47 Gambit on board
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……そうですね。 早く決着を付けなければ、本当に大変な事になってしまう。
真の目的は……面と向かって話さなければ、わかりませんね。 ハッセ、――……師団長と、
[その名を出す時には、言い澱んだ。信頼していた同僚を挙げるからという理由も、当然あったが、それだけではなく――先程証言した時と同じに、得体の知れない引っ掛かりを覚えたからだった。男自身が今その理由を導き出す事は出来なかったが]
……そして、多分にいるだろう共犯者が…… 一体何を考えているのか。
やんちゃなジャーヴィス師団長。 ……にこやかなハミルトン師団長のようですね。
[要するに想像が難しい、奇異な光景だと。 首を緩く横に振り]
いえ、そのような…… 殿下のお手を煩わすわけにはいきませんよ。 今は不足はありませんから、大丈夫です。
(+0) 2011/03/26(Sat) 03時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2011/03/26(Sat) 03時頃
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2011/03/26(Sat) 03時半頃
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ええ。全く、そのようには見えませんでした。 改めて、話をしなければいけませんね。……
[喉元を押さえ、一瞬だけ複雑な表情を浮かべたが、首を横に振って思考を頭の隅に押しやった]
城を? それは、確かにやんちゃですね。 わかりました、秘密にしておきます。 ……殿下達が幼かった頃というと、随分懐かしく感じますよ。
[瞬きつつも、やはり頷いて答えてから。ふと、思い出すように言った。男は丁度、皇子達が生まれた頃に士官学校に入った。晴れて軍人になってからも、第1師団についていたサイモンなどと比べれば、皇子達と接する機会は少なかったが]
そういうわけでは…… ……殿下がそう仰るのなら……
[拗ねてみせる皇子を見ると、控え目に応じ]
(+1) 2011/03/26(Sat) 04時頃
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そうですね。 ……本当に、健やかに大きくなられて何よりです。
[目を細めて笑み、感慨深げに言う。赤子がすっかり大人になる、二十年余りという歳月。長いようにも短いようにも感じられた]
ロールケーキ、ですか。 では、それをお願いします。 楽しみにさせて頂きますね。
[微笑んだまま、そう答え]
――帰り道、お気を付けて。
[丁重に礼をして、近衛兵と共に去っていくランドルフを見送った。その後は、体を寝台の上にて倒し、天井を見上げていた。色々な事を、思い浮かぶままに*考えながら*]
(+2) 2011/03/26(Sat) 04時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2011/03/26(Sat) 14時半頃
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[連れて来られたのはとある一室。 此処まで連れてきた兵は、縛っていた縄を解いた後に 部屋の鍵を確り閉めて去って行った。]
…さて。
[周囲を見渡すと、少々手狭な個室が幾つか集まった大部屋…といった所か。 しかし幾ら監禁とは言え縄を解かれたのには、逆に訝しく思ったものだが 成る程、部屋を良く見ると結界の応用とは直ぐに理解出来る。 此処では己の能力も殆ど使えないらしい。…元より使う心算は無いが。]
――暫くは此処で待機、って事かな。
[この大部屋の中ならば、自由にしても良いと言うことか。 そう判断して色々見て回ってみると、一通りは揃っている。 立場を鑑みてか、私生活に支障無い程度は保障されている様だった。]
(+3) 2011/03/26(Sat) 23時頃
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…痛っつ…、
[ぴりと奔る痛み。手首に残る縄の後に指を添える。 嗚呼、随分と赤く残ってしまった…と眉を寄せた。 正直言うならば、多少の加減ぐらいはしてくれても、と思わなくはないが]
――まぁ、言える立場じゃ無いか。
[自分のしでかした事の重要さは理解している心算だ。 …其れを後悔している訳ではないけれども。
餞別だと、去り際にディーンから寄越された手袋は上着のポケットの中だ。 連れて来られる前に身体検査は勿論の事受けたのだが、 特に問題無いとして所持をそのまま許可されていた。
其れは有難いと、思う。 預かりモノを、失くす訳には流石にいかない。]
(+4) 2011/03/26(Sat) 23時頃
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――…、拘束部屋って事は アークライト師団長殿もいらっしゃるのかな。
[個室自体は幾つか見て回って、何処も凡そ同じようなものだとは把握した。 が、流石に全部は見ていない故、見かけることは無かったが。 …平然と彼の拘束に賛同した身としては、些か顔を合わせ辛いが此れも自業自得だ。
