256 【突発RP村】胡蝶の夢
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[ さて、背伸びする私に気づき、 腰を折ってくれる優しい気遣いに感謝しましょう。 … 似合いもせぬその姿、けれど私は満足でした。 彼に与えた代わりに、無くなった場所から、 ふるりと寒さが全身へと広がりますが、 これくらいどうってことありません。]
ふふ。お気遣い、ありがとう。 でもね、ケヴィン。何処が一番安らぐか。 私は自分のことくらい自分で決められるわよ。 …… もう、子供じゃないんだから。
[ 彼の首にストールを巻きつけ終えた後、 離れ間際に彼の鼻頭を突いてあげましょうか。]
(66) 2016/11/12(Sat) 21時半頃
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[子供だった頃。 収穫の時期に手伝いに来てくれるハナ、 くらいの年齢だった頃に、羨ましかったことがある。
父に肩車をされ、道を行く子が羨ましかった。 己よりずいぶん低年齢な、その子が羨ましかった。 父はおらず、父代わりこそいたが、 肩車に耐えられそうな体格ではなかった。 齢があまり変わらぬトレイルにも、到底無理だろうと、 考え、その羨望は小さな胸に隠していた。]
(67) 2016/11/12(Sat) 21時半頃
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[ 貯蔵庫へと向かう彼の後ろ姿を見送れば、 キャサリンたちのいる食堂へと足を運びます。
先ほどよりも随分と賑わっているのが分かります。 あまい香りにつられてきたのでしょうね。 キャサリンに近づいて使命を全うしましょう。]
ケヴィンからの伝言よ。 もう、収穫し終わったって。
[ 彼女の耳許に唇を寄せて伝えましょう。 淹れたてのお茶はあったかしら? もしもあるなら、一杯受け取ってから、 隅の方へと席を陣取る算段なのでした。]**
(68) 2016/11/12(Sat) 21時半頃
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[ちょうど林檎の収穫の時期だったろうか。 その羨望に日の光を見せる、タイミングが来てしまった。 親しみ深く、体格もよい、そんな青年とふたりきり。 羨望と、そんなことを頼んでどうすると葛藤をし、 勝利を勝ち取ったのは羨望。]
ケヴィンおにーちゃん。 ……あのね、その、 かたぐるま、してくれませんか?
[呼びかけるときには、その顔を捉えていたのに、 喉が震えるたびに、視線は下へと落ちていく。 スカートを握りしめ、物言わなくなった唇は固く結ばれ、 返答を待った。
甘い香りを嗅ぐと思い出す、昔のお願い。*]
(69) 2016/11/12(Sat) 21時半頃
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/* ソロルで落とす情報量わかんねぇーーとなるけど 勝手にべらべら喋るのもきっと困らせるし落とすべきか
(-34) 2016/11/12(Sat) 21時半頃
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[ 花のように笑うローズマリー、 この村の村長の娘の彼女の笑顔は、 いつも凛としていて、麗しくて、 私の憧れだったように思います。
そんな彼女が、動きを止めているのが見えました。>>61 椅子へおろそうとしていた腰は、落ちきることなく、 彼女の傍へとするりと近寄りましょうか。]
ローズマリー、どうかしたの? 具合でも、悪いの ……?
