207 Werewolves of PIRATE SHIP-2-
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は? 何だよ、使う予定の無い息子だけが元気とか。
[次いでやってきたモンドの下品な申告>>179に冗談めいた 口調で迎えるが、表情は曇ったまま。 息子が腐るのも一大事だが、この船で武器を操る腕が腐る方が 一大事で、ニコラス同様に乱暴に左腕を掴むと傷の具合を診る。]
お前先に酒やっただろ?
[血行良くなるから傷は開くし、出血しやすいし、 面倒なんだよと文句を言いながら、 この船の連中に忠告した事はない。 いや、乗り込んだ最初の方こそ口を尖らせた覚えがあるが、 こいつらに取って血と同じだけ身体に酒が流れていると 判った時点で無駄な事だと止めた。]
モンド、あんた今何処まで見えてる?
[目の前で指を3本差し出して視力の程度を確認する。 傷の程度も判らないのかと、かなり顔を顰めて。]
(224) 2014/12/10(Wed) 22時頃
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真っ直ぐ俺のとこ来なかっただろ? 傷結構汚れてる。 腐らねえようには何とかするが、腫れるし、痛む。 熱もかなり出ると思えよ。
[洗ってはみたが、傷口は他の連中より明らかに汚く 赤黒くなっている。そこを熱したナイフで切り落として 縫い合わせたが数日は熱にうなされるかもしれない。 彼の視力に悪さをしない事を願いつつ、化膿止めと 痛み止めを手渡して。]
数日酒禁止な。
[随分久しぶりに、口にしなくなった忠告をモンドへ。]
(225) 2014/12/10(Wed) 22時頃
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/* じんお○がなら、転んであわあわしているお腹が可愛いので殺したくないです。
(-116) 2014/12/10(Wed) 22時頃
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[ギリ―以外の聲がずっと聴こえてくる。 幻聴の様な不確かさでは無い、はっきりと細部まで聞き取れる。]
絶望……絶望。
[届く聲>>*36は誰かが背負う代名詞。 だが何故かすぐにはピンと来なかった。 恐らく絶望を齎した者が、その代名詞の人物ではなく、 人狼の存在を告げる叫び声の主だったからだろう。]
(*38) 2014/12/10(Wed) 22時頃
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あの声は……絶望を告げる声。 俺達を殺そうとする先駆けの声だ。
[医務室への客が途絶えた空白に殆ど無意識に漏らした聲は 同じく何処からか聴こえたあの聲>>*37に対して。 船の仲間を心配した後で、汚れた血の布をぺろりと舐め取る。]
俺は……もう二度と殺されたく、ない。
[呟いた聲に乗る色は、ただ生まれただけで死を望まれた 赤子の紅い悲しみ。]
(*39) 2014/12/10(Wed) 22時頃
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/* 中身は船長とギリ―には生き残って欲しいと切に願っております。
(-121) 2014/12/10(Wed) 22時半頃
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数日我慢すれば数年はここで生きられる。
[実際生きられるかどうかは判らないが、傷を悪化させれば 死の方がどんな形であれスキップでやってくるぞと、脅しは したが効果の方はどれほどか。
モンドが部屋を後にすればやっと静かな医務室へ戻る。
残るのは山の様な血や汗や埃に塗れた布や、血だらけの 刃物に空いた薬品の瓶。]
(242) 2014/12/10(Wed) 22時半頃
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[溢れる血の匂いにまた喉が鳴る。]
(*42) 2014/12/10(Wed) 22時半頃
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/* モンドが人犬でリーが預言者あたりかな。
(-122) 2014/12/10(Wed) 22時半頃
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[血のこびり付いた布を手に取りながら、 ここに来れなかった者達の事を思い出す。
誰だったか、5人が帰って来れなかったと教えてくれた。]
本当に……生は不平等が、死だけは平等だな。
[誰の上にも平等に降り注ぐ、それは絶望か慈悲か。 暫く血染めの布を見つめていたが、 片付けは後にしろと腹が鳴った。]
後で顔見てない連中診る前に、腹ごしらえと行くか。
[何故か疲れた感覚を感じないどころか、 まだまだ力が溢れて来る。 自意識過剰ではないが、最近パーティーの後に よく感じるようになった持て余すそれを、 仕事の力に変える為厨房へエネルギー補給に向かった。]
