47 Gambit on board
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[円卓のほぼ正面から向けられた視線と声に顔をあげ、イアンの言を受け取る]
ああ、そこは己…自分も考えているところですよ。 現状…警戒中の隣国や部隊の者に与える影響を思えば 安易な破棄縮小は避けたい。
それに今までの経緯も鑑みれば、 和平を選んだからと突然手の平を返すように手を引いたのでは 集中砲火を浴びかねんことは考えねばならないでしょう。
和平路線を選択するなら、即破棄縮小しない事が確約出来ねば 自分は賛同は出来ませんよ。
[そう言いながら胸の裡に矛盾する感情が湧くのを感じた。 虫のいい話。本当にその通りだ]
(77) 2011/03/21(Mon) 15時半頃
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軍縮に賛同出来ない理由をもう一つだけ言わせていただくならば、 サウザニア王国の動向の事もあります。
不可侵条約やコリーン様の御身もあるとはいえ あの国と同等の軍事力を維持し続けなければ、 いずれ危機に陥ることになるかもしれません。 皆さんお分かりでしょうが。
[一度閉じた口をすぐに開く。 決して自軍の事のみを懸念しているわけではない、と]
(78) 2011/03/21(Mon) 15時半頃
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[配られた喪章を手に周囲の様子を見て、他の師団長に倣い腕に付ける。 やがて、15人の師団長全てが揃い、第一師団長のサイモンが口火>>#2を切った。
内容は第一皇子を強く押すもの。
その後続く、師団長達の意見にも黙って耳を傾け。 あまり浮かぬ様子の蒼灰の目はゆっくりと会議室の面々のを眺める。
思い浮かぶのは、何年にも渡り辺境の地での戦いと足らぬ物資に苦労を続けた前師団長のワットから何度も言い聞かされた考え。 それに従うのならば自分の選択は決定しているとも言えるが、蒼灰は思案に揺れる。]
(79) 2011/03/21(Mon) 15時半頃
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―――…。
[ぴこり、と動物の耳であるかのように制御装置が周囲の磁場の変動に反応し動く。
強力な磁場の妨害を受けず。 むしろ磁場変動を利用しての通信>>=2。 ゆらりと議論に沸く円卓のメンバーを眺めていた蒼灰がその元を探す。]
(=3) 2011/03/21(Mon) 15時半頃
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………だ ……れ………。 …こ …此処に …居る、師団長の誰か……?
[組み込まれた特殊回路。 その存在は知らないが、通信にあわせノイズ混じりに問い返す。]
(=4) 2011/03/21(Mon) 15時半頃
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第一皇子か、第二皇子か、 どちらか。 どちらとも、では駄目なのだろうか。 2人の皇子はどちらも皇子で、キリシマの中で差は無かった。 ゆえに、どちらか一方だけ、という選択は不安を孕むもの。 どちらを立てても何かが至らぬ。 それだけ、先帝の存在は甚大。 ――忠義は、自身にはさほど無かったのだが。
(80) 2011/03/21(Mon) 15時半頃
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などとゆるく考え巡らせながら、首を振る。 「わからない」の意を示した。
(81) 2011/03/21(Mon) 15時半頃
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産まれた時分より、『自分の意見』など在って無いようなものだ。 激流に呑まれるがままに士官学校へ放り込まれ、 気づけば師団長の座に漂着していた。 七日七晩の選帝会議。 この場も自身の声など無くとも収まりを見せるのだろう。 運ばれてきた飲み物を会釈とともに受け取ると、 口許を覆うマスクを外す。
(82) 2011/03/21(Mon) 15時半頃
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………軍縮如何は 和平路線の場合我国だけでは決められない。
[どの道を経ても 我国だけで考えれば軍縮の動きには、ならない。 グレイブの言葉はこの国の軍人としては 当然の考え、だ。]
[けれど、和平は、相手があること。 そのことは、グレイブも口にしながらは わかっているだろうから。 短い言葉を、口にするにとどめた]
(83) 2011/03/21(Mon) 16時頃
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[バーンフィールド師団長に問われれば、逡巡の間を空ける。]