[ 彼女の背に掌を当てて、 眉を寄せて、顔を覗き込みましょう。]**
(70) 2016/11/12(Sat) 21時半頃
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[笑みの気配と一言>>56、なんとも気恥ずかしさが込み上げ視線がさ迷う。 こんなだからフラフラしていると、いっそ帰ってくるべきだと叱られるのだ。 しかし、そう叱る相手が今日は機嫌良くしているらしい。すれ違い際の囁き>>57に一時足を止める。]
サンキュー、相棒。 そりゃ何よりの朗報だ。
[性別など気にせず遊んだ頃は歳も近い彼女を勝手にそう認定して、あちらこちらへ連れ回したものだ。 メルヤはどう思っていたか。それはどうであれ、幼少を彩る思い出には誰よりも彼女が登場するのだ。
己が去り、二人生きる場所は分かれて。 あの日の少女は神に仕える修道女へと成長して。 同じ村に居るとしても。二人の関係は確かに、変わってしまった。*]
(71) 2016/11/12(Sat) 21時半頃
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/* 根暗とはなんだったのか、わからないけど。 めっちゃ明るい☆って感じじゃないからいいかなって思うよ!!てへ。
孤児院出身匂わせてるけど、明言してもいいだろうか。 問題なければ、そうしたいなー。なー。 あとおねえちゃんなんてしんじゃえって、やりたいので囁きください。
(-35) 2016/11/12(Sat) 21時半頃
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うん。 感謝を込めて、いただきます。
林檎さん、林檎さん、美味しくなってね。 よーしよーし。
[>>35ローズさんと話しながら、籠の中の赤い実たちを、 あやすように揺らし続ければ、この重さも苦にはならない。
生まれ落ちた林檎の赤子は、丸くて、艶やかで。 ずっと見ていたくなるほどに愛おしい。
でも、可哀想だから食べられない、なんて、そんなことを言ってのける年齢はとっくに過ぎているのだから、 ローズさんの言うように感謝していただくべし。
林檎の実が美味しいのは、動物に食べられて種を遠くへ運んでもらうため。 と、書物にも書いてあったもの。]
(72) 2016/11/12(Sat) 21時半頃
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[頭の中がアップルパイやジャムやジュースなど、 林檎で作られる甘くておいしいものの想像でいっぱいになった頃、 >>36足を止めたローズさんより一拍遅れて、男性の声に気付いた。>>29]
自警団のひと、だ。
[村で何かが起こった時になんとかしてくれる、頼れる自警団のことは、 花屋の店先で頬杖をつきながら、ひっそり見守っていた。
私には難しい話は分からないので。 彼らが動いている時は“何かが起こったんだなあ”ということを察し、 彼らが動き終えた後は“何かが終わったんだなあ”ということを察するだけ。
実に呑気な声色で、がんばってくださーいと応援の声をかけたりもするけど、 それどころじゃない大人たちには、たぶん呆れられていたかもしれないな。]
(73) 2016/11/12(Sat) 21時半頃
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— 食堂 —
[籠を所定の位置へと運び終わり、名残惜しい重みに別れを告げ、 修道院の食堂へ向かえば、既にそこではお茶の準備が進められていただろうか。
紅茶の香りと、パイが焼けたにおいがする。 空腹へ突き刺さるそれに表情が蕩けそう。 一時的に散漫になった注意力のせいで、>>61目の前を歩いていたローズさんが足を止めたのに気付かず、 ぼふりと背中に衝突してしまった。]
?
あ、ごめんなさい。
[彼女がどうして動きを止めたのかは分からないけれど、 螺子の外れた頭では、もう、手伝うということが意識の外に吹き飛んで。 図々しく、暖炉に一番近い席を探してそこに腰を下ろそうとした。]
(74) 2016/11/12(Sat) 21時半頃
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キャシー!
[足を踏み入れた食堂には手伝いに来ている人々が、この院で生活する者達が。 集いそれぞれに会話をしていただろうか。 彼等に会釈しつつ、真っ直ぐにキャサリンの元へと向かう。]
やあ、今日は顔を合わせるのは初めてだね?ちょっと綺麗になったかい?
[彼女の白い手を取って包み込み、にこやかに笑い語り掛ける。 修道院にはあまりにも不似合いな、いっそつまみ出されるべきなような、その姿。 しかしキャサリンはこの男のあしらい方を知っているし、弟のようにしか思っていないことを近しい者なら誰もが分かっている。]
アップルパイか、それはいいね……! 頑張ったからさ、おれの分、大きめに切ってよ?
