197 獣ノ國
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ーガガガガッ!
[机の上に置いていた携帯のバイブレーション>>83に起こされる。叩き起こされたことで心臓は強く打ち、見ていた夢の内容は休息に霧散して。何か大事なことを聞いたような気がしたけれど、そのかけらすら捕まえられずに見失う]
携帯...メール? 誰から...
[開いて見たメールには、可愛らしい友人の言葉。それを見た途端、不意に涙がこぼれ始めた。 何故だか、安堵とともに色々なことを間違って来たような、そんな気がして。けれどそれが何かもわからなくて。 ほとんど衝動的に、メールをしてくれた友人の番号を画面に呼び出し、発信する。 何故だか、とても強くその友人の声が聞きたくなって]
...あ、マユミ? メールごめんね、ありがとう...
[友人がでてくれたなら、会ってくれないかなんて尋ねてみようと思いながら。留守電になるとしても、メッセージは入れておくだろう]
(92) 2014/10/05(Sun) 16時半頃
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[メールを送信しつつ男はある失態に気付く>>91]
――…名前と記念日は、間違えちゃあ駄目、だったかな。
[いつか唇を尖らせ非難を受けたあの日を思い返し、男は手早く液晶を操作。誤ちを訂正する。]
指一つで変えられる過去、ね。 人が獣、なんて。…望んでそうなる人はいるんだろうか。
[独り言はきっと小さなもの。鹿角を持った彼には届いただろうか。 なるべく声を抑えたつもりだけれど。]
(93) 2014/10/05(Sun) 16時半頃
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それじゃあね。
[眼前にいる青年もまた半獣であるとは知らず。
会計を済ませ、店を離れる。 帰路へつく途中で届いたメール>>82をPDAで確認した。
ああそういえば、羽織を渡したままだ ――スザンナから聞いた話では具合が悪いとか。
届いたメールの裡に何を思っていたかなど測れないまま。>>81 簡素に一文、ありがとう、君もお大事にとだけ電子の文を認め
小雨が降り始めた街を、傘をささず歩く。 包が濡れてしまうというのも忘れ、 染みだらけに変わりゆく石畳に白が黒に染まる錯覚を覚えた。]
(94) 2014/10/05(Sun) 16時半頃
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/* カリュクスちゃんごめんなさい…!
(-44) 2014/10/05(Sun) 16時半頃
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/* ベネットさんにも絡みたいしトレイルさんにも絡みたいしマユミさんには花籠手渡したいし雑貨屋行って手紙買ってクラリスちゃんに届けたいしオスカーくん掘り下げたいしルーカスさんともお話ししたいなあというかみなさん素敵だから絡みたい
(-45) 2014/10/05(Sun) 16時半頃
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>>73 錠 新年会の時、ですか。 …後で、沢山話を聞かせて貰ったものです。 ふふ、懐かしい。
[穏やかに、しかし少しさみしげに笑う。 きゅ…。少し寂しげな、しかし人の物ではない音が漏れた。]
えぇ、此処のお菓子、主人も好んで居ました。 …?粒餡かこし餡…か、ですか?
[うぬ、と少し悩んで答える。]
こし餡ですかね。個人的な好みは。
(95) 2014/10/05(Sun) 16時半頃
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愛人 スージーは、メモを貼った。
2014/10/05(Sun) 16時半頃
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/* ヤニクさwwwww誤字の拾い方wwww
(-46) 2014/10/05(Sun) 16時半頃
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>>94 錠 ええ、また会う機会があれば。 お気をつけて。
[帰っていく相手へ、柔らかく微笑んで見送った。*]
(96) 2014/10/05(Sun) 16時半頃
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[はたり、瞬きが落ちる。]
(――素直)
[それは喉に引っかかる響き>>3だった。間を埋めるように、首を傾げるに似た曖昧な頷きを落とし。それを払拭するように喉を鳴らせば、"冗談"と言葉を続けて。]