(247) 2014/12/10(Wed) 22時半頃
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『あり……がとう』
[誰かの聲>>*41に泣き止んだ赤子の聲は戸惑いと共に 何処か嬉しそうだった。 まだ身体の中に溶け切れずに残った魂が、初めて受けた 自分の生を肯定してくれる言葉の主に懐くように。 ここに聲の主がいて、赤子が形を持っていればその手を伸ばして 温もりを求めた所だろうか。]
生きる事は……殺す事だ。
[赤子の聲の後を追う様に、本来の片割れの聲が呟いた。 そうだ、殺されるつもりはない。 混じり合った記憶を抱えて決意の様に呟いた。
血染めの布。 血染めの医者。 今日誰が死んでも。 その姿を訝しむ者はいるだろうか。]
(*46) 2014/12/10(Wed) 23時頃
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/* この赤を見た後、皆が更に船長の虜になると断言する。
(-125) 2014/12/10(Wed) 23時頃
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− 厨房 − [アルコールとアヘン漬けの料理長はそれでもまともな飯を 作っていたようだ。 外まで漏れてくる美味そうな匂いと、騒がしさに いつもと変わらぬ様子に安心しつつ扉を開ける。]
俺の分残ってるか? 後、怪我人も残ってないか?
[扉を開けるなり面子を見渡して纏めて確認を取った。]
(262) 2014/12/10(Wed) 23時頃
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/* あ、リーが違った。
(-128) 2014/12/10(Wed) 23時頃
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/* うひっ♪ ヴェラも孤高の狼でカッコよすぎて困る。
(-131) 2014/12/10(Wed) 23時半頃
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あー。お前が元気なのはさっき見た。
[手を上げるホレーショー>>275にこちらもぞんざいな返事。 隣のグレッグもここにはいないがジェレミーも元気だった。 魚が釣れたのか、キイチも無事なのは知っている。]
副船長もフランクも無事だろ。 ギリ―もニコラスもモンドも診た。 後は………。
[船長は最初から除外している。]
リー、調子はどうだ? ヴェラは大丈夫そうだな。 セシルは何処だ?
[残る人数を指折り数えて尋ねてみる。]
(282) 2014/12/10(Wed) 23時半頃
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[酒禁止令を出した後、厨房の連中にモンドに酒を渡すなと 伝えれば良かったかとも思ったが。 厨房の中に酒好きの怪我人がいる事を思い出して諦めた。 酒に関しては素直に聞く奴なんて見た事が無い。]
舌だけはやられてないみたいだな。
[いつもと変わらず腹と舌を満たす食事を摂ろうと 席を探すが、空いて無ければ立ったまま胃に掻き込んだ。
着替えていないから服は血塗れのまま。 食事の席であまり撒き散らしたい匂いではないだろう。]
(298) 2014/12/11(Thu) 00時頃
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/* 船長とギリ―が可愛い。可愛い。
(-141) 2014/12/11(Thu) 00時頃
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[それに早く立ち去らないと。 食事も美味いのに、まだ足りないと空腹を訴える自分がいる。
溶けた赤子には肉や酒は合わないらしい。
赤子が求めるものは……紅い乳だと、本能と呼べるものが教えていた。]
(*51) 2014/12/11(Thu) 00時頃
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あー、お前怪我したのかよ。 大事な船の医者が怪我したら駄目だろ。
[芋を齧り自己申告してきたリー>>295に 眉を顰めて溜息を吐いた。 大した怪我も無いのに大袈裟に騒ぐ奴もいるかと思えば、 1人我慢大会をしている様な奴もいる。 リーは特に耐える方で、いつも最後の方にやって来ていた。 今日もそうだと気を遣えなかった自分に舌打ちしながら。]
優しくして欲しかったら、イの一番に来い。 それ食い終わったらで良いから。 後で待ってる。
[どうやら後片付けは深夜になりそうだ。]
(304) 2014/12/11(Thu) 00時頃
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ところで何話してんだ?