ちなみに此処に来るまでは視界も塞がれていたので 一体この大部屋がどこに位置するかまでは把握してない。 万が一の脱走を防ぐためなのだろうとの想定は着いたが。
…勿論、まさか救護室の隣とは予想もしていなかった。]
(+5) 2011/03/26(Sat) 23時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2011/03/26(Sat) 23時頃
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― 救護室 ―
ええ、そのようです。 このまま増える事がなければ良いのですが……
[ゲイルが襲われたという事実は、男もやはり知らなかった。サイモンの反応に、其方を見やる。声色を作りベッドを寄せるランドルフの様子を見ては、やれやれ、というように小さく肩を竦めて笑い]
有難う御座います。 頂いても宜しいですか? …… ――美味しいです。
[確認してから、皿に載せられたロールケーキを一つ取り、口に運ぶ。ふ、と微笑して率直な感想を述べた。それから、拘束に関して尋ねられると]
はい、アークライト師団長が……
(+6) 2011/03/26(Sat) 23時半頃
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[思い出すように答える。彼が容疑者として拘束されたまでは知っていた。容疑者を入れるための部屋の場所は、大体はわかっていたが――此処の部屋だ、というような詳細までは知らなかった。 その内部の見取りも。 ――この救護室のすぐ隣に、それがあるという事も]
……詳しくは、尋ねてみなければわかりません。 申し訳ありません。
[それは丁度、サイラスが拘束室に連れて来られる頃の事だった。何か、というランドルフの呟きに頷く。少し前から、足音が、気配が感じられていた。壁の鉄格子を覗く様を見て、立ち上がり、其方へと歩み寄る。 万が一鉄格子越しに何かあったら、という思考が過ぎって]
(+7) 2011/03/26(Sat) 23時半頃
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[周囲へと視線を巡らせて――ふと、目についた鉄格子から がしりと捕まれた手を見て取る。]
……っ、…!? は、…?
[びくり、と。…不本意ながらマジビビりした。
いや、この部屋の位置を知らなければ、隣室が何かも知らないが―― …どんな部屋にせよ、鉄格子を握る手が伸ばされる事態普通じゃない。 どうなってる。]
(+8) 2011/03/27(Sun) 00時頃
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[ランドルフから少し離れたところに立ち、念のために、いつでも動き出せるようにと構えていた。誰かの声が聞こえたように思ったが、気のせいとも思える程度で、勿論誰だなどとはわからずに。戻ってきたランドルフの報告を聞き]
……
[沈黙の後]
……え?
[思わず、間の抜けた声が出た。あまりに予想外な内容だった。一瞬、冗談か何かかとすら思った]
シェルベリ師団長が? 其方の部屋にいたのですか?
[困惑を浮かべる。問い掛ける言葉は、低くも通る声を持った男の事、隣室にもはっきりと届いたかもしれず]
(+9) 2011/03/27(Sun) 00時頃
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――、ランドルフ皇子殿 下…?
[覗いた顔に、翠が見開く。 …皇子が鉄格子向こうから覗くのは、流石に想定範囲外だ。 目が合ってもそのまま、そうして消えていくのを惚けて見つめたまま。
…いやいや、本当にココは何処だ。何故拘束室を覗いていらっしゃるのか。 そもそも皇子殿下は禊の儀を行っている筈では。 ――ぐるぐると解答の無い思考を巡らせている内、]
…バーナー師団長?
[緩やかに、翠を瞬く。 すると、あの向こうは救護室と言うこと、だろうか。 ――まぁ、そうなれば確かに皇子殿下がいらっしゃるのも合点が行… いや、そうでもなかった。腑に落ちない部分が多すぎだ。]
……、ええー…。
[拘束室の隣が救護室って、どうなんだ。]
(+10) 2011/03/27(Sun) 00時半頃
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……、はぁ。 確かに、シェルベリですが。
――皇子、何故にその様な所に。
[よじ登ったのか。 窓越しから聞こえるサイラスか、との問いには 肯定――とまではいかない。家名を名乗るだけに留めた。]
そうですね。 …俺の認識が間違っていないなら、拘束されている筈、ですよ。
[救護室の隣ともなると、 …少々、自信が無くなってしまったが。]
(+11) 2011/03/27(Sun) 00時半頃
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いえ、殿下を疑いなどしませんが……
[そもそも今そのような嘘を吐いてもどうにもならない。故に本当なのだと思うしかなかった。それでも確認は、及び様子見はしておくべきだろうと、壁際に寄り、向こうを覗き込んで]
……シェルベリ師団長。……
[其処にある姿に、改めて瞬いた。ランドルフに頷く。当惑という意味では、此方もあちらも同じようだった。サイラスが隣室にいる理由は、恐らくランドルフが尋ねたそれ――拘束されたという事――なのだろうと推測出来た。本人の返答によって確信も出来た、が]