[菓子の誘惑にころりと流され、大人しく示された椅子に腰を下ろす。 真意がどこにあれど、それは確かに冗談半分の姉弟の触れあいだった。]
(75) 2016/11/12(Sat) 21時半頃
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[体を動かしているうちは気にならなかった寒さが、じわりと応える。 体が暖まるまでの息は、目で見えるほど白い。]
あ。
[窓の外に目をやれば、ひらり、はらり、小さな白い妖精が風に舞うのが見えた。
この村では珍しい、雪。 キャサリンからは、あれは冬にしか現れない妖精なんだよと教え込まれて、 つい最近、書物で正しい知識を知るまでそれを信じてたから、もう騙されない。
雪の粒は毎年、大地に落ちる前に、儚く溶けて消えてしまうものだけど。 店先に並んだ鉢植えの花が凍えちゃうなあ、と、口を半開きにさせながら、思いを巡らせる。*]
(76) 2016/11/12(Sat) 22時頃
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/* めっちゃ縁故の結びづらい年齢層になったぜ……。
どうしような。 まあ、みんなのフラグを眺めつつ死体をくちゅくちゅするポジションでもいい。
自分から動くための動機を作りたいところ
(-36) 2016/11/12(Sat) 22時頃
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[少し切ない物思いに耽ってしまった。 しかも、こんな人のいる場所で立ったまま。 それは、心配されてしまうに決まっているわ。>>70]
オーレリア、ごめんなさい なんでもないのよ!
……ああ、ううん。
場を見て、みんな、仲が良いなって そう思ったの。
私はほぉら、子供の頃から 皆とわいわい過ごしたわけじゃあ……ないから。
[オーレリアと視線を合わせれば、細めた目で大丈夫を示す。具合が悪くないのは、本当。]
優しい人ね、貴女は。
[手を伸ばして、きれいな銀糸の前髪を指先で遊ばせ、くすりくすりと笑いましょう。そんな悪戯なことをすれば、彼女の心配も薄れると思うから。]
(77) 2016/11/12(Sat) 22時頃
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/* 死体いじりをしたいけど、最悪2dで落ちる可能性もあるんだよなあ…… キャサリンで何かしらできるように準備しておくべきか。
あと、折角エピで未来軸に飛ぶので、どこかに花の種とか手紙とか埋めたりしたいな
(-37) 2016/11/12(Sat) 22時頃
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/* 食堂が多角地帯になるので、さっさと動いてしまいたい。
というかプロローグの間に夜になって吹雪になるところまで進むと考えると、 えーと、開始がいつになるか次第ですっとばせるようにかな……
(-38) 2016/11/12(Sat) 22時頃
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[少し年上の彼女は誰も足を踏み入れてない雪みたいな、綺麗な色の髪で。 気軽に遊びに誘うのはなんだかちょっと躊躇われるような、そんな感じの女の子だった。 あの子のお父さんとお母さんは死んじゃったんだって。 最初からそんなのいなかったおれにはふわふわしてて、あんまりよく分からなかったけれど。 それは多分、悲しいことだと思う。]
ねえ。 どうしたらそんな風に歌が上手くなるの?
[なんて聞いたのはいつだったかな。 あの子の讃美歌が、とっても綺麗に聴こえて。御祈りも御歌も面倒臭がるくせに、ついついいつも聴き入ってたのを覚えてる。]
おれも、オーレリアみたいに歌えたらいいのにな。
[唇を尖らせ投げ出した足をばたつかせて、羨ましい気持ちを隠さずに拗ねた声を漏らした。 子供の頃の記憶の一ページ。あの子は、彼女はなんて答えてくれたっけ。*]
(78) 2016/11/12(Sat) 22時頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2016/11/12(Sat) 22時頃
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[そぐわぬ台詞を口にした自覚はある。 オーレリアの喉から零れた音>>63に 微か視線をそらして]
――… 俺が林檎なら、と、考えただけだ。
[魔法とは程遠い理由を明かした。 見上げる眼差しと台詞にはたりと瞬き、視線を重ねた。 続くはずの音色はきけず、ゆると息を吐いた後]
キミが幸せなら、――……
[幸せであってほしいという願いを込めて 少しだけ目を細め、無骨な手が掛けられたストールを淡く握る。]
(79) 2016/11/12(Sat) 22時頃
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……狼なら、食べに来るか?