[怪我人の把握をしたところで、先程からちらほらと 交わされてる話題に首を傾げた。 非科学的だとか騒いでいる。 それが先の牢屋での奇声から発展したものだと誰かから 話を聞けるだろうか。]
(312) 2014/12/11(Thu) 00時半頃
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ぎゃんぎゃん騒いでるあいつが一番犬みたいだけどな。
[そんな感想を口にしながら、副船長の労わり>>307に 軽く頭を下げる。]
治療出来る分、まだ良かった。
[死ねば治療出来ないからと、暗に喪った5人の為に 一瞬だけ目を伏せて。]
あんたは怪我するよりも怪我させる方だから、 お手柔らかに頼むぜ。
[すぐに手を出す副船長にからかう様に声を掛ける。 勿論それで出来た怪我人を持ち込まれても、余程でなければ 唾付けて返すだけだが。]
(316) 2014/12/11(Thu) 00時半頃
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/* >>315 奇しくも似た様な事をwwww
(-148) 2014/12/11(Thu) 00時半頃
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ミナカタは、フランクが食事の席にいない事に気付いた。
2014/12/11(Thu) 00時半頃
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[飯も酒も美味いが、物足りない。 スープをぴちゃり、と舌で掬うように飲んだ時。
不意に視線を感じて見上げた先に、ヴェラ>>*52がいた。]
……。
[聲も掛けずにじっと彼を見つめる。
1年前、彼の包帯を変えた時と同じように、血が騒いだ気がした。]
(*53) 2014/12/11(Thu) 00時半頃
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/* こう言うずれた会話俺も楽しそうだからやりたい!
(-149) 2014/12/11(Thu) 00時半頃
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/* 「月が綺麗だな」 【速報】船長がギリ―に告りました。
(-150) 2014/12/11(Thu) 00時半頃
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一番にイったら? あー、そうだな。 優しくシてやるかどうかは、その日の気分次第だな。 暴れん坊なら体力のあるうちに来て欲しいのは確かかな。
[リーの意味深な言葉遊び>>317に乗っかりながら、 一応真面目な部分は返しておいた。]
じゃあ、後でな。
[空になった皿を床に寝ているニコラスに押し付けて、 医務室でリーが来るのを待つ事にした。]
(331) 2014/12/11(Thu) 00時半頃
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− そして深夜 − [リーはちゃんと治療に来ただろうか。 来なくても探し出して傷を診るつもりだが。 一通り全員の怪我人の治療と酒盛りが終わり、 今度こそ誰も医務室へといなくなった真夜中。
血塗れの服のまま、 船医は絶望を告げ続ける男の元へと向かった。
叫び続けていた男は既に声が枯れ、海を渡る風よりも 音を発する事は無い。]
(339) 2014/12/11(Thu) 01時頃
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お前の声は絶望を運ぶ。 俺達が生きる途をお前は奪う。 だから俺はお前の命を奪う。
[呪詛の様に吐き出された聲は男だけでなく、 同じく聲を共有する者達にも届いたか。]
(*55) 2014/12/11(Thu) 01時頃
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− 少し前 −
[ギリ―とは違う聲>>*54に、一瞬警戒はしたが、 優しい呼び掛けに聲が緩む。
それが普段絶望を運ぶ恐怖の対象であるとは気付かない。]
あれを生かしておいたら俺達が殺される。 人では無いと知られたら。 人から殺される。 だから、殺す。
[単純で明快、そして残酷な理屈。 そこから何が始まるのか理解していない幼い理屈だった。]
(*56) 2014/12/11(Thu) 01時頃
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