……まさか、すぐ隣にとは…… 思いませんでした。
[鉄格子から少しく下がりつつ、素直な感想を零した]
(+12) 2011/03/27(Sun) 00時半頃
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…、嗚呼、バーナー師団長。――お加減は如何ですか。
[再び覗いた顔――今度は殿下ではなく、見覚えある顔に当惑しながらも頭を下げる。 立ち歩いているという事は、大事は無いのだろうが。 …少し遠くから聞こえた素直な感想には、同意せざるを得ない。
…これ以上危害を加える心算は無いが、流石にどうなのか。 ――此処を出て物申す機会があれば、流石に申請しようと心に決めた。]
(+13) 2011/03/27(Sun) 00時半頃
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――嗚呼、成る程。 褒め…、という事は、ロールケーキですか。 殿下自らの品とは、お二人ともお喜びになられたでしょう。
[嬉しげな声に、小さく笑いながら言葉を返す。 帝都配備の身としては、第1師団程ではないが 皇子達の私生活は多少存じ上げている。 無論、皇子自ら菓子作りを行うと言う事も、一応は。
禊の儀は如何したのだろうか、と思わなくもなかったが …万一も何も、もし中断されているのなら原因は知れている。 むしろ自分が十二分に関わっているぐらいだ。 流石に聞くのは憚られて、其れを口に出しにはしなかった。]
――ハッセ師団長殿? …嗚呼、こちらにはいらっしゃいませんよ。
[予想外の人物の名に、一度だけ瞬いて―― しかしすぐに己の能力の所為かと思い当たる。短く否定を返した。 …能力を解除すれば早いのだろうが、如何せん能力が封じられているこの場所で、解除すら有効なのかどうか。]
(+14) 2011/03/27(Sun) 01時頃
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私は、大丈夫です。 ご心配有難う御座います。
[容態を尋ねるサイラスに返す。彼が犯人の内の一人であるなどとは――サイモンを襲い、己の記憶を改竄した人物であるとは――わからないままに。それ故に]
何故フェルベリ師団長が? ハッセ師団長は今……?
[問い掛ける。隣室の不思議を仮に納得しておいた、その一方で新たに湧く当惑と疑問。ランドルフが彼に問うのを脇で聞き]
(+15) 2011/03/27(Sun) 01時頃
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逆を言えば、殿下の事はそれぐらいしか判りませんね。
[感心したような声に、苦笑が交じる。 無意識に窓の方――上部を見上げていた所為で首が疲れたか 手近にあった椅子を引っ張ってきて、座る。
無論、儀を行うよりも先に出ていたとは思ってもいなかった。 今ですら、師団長達は儀を妨げることなく…と齷齪しているというのに。]
ええ、バーナー師団長殿の伝言は来ていましたよ。 …まぁ、色々とありまして。その二択なら…後者ですね。
――…脅迫状“は”、俺では無いですよ。
[余りにもストレートな問いに、此方も包み隠す気が殺がれてしまった。 僅かに肩を竦めながら、さらりと複数人の存在を告げる。]
…、一つだけお伺いしても? ――ジャーヴィス師団長殿の、怪我の具合は如何ですか。
(+16) 2011/03/27(Sun) 01時半頃
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いいえ、…大事が無いならば。 良かったです。
[返るズリエルの声に、ほ、と一つ安堵の吐息が落ちる。 手を出したとはいえ、後遺症を残す心算も 況してや――命を奪おうとまでは思っていない。
――前線から、つまりは戦闘からは離れる身の上、 慣れぬ身には、加減をする事が何より難しい。 だからこそ、サイモンの加減が気になってはいたのだが。]
(+17) 2011/03/27(Sun) 01時半頃
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貴方が……
[暗に己が犯人の一人だと認めたサイラスに、驚き、何か言葉を発せようとするように口を開いて]
……――そうですか。
[結局それだけを呟き、俯いた。ランドルフが重ねてサイラスに問い掛ける声を、ただ黙って聞く]
(+18) 2011/03/27(Sun) 01時半頃
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――そうですか。…ならば、良かったです。
[返るジャーヴィス師団長の容体に、短く言葉が漏れる。内心、安堵した。…尤も彼の記憶に残っていまい。例えば謝罪をした所で意味は通じないだろうし、…実際謝罪をするかは、また別の話だ。]
和平が成り立つ方が、…俺の“願い”には聊か不都合だったからです。 ただ一個人の、損得勘定の問題ですよ。…多分ね。
[そのまま、穏やかに平和を甘受する選択肢も――確かに存在していたけれども。 それは、このまま“サイラス”として生きていくことを寛容した上での話。 …、其れまでを、口に出したりすることはないが。 二つ目の問いに、翠を一度瞬いて――、眉を寄せた。]
…狙われたいんですか?
