182 【身内】白粉花の村
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[……せめて先の様にからかう口調であれば、腹を抱えて笑えたものを。ほんとうに、冗談のタイミングの分かっていない奴だ。
彼がピアスを探す様を、見るとはなしに見て。呆れた様な視線と目が合えば、ぐっと眉を寄せた]
……好きでこうしてるわけじゃない。 クソ、手ぐらい貸せよ……。
[ぐらぐらする頭を抱えて、どうにか立ち上がる。まるで自分は関係無いみたいに言ってくれるが、一体誰のせいでこんな事になっていると思うんだ。 覚束無い足取りで、どうにか彼の対面にある椅子まで辿り着いて。静かになってしまった彼に、もう一度首を傾げる]
――変な奴だな、あんた。
[言う事も、やる事も。全てが全てディーンの理解の範疇外だ。だというのにそれが当然という顔をして、此方を傷付けて。立場が危うくなれば癇癪を起こして。――そのくせ今は、ディーンを治療しようと準備などして。
……随分とまあ、情けない奴だ。可哀想な、奴だ。 ふ、と。目を伏せて哂う。嘲笑めいたそれが、彼に届いたかどうかは分からないけれど]
(68) 製菓 2014/07/08(Tue) 00時半頃
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[彼の呟きを聞けば、体重を預けたまま目を閉じ、耳に響く心臓の音と温かい体温を感じて。恐らく年下であろう彼はまるで年上の大人のようで、なんだか不思議な感覚に感じる。情けないなあ、なんて思う反面そんな彼を頼もしく素敵に思えて、どちらが大人か分からないね、と呟いた。 返事を聞く前に唇が重なり、短いはずなのに長く感じられる時間と静寂に時が止まったようにも思えて。いっそ、このまま時間が止まってしまうのも悪くない、と心の中で思って。]
……ん、よろしくね。
[照れ臭そうに答えれば、彼の質問に1度小さく頷いて。それから彼の顔を見つめると長い前髪を手でよけ、彼が反応をするよりも早く唇を重ねた。 唇を話せば悪戯っ子のように笑みを浮かべて彼の様子を伺う。とはいっても、文句や小言は聞き流すつもりだけれど。]
痛む……?
[ふ、と彼の首筋に視線を移すと問う。あれからどれ位時間が経ったかは分からないけれど、出血は収まっただろうか。]
(69) 豆 2014/07/08(Tue) 01時頃
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/* >>クシャちゃん 『じゃあ嫁に行くね?生活費はせんせーが貰お?』
(-130) 豆 2014/07/08(Tue) 01時頃
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[頭を抱えて立ち上がる相手>>68を助け起こすこともせず。此方とて、傷を負って疲れているんです、なんて理由を付けて、あくまで椅子に座って相手を待つ。 変な奴だ、と投げられた言葉には、否定とも肯定とも取れるような苦笑を一つ浮かべて見せて。 その後に見えた――何処か嘲笑じみた彼の笑みに、また傷を抉ってやろうかと伸びかけた手を握り込む]
(……流石に倒れますよ)
[自分へと言い聞かせるように胸中で呟き、何とか苛立ちを霧散させる。 代わりに溜息をひとつ、軽く顎を持ち上げて開きに開いたその傷を露にさせて。 そうしてただひたすらに無言のまま、見るからに悪化しているその傷の処置を進める。
処置の最中に、先程聞き流した彼の一言>>67をぼんやりと思い返しながら]
…さぁ。惚れてるんじゃないですか。 少なくとも執着はしてますよ。
[処置を進める手を止めぬまま、視線も傷へと向けたままに。ポツリとそれだけ呟けば、何事も無かったかのようにまた手を動かす。 依然として、耳も頭も痛んだけれど。その痛みを与えた彼に、苛立ちが無かったわけではなかったけれど]
(70) ねこんこん 2014/07/08(Tue) 01時半頃
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[彼の返答など、どうでも良かった。 ただ、聞かれたから答えただけだ、と。
そうしてやがて、顎とそして耳の処置が終われば、鮮血に染まった自分と相手の服を見て、思わず失笑を零す]
お互い、酷い格好ですね。 スプラッタ映画にでも出ますか。
[あぁ、でもそれにはもう少しグロテスクにならないといけませんかね、なんて。 冗談めかしてそう言うと、新しい包帯の当てられた傷を指で軽く弾いてやれば、彼は痛みに呻きでもしただろうか。
ガーゼの当てられた相手の耳へと手を伸ばし、避けられでもしなければその傷を指でそっとなぞっただろう。 そうして触れる事が叶ったのなら――腰を上げてその、頭を。軽く抱き耳元に顔を埋めただろうか]
(71) ねこんこん 2014/07/08(Tue) 01時半頃
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えぇ、そうですね。好きですよ。 ……これは、本音です。
[諦めたように、ポツリ。 顔を見せぬまま、極々静かに告げたその告白に、彼は嗤うだろうか。青ざめるだろうか。 そんな事は何方でもいい。何方にしても、愉快な事には変わりが無い筈だったから。
嗤うのならば、それこそ容赦なくまた嬲ってやれる。その心を折れずとも、疲弊させるくらいはしてやれる、と。 嗤わず、青ざめでもするのなら、それはそれで愉快な事だ、と。 今日は何度も、彼にはしてやられているのだから。
ならばせめて、この最後の嫌がらせくらいは。 ――成功する事を、願って]
(72) ねこんこん 2014/07/08(Tue) 01時半頃
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/* やっと真っ当に告白された!!!!(歓喜)
(-131) 製菓 2014/07/08(Tue) 02時頃
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/* >>真っ当に<<
ぁぃをささゃぃたのに!!