[御伽噺でありたとえ話だろうオーレリアの言葉>>65に 軽口とは思えぬ響きで問いかける。 不敵な笑みを浮かべる彼女は いつもとまた違った印象を受ける。]
楽しかったから懐かしむんだろうな。
[無邪気に遊んでいた日々は遠い。 彼女には無邪気に笑っていて欲しいと思ったこともあるが それをなしえるだけの力も魔法も男は持ち合わせていなかった。]
(80) 2016/11/12(Sat) 22時頃
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[小さな震え>>66を見てとれば、 無骨な手が、オーレリアの頬へと伸ばされる。 寒いか、と、手のぬくもりを添えたのも遠い過去。 触れられぬまま、伸ばした自らの手を引き]
――… もう、子供じゃないから、だ。
[彼女によからぬ噂がたたぬように、 触れず、二人きりの時間を長くは作らず。 余計な気遣いかもしれぬし、 己の心にもある意味背く在り方かもしれないけれど。
鼻の頭をつつく指先に、一度二度瞬いて 離れる間際、彼女の髪を軽く撫でる仕草を置いた。*]
(81) 2016/11/12(Sat) 22時頃
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アップルパイ、食べていいのかな。
[働かざるもの食うべからず。とはいうものの空腹には耐えられそうにない。]
ナイフはこっちの戸棚だったかな。ああ、違う、この真ん中の棚だ。
[給仕の手伝いは時々している。といってもいつも言われたことを言われたとおりにやっているだけなのだが。 ナイフを手にすると用意されていたアップルパイを几帳面に等分していく。 こういう作業は得意分野だった。]
ええと、どなたか配膳を・・・・・・
(82) 2016/11/12(Sat) 22時頃
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/* ほえ。 ローズマリーかわいい。 子トレイルかわいい。 ケヴィン、おまえ、どうした。
(-39) 2016/11/12(Sat) 22時頃
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[ぱっとオーレリアから手を離して、聞こえた配膳を、との声に振り向くわ。>>82]
お手伝いさせて!
[オーレリアには今一度ありがとうを告げ、ヴェスパタインさんの方へ向かう。彼は、あまり村でも顔を合わせることがなく、こうして顔を合わせるのは随分久しぶりかも知れない。]
お元気でしたか?ヴェスパタインさん。 蒼白いお顔、心配になってしまうわ。
[本気の心配ではないから、笑みを伴ってそう言葉をかけ。]
お皿はあそこよね。
[食器棚から、少し多めにお皿を出して、切り分けたアップルパイの傍へ。一切れずつ見ては、少し驚いた。]
こんなに等分にできるなんて、すごい! ヴェスパタインさん、器用なのね。
(83) 2016/11/12(Sat) 22時半頃
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[代々粉ひきをしている。 父の代には風車がありそれを引き継いだ。 その粉を修道院に運ぶのは子供の頃からの役目だった。
歳を重ね体格もよくなり、力仕事を担うようになってからは 林檎の収獲にもよく駆り出されるようになった。
子供だったメルヤの控えめな呼び声>>69に顔を向ける。 落ちた視線も、スカートを握りしめる手も、 そのお願いを口にするのに勇気がいったのだと知れる。]
かわいいメルヤのお願いなら、喜んで。 落ちないようにしっかりつかまって。
[歳離れた妹に接するかのように、笑みを向けて頷き、 背を低くして彼女の心の準備が整えば 肩車をして少しだけ空との距離を近くしたのは、 林檎の甘さが漂う季節のことだった。*]
(84) 2016/11/12(Sat) 22時半頃
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[かつての記憶が蘇ったのは、あの少女が成長した姿で同じ食堂にいるのを目にしたから。 彼女の傍には人がいて、話し掛けることも無かったけれど。 過去に浸っていれば住み込むランタン職人の声>>82への反応が一拍遅れてしまった。]
あっ、お嬢様…… おれもやります!
