88 吸血鬼の城 殲滅篇
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それより、自分の心配でもしてろ。 怪我しただろ。血の臭いがするぞ。
[自分もまた血にまみれているにもかかわらず、 優秀な猟犬のように、眷属の血を嗅ぎ分けて指摘する。]
―――今のおまえじゃ、ほっといても治らねぇぜ。 ちゃんと喰いな。今、餌を連れていってやるから。
死にかけの獲物だ。一人でもちゃんと喰えるだろう?
[機嫌良く喉を鳴らす猫のような声音。 獲物を、いたぶるような。]
(*14) 2012/05/02(Wed) 09時半頃
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― 大広間 ―
[前方を塞いでいたバリケードの残骸は、 先程の黒き衝撃の余波で、あらかた吹き飛んでいた。
肩に担いだ騎士の身体を揺すって持ち直し、 二階へ続く階段へ足をかける。
追ってくる錬金術師に注意を払うそぶりは見せなかったが、 喀血の気配には、視線だけを向けて笑いをとばした。]
おいおい。戦るまえに死ぬんじゃねぇぞ。 死んだ獲物は、美味くないからなぁ。
(51) 2012/05/02(Wed) 10時頃
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[瞼を開けば燭の明かりは目映く、世界は紗幕の向うにあるごとく、それでいて指先で触れているように明瞭に知覚された。
血と炎の宴──
断ち砕かれた肉体が再生しているのも、魂がどこか深く冷たい鎖に繋ぎ止められていることも、まだ霞む深遠な歴史の宿りも自覚する。]
(52) 2012/05/02(Wed) 10時頃
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(姫は── 何処におられる──)
(*15) 2012/05/02(Wed) 10時頃
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いつもの癖でadminでログインしようとした俺乙 鳩からの文章に二重表現発見して朝から憂鬱る
しかし… 見 事 に ク レ ア 親 衛 隊 だ な と気づいて若干ふいたぜ人狼
えっ何これ復活クレア守らせるための布陣?wwwwwwwwwww
(-14) 2012/05/02(Wed) 10時頃
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んー。
俺、こいつに落ちるのは死ぬ時、と決めているというか 最後まで憎んだ侭、と見せかけて本当は最後に落ちてる事を自覚するんだろうと思うので
触れなば落ちなんに見えつつ憎しみを保っていなければならない、んだよな ランダム村難しいな!
難しいけど楽しい、うん ご主人様魅力的だからなー
(-15) 2012/05/02(Wed) 10時半頃
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― 大広間 ―
ん…。
[階段を上りかける途中、 肩の上で騎士が身動ぐのを感じた。]
起きたか?
[傷が癒えているのを確認し、 新たな眷属が目覚めつつあるのを知って、微笑する。]
(53) 2012/05/02(Wed) 10時半頃
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まだ寝ぼけているのか。
目を覚ませ。ヒュー・ガルデン
[名を呼び、覚醒を促す。]
(*16) 2012/05/02(Wed) 10時半頃
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おまえを担いでいると、重いんだよ。
[大した負担にも感じていないくせに、 文句を言って、笑った。]
(*17) 2012/05/02(Wed) 10時半頃
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ところで…
吸血は魅了じゃないよというハナシだったので設定どうしようかかなり迷ったんだよな でもキリングお手伝いするには、人間の意識完全に残したままではつらいし かといって完全に下僕化するのも赤みるともったいなかったのだった
というわけでの中間策なのです 中途半端で申し次第も;;
ほんとーに 灰がこわい
(-16) 2012/05/02(Wed) 10時半頃
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よし クレアが復活してごしゅじんさまとクレアが毎日いちゃいちゃいちゃいちゃして ふたりを正視できずに最後にはどっちに嫉妬してるのかわからなくなって 半分心ぶっ壊れながら嬲られて生きてくエンドを妄想しつつ今日の仕事がんばります
どういうドM というか、俺こんなにやきもちやきやったの初めてだ新鮮だ 上手く表現できてたらいいんだけどなあ
(-17) 2012/05/02(Wed) 10時半頃
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[「目を覚ませ」と、軽佻な口調の命令にも血は沸き立つ。 血の盟約、永遠の君主の「声」。
世界は裏返り、逆しまになったことを知る。]
(*18) 2012/05/02(Wed) 10時半頃
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[自分の状態に気付けば、ゆるく握った拳でヘクターの逞しい背板を叩き、床に下ろせと合図した。]
(54) 2012/05/02(Wed) 10時半頃
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レオ先生の現状は、薬なしの満身創痍? う、うわあああ俺戦いたくないよ…;; なぶり殺しとかいやだ…。
(-18) 2012/05/02(Wed) 10時半頃
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つまりえーと どうセンセイに華を持たせつつ闘えるか、ってのが焦点? 嬲るにしても互角に戦うにしても、 主役はセンセイにもってきたい。
うぐぐ、ログ読み込まねーと…
(-19) 2012/05/02(Wed) 11時頃
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[背を叩かれ、騎士が完全に覚醒したと見て取ると、 その身体を肩から浮かせて、軽く放り投げる。 まるで、猫の子でも扱うように。]
ヒュー・ガルデン。 おまえの主はだれだ?
[やはり軽い口調のままの下問。]
(55) 2012/05/02(Wed) 11時頃
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おまえが望むのは、なんだ?