(-132) ねこんこん 2014/07/08(Tue) 02時頃
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/* >>-132 せんせー あんなん痛みでそれどこじゃないですしおすし……
(-133) 製菓 2014/07/08(Tue) 02時頃
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/* >>-133 ディン君 だって煽られてめっちゃおこでしたし…おすし…
(-134) ねこんこん 2014/07/08(Tue) 02時頃
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[廊下を歩み進めて、端っこの階段までたどり着く。 エレベーターは狭っ苦しいのと、内臓ふんわりするの好きじゃないし。 4Fから階段も、地味に面倒ではあるけど。
とん、とん、一歩ずつ、緩いペースで階段を下る。
そうしながらポケットから半ば癖付いた動きで、イヤホンを引き摺りだした。 それにつられる形でプレーヤーまで出てきて、細いコードを支えに不安定にぶらぶら揺れるから、空いた片手で受け止める。 片手が動かせないってのは、思ったより不便だよね。 受け皿にするくらいしか出来やない。]
――…、
[浅い溜息を吐き零して。イヤホンを耳に引っ掛けてから、プレーヤーを持ち直してボタンを押した。 一段おりる度に画面がぶれて見辛いから操作に少し手こずる。]
(73) frigidity 2014/07/08(Tue) 02時頃
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少年探偵団 ガーディは、メモを貼った。
frigidity 2014/07/08(Tue) 02時頃
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[…>>56彼に拒否されたことは、今まであっただろうか。要求ばかり重ねた覚えもないけれど。 いつも小言を漏らしながらも決して無下にしなかった彼は何と無く滑稽で、嫌いになれないものだ。]
[睨んだものの、顔を逸らすのは目を追われる気まずさもあって。分かりきった様に言われた言葉も大して快くはなく。 淡々とした言葉には、無愛想に僅かに視線を送るだけで応えた。]
[>>57穏やかに答えられた言葉には、隠し込んでいた期待が思わず湧き上がる。 外出、なんて。今まで抑制されてきたそれが叶うなんて。そうしたら愛しい妹にも自分から会いに行けるだろうか。 口元が思わずにまりと緩んで、見せないようにと顔を伏せたけれど、語調からは滲み出ただろうか。押し殺した喜びが。]
ああ、うん、押し花くらいは自分でやる。 朝がのためにな。
(74) 鹿さん 2014/07/08(Tue) 02時半頃
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[改めて伝えられた堅苦しい祝いの言葉も何処かこそばゆくて。そりゃどーも、と素っ気なく返しつつも溢れ落ちた希望は目に見えていただろう。
暫ししてからまた相手をチラリと見やって、思い付けば堅苦しい言葉に合わせるよう、ここでようやく掴んでいた腕を離して]
ありがとう、
[首から下げられた(もしくは耳に掛けていたか)色眼鏡を取り上げると、口元へ寄せ、フレームの傍に唇を触れさせる振りをして口付ける。ちゅ、と舌先で僅かな音も作り鳴らしながら。
威厳ある騎士が女王への敬愛を示すように、まぁ指先にでも落とせれば良かったのだろうが。からかうにはこれで十分だろうと。
相手の表情はどうだっただろうか、そう一瞥した時に笑いを堪えるよう歪ませた目元と口元を、見られてしまったかも知れないが。]
(75) 鹿さん 2014/07/08(Tue) 02時半頃
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/* ひぃ;;;;;;;なんなの;;;;;;;;;;まずしのさきがしぬ;;;;;;;;;;;;
(-135) g_r_shinosaki 2014/07/08(Tue) 02時半頃
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/* なんかごめん今一番鹿さんが動揺してる;;;;;
(-136) 鹿さん 2014/07/08(Tue) 02時半頃
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/* うそだよ動揺かてるじしんはある誤爆しそうになった