それもそうだね。…鹿に世話焼く狼もいるけれど。
[赤ずきん、と呟きながら。柔い瞳を真意の読み辛い笑みへ、赤頭巾へと、順に向ける。
その後に投げた問いも、一瞬の間の後に続く答え>>4も、半ばどうでもよかった。相手が不思議そうに問いを投げた>>1:380時点で、少年の心中は概ね固まりきっていたのだから。
――さて。お喋りな狼の話は、どう綴り伝えようか。"そっか"と短い返事の合間にも、脳裏を文字が駆け巡り。見上げた鳶色に好奇が映り込んだ。]
(97) 2014/10/05(Sun) 16時半頃
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……なんだったかな。確かめたかった、のかも。
[マフラーに鼻先を埋め、カツと足踏みを一つ。飛び出した理由>>4、と小さく呟きながら、曖昧な心情に記憶を、言葉を、嵌めて行く。]
――…いつも通りなのか、そうでないのか。 …家の中で怯え待っている気分でも、なくなったし。
[そう、自分の背中を押した言葉があった。徐にコートのポケットの上から通信機器を撫で、蜘蛛に告げられた言葉を思い返す。]
後。そもそも、買い物しないと家に食糧が無い。
[道草で腹が膨れたらどんなにいいか。
葉野菜が食べたい、と溜息混じりにごちりつつ。ふと空を仰げば、"随分と話し込んだような…"と我に返ったような気持ちになり。ふう、と細い息を漏らした。]
(98) 2014/10/05(Sun) 16時半頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2014/10/05(Sun) 16時半頃
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[――着信が来たのだろう。取りだされた機器を追うように、視線が昇り流れる。 失礼、と告げては機器を操作する相手>>84に、一拍遅れて頷くと、その手付きに素直に感心しつつ、用が済むのを見届ける。
…やがて、視線が帰って来るなり、告げられた問い>>85にはゆるゆると首を振り、肩を竦めた。]
…何かあれば、それを仲間に伝えるまでだよ。 まあ、赤ずきんを貰えれば、少しは気が楽になるかもね。 ――いないよ。飼われるなんて、想像がつかない。
[……受け入れて欲しい人は、いないような、いるような。 なんて小さく零れてしまった囁きには。思わず目を瞬かせ、泳がせる。狼の耳に、その声は届いてしまっただろうか。
…どちらにせよ。ここでその心情を深く考えようとは、まず思わないけれど。]
(99) 2014/10/05(Sun) 17時頃
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/* 文が、文が散らばる、すみません…!
(-47) 2014/10/05(Sun) 17時頃
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― 大通り→住宅街へ ―
[そういえば、亀吉がこし餡と答えた時>>95 奇妙な音を聞いたような気がした。
今なにか鳴らしたか、と問おうとしたが その前に店員から包みを渡されてしまったのだ。]
………。
[家路に向かうまでの間、雨足は早いものへ変わっていく。 何処かで濡れているのかと気掛かりさを覚えれば、 まるで捨て犬の心配をしているようだと、髪に指を埋めて掻き。
髪が湿っていることで、漸く雨が降っている事に気がついた。 住宅街を目指す下駄の音に紛れ、湿った水音が雑ざり込む。
土の色に混ざる透明に風情は感じず、小さく舌を打った*]
(100) 2014/10/05(Sun) 17時頃
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―大学→商店街―
[大学から駐輪場まで向かう間、花屋と本屋の何方が近いだろうかと頭の中の地図を見直す。
そして自転車やバイクが立ち並ぶ場所にたどり着く前に、はたと足を止めた。]
……ぅわぁ、徒歩かぁ……
[ルーカスの家から大学に来るまでに、公園や喫茶店の前を通過しただろうか。大学の門の先に伸びる道が…の顔に憂鬱そうな色を落とした。
手の中にある"V"の文字をなぞる。明日はいつも通り仕事があるから、今夜にでもバイクを取りに行かねばならない。お礼ついでにメールをしておこう。 もしかしたら夜になっても家の主は留守かもしれないけれど、連絡しておくに越した事はない。 名刺をポケットの中に押し込んで、大学の門を潜った。]
(101) 2014/10/05(Sun) 17時頃
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/* 赤ずきんってホントにもらえるのかな、というか赤ずきん@スペアなのかな、どこで締めようか…!
