297 湿っぽい古風和ホラーRP村「紫陽花奇譚」
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――雷門宅――
[たえが一度帰ってきたにもかかわらず、また見つからなくなったというのが本当なら、なるべく早く動きたかった。 勧められたものをとりあえず口に入れて、握り飯の塩気と梅の酸に疲れが軽くなるのを感じながらも、時折外を伺うあたり落ち着いていないのは傍目には明らかだったろう。 それを窘められたかはたまた呆れられたかは別として。 梅の種を吐き出すと、眠る天神様に手を合わせた。たえが見つかるようにと、神にも祈る心地だった。
そこに届いた、少女の声。 手についた米粒ひとつ舐め取って、立ち上がる。]
(168) 2019/07/06(Sat) 18時半頃
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……どういうことや。
[声がした方へ向かえば、ちょうど雷門が振り向いた頃合い>>162だった。 ぬうと立ち日向>>154を見下ろしながら、問いかける。 もう腰も丸く小さくなった優しい老爺であるところの雷門と違い、剣呑な雰囲気すら漂わせた上背のある男の姿は混乱に呑まれた少女には刺激の強いものかもしれないが、それを構っている暇はない。]
たえは、どこへ行ったんや。
[怒っているわけでもなく責める心づもりではないのだが、聞きよう受け取りようによってはそう聞こえても仕方がない状況だ。 周りからの口添えがなければ、この調子のまま話を続けるだろうが*]
(169) 2019/07/06(Sat) 18時半頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2019/07/06(Sat) 19時頃
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……雨でも降るんかねえ。 七夕まわりは、天気良うないことも多いけど。 珍しく、よう晴れとったんにねえ、今日は。
[陽光にきらめいていた、透けた紫陽花の花弁を思い返して]
まあ、紫陽花いうたら、雨が似合うけど……、 おたえちゃんが摘んできた紫陽花が、雨呼んだんかもな。
[益体もないことを、言って]
(170) 2019/07/06(Sat) 19時頃
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紫陽花といえば……箕島の兄さん?
その――"それ"なんやけど。
[と、摘まんでいる花>>165を指して]
透けとる花なんてあるん? 朝よりもたくさん、本読んでるやろ? なんぞ知らん?
――綺麗は綺麗やけど、なんや少し、気味悪くてな。 最初みたときは、花の幽霊やないかって思ったくらい。
飴司の兄さんも、小さい頃はあちこち駆け回っとったクチやろ? こんなんが、村の近くに生えとるなんて、知っとった?
[まあ、子供でなくたって、山に入る大人もいる。 日々の暮らしに薪は欠かせないし、茸や山菜だってある。 こんな珍しいものが山にあるのなら、噂くらいにはなるはずだと*]
(171) 2019/07/06(Sat) 19時頃
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朧はん…(>>169)
[継いで吐きそうなった毒は、雷門が夕顔を求めて視線を外したことと、朧の言葉で威圧感で飲み込んでしまった。けれど一度出し始めたものは、やはり止まらないのだろう。怯えたように、また一歩後ずさりながら。]
知らんもん… 山なんか…山なんかどこにでもあるやろ…
[そうだ。こうやって、もう自分を受け入れる村人は居なくなったのだ。少女は先の思い(>>103)を思い出す。霜が降りたような寒さを心に感じながら、同時に反発心がたかぶる。]
どこでもええやろ!
(172) 2019/07/06(Sat) 19時半頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
2019/07/06(Sat) 19時半頃
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[その光景を、ひとつ遠巻きに眺める。 その場にいた者たちはもしかすると、子守の少女へと注目していたかもしれない。 だから、きっと気づかれなかった。
そんな中、少女が一人、動揺ひとつ見せず、冷静を保っていたことに。
少女の掌が、少しだけ低い位置を、撫でるようなしぐさを見せる。]
(173) 2019/07/06(Sat) 19時半頃
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寂しいな、寂しいな。 ここにおるのにな。 おたえちゃん、ちゃぁんといい子で、帰って来たんにな。
(*27) 2019/07/06(Sat) 19時半頃
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[そもそもお山の神様なんて、 人の子なんぞに興味なんてないんやけどな。]
(*28) 2019/07/06(Sat) 19時半頃
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[つ、と歩き出した少女は、病の老人に近づき、その袖をつまんだ。 視線が出会えば、ほんのりと首をかしげる。**]
私、嘘は言わんよ。 おたえちゃん、近くにおるよ。
(174) 2019/07/06(Sat) 19時半頃
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なぁ?