……決めかねる、とお答えしましょう。
選帝において、民の意思、皇子の意思だけでは条件が少なすぎます。 民は平和を望み、両皇子の思いも極端とはいえ平和に通じるものでしょう。
ならば、一定の条件下で最良を選ぶのが選帝というものかと。
一切の追加条件なく決めよと言うのであれば、選びたい皇子を決めてもいますが。 それは現状簡単に口にすべきではないと思っています。
(84) 2011/03/21(Mon) 16時頃
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イアンは、キリシマ師団長の動きに、そちらへ視線を投げ。
2011/03/21(Mon) 16時頃
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僅かに、黒を見開く。 誰かへ向けて発した心算はなかったのだが、 独り言のような呟きに返ってきたのは、確かな応答。
(=5) 2011/03/21(Mon) 16時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2011/03/21(Mon) 16時頃
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≪ イスカが、わかるのか。 ≫
(=6) 2011/03/21(Mon) 16時頃
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キリシマは、飲み物を口へ運びつつ、師団長たちの顔を見回した。**
2011/03/21(Mon) 16時頃
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/* イスカはとんでもないゆとり仕様です。 俺が出てかなくてもー、まじなんとかなるっしょー。 そんな。
(-36) 2011/03/21(Mon) 16時頃
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[イアンの言葉に小さく頷いて]
論点がずれてしまったようで申し訳ない。 まずはこの国を託すべき方を選ぶのが先決か。
[険しかった表情を解くように額をこする。 ちらと隣のキリシマに視線を向けて、同じように飲み物を口にした]
(85) 2011/03/21(Mon) 16時頃
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[淡いモノクロームの言葉に鳶色は一つ、うなずく。]
……仮定と、条件を加えるなら より、確定に近い、より多くを…… と、私は思います。
[一度スイッチが切れた鳶色の口調は 常日頃の言葉が少ないもの。
そこまで口にすると、静かに飲み物の追加を口にし 手袋に覆われた手で口元を覆った]
(86) 2011/03/21(Mon) 16時頃
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[ゆるりと動かした視線を一点で止める。]
………。 ボク…私は、政治の事は分かりません。 師団長を継いでから日も浅い。
ですが、うちの師団の戦力を削減されれば。 戦線維持はおそらく難しい。
[現状は安定しているとはいえ、火種は消えていない。 師団長である自分が離れた事で、活発化するのではないかと懸念は一時も消えては居ない。]
(87) 2011/03/21(Mon) 16時頃
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それでも。 努力せよと帝国が命ぜられるなら従いましょう。
泥沼から抜け出す事を、前師団長ワット閣下も望んでいた。
[淡々と言い切るとゆるく頭を振り、目を伏せる。
個人的な意見を正直に述べればどちらでもいいのだ。 道具は使い手が誰であれ命令さえあればいい。 しかし、師団長になってはそうは行かぬと、暗い表情で考える努力はしていた。**]
(88) 2011/03/21(Mon) 16時頃
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イスカ……? キリシマ師団長?
[再びの通信にノイズがだいぶ消える。 伏せた蒼灰を瞬いてそちらに視線をやる。]
(=7) 2011/03/21(Mon) 16時頃
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[運ばれた新たな飲み物を口にする。 そうして、グレイブの言葉に一つ無言で頷いた。] [一時、静かになった円卓に エンライの若い声が、響いた。]
……エンライ師団長……貴方の、意見は?
[前師団長と陛下を口にした若者に ゆるく首を傾げて問うた。 ついで、無言のキリシマ師団長にも、視線を向けて。]
……キリシマ師団長、貴方の意見は……?