そろそろ解放しないと、ヤニクさんの時間軸が、目標次ぐらいで締め方向…。
(-48) 2014/10/05(Sun) 17時頃
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抜荷 錠は、メモを貼った。
2014/10/05(Sun) 17時頃
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[長い道のりを小さく鼻歌を歌いながら歩く。
だんだん楽しくなって、近くに人がいないのを良い事に大きくなるは歌声は、もしかすると反対車線を歩く人物に聞こえるかもしれない。
前しか見えていない、というのは不幸中の幸いか。]
(102) 2014/10/05(Sun) 17時頃
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/* 後確かに、黒鹿が馬鹿に見える。分かる。すごくわかる。
(-49) 2014/10/05(Sun) 17時頃
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――回想・カフェ店内――
[ 奥床しい仕草とともに告げられた言葉には、緩く首をもたげるのみに留めた。テーブルの前に腰を落ち着かせれば、その目は自然、慣れぬ景色に浮かぶ既知の相手>>52へと向く。
自らの返答に、机上に落とされたその視線を追いながら。一間おいてこちらと交わったそれを、改めて緩く見つめ返す。一瞬でも逸らせばその間に、と子供じみた微かな焦燥に。
――薄笑いは形を保ったままだったろうか。冷たいガラスを取る手に知らず、力が篭った。]
……本当に。
[ ――途切れかかった、それでも耳に届いた言葉>>53には、小さく声が漏れる。 からかう意図も当から無ければ、それでも習いめいて軽さを帯びていた口調はなりを潜め。向かう相手のそこへ確めるように暗灰色を絡めれば。
映る表情に低く浅く、息を零した。湿らせたばかりの咽喉奥が乾く。]
(103) 2014/10/05(Sun) 17時頃
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……じゃあ、――来てよ。
[ 今日にでも、と掠れた声には斜にした視界で呟いた。今夜でも、いつでもと付け足して。 言葉尻に重なった晩ご飯、の語にははたと虚を突かれる。ぼんやりと食べさしのケーキへと視線を落としては、ただ緩い口元に眉を顰め、呟いた。]
先輩が作ってくれるなら、全部食べるよ。
[ やがてこちらをハムスターに喩える答え>>55を聞けば、そういえばサイトでもそんな事言ってる人もいたな、と思い返す。
――「篭り切り」と間に挟まれたそれに、手に取ったフォークはただ皿上に戻した。 回し車を押すハムスターは、自分が同じ道を通っている事に気付いているんだろうか、と小さく思考を揺らす。]
(104) 2014/10/05(Sun) 17時頃
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ずっと。 ……死ぬまで?
[ 逃げ出したら、には黙ったまま。口角を上げ呟いたのにはどう反応が返っただろう。問いの形は取ったものの、自嘲じみたそれの後には唇を噛み締める。
――そうして美味しい、と相手がケーキを口に含んだころには、平生の顔を取り戻しては。
別れが近づけば、また今度、と渡していたか定かではない連絡先を差し出したのだったか。次はマカロンがあれば良い、とは本心からに次ぐ。席を立った相手の手を、受け入れられたのならば再度取って、店を後にする。
いつだったのか、既知の顔に手を振って、また思うまま足を進め始めた。 ――掠る余韻には一度、僅かに目を伏せては。*]
(105) 2014/10/05(Sun) 17時頃
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オスカーは、[抑えられた言葉>>93を耳にすれど、喉奥で静かに息を鳴らすに留めて。]
2014/10/05(Sun) 17時頃
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["獣人に会った"。 彼の発したその言葉>>77に、男はピク、と眉を持ち上げる。 あの獣達のコミュニティで話した獣達の中の誰かが、目の前の彼と会うたと、そう言う事なのだろうか。 ――嗚呼、しかし少々、不躾な視線を投げてしまっていたらしい。零された苦笑>>76に気付くなり、男は見据える眼差しを僅かに緩めはしただろう。]
成る程、獣人に。 君が会ったと言うのなら…あの噂は本当だったと言う事かな。
あぁ、教えてくれて有難う。 もうひとつだけ聞きたいんだが…君は、獣人に会って、どう思った?何か、演技に使えそうだったかな。
しかし連絡先を、か…なかなか勇気のある青年だ。相手は獣人だぞ?
[苦笑を浮かべ、呆れたような、感心したような声でそう揶揄り。細められた目は、半ば無意識のものだったけれど。
カナリアと、狼。 カナリアの方には、心当たりがある。羽を切られ飛ぶ事も囀る事も叶わない、哀れな哀れなカナリアの事なら。 ――だが、"狼"? "なり損ないの犬"の話なら知っているが、狼の話は聞いた覚えが無い。 あの中の獣人達以外に、まだ獣人が、居ると言うのだろうか。]
(106) 2014/10/05(Sun) 17時頃
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姓、を? ……そんなに気になるか、私のVの続きが。
[そんな事を思案していたのなら、彼に持ち掛けられた"提案"。僅かに驚いたような視線を向けた後に、クス、と小さな笑みを浮かべる。 そうして、さも愉しむかのように。そして、からかうように――探るように。ゆっくりと、言葉を紡いだだろう。]
――……もしも君が、"私を知りたくて"その質問をするのなら。 Vの続きよりも、もっと"良い事"を…私自身の事を教えよう。 ただし、君の名前が先だ。
ただVの続きが気になるだけなら…私も、君の本名には興味を無くす。
さぁ、どうする?
