229 流水花争奪鳥競争村
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/* 順番的には個人的にはラルフ→キルロイ、だとは思っているけど まあ、まあ、 心の目で 感じてくれ!!!!
(-122) wallace 2015/07/10(Fri) 22時頃
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― 衛兵控室 to キルロイ ― >>227
[うぐ、と喉の奥が詰まる。]
……はぁ。
[思わずため息を吐いて少し俯いた。]
中、誰もいないなら 入らせて。
[廊下でちょっと立ち話、という話でもない。 ぺたぺたとサンダルを鳴らして控室の中へと入れば、 長椅子にすとんと腰を落とし、横をぺしぺしと叩いた。
ここに、すわりなさい。と態度が言う。]
(228) wallace 2015/07/10(Fri) 22時頃
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うん。
[膝の上にのせて握っていた手が、 スカートに多めの皺を作る。]
結論から言うと、違う人にしたわ。
[長椅子に並んで座った状態で、 正面に向って言葉を投げた。]
(230) wallace 2015/07/10(Fri) 22時半頃
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…、朝、本当に楽しかったし、 好きになって一緒になれたら 幸せになれるのかも、と、思いもした。
ぶっちゃけ顔はキルロイの方が全然いいし 体力あるし、 背も高 ぃ…
[徐々に声は、フェードアウト。]
……なんで キルロイ選ばなかったんだろ状態だわこれ。
[若干、声はマジだ。] [ああ、と花の隙間に指を入れながら頭を抱えた。]
…、ごめん。
(231) wallace 2015/07/10(Fri) 22時半頃
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― 夜 厨房 ― >>236 [あ。ほんとにいた。 と顔に出る。
白い仕事着姿が普段のラルフなんだろうけど、 パーカー姿の方が先にあるから何だか新鮮だ。
静かになる厨房に、あ、しまった。と思う。 けどまあ、明日にはみんなにも解る事だし、――。]
お昼は色々とありがと。 無事に戻れたわ。
(237) wallace 2015/07/10(Fri) 23時頃
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その、―――
[髪に飾っていた大輪を一本抜き取って はい、とラルフの前に差し出す。]
お礼よ。
(238) wallace 2015/07/10(Fri) 23時頃
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ちゃんと、掴まえた。 砕けなかったし、拾って貰う必要もない。
……、だから、その、 ごめんなさい。
私はラルフじゃない人と、結婚する。
(239) wallace 2015/07/10(Fri) 23時頃
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ずっとずっと、ずぅぅ〜〜っと昔から 私を陰で支えていてくれていたのに、 私は酷い裏切りをしたんじゃないかって …思うくらいには 悩みはした。
けど、うん… ごめん。
[ぽつ、と二度謝罪の言葉を落す。]
(240) wallace 2015/07/10(Fri) 23時頃
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― 夜 衛兵控室 ― >>232>>234
怒ってもいいところよ!?
[笑うから思わず顔を上げて、 えええっ!?って顔でキルロイを見た。]
ばっっかじゃないの。 逃げないって言ったじゃない。
私はね、この最終試験をそういう 事務的な処理で終わらせたくなんてなかったの!
[冗談じゃないわ、と悪態もついた。 誰もいない部屋は便利だ。]
(241) wallace 2015/07/10(Fri) 23時頃
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……理由とか聞かないのね。 私に興味もなくなった?
[意地悪な事を言ったなと思いつつ、 椅子に両手をぺたりとつけて肘を伸ばす。
天井を仰ぎながら、勝手に喋りはじめる。]
(242) wallace 2015/07/10(Fri) 23時頃
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一緒に笑える人ってのも大事だし、 幸せにしてくれる人ってのも大事で、
勿論私も幸せにしてあげたいなぁ、 って思うのは当たり前で
涙を共有したりできるのも悪くないって思うし、 悪い事をしたら止めてくれる人でもないと嫌。
あとは、守ってくれるってのも嬉しいけど、 守られるだけって存在は癪だって思う。
(243) wallace 2015/07/10(Fri) 23時頃
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でも、そういうのもあるけど
私の全てをちゃんと受け止めるだけじゃなくて 受け止めて…その先を見たかったんだと思うの。
(244) wallace 2015/07/10(Fri) 23時頃
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ついでに言うと、私が選んだ人は… 私を 浄化する力がある
、そう思ってるの。 ……本人には言う気ないけど。
[一生言うもんか、くらいで本気で思っている。]
(245) wallace 2015/07/10(Fri) 23時頃
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一番、一緒にいる未来が見えたの。 だから、その人にしたわ。
[そこまで言って、言ってから、]
(246) wallace 2015/07/10(Fri) 23時頃
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で! よ!
[やや声を大きくして、ぐりっとキルロイの方へ身体を捩じる。]
キルロイ。 お願いよ。
貴方が、この仕事を志した理由がまだ心にあるのなら ―――これからも 神殿にいて欲しい。
あなたには幸せになって欲しいし、 それに、
私がちゃんと幸せになれたかも、みてて欲しいわ。**
(247) wallace 2015/07/10(Fri) 23時頃
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― 夜 厨房 ― >>248〜
[本当に知りませんでした。顔。 薄紫の花は無事にラルフの手に渡り、ほ、と息を吐く。
それから唸って困った顔のラルフが見えれば、 ちくちくと刺さるものを感じる。]
!