[エンライに投げかけたのと、同じ言葉を もう一度口にして。 鳶色は、また飲み物を一口、口にした。]
(89) 2011/03/21(Mon) 16時頃
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[バーンフィールド師団長がグレイブ師団長と軍縮について論するのを聞けば、重く唇を動かす。]
……条件に関わらずの意見を追加で述べさせていただくなら、私も軍縮はあまり賛成できないとだけ。 先に述べさせていただいたように、和平を進めても避けられぬ戦はありましょう。
無論、我が国だけの問題ではございませんので難しいこととは思います。 よって、ただの一意見ではありますが。
[言うと再び目を伏せ、紅茶を口にする。]
(90) 2011/03/21(Mon) 16時頃
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[>>57 かつての少年は論調と向ける瞳の色だけは変わらぬまま、発する言葉から感情だけを伏せる]
選定の大事を前にして、 些事は専任者に預けるのが合理的でありましょう。 もともと我ら師団も、そのような形で分化していったのです。
[頭が多ければ思考は細分化される、当然のことだ。効率を求めるという点についてはベネットといい勝負であるかもしれなかった。>>58 歯に絹着せぬ、その言葉にも眉間の皺は深まることはなく]
私が申し上げたいのは、ランドルフ殿下が和平路線を掲げようと、 血が流れる事態になることには変わりないということです。
(91) 2011/03/21(Mon) 16時半頃
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[>>81の仕草は目に入れていた、けれど。 それが、わからないという意思なのは キリシマのことを先ほどの散歩まで 知らなかったイアンには、知るすべは、なく] [言葉を発せないことさえ、知る術ないまま、 イアンはキリシマの静かさに、ゆるく首をかしげた。]
(92) 2011/03/21(Mon) 16時半頃
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両皇子殿下のご意思は、 円卓会議がどのような結果になろうと、 国を思い、国の為に身を尽くすものでありましょう。
少なくとも弟殿下は、そのように仰られた。 両殿下自身は、品のない野心などお持ちでない。それは喜ばしいことでしょう。 [しかし、と言葉を区切る、 ベネットの発言>>61のように本人の意思に寄らず持ち上げられることは考えられるのだ]
だが、継承権の剥奪についは、時期尚早ではなかろうか。
どちらの殿下もまだお若い。 妃殿下も迎えておられず、御子もおらぬ現状、継承者不在となるような事態となればそれこそ、有象無象の輩が沸くだろう。サウザニアが皇位継承権を主張するような事態になれば、それこそ目も当てられん。
[それだけ口にして、ようやく飲み物を一口、喉を潤す。]
(93) 2011/03/21(Mon) 16時半頃
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[政治の話から軍備の話へ、場が移る。 前線の師団長たちがそれをとっても案ずるのは当然であろう。 口をはさむことなく、現場にある彼らの言葉を聞く]
政治的にも軍事的にも、 今まで同じようにはいかぬ、ということは確かだな。 変わらねば、ならん。
[それは己の師団に向けて感じる焦燥に似て。 自らに向けた宣言のように、言葉を噛み締め瞼を伏せる]
(94) 2011/03/21(Mon) 16時半頃
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イワノフは、ディーンの論調、やはり懐かしさを感じつつ、紅茶を飲んでいる。
2011/03/21(Mon) 16時半頃
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>>91
確かに細分化していったことで、合理化を図り、今に至る。 情報に関してはサイラスが熟練者だ。他国との折り合いも考え、彼の意見により、国民への通達時期を考えることに反対はしないな。
[そして、和平路線でも血は流れる、についてはふうっと息を吐いた。]
それも否定はできない。和平しましょうというにはわが国は今までに圧力をかけすぎた。和平だからといって今までをすべて水に流せ、などと虫がよすぎるだろう。
相応の力は保持することは大事だ。 要は、その程度をどう加減するかだな。 それを第一皇子が切り盛りできるのか………かな。
(95) 2011/03/21(Mon) 16時半頃
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[継承権剥奪の話には、ひとまず否とする方に同意を示した。 今日のところは程々に、というヘクターの提案には小さく頷き]
ええ。軍縮には慎重になるべきでしょう。 全く変わらず、というわけにもいかないでしょうが…… 力があってこその平穏なのですからね。
[軍縮を危惧する意見にはそう賛成を示し。 砂糖とミルクを入れた紅茶を飲みつつ、再び聞く側へと*戻った*]
(96) 2011/03/21(Mon) 16時半頃
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イアンは、ディーン=ハミルトンの声>>94に一つ、頷いた。
2011/03/21(Mon) 16時半頃
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/* 頭ぱーんしそうである
(-37) 2011/03/21(Mon) 16時半頃
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[>>90 ハッセの言葉は グレイブの言葉の繰り返しだったのもあり、 ただ、静かにカップを傾けながら、聞く。 やはり、我国だけで考えれば、 軍縮を声高に言うものは多くないだろう。
けれど……
聞こえたハミルトンの声に 鳶色は静かにカップを置き無言で頷く]
(97) 2011/03/21(Mon) 16時半頃
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視線が、搗ち合った。
(=8) 2011/03/21(Mon) 16時半頃
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祖父から聞いた覚えはある。 同一の回路同士にしか発生しえぬ周波数 共振現象(feed-back) それが起こる相手が、一人だけ居ると
(=9) 2011/03/21(Mon) 16時半頃
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