276 ─五月、薔薇の木の下で。
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─談話室─
[ 普段賑やかなその場所には、この時誰も居らず。 残されていたタルトをみつけて頬張る。 あ、うまい。作ったのはラルフだっけ? なんて思いこそすれど、言葉に出ることもなく。 マークから貰った、置き去りにしたままのクッキーやなんかを探して。 カップを探しハーブティを淹れる。
咀嚼する音。 あるいはクッキーの割れる音。 穏やかな薔薇以外の香り。 ]
(97) 2018/05/19(Sat) 19時半頃
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/* ヴェリーいいいい
(-65) 2018/05/19(Sat) 19時半頃
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[ 人より花が好きなのかと、問われるほど。 俺の回りに人はない。 花ばかりが咲き乱れる。
寂しいとは思わない。 羨ましいとも思わない。
まるで風景のように。 俺はそこに、ただ、在るだけ。
《俺》は中庭に、ただ、在るだけ。 ]*
(98) 2018/05/19(Sat) 19時半頃
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/* みんなわかってるだろうけど、妖精アッピル( ・`д・´)!!
(-66) 2018/05/19(Sat) 19時半頃
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/* あっ、やっぱり妖精さんなのか。
(-67) 2018/05/19(Sat) 20時頃
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/* イアンシュヴァルベさん矢印何本向いてたんだろうね……
(-68) 2018/05/19(Sat) 20時頃
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……ごめん。ただ、本当に凄いと思っていたんだ。
[告白は予想外の内容で>>90、目を見開く 何も考えず喜んで、なんて残酷だったのか。 知らないところでどれだけ苦悩したのだろう。 彼が自分をどう言ったとして、褒め称えていた人間の一人に違いない。]
だけど、例え何も作らなくなったとしても 君は君のままだ、モリス。 ……俺は作品を貰うより、隣にいてくれるほうが好きだよ。
[伝える言葉が正答になるのか、分からない 思ったままを口にするばかり そうして、そうありたいと思う心を肯定した。]
(99) 2018/05/19(Sat) 20時半頃
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[自分の汚れ、芸術家の苦悩 重ならない隔たりが確かに二人に存在して。 それでも、根本にあるものは同じだと感じた。]
……君はどうして、欲しいことばかり言うのかな。
[そう言い笑みを作ろうとして、失敗に終わる。 彼が口にする何もかもが>>93自分の望むままなのは 二人が似ているからこそなのかもしれない。]
(100) 2018/05/19(Sat) 20時半頃
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[それは自分にとって唐突に 息を吐く音が、緑を踏む足音が>>95 ──聞こえたような、気がした。 どちらかでも幻聴ではなかったのなら 視線を向けた先、去り行く背を見ることが叶い ただの勘違いならば、そこにはもう誰もおらず 落ちた薔薇の花弁を見つけただろう。]
……ヴェルツ?