[上がった顔に、つい背筋が伸びた。]
(259) wallace 2015/07/10(Fri) 23時半頃
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…!
[誇らしげな顔を見せてくれて。 だって、絶対に悔しいし、辛いのに。
どうして、と。 思うと、口が一瞬への字になる。
ラルフの 痛いくらいの優しさを感じれば、 ん、と曲がった口を横に引いてから、]
うんっ!!
[右手をこちらも上げて、 にっこりとした笑顔で右手を勢い任せに打ち付けた。]
(260) wallace 2015/07/10(Fri) 23時半頃
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[ばっちーん!]
[いい音が厨房に響いた。]
いったぁ〜。
[思わずじんじんとした手を、冷ます為に振る。]
(261) wallace 2015/07/10(Fri) 23時半頃
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はは。 … あーもー。
ありがと。 なんか次への勇気も貰った気がする。
[はーー、と息を吐いて吸って。 ラルフの顔を見ながら小首を傾げ、]
で、
ラルフはー、明日からも… 私の料理を作ってくれるのかしら?**
(262) wallace 2015/07/10(Fri) 23時半頃
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― 衛兵控室 ― >>252〜 [ばかか。と衛兵長がいたらおそらく怒られるような口調。]
…ありがと。
[そう簡単に気持ちは冷めないんだろうな。 それはなんとなく右手の余韻が覚えてる。>>261]
うん。
[聞かなくても話すつもりで来たのは確かだ。 キルロイの隣に座ったまま話を終え、身体の向きを変え ある意味、本題を告げる。]
(263) wallace 2015/07/11(Sat) 00時頃
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いだっ!!
[でこに赤い痕がついて、頭の上の花と赤毛が揺れた。 反撃はやめてこれは受け取るべき痛みにする。
もしかしたらハイヒールの仕返しかもしれないし。]
(264) wallace 2015/07/11(Sat) 00時頃
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……うん。 旅先で聞いたね。>>0:104>>0:106
忘れてないわ。
[ずいと身近に迫られて、うお、と上体が反れる。>>257]
せん、ゆう…
[トレーサー家は、前世で一体どんな縁があったんだろうと思う。 ナナオは親友で、キルロイが戦友。
そういう存在がいてくれるという安心感と、幸福感。]
(265) wallace 2015/07/11(Sat) 00時頃
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キルロイの言葉は、わたしには 綺麗すぎるわ。 [自分は汚染された存在のように ずっと思ってきていたから。とまでは、言えず。]
…でも、 嬉しい。 とっても嬉しいの。
これからも、…守ってくれると言ってくれて ありがとう。
(266) wallace 2015/07/11(Sat) 00時頃
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[だから、と言葉を続けながら キルロイを真っ直ぐ見ながら 髪に刺したネリネの花を抜く。
声はどこか凛として、周囲の空気が澄んだように変わり、
響く。]
(267) wallace 2015/07/11(Sat) 00時頃
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――、貴方の信念を貫き通しなさい。 ――、私も私の信じた道を行く。
[挙げた拳に、一輪花を持った手で包み込む。 そこに頭を垂れて祈りを捧げる形に似る。]
(268) wallace 2015/07/11(Sat) 00時頃
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貰って。 私の好きな花よ。
今日の午前中にあった事は、 私にとって間違いなく『幸せな思い出』だから。
それじゃあね、キルロイ。
[花と花言葉をあげて顔を上げれば、 部屋を後にしようとするが
あ、 と何かに気付いたような声を出して顔だけ振り返る。]
(269) wallace 2015/07/11(Sat) 00時頃
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ナナオに宜しくね!
[戦友と同時に、親友の事も忘れるわけはなかった。**]
(270) wallace 2015/07/11(Sat) 00時頃
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― 夜 厨房 ―
!? ちょっと、勝手に刺…っ
[バランスというものがあるのよ。 と花が戻って変な位置で咲けばやや抗議。]
……
[甘えるなと言われれば、 一寸だけ不安げに揺れる視界。]
……
[むすりとした顔で、それでも作ると言われた。 毎日出てくる皿に、人の顔を感じた事はなくて、 こちらを見ている他の料理人達の方に視線を少し流した。]
(276) wallace 2015/07/11(Sat) 00時半頃
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[けれどそれは短い間で。>>272 好きだと、ラルフからの言葉が重なれば、 それが胸に痛みとして突き刺さるのが解る。
言葉は嬉しいのに、 それを受け取れない事に痛みを感じる。]
…、うん。
[一緒に居たかった。
それならどうしてあんな優しすぎる事をしたんだと。 嬉しいけれどそれが切なくて、じわ、と目頭が熱くなった。
ラルフも何だか似たような顔をしている気がして 少しおかしくて、泣き顔なのに少し笑った。]
(277) wallace 2015/07/11(Sat) 01時頃
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ありがとう。
私を好きになってくれて、 …ずっと、好きでいてくれて、
私は幸せ者だわ。
[表情は淡く笑んだ形に変わる。]
(278) wallace 2015/07/11(Sat) 01時頃
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