(-137) g_r_shinosaki 2014/07/08(Tue) 02時半頃
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[最中に落とされた言葉に、少し目を見開いて。何でも無い事の様に言う彼を、じ、と。見詰める。 尋ねておいてなんだが、無視をされるか、馬鹿にされるか……そんな反応が返ってくるものと思っていたから、反応も出来ずにただ固まるだけになる。
返事など要らないという風に処置を続ける彼に、一つ嘆息して。なるほど、と。小さく言葉を洩らした。なるほど、正しく本音だったわけか、と]
今はもう、そんな気分じゃ……ッ、い゛、 ……あんたなあ、
[久々に出た話題に、それはもう必要無いと返そうとした所で傷を弾かれ、じろりと睨んでやる。何だ、照れ隠しかなにかのつもりか。そんな風な事を考えたけれど、まさか口に出来る筈も無く。
耳をなぞる指先に、小さく目を細めて。腰を上げて近付いてくるその体を拒絶する事も無く、ただ見詰めた。 拒絶した方が良いのかもしれない、とは。思っていたのだけれど]
(76) 製菓 2014/07/08(Tue) 02時半頃
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――ああ、そうか。 いや、存外悪い気分じゃあないな。
[静かに落とされた告白に、く、と口角を上げる。そうしてすぐ目前にあるその体に、媚びる様に頭を擦り付けた。 ――嗚呼、なんて滑稽な奴だろう。散々虐げて、見下していた相手に、愛の告白をするだなんて。 これが本音だとは、とても思えないけれど。こういう惨めな冗談になら、乗ってやってもいい。
己の頭を抱く彼の手を軽く引き、そのまま手を伸ばしてその体を抱き締める。 今までディーンがこういう事をすると、彼は随分嫌がっていたけれど、今回はどうだろうか。振り払われたり、していないと良いのだけれど]
……で? あんたは私にどうして欲しいんだ?
[参考までに聞いてやるよ、なんて。笑うでもなく、嫌悪に顔を歪めるでもなく。至極真剣な表情で言う。 勿論その根底にあるのはただの好奇心だけれど……彼にそれが分かるかどうか。
抱き締められていたのなら、その哀れな背中を、そっと撫でて。偽りでしかないその行為に、彼はどう感じるだろう。そう思うと、ちりと燻る嗜虐心のままに、その首筋に吸い付いた]
(77) 製菓 2014/07/08(Tue) 02時半頃
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/* 流れぶった切ってすまぬな( ・ ́ー・`)
(-138) 製菓 2014/07/08(Tue) 02時半頃
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/* ディン君きたらこんどはわたしがしぬんだ;;;;;
(-139) ねこんこん 2014/07/08(Tue) 02時半頃
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/* >>-139 せんせー 愛してるよ(イケボ)
(-140) 製菓 2014/07/08(Tue) 03時頃
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/* >>-140 でぃんくん おいやめろいまはやめろ;;;;;くそ;;;;; ころすきか;;;;;
(-141) ねこんこん 2014/07/08(Tue) 03時頃
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[顔は伏せられても、俯いた彼から聞こえる言葉>>74は、常よりもどこか柔らかく聞こえる。 長い間、しかも謂れのない妄想に取り憑かれながら、真っ白い病棟へ閉じ込められていたのだ。外への渇望も近付く解放への感慨もひとしおだろうと、素っ気ない言葉>>75にも目元を和らげた。]
そういえば貴方、本が好きだって仰ってましたよね。 きっと朝顔さんも喜びます。
[食堂での出来事を思い出しながら、少女にも目を遣って、薄く笑う。 そこで僅かの間沈黙した相手に、掴まれたままの手をどうするべきかと視線を彷徨わせながら、その挙動を伺った。
向けられた目線とともに離された腕に、意識を向けるよりも前に。]
あ、ちょっと、………っ、
[取り上げられた眼鏡と、クリアになる視界と。 今度は何をするつもりだと、なかば呆れながら上げかけた声は、すぐに詰められた。 先まで身に付けていたものに落とされた唇と、妙に可愛らしい音と。 理解するよりも先にかっと熱を持った頬は、動揺ゆえか、羞恥ゆえか、そんな判別をする思考の余裕もなかったけれど。]
