308 【R18】忙しい人のためのゾンビ村【RP村】
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[>>*3:21と>>*3:32にはgoodを。 そんな投稿をしたのは、 健司たちと連絡がとれなくなってから まだそんなに時間が経っていなかったころ。]
(*12) 2020/10/24(Sat) 19時半頃
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[少し遅れているのだろうと、 まだそう思っていたころには SNSを眺めたり、町に住む他の住人に電話をかけたりして 情報を集めたりしていたけれど。 1日たち、2日経った頃には焦燥ばかりが募っていった。
何も食べる気がしない。 それでも体力は残しておかないと、と 無理やりにのどの奥へ押し込んだ 梅干しがはいったはずのおにぎりは、 何にも味がしなかった。
テレビはもう、何も映さなくなっていた。 どのチャンネルに変えてもノイズが走り、 耳障りな砂嵐ばかりが鼓膜を揺らす。]
(25) 2020/10/24(Sat) 19時半頃
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>>*11 文章が、抜けていました(-_-;) Stephen Walkerさんという方を、 知ってる人は、いませんか? 出張で日本に発ってから、連絡がとれなくなったそうです。 心当たりの方は、ビアンカさんまで。
(*13) 2020/10/24(Sat) 20時頃
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[まったく、生きた心地がしない。]
(26) 2020/10/24(Sat) 20時頃
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[美奈子の時は、病気だった。 だからある程度覚悟はできていた。 だけどさ、このまま息子たちに会えない、 なんてのはあんまりじゃないか?
あの、大切な人を失った時の、 とてつもない喪失感から 立ち直れたのは、あの子たちがいたからだ。]
『お客様のおかけになった電話は、 電波のないところにいらっしゃるか、 電源がはいっていないため……』
くっそ、なんででないんだ……!
[もう67(0..100)x1回ほど耳にした その機械的なメッセージに さらにイライラが増す。]
(27) 2020/10/24(Sat) 20時頃
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どなたか、神奈川から、長野方面へ向かう、 青い車を見ませんでしたか? 男性と、女性と、子どもがふたり、 乗ってるはずなんです。 数字までは、覚えてませんが、 横浜ナンバーだったと思います。
[人探しや、猫探しの投稿も見かけていた。 彼らも大切な人たちを探しているのだろう。 俺も同じように、藁にもすがる思いで、SNSに投稿した。]
(*14) 2020/10/24(Sat) 20時頃
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/* 最初2回とか出ちゃったから思わず削除して振りなおしたわw
(-12) 2020/10/24(Sat) 20時頃
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/* ワットさん、長野で息子さん家族と合流して、 田舎で自給自足サバイバルかなって勝手に予想していたので、 合流できていない様子を見ると泣いちゃいそうになります。
(-13) 2020/10/24(Sat) 20時頃
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百姓 ワットは、メモを貼った。
2020/10/24(Sat) 20時頃
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[ あれから5日が経っていた。]
(+24) 2020/10/24(Sat) 20時頃
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[ ゾーイが癇癪を起さなくなった。
その代わり1日中ぐずって、 ぬいぐるみの耳を吸いながら、 誰かのそばに引っ付いていることが増えた。
ママは?≠ニ時折尋ねてくるので、 そのたびにパパを探しに行ったと伝えて、 はちみつをひとさじ舐めさせてやった。
胸が痛んだけれど、 とても本当のことは伝えられなかったのね。]
(+25) 2020/10/24(Sat) 20時頃
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[ 数日前気が付いたときには、 電気が通らなくなっていたのね。 冷凍していた僅かな食糧もダメになっていた。
スマートフォンを充電しようとした、 お隣の息子さんが真っ先に気が付いて、 チクショウ!≠ニ声を荒げていたわ。