(*29) 2019/07/06(Sat) 19時半頃
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─村の道─
お地蔵さんは確かに拝むなぁ。 でも村神さんとはまた違うもんかな思とった。
[想像したのは、神社や社を持ってどんと鎮座する 地域の守り神のような存在。それも拝むなぁ…と繰り返す。]
せやな。秋の月見とかは最高やし。 俺もなんで書くの面倒な方にしたんやろとは思ったけど。 美味そうやからって理由は、よぉわかるわ。腹減りそ。
[先程のはこべ同様、食べる方に会話が行き着いてしまった。]
(175) 2019/07/06(Sat) 20時頃
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へぇーー。そうなんか。 やっぱりなんかあったみたいなんやね。
まぁ、社あったら村のもんも放置せんし。 祭りまではできんでも、掃除くらいはしに行くやろからなぁ。
[村の共有物を補修する場合は、高確率で自分は声をかけられる。 今まで一度もそのような話はもちかけられず、 朽ちて無くなったか、埋もれて見つかってないかのどちらかだ。]
忘れられてまうって、寂しいもんやなぁ。
(176) 2019/07/06(Sat) 20時頃
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…ん? おぉ、そやね。 ふんわり立っとるから、朝ちゃんの方やわ。
[話しながら歩いていたが、道に出てきた少女の姿を発見。立ち姿を見て断定。 亀吉が声をかけ、自分は笑顔で手を振る。
ほぼ半日の差で生まれた少女たちは、外見は瓜二つだったが 立ち振る舞いには比較的差異が見られた。
地に足をつけ、しっかり立っているのが姉の夕顔。 姉に比べると、立ち方がやや頼りないのが妹の朝顔。
同じ太陽と月が入れ替わる時間に咲く花の名を持つ双子だが、 朝日と共に咲き、日が上がる頃には 眠ってしまう可憐で儚い花と 月と共に咲き、夜通し大輪を咲かす 優雅で艶やかな花。
意図したわけではないだろうが、随分しっくりした名づけになってると思ったものだ。]
(177) 2019/07/06(Sat) 20時頃
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あー、朧も先に帰っとったんや。 紫陽花…?
[>>163 朝顔の説明を聞いて納得し、 亀吉が透明の花を朝顔に見せる様子を見守る。>>165]
それは俺もびっくりしたけど、それだけ心配なったってことやねー。 ほらほら、朝ちゃんええ事ゆってくれてるやん。 今夜は足には気ぃつけときなー。
[>>164 朝顔が亀吉にアドバイスをする様子を微笑ましそうに眺めて笑った。]
(178) 2019/07/06(Sat) 20時頃
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雨はな、見た感じ多分降りそうやで。 それも結構早ぉに。 俺らもこりゃまずそうやって、一旦降りてきてん。
[>>170 天気の話には自分の見解を伝え、透明の花に視線を遣る。]
いや、俺もそんな紫陽花見るんは今日が始めてやわ。 そやねんけど…なんか、さっき山へ向かう道のとこにも生えとったんよな。 俺も覚えなかったし、今日になって急ににょきって育ったみたいに。
毒あったらいかんから、一応食ったりはしたらあかんよ。
[急ぎ足で通り過ぎた紫陽花の謎を改めて実感し、道の向こうに視線を向けた。**]
(179) 2019/07/06(Sat) 20時頃
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知らんて。 山はそこにあるやろう。
[>>172朧の頭の中では、不遇に苦しんだ日向が、村の子をどこかに誘導していったのだろうという図式ができあがっている。 子供の脚力と行動力で行ける山はすぐそこの、先程までさんざっぱら探して回ったいつもの山くらいだろうと当たりをつける。 癇癪を起こすように反発する日向に、ぴしゃりと言い切る。]
(180) 2019/07/06(Sat) 20時半頃
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よかないわ。 山の、どこのあたりや?
[重ねるが、決して朧自身には日向を叱るつもりも責めるつもりもなかった。 むしろ、たえの行き先を知っているかもしれない重要な相手だと思っている。 日向の言う先を探せば、或いは、と。 生来の言葉足らずと顔つきが悪いのは、残念なところだ。]
(181) 2019/07/06(Sat) 20時半頃
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……いや、にょきっ、いいますけど。 土筆や筍じゃないんやし、紫陽花がそんな一日二日で生えますか。
[定吉の答え(>>179)に、眉根を寄せて]
ん……、食べる? いや、蜜のありそな花とか、山菜に似てるとかならまだしも。 よほどお腹空いてても、ふつう紫陽花なんて、食べようとは思わへんやろ?
[その件>>5は、朝顔の生まれる前である。知らないゆえ、悪気はない]
(182) 2019/07/06(Sat) 20時半頃
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――まあ、紫陽花でなくとも、透けとる花なんて。 そんな妙ちきりんなもん、怖くて、ようよう口になんて運べまへん。
ほんとにこの世のものなんやろか、透けとるとか。 そんなん食べましたら、あれや、なんや……そうそう、ヨモツヘグイになってしまいそや。
[言って、ふるふると首を振る]
(183) 2019/07/06(Sat) 20時半頃
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……ほんで、兄さんたち、どないするの? もし、おたえちゃん家にいくなら、朝も連れてってくれへん?
