241 線路上の雪燕
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深夜。
暗闇を往く雪燕が静かに刻むリズムが変調しだす。やがて完全に静止する。
異変に気付く乗客が如何程居ただろう。
窓の外には、合図をするようにゆれるランタンの光が見えていた。
何者かが、一等席付近…車掌室から乗り込んでくる。
再び刻まれだすリズム。何事も無かったかの様に雪燕はまた進みだす。
刹那、嵐の様な風を切る音。トンネルに入ったが故の、空洞音だ。
風を切る音の中、扉越しの会話は微かにしか聞こえない。
––––君か、パルック…
ジェフ。……どうかした…い…
……令状だ、乗客には悪いが一刻を––『人狼』の捜索を……
…本部長は頭でも––––ったの…い…?
––––冗談…はない……私は––––北––…–––村に…––憔悴…態の村人–––…
喰い散ら–––…遺体が…–…絞首台が作られ…––––
––––止むを得……毎日1人を––––
(#0) 2015/12/01(Tue) 00時頃
…–––酷な! 疑いだけで隣人を殺–––––
––––違う、真実、『人狼』は居––…––拠–––
–犬…狼より大きな……歯形–––……毛–––––––……
……3匹……処––––成功……が、1匹が………––狂––––
–––逃…路––フリード––––…愛犬家…––––
犬……ではな……––––クロゼット……らされ–––––……
––財布は手…かず……使用人に…––す為……
…三枚の…切符––…雪燕…
トンネルが終わる。一瞬の沈黙が訪れる。
再び雪燕の中に静寂のリズムが戻ってくる…かに思われた。だが。
『関係者以外立ち入り禁止』
銘打たれた扉が勢い良く開け放たれ、5人の男達が猟犬の様に猛進を始める。
(#1) 2015/12/01(Tue) 00時頃
「身の丈に合わん外套、赤味の茶髪、8歳程度の少年。
目撃情報に依れば私刑痕有り。
二等車両と三等車両の切符を所持、
客を懐柔し一等車両に紛れ込んでる可能性も有る、気を付けろ。
名はマリオ・ドヴァーデン。
見つけ次第確保だ、パニックにならん様、彼奴の正体は口外するな。
家出少年の捜索と名目せよ。いいな?」
「Sir, yes, sir !!」
鉄道警察の紋章が、それぞれの胸に光る。
背には長袋を背負っており、勘の鋭い者ならすぐに銃器と分かるだろう。
扉の向こう、車掌室の中。呆然とした車掌の手の内から、
或る村の議事録と、新聞の切り抜きが挟まれたファイルがどさりと落ちた。
(#2) 2015/12/01(Tue) 00時頃
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