[どちらでも同じことだ 小さな呟きは、名の主には決して届かない。]
(101) 2018/05/19(Sat) 20時半頃
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モリス、モリス……
[確かな動揺を浮かべた表情 怯えるようにモリスに自分から身を寄せた 無意味に名前を繰り返し、縋ろうとする。 他の人間を呼んだ俺を彼はどう思ったか 嫌そうに見えなければ、少しの間そのままでいた。
薔薇の香りが心地良い。]
(102) 2018/05/19(Sat) 20時半頃
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[傷ついた心で自分を気にしてくれた 大切な後輩、汚してはならない相手 いけないことだ、許されないことだ──]
俺、俺は……君に見てもらいたい
君が、欲しい。
[だけど、“苦しくなくなる“のならば ──汚い俺は逃げ道を見つけた。 手の感触に体温が上がる心地 視線は彼の瞳ではなく、唇に注がれ 欲の籠もる吐息が噎せ返る香りに混ざる。]*
(103) 2018/05/19(Sat) 20時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2018/05/19(Sat) 20時半頃
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─落ちた、花弁─
[ 呼吸のように落ちた一枚、緑を踏んだ足音。 それは泡沫のように淡く。けれど、確かに鳴った音。
見つけたのは去りゆく背中か、あるいは落ちた花弁か。 どちらにしろ同じことなのだろう。 微か呼ばれた名前に(>>101)、気付かぬフリをしたのだから。 振り向かなければ、届いていないのと同意。
薔薇はいつだって中庭(そこ)に佇む。 触れなければ傷付かない、けれど
手を伸ばさない限り、それはただの、風景。 ]*
(104) 2018/05/19(Sat) 20時半頃
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───ね、いっちゃん。
(105) 2018/05/19(Sat) 20時半頃
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[ 薔薇の香りは慣れすぎて、自分自身じゃわからない。 ]**
(106) 2018/05/19(Sat) 21時頃
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/* 変態だしクズだしどっちが赤だか分かったものじゃないし気をつけても喉枯れたし 本当にすみません
(-69) 2018/05/19(Sat) 21時頃
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/* ヴェリー様の仰る通りです!!!!!![土下座]
(-70) 2018/05/19(Sat) 21時頃
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/* ヴェリーも狼なの?あんまりそう見えないしむしろ妖精と思うんだけども もし狼なら更にイアンのクズ度が増してるね!
(-71) 2018/05/19(Sat) 21時頃
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―廊下―
他にも早起きがいるんだな。
[横目で見たシャワー室の明かりはついていて、人の気配がしていた。]
……時計も見たら、そろそろ明るくなってもおかしくない時間だと思ったんだけど。……暗いな。
こんなことも、あるらしい。
[小さく頷いた。空がおかしくなっていると疑うより先に、自分や家電を疑うのは普通の反応だろう。何気なく窓の外を眺めると、眠る前と比べても月の位置は変わっていないように思えて。]
…………。
[何とも言えない顔になる。**]
(107) 2018/05/19(Sat) 21時頃
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ロビンは、イアンよりも背が低い。
2018/05/19(Sat) 21時頃
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/* ロビンの飴が優しい(´;ω;`) いっちゃんよかったね、ね…!!!!
ロビンとも絡みにいきたいんだよなぁ、うっぐぎぎぎ。
(-72) 2018/05/19(Sat) 21時半頃
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[ ぱたりと、 雨音が止んだ。 何時もよりもずぅっとラフな、 ─── 急ぎその辺りにあったものを引っ掴んだからだ。 草臥れたシャツとズボン、と言うような服装で 濡れた茶の髪もそこそこに、 廊下を踏む。
……ベネットのことは言ってられない。 冷たい床が足裏に沁みた。]
(108) 2018/05/19(Sat) 21時半頃
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[ ぺたり、ぺたり と 素足が廊下を踏む。 ─── 随分と真っ直ぐに歩けるようになった。 薔薇の芳香は未だに離れることはなく、 寧ろ 強くなったような気もするのに
其処で そう、 シャワー室の近く。 ふたり の 存在を認めた。]
──── シャワー室待ちか? 大分 待たせたろう。
[ ふたり、が後輩ふたりと見ると、 すこぅしばかり襟元を直すものの、 ……どう頑張っても襟は立ってくれなかった。]
(109) 2018/05/19(Sat) 21時半頃
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― 自室 ―
[ベッドの上、向き合って座り、包帯が巻き直されるのを見ていた。 ピスティオの悲鳴めいた声と、短く返す声。 時折笑いが混じれば、怒られることもあったかもしれない]
階段から落ちただけだって
えぐれてるのはほら、 ……打ちどころが悪くて?