事態に気が付いたお隣のご主人が、 全員のスマートフォンを集めて、 むやみに使わないようにしようと言った。
バッテリーが残されている限り、 何か助けになる情報を探していたけれど、 安全な場所も食糧のありかも、 結局はどこにも見つけられなかった。]
(+26) 2020/10/24(Sat) 20時頃
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[ 自動車ももうほとんどガス切れで、 最近はこの家から出られずにいるわ。
このあたり一帯は、 大きなおうちが多い住宅街で、 歩いて外に出ていったところで、 近くにはすぐに逃げ込めるような場所はない。
住むには良い場所よねなんて、 笑っていたのがずいぶんと昔に思えた。]
(+27) 2020/10/24(Sat) 20時頃
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[ 日に日に外の世界が遠のいていく。]
(+28) 2020/10/24(Sat) 20時頃
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[ 幸い、アレの知能は高くないらしく、 しっかりと門扉を閉じてさえいれば、 塀を超えて敷地内に入っては来なかった。
それが逆にわたしたちを、 ここから動けなくさせていたのかもしれない。
少なくともこの中にいれば、 ノーリーンのようになることはない。
けれど、確実に状況は悪化していったわ。 みんな元気がなくなっていった。 イライラしている様子もあった。
当たり前よね。 閉じ切った空間の中に身を寄せ合って、 食べることすらままならないんだもの。]
(+29) 2020/10/24(Sat) 20時頃
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[ いくら襲われず安全だからといっても、 わたしたちはじわじわと弱っていっていた。
なんせわたしたちはもともと二人暮らしで、 お隣さんだって、旦那さんと奥さんのところに、 息子さんと弟さん夫婦が急にやってきたんだもの。
いくらお互いの家の食糧を持ち寄ったって、 これだけの人数で消費すればあっという間よね。
今晩もクラッカーを少し齧るくらいかしら。 ふと顔を上げたらリビングルームで、 ゾーイとウィレムがお互いにもたれて眠っていた。]
(+30) 2020/10/24(Sat) 20時頃
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[ ジャーディンはきっと自室ね。 オッドを抱いて上がるのを見たわ。
ほかの大人たちもきっと、 それぞれに部屋で休んでいるんだと思うわ。
あまり栄養をとれていないからか、 だんだんと動くのもおっくうになってね。 何もしない時間が増えていたの。
いよいよ何か手を打たなくては。 わたしはそう考えながら、 犬たちの様子を見ようと部屋へ向かったの。]
(+31) 2020/10/24(Sat) 20時頃
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[ ……ねえ、いのちに優劣があると思う?*]
(+32) 2020/10/24(Sat) 20時頃
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/* 村建てさんもお疲れ様です……! ご無理なさらずー。をこっそりと。 質問の時点で非村建てさん透けているとは思うのですが。
直近見えたわんちゃん……。 皆さんのもじっくり読みたい。 でもその前に自分のとそのその前にお仕事頑張ります。
(-14) 2020/10/24(Sat) 20時半頃
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[その頃。 グループLINEは騒然としていた。]
……マジだ……。
ここ、写ってんの……サダじゃねぇか!!
[ダチのひとり、ニシが見つけたネット画像のなかに、サダミツらしき人物……いや、ゾンビが写っていたのだ**]
(28) 2020/10/24(Sat) 20時半頃
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[前にゾンビが二階に入ってきたときは 僕が寝ぼけて壁を蹴ったりしたのが原因だろうと。 不必要に音さえ立てなければ、 奴らは中に入ろうとしてこないだろうと。
兄貴のその推測は当たっていた。 それから今まで、ゾンビは家に入ってきていない。]
(29) 2020/10/24(Sat) 21時頃
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……兄貴。もう、大丈夫だよ。 じっとしてれば……ゾンビは、来ないんだ。
[一階の居間の横の、両親の寝室。 そこにあるクローゼットの前で体育座りをして 目の前で鈍く光る銀色を見つめる。]
「えー、くん………… そ、か……よ、かっ た……」