[もちろん、冗談のつもりだけれども。 第2師団長殿のつまらない冗談がうつったらしい、と内心苦笑した。]
俺の答えで良ければ。…『意味が無いから』と言うべきですかね。 師団間ないし、国の中心から揺らがせなければ意味がなかったんです。 それに――人殺しになる気は、ありませんよ。
(+19) 2011/03/27(Sun) 02時頃
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――知らずとも好い事です。
[…己の行いが、正しくない事など始めから自覚している。 つまり蓋も身もない言い方をすれば、罪人の思考だ。 それを知ることが、彼の身になるとは到底思えなかった。次いだ言葉に、薄く笑う。]
…殿下は、優し過ぎやしませんか。 其れが貴方の美点とは存じておりますし、悪い事とは申しませんが。 時には切り捨てる事も、…覚えられた方がよろしいかと。
[幾ら皇族――大概の力は持っているだろうといえ、 20になったばかりの青年が、人様の願いが叶えられるのか自問するなど。]
…一人等の、数の問題では無いでしょう。 ――仮にも皇子ならば、御身の立場を自覚すべきです。 師団長の身が幾つあったところで、殿下の身に替えらる物では無いでしょうに。
[ジャーヴィス殿に怒られますよ、と半ば呆れ交じりに。 やはり甘いとは、思う。王位に添えるには。 ――其れが民衆から求められているとあれば、…違わないかも知れないが。]
(+20) 2011/03/27(Sun) 02時半頃
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[「願い」、そう語られるサイラスの言葉も、静かに、神妙に聞いていた。ランドルフに促されると、少し困ったような表情をして]
私は…… 恨み言などは……直接やられたわけでありませんし……
[まずそう言った。男は今回の犯人達の行動には一番に憤っていたし、その思いが消えたわけではなかったが、いざサイモンを襲った彼を前にして、激しい気は起こらなかった。起こされた行動は憎んだが、起こした者自体を憎んだわけではなかったのだ。怒りよりは、何か悲しみのような、寂しさのようなものが湧いていた]
……一個人、と言いましたが…… 貴方達が抱く理由は、それぞれに違うものなのですか? それとも、やはり同じものなのですか?
[サイラスに、ぽつりと問い]
(+21) 2011/03/27(Sun) 02時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2011/03/27(Sun) 02時半頃
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……どうだろうな。元より、利害が一致しただけなんだ。 もしかしたら彼らは目指す先が一緒かも知れないし、全員違うのかも知れない。
[ぽつりと投げられた問いに、ゆるりと鉄格子の方を見やる。 顔は見えない。向ける先を床へと落とした。]
彼らが、何を求めているのか。 ――俺は知らないんだ。
[答えられずに申し訳ない。と、小さく肩を竦めた。]
(+22) 2011/03/27(Sun) 03時頃
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……そうですか。 わかりました。答えて下さって、有難う御座います。
[サイラスには常のように穏やかな調子でそう返して。思案げにしつつも、再びランドルフとのやり取りに耳を傾けた]
(+23) 2011/03/27(Sun) 03時頃
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…相変わらず、お優しい事ですね。 国を束ねるには、其れがが枷になる事があると… 理解していてもですか。
[小さく添えられた言葉に、薄く笑う。其れを否定する事はしない。]
命に差は無くとも――その命の背負うものの意味は、異なります。
[其れが事実かはわからないが、少なくとも男はそう思っている。 死んだ兄の代わりに、弟――己の死亡届が出されて 成り変わる事をを指示した親は、早々に己達が作り上げた偽りを忘却して、 既に現状を真実として上書きしてしまった。 つまり彼らにとって、其れだけの意味だ。…本来の己の価値は。
耳に届く、何処か不満げな声に小さく苦笑した。]
…申し訳ありません、殿下。許される事ではないと、既に承知の上です。
[事が終わったら、償う心算はあるのだと言葉裏に含め。 何を思ったか―― 一つ、安堵の混じる吐息を落とした**]
(+24) 2011/03/27(Sun) 03時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2011/03/27(Sun) 03時頃
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……憎しみは、苦しみしか生みませんから。
[沈黙する中、ランドルフに視線を向けられた時には、そう呟いた。返事ながら、何処か独りごちるようでもあったか]
……、
[ランドルフが一旦会話をやめるのを見れば、寝台に歩み寄り、その端に腰を下ろした。時折鉄格子の方やランドルフの方に視線を向けつつ、尽きる事がない思考を巡らせる。 様々な事について考える。サイラスの事を、他の犯人の事を、国の事を、皇子の事を、師団長達や、率いる団員達の事を――そして、昔の事を。ここ数日は、随分と昔の事を思い出す]
……歳を取った、という事かもしれませんね。
[呟きはごく微かな声で。 祈りのように指を組み合わせた手を見下ろして*いた*]
(+25) 2011/03/27(Sun) 04時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2011/03/27(Sun) 23時頃
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2011/03/28(Mon) 00時半頃
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