[呼び出されてないし、いじめられてもいない。 逆のようなもんだ、とこれは声に出さずにおいた]
(110) 2018/05/19(Sat) 21時半頃
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[怪我のこと以外にも色々な話をした。 宿題は進んでいるか。――腕が痛いからノートを写してくれ、とか。 最近好きな色は何?だとか]
そうだ、 怪我が治る前に描いてよ
こんな大けが初めてだし
[なんて言えば、やっぱり怒られたかもしれない。 夜が更けて(いるように見えて)部屋に泊まってくか、なんて話もして、怪我をしてから今日が一番、いい日だと思えた*]
(111) 2018/05/19(Sat) 21時半頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2018/05/19(Sat) 21時半頃
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そう、だったんですか。 時計、そういえば、見てなかったな……。
[生真面目そうなロビン>>107がここで冗談を言うと思えないまま、ふっと彼につられて窓の外を見遣る。]
よく寝たから、大分経ってると思ったんですけど、 月、全然落ちてない、ですよ、ね。
[ロビンの眼鏡の奥の微妙そうな表情も見ると、少しばかり不穏な思考が過ってしまい――]
明けない夜、とかだったりしたら、 まるで学校の怪談みたいですね。
[表情なく呟いて、マークは軽く身震いした。]
(112) 2018/05/19(Sat) 21時半頃
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/* ユージン、イアン、モリス この順番でチップ並べるとヴェリー様が見てるが再現されますね……
一年とマーク見てると自分が何やってるのか恥ずかしくなるわぁ……。
(-73) 2018/05/19(Sat) 21時半頃
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ー東屋の中ー
ここに来る前に会っただけ。
[調理室からパンが歩いてきた。 普段ならそれくらいの軽口も言えるだろうし今だって少し冷静になれば思いつくだろう。 なのに今、この瞬間の自分が駄目なのだ。
何かあったからの反応>>41にしか見えない。 それが、どんなことが起きていたのか。 オスカーには言えて、自分には言えないことがあるのだろう]
(113) 2018/05/19(Sat) 21時半頃
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[関係ない>>42。 それはフェルゼにしてはずいぶんとはっきりした拒絶の意思だ。 おかしい自覚はある。 きっと頭に血が上っている。
けれど、何故なのか。 解らない。解りたくない。 ただ、感情がざわざわするからと、何時ものように単純明快に言えなくてため息とともに小麦二本のうち一本を押し付けながら、息を吐く]
(114) 2018/05/19(Sat) 21時半頃
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ぶ ぶえっくし!
[辛うじてのところで顔を背けたから、ロビンにくしゃみは掛かっていない、筈だ。 パジャマ姿は、些か冷えるものだった。明るい部屋の奥にある筈の湯気が恋しくなってきた頃に、漸くシャワー室の扉が開いた!>>109]
あ、良かった! じゃあ入りま――
[その人がケヴィン>>109だと気付き、反射的に、一歩下がった。]
(115) 2018/05/19(Sat) 21時半頃
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[これは過去の話。 「パン先輩がパンおごってくれるってよ!」 そんな同級生たちの他愛ない噂話に、まだ女装をしていた頃のマークも飛びついた。 幼くて無知だったその時のマークは、「生花を編んだ花冠」を被った状態で、喜び勇んで調理室に飛び込んだのだ。
この話の顛末はさておき、ケヴィンが花の匂いを苦手とすると思ったが故に、今、マークは彼から距離を取った。自分もさっきまで薔薇を髪につけていたのだから。 ――そもそも今、この寮全体に、匂いは満ちていたのだが]
……あの。 匂い、大丈夫、ですか?
[ふと心配が、口に出た*]
(116) 2018/05/19(Sat) 22時頃
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俺さ、やっぱここ来るのやめるわ。 もう音楽やらないし。 お前にも、なんか変なこと言っちゃうし。 …ごめんな。
[パンを押し付けることに成功すれば踵を返そう。 受け取られなくても、誰かほかの生徒に分ければいい。 そのパンには罪はない。 それに、ここに足を踏み入れなければ、フェルゼにもきっと、変なことを言わなくても済むだろうから。
気持ちを切り替えなくてはと吐き出した声は、努めて明るいものにしたつもり*]
(117) 2018/05/19(Sat) 22時頃
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