(78) g_r_shinosaki 2014/07/08(Tue) 04時頃
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……っな、んですか、それ。
[顔を隠そうにも、そのための眼鏡は外されて相手の手の内にある。 こちらを伺うように向けられた視線からは、咄嗟に顔を背けようとして。けれど彼らしくもなく緩んだ表情に気付けば、唇を噛んでそれを留めた。]
……、揶揄うのはやめてください。 まったく、貴方の考えていることは、…やっぱり良く、理解らない。 …けれど。
[俯いて火照る頬を押さえながら、瞳だけを上げて僅かに高い位置にある赤色を睨む。恨みがましげな声音で覇気の削がれた小言を呟いてから、手を離して。]
そんな顔が出来るのは安心しました。 ……そっちの方が、僕は好きですよ。
どういたしまして。…良かったです。
[眼鏡を持つ彼の手元に手を伸ばしながら、視線は眼鏡へと落としたまま呟いた。 きっとこれから、彼の表情はもっと豊かになるのかもしれないと。そんな表情を見られただけ良しとするべきか、と。 敵意を向けられこそすれ、彼からは悪意を感じた事はないから。どうしても強く当たることのできない自分を恨みつつ、その指先からやんわりと取り上げようとする。 それが叶ったならば、顔に戻そうとしてから暫し悩んで、結局胸に提げるに留めただろう。]
(79) g_r_shinosaki 2014/07/08(Tue) 04時頃
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これは僕の前髪がどかされたのかにゃー…?
(-142) 黒猫音 2014/07/08(Tue) 11時半頃
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/* そうですよー!分かりにくくてごめんねー(๑´ㅂ`๑)
(-143) 豆 2014/07/08(Tue) 11時半頃
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/* 忘れないうちに延長しておきますね
(*1) 明治 2014/07/08(Tue) 11時半頃
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[まるで、媚びるように。 思いの外拒絶されないばかりか、軽く抱いた頭に擦り寄られ>>77、ぱちりと目を瞬かせ。 そして、笑う。相手の上がった口角は見えずとも、きっと今彼は笑っているのだろう。
悪くない、と。そう言いながら、まるで自分を抱き締めるように手を引く彼には、流石に閉口したけれど。 ――なかなか、捨て身の嫌がらせをしてくるものだ、と]
…別に、どうも。 何もしてくれなくて結構ですよ。
[随分と真剣な顔で聞いてくる彼には、一言そう返答を。彼がその問いをどういうつもりで聞いてきたかは分からないが、元々何かを"して貰う"気など更々無い。
彼に何かをして貰わずとも、手離す気などありはしない。その傷を抉ったその事実を、後悔した事など一度も無いと。 ――彼は何か、勘違いしているのだろうか。彼は自分が、支配する側に立ったと錯覚でもしているのだろうか。 例え"本音"を告げようとも、その傷が消えない事には変わりないのに。
――残念でしたね。無様に君に縋る俺を、期待でもしましたか? なんて。小さく呟いたそれが、彼の耳に入ったかは分からないけれど]
(80) ねこんこん 2014/07/08(Tue) 11時半頃
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…あぁ、それとも。 頼めば何か"してくれる"んですか。
[小さく肩を震わせながら、一言。 まったく、一体どういうつもりだか。抱き締めた背を撫でる手の感触に、ぞわりと背筋が粟立った。 嗚呼、本当に生意気な事を。その紛い物の触れ合いで、此方がどうする事を期待しているのだろうか、と。
変わらず痛み続ける頭と、纏わり始めた不快感に眉を寄せていれば、首筋へと吸い付く柔らかな感触。擽ったいそれに一瞬目を見開くと、すぐに堪らず吹き出した。
クスクスとまるで愉快に笑いながら、項垂れるように触れた肩へと、少し重くなってきた頭を預ける。 嗚呼、駄目だ。いい加減不快極まりない。少し冷えたその体温も、嘘にまみれたその触れた唇も]
(81) ねこんこん 2014/07/08(Tue) 11時半頃
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