おたえちゃんが戻っとるか、心配なんやけど……。 ……うちのお母ちゃん、朝ひとりやと、ダメやいうから。
[言って]
まあ――……ゆうちゃんなら、お母ちゃんもいいってなるんやろけどなあ。
[ぽつり、呟いた*]
(184) 2019/07/06(Sat) 20時半頃
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[少女がたえを唆した先は、朧が言う通り村の山だった。正直に言うのならばきっと今なのだろう。少女にまだ残る冷静な部分がそう告げていた。けれど。]
知らん…
あの山や思うんなら…はよう探しにいったええ。 はげ山なるまで草も木も、アレも刈ったらええんや。
(185) 2019/07/06(Sat) 21時頃
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[挑むような表情で、少女は朧を見上げた。 見上げなければ、俯いていては、我慢していた涙が溢れてしまいそうだった。]
なんでや…。 うちのおとうもおかあも、誰も探してくれへんのに… たえちゃんならなんで……
みんな寂しなったらええ。 みんな悲しなって…
みんなうちと同じになったら…ええんや……。
(186) 2019/07/06(Sat) 21時頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
2019/07/06(Sat) 21時頃
釣り師 沼太郎は、メモを貼った。
2019/07/06(Sat) 21時頃
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/* 紫陽花食べた訳でもないのに(´・-・`)うぉぉ
(-39) 2019/07/06(Sat) 21時頃
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/* 日向ちゃん切ないなぁ…
(-40) 2019/07/06(Sat) 21時半頃
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─村の道・朝顔の家前─
いやぁ、俺もそう思うんやけど。 生えてたの見てもーたからなぁ。 あんなん生えかけとったら絶対気づくんやけどなぁ。
[>>182 定吉は山仕事もする日が有るので 山方面も普段行き来する道の一つ。 せやろ、おっかしいねんなぁと首をひねる。]
いや、それがな、朝ちゃんが生まれる前に 味見をしてみた子ぉがおるねん。二人も。
…そして… その一人が俺やー!わははー!
[胸を張りドヤ顔。駄目な年長風味。]
(187) 2019/07/06(Sat) 21時半頃
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─村の道>>170─
……雨降ったら、 まあ恵みやけんど、
──雨、呼ぶて、なんや、ええと、あれやな、竜神さんとかみたいや…な?
[昔話の本に書いてあったのだ。 何とはなしに口にする]
……ん?
[>>171これ?と花を唇の横あたりに持ち上げた。]
(188) 2019/07/06(Sat) 21時半頃
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いいや、僕は知らんなあ。 初めて見たし、 なんや、きれいやから… 調べられたら思うて持ってきたんやけど。 定吉も怖い、みたいな?言うてて。
[首を横に振る。]
…サンカヨウ、ともちゃうしなあ。 アレはぬれると透けるねんけど、これ濡れてないし
花の幽霊て、 ええ言い回しやなあ、 詩人みたいや。
[少々的外れなことを言って、笑った。]
(189) 2019/07/06(Sat) 21時半頃
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紫陽花の葉って 紫蘇とかエゴマと似てるから どっちの味に似てるんかーとか気になってな
あれはめっちゃやばかった。 芙蓉はんが薬草探してくれて、沼じいが薬作ってくれたから助かったんよ。
[あの頃だったら、万が一にも透明の葉を見かけたら 味見はしたかもしれない。 そう思うえば、人生経験はとても役に立ったようだ。]
一応形あるからこの世のもんやとは思うんやけど… ヨモツヘ… …へ…
[一度亀吉の顔を見て。 あきらかになんやった?と訴える目。
黄泉戸喫の物語、聞いた事はあったのだが それを示す単語がそれだとすぽんと記憶から抜けていた。 残念。]
(190) 2019/07/06(Sat) 21時半頃
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おう、ええでー。 まさに雷門さんとこ行くとこや。
朝ちゃんのお母さん中おるん? 俺から言ったげるわー。
こーんばーんはー!
[姉妹の両親とは顔見知り。 売り物にならないけど自家消費しきれない野菜があると 差し入れに行くこともしばしば。
気軽に家の中へ声をかけた。*]
(191) 2019/07/06(Sat) 21時半頃
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飴師 定吉は、メモを貼った。
2019/07/06(Sat) 21時半頃
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ええ……食べはりましたの……?
[向こう見ずやなぁ……なんて、苦笑いする間に]
って……腰軽いなあ、もう。
[あっという間に、母と話を始める様子に、目を丸くする。 あの分では、直ぐに話がつくだろう]
飴司の兄さんは、勢いいうの? なんというか、ありますなあ。 箕島の兄さんと、足して半分にしたら丁度良さそうやね。
[などと*]
(192) 2019/07/06(Sat) 22時頃
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