[それはいいとして、動いたのが村長令嬢とは>>83 慌てて立ち上がり、もし入る隙があれば皿を出すのを手伝っただろう。 気の利く素敵なお方なのは知っているから、貴女はやらなくていい、という言葉は喉に押し込んだ。]
ヴェスパタインさんはとっても器用なんですよ。 うちの店にも彼のランタンを置いてて。
[ね?なんてヴェスパタインへ笑いかける。 彼がどう思っていても己としては、馴染んだ相手の一人のつもり。]
(85) 2016/11/12(Sat) 22時半頃
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[>>83声の方へ振り返ると村長の娘が見えた。 あまり話したことはないが、明るい女性だ。 育ちの良さなのか、天性のものなのか、その明るさは昼間の太陽のようなものだ。 夜にぼんやりと光るランタンとは比べものにはならない。]
はい、お皿をお願いします。 職業柄というか、どうしてもきっちり等分にしたくなってしまって。 逆にサービスで大きくしたりといったことはできないのですがね。
[蒼白いのはいつものことですから、と不器用に笑った。]
(86) 2016/11/12(Sat) 22時半頃
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[叱られるだろうかと思いつつ、やり場に困った林檎は そろりと食堂のカウンターに置いた。 振り返れば切り分けられたアップルパイに いよいよ食欲が疼き始める。
しかし小さな口で齧り付いたのと、 それを手で乱暴に拭ってしまったのとで どちらも甘い汁によってべたついていた。]
ね、ね、わたしのも わたしのも残してよね。
[ヴェスパを手伝うローズマリーの姿を目にすれば てくてくと駆け寄り性急に告げる。 そうして小走りに食堂を後にしたなら 手を洗うべく洗面所へ向おうと。*]
(87) 2016/11/12(Sat) 22時半頃
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[立ち上がり声を上げる男性に、笑みが浮かぶの。>>85 こういう時は、心からの感謝を。]
ありがとう! ええと、トレイルくん。……よね?
[くん付けなんかして、年上だったらどうしようと少しだけ迷ったけれど、ずぅと昔に見た少年の彼の面影がちらつく。いつの間にか、背も伸びて。なんだか感慨深くなってしまうのを、すぐに振り払った。 彼が働いている場所は知らなかった。私が足を運ばない場所なのかしら。]
ヴェスパタインさんはランタン職人さんだものね。 でも、こんなに器用だなんて驚いた。 職人という言葉がふさわしいわね。
トレイルくんは今は何かのお店をしているの?
[彼自身が経営するお店なのか判断つかず、問いかけながら、パイを皿に分け、テーブルに運びましょう。]
(88) 2016/11/12(Sat) 22時半頃
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あら、そうなのね。 平等なのはいいことよ。
[――本当に、いいこと。 ヴェスパタインさんの器用さを見て>>86 こんな器用な政治をできる人がいたならば 世の中ももっと平等になるかしらなんて。関係のないことかしら 笑みは少しぎこちなくも見えて、思わず笑っていた。]
あ、ハナちゃん。 もちろん、全員分あるはずだから大丈夫。
[切り分けた数は十だろうか、だから心配は要らないとウィンクをして。>>87 すぐに駆けて洗面所へ向かう姿には]
ちゃんと食べる前に手を洗うなんて、ハナちゃん偉いわ!
[そんな風に、心の底から褒め称える。偉いわ、本当に。*]
(89) 2016/11/12(Sat) 22時半頃
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