[少しばかり顎を引き、組んだ手を解いて軽く差し出してみながら。 幼い頃からの癖だと言う彼の爪の傷>>75に触れようとすれば、果たしてそれは許されただろうか。 許されたのであれば、その血の滲む――もう、固まっていたかもしれないけれど――指先を、そっと撫で上げてみただろう。 Vの続きか、それとも他の何かか。彼は果たして何方を取るのか、と期待にも似た眼差しを向けながら。]
(107) 2014/10/05(Sun) 17時頃
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/* どうしようかな、どう挟み込もう。挟み込もう…。
(-50) 2014/10/05(Sun) 17時頃
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愛人 スージーは、メモを貼った。
2014/10/05(Sun) 17時頃
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/*シオンすこいかわいいんんんんかわいい泣いてるたつとくて泣いてる
(-51) 2014/10/05(Sun) 17時頃
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/*しめおん!!!
(-52) 2014/10/05(Sun) 17時頃
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□獣につゐて 20xx年10月2日 xx:xx ほとんどカカオな匿名
>>=4 マイコーさん 獣人避けオーラw寝てるうちに何かされたかもしれませんね。いよいよ組織の陰謀を感じます。
是非話しましょう! 今ちょうど商店街に向かっているのですが、急ですかね?
また獣人に会った情報出てる…! どんな方だったのか気になります… >>=3 匿名さん 匿名さん忙しそう……できれば情報共有したいですけど、むしろ此方から行ったほうがいいんでしょうか
(=6) 2014/10/05(Sun) 17時頃
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― 花屋前 ―
[大通りを通過する途中で花屋の前を過ぎれば、 トレイルの姿はあったか。>>11
不在であれば店主なりに声を掛ける事にし。 傘を借りたところで、礼を預け。]
――悪い、傘貸してくんねぇかな。
[傘を借用ついでに、 月に一度墓花を持ってきて貰う日取りを思い出し]
明日の午前に指定してもいいかね。 一応、配送に来る前には連絡が欲しいな
[そう言い伝えてから、大通りを抜け住宅街へ向かってゆく。]
(108) 2014/10/05(Sun) 17時半頃
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[曖昧な言葉、浮かべられた瞳の色から相手の意図を察することは出来ない。
「世話焼く狼」>>97と喩えられれば、男は口端を上げたまま無言になる。
白か黒か。それをある人は一種の矛盾概念ではないかと告げていた。
風流のある抽象さは好きだ。 けれど、答え>>98が明確でないことは男の胸に引っかかりを覚えさせる。
それがまた、好奇心を引き立てて仕方のないものだから、男は小さく息を漏らす。]
なるほど、なるほど。外に出ると君が思える何かがあったらしいね。
――何とも素敵な話だ。
[それでも男は微塵にも不満を出させようとしない。なんでもないと世間話を吟じる。]
(109) 2014/10/05(Sun) 17時半頃
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今までもそうだったのかい?
[日常生活においては、そんな呟き。]
…仲間、ね。
――まあ、君がそう思うなら遊びにおいで。 ここに、…君携帯持ってる?
[何せまたとない極貧生活を繰り返している少年だ。男は思わず尋ねる。 持っていると彼が告げたのならば、自身の連絡先を綴ったメモを手渡そうとしただろう。
彼の呟きには、]
同感。 まあ、狼なんて飼う好きものなんてそういないさ。 ありのままの君を受け入れてくれる人が、見つかるといいね。
[秀でた獣耳は微かなれど音>>99を拾ってしまったらしい。 随分と気を散らしているような瞳を男は静かに眺めて切り出す。]
(110) 2014/10/05(Sun) 17時半頃
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――…さて、これから僕はお買い物だ。 とりあえずそこのカフェでケーキと、雑貨屋で手紙を買わないといけない。
君はどうする? 着いてくるならケーキくらいは奢ってあげるよ? 何たって、僕は世話好きで優しい狼だからね!
[大仰な態度。大袈裟な口笛で狼は笑う。]
それとも、花畑で花束でも作るかい?
[別離を望むのなら、男は見送ろうと。 男はなぞかけにも似た曖昧な言葉を歪む唇で綴った。]
(111) 2014/10/05(Sun) 17時半頃
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