受け取った。見れば其処に記されているのは、一つの設問と事前の礼だけだった。A4というサイズも、項目の後に振られた番号付けも、まるで不要であるような]
(161) 2016/09/28(Wed) 13時半頃
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そっか。残念だな。 またの機会があったら宜しく頼むよ。
[断りには言って笑い、彼女が用事を答えるのに]
魔除け?
[復唱したのは、気を引かれたのは、水晶という目当ての石自体ではなく、それを求める理由だった]
お守りかな。 ……それとも、もしかして、何かオカルトだったり? 幽霊とか、怪奇現象、とかさ。
[歩む姿に、冗談らしく問いかけつつ。 青年は手にした紙を再び見下ろした]
(162) 2016/09/28(Wed) 13時半頃
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項目1 どんな未来をご希望になりますか?
[一項目。 どんな未来を。ご希望に。どんな未来を希望するのだろうか。 丁度同じような事を、きっとボクは今考えている]
[逡巡の後、 やや縦長く整った字で書き込んだのは、項目よりも短い文章]
広がり続ける 音楽を
[ただ*それだけ*]
(164) 2016/09/28(Wed) 14時頃
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/* あれメモに声の事書いてなかったっけ、書いてない、 ってなってたの、 入り直しの時に追加前のコピペしてた案の定だった()
(-31) 2016/09/28(Wed) 15時頃
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/* 希望調査アンケートこわい 猿の手系だよね……
勿論当方もお察しな予定しかない(
(-32) 2016/09/28(Wed) 22時頃
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わからないなにか。
[冗談を否定するでもない、返事の一部を繰り返す。
――小学校の頃、 青年は、友達は少なくないが目立つ方ではない、大人しくていつも本ばかり読んでいる、似た齢の中では物知りとそやされるような、そんな子供だった。音楽に関しては、興味を持ったのは中学からで、その頃は流行歌も他より知らない位だった、けれど。 本に関して、知識に関しては、その頃から然程趣味は変わっていない。 だから、]
オカルト、好きなんだ?
[疑問形に疑問形で重ねた問いも、当時、いつか、口にしたそれと同じものだった。声の高低ばかりは随分違えど、調子も似て。 『紫鏡の話って、知ってる?』 『――は、いると思う? 幽霊、ってさ』 『この小説、怖くて、面白いんだよ』 そんな色々を、教室の片隅の少女に話していた、 古い記憶は青年の頭にこの瞬間は浮かばずも]
(262) 2016/09/28(Wed) 23時半頃
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あるよ。オカルト……ホラーもだけどさ。 そういうのは、好きで。 昔から好きだし、そう、結構信じてもいるな。
迷信なんかだって、別に、迷信深いわけでもないけれど。 ないつもりだけれども、ただきっと、 全く信じない人からしたら、迷信深いのかもしれない。 比較の話。例を言うならボクは、未だに夜爪を切らないんだ。
[笑う彼女に笑い返す、声色は楽しげに。 水晶を手に取るのを見れば]
そういう意味では、この店なんかは。 オカルトの宝庫、ともいえるかもしれない。
パワーストーンに、おまじないに、呪術、 その他諸々?
[並ぶ鉱石らを見やりつつ、戯れに続けた]
(263) 2016/09/28(Wed) 23時半頃
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うん。 こうして言うと照れ臭いけれど、実はそうなんだ。 インディーズだけどね。ベースやってて。
――『解放治療カルテ』 ってバンド。 もし良かったら、ちらっと検索でもしてみてよ。 なんて、宣伝。
[その返答は小声、内緒話めかして]
(266) 2016/09/28(Wed) 23時半頃
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