["声"を通じて為された問いは、 もっと魂の深い場所を突くもの。]
(*19) 2012/05/02(Wed) 11時頃
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[安定の良すぎるほどに確保されていた躯が、不意に宙に投げ出される。 軍馬に振り落とされるにも似て。
遠心力を使って腰を捻ると、ヒューはそれこそ猫のように軽やかに足から着地した。 人であった頃よりはるかに高い身体能力。]
(56) 2012/05/02(Wed) 11時半頃
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[軽く腰を落としたままの姿勢からヘクターを振り仰ぐ。
自分がこの男に何を捧げ、何を奪われたか── 疼きにも似た感情が響むままに、今は剣すら失った拳を、肌と温度を同じくする大理石へと触れる。]
我が君──、 血盟騎士《ブラッドナイト》、ヒュー・ガルデンは御前にあり。
(57) 2012/05/02(Wed) 11時半頃
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我が望みは、クラリッサ姫を現世に甦らせ、平穏で幸せな日々に戻っていただくことに他ならず。
(*20) 2012/05/02(Wed) 11時半頃
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[目の前に立つヘクターが口にした言葉とは同時に別の「声」が響く。
それが空気ではなく闇を介して伝わるものであり、それに呼応した自らの「声」もまた、意識そのものの伝播だったと気づいてわずかに動揺した。]
(意識に直接、語りかけてくるのなら、心を読むのも容易いか…)
[逃れられぬ定めがもうひとつ増えたことを知る。
まだ闇の領域が「兄弟」ともつながっていることは把握していない。 そもそも、ドナルドが闇に堕ちたことも知らなかった。 向うから声をかけられるか、そうと教えられるまで、このまま意識を読まれ続けることになるだろう。]
(*21) 2012/05/02(Wed) 11時半頃
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[カランカランとした音を立てて、長剣が石造りの床を転がる>>38 せめてもの意地でヘクターを睨みつけると、声が降った>>40]
――…………っ
[自分の弱さを言い当てられたように、悔しげに唇を噛む。 師に対して彼がどのような興味を抱いたのかはわからない。 だが、彼が口にした言葉は、間違いなく師の教えのうちのひとつ。
わかっていて怯んだのだ。 堂々たる偉丈夫の男の首に手を伸ばして届くだろうかと]
違う……。師は素晴らしい方だった。
[気合で辛うじて立ち上がると、崩れ落ちぬように壁に凭れ掛かった]
(58) 2012/05/02(Wed) 11時半頃
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[騎士の目覚めを目の当たりにし、驚きに軽く目を見開いたが、当たり前のように吸血鬼に臣下の礼を取るのを見て、胸に暗い感情が湧き上がる。 ひび割れたレンズの奥、細められた眸が嫉妬に似たいろを湛えて強く輝く。]
(59) 2012/05/02(Wed) 11時半頃
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[と同時に、今の動きから冷徹に身体能力を測ることもしていた。 元々手練れの戦士ではあったが、先ほど大広間で戦った時よりも遥かに速く、そして力強い。
ヘクターに比べればまだ、人の目で追えるだけましなのだろうが……階上で待つ“子”も、同程度の能力を持っていると考えたほうが良い、と苦い事実を噛み締める。]
(60) 2012/05/02(Wed) 11時半頃
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良し。
[望んだ通りの言葉を口にした己の騎士に頷き、 浄化の光に灼かれたのとは逆の手を伸ばす。
掌からどろりと溢れた闇が剣の形を模し、 先程の儀式を再現して、騎士の首に刃が振り下ろされた。 しかし、先とは違って刃が肉を裂くことはなく]
これよりおまえの力と命はすべてオレのものだ。 オレの期待に応えるよう、励め。
[首筋に薄い傷を残して、剣は再び掌に戻った。]
(61) 2012/05/02(Wed) 12時頃
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[騎士が口にした望みには薄い笑みを浮かべたが 内心を露わにすることはせず]
ならば、連中を殺し尽くせ。 奴らの血を捧げてやれ。
―――おまえとあれは、いまや"血の兄弟"だからな。 これからもしっかり姉につくせよ。
[方法を示唆して、けしかけるに留め置いた。]
(*22) 2012/05/02(Wed) 12時頃
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あれ、ムパに前衛って言われてるけど俺投擲中心の中衛…だよな? 正直失敗した…前衛系がほかにもういるのと、 吸血鬼退治ったらボウガンだろ、っていう萌えの侭に動いたんだが 杭用に改造した設定も相俟って連射禁止&即再装填不可の縛りがめっちゃ厳しい…
ヴェドゴニアみたいにM4に取り付けるわけにもいかねーしなw
(-20) 2012/05/02(Wed) 12時頃
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[主の言葉ととにも首筋に走る熱。]
…御意。
[自分の足で立って振り向けば、そこは城の大広間と知れた。 燃えるバリケードに大きく突破口が開けられていることを除けば、状況にさほどの変化はない。 むしろ、変容を遂げたのは自分の方だった。]
(62) 2012/05/02(Wed) 12時頃
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ですが、
姫を姉などは畏れ多い… おれは一介の騎士のままで充分に──
(*23) 2012/05/02(Wed) 12時頃
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[視覚とは別の感覚が伝えてくる。 それぞれに大きさは違えど命の脈動をもつ討伐隊の3人の男。 レオナルドがまだ生きていたことを別段の感慨もなく把握した。
いずれも生かしては帰さぬと決めた相手。 今は、そこに別の必然も混じる。
その血が必要だ。 力を得るため、そして、クラリッサを甦らせるため。]
(63) 2012/05/02(Wed) 12時頃
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