[獣が唸るような音が混ざった兄貴の声が、 クローゼットの中から聞こえるのに、 僕は膝の間に顔をうずめた。
クローゼットは中から簡単に開かないよう、 外の二つの取手同士を紐で結んである。]
(30) 2020/10/24(Sat) 21時頃
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[兄貴が噛まれてから、五日。
兄貴は最初、僕に逃げるよう何度も頼んで、 僕が逃げないなら、自分を殺してくれと言った。
――まだ、ゾンビになるって決まった訳じゃない。 なってもいないのに、殺すなんてできるもんか。
僕は毎回、そう言って断った。 ワクチンの開発とかが間に合って ゾンビになった人も助かるかもしれないじゃないか。
その言い分が何の気休めにもならないのは、 僕自信がが一番よくわかってた。 だって。毎日、テレビをつけてみても、 ネットのニュースを漁ろうとしてみても。 ここ数日は何の情報も流れてこなくなっていたから。]
(31) 2020/10/24(Sat) 21時頃
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[対策を練る筈の政府や医療機関の人だって 今どうしているかの情報が、何も無いんだ。 今一番、リアルタイムの情報が流れてくるのはSNS。 それも悪い情報ばっかりで、 事態が良くなりそうな兆しは欠片も見当たらない。
両親だってもうゾンビになってしまったんだろう。 兄貴ももう、助からないんだろうか。 ゾンビになってから助かったという情報はない。 こんなんで、希望を持つことなんてできなくて。]
(32) 2020/10/24(Sat) 21時頃
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[そして、兄貴は僕に言った。]
「多分もう、俺には猶予がない。 今のうちに、手を縛って。閉じ込めてくれ。 俺……えーくんや、他の人達を、 食べたりなんて、したくないんだ。 だから、えーくん。こんなこと頼みたくない、けど 逃げないなら……俺のことを、]
……ゾンビに、なっちまったら、だからな。 まだ、ならないかもしれないじゃないか。 でも―――、兄貴。約束、するよ。
[閉じ込めるのは、僕へ考える時間をくれたからだ。 ゾンビになって暫くは、迷えるように。 逃げるか、……兄貴を、殺すか。それとも。
僕は全部わかってた。もう避けられないことだって。 わかってて、兄貴を閉じ込めた。 けれどまだ僕は、どうするか何も決められてなかった。]
(33) 2020/10/24(Sat) 21時頃
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[クローゼットに背を預けたまま、話す。]
なぁ、兄貴。
「な、に……えーくん、」
兄貴は……心残りとか、悔いって、ない? 僕は……後悔ばかりだよ。
「……あるけど、さぁ………… でも、俺は、最後、 えーくんの声聞けて、良かった。 あぁ……そうだ。この後のこと、かな、 俺の分まで、えーくんに生きて、ほし、、 ……げほっ!!ごほ、っ……!!」
[ぜぇぜぇと、背中の下の方から蒸せる声。 クローゼットを開けようとして立ち上がりかけ、 "殺さないなら何があっても開けるな" 兄貴の言葉を思い出し、その場にまた座り込んだ。]
(34) 2020/10/24(Sat) 21時半頃
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[背中からは、辛そうな息遣いに、笑い声。 僕がしたことは筒抜けだったんだろう。 その後また、咳き込む声と唸り声が続いて、]
僕は、……兄貴だけだったんだ。 兄貴が居なくなったら、僕、
[背中から聞こえてくるのは呻き声ばかりになった。]
(35) 2020/10/24(Sat) 21時半頃
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[……ポケットで、震える感触がする。 SNSの通知だろうかと、スマホを取り出し。] [通話相手の名前を見て。嘘だ、と思った。]
―――父さん…?
[酷い雑音の中で。発砲音や、呻き声がする。 その中でも近くで聞こえる、荒い息遣い。]
『……エニシ。良かった、無事だな。 ヨスガも、無事か。』
[父親と話したのは、本当に久しぶりだった。 間違いない。本人だ。でも……なんで、"僕"に。]
(36) 2020/10/24(Sat) 21時半頃
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[こみ上げてきた涙を堪えて 数秒の悩む間を置いてから、震える声で答える。]
大丈夫。僕も、兄貴も、無事だよ。 ……母さんは?
『そうか。……良かった。 母さんは…………無事だ。』
[心配するな、とその後に続いたけれど 僕は、気づいていた。 僕が答えるまでの間と、父親が言い淀んだ間。 その意味が、殆ど同じものだってことに。 父親も気づいていたに違いないのに、 そのことに触れてこなかったのは、優しさなんだろうか。]
(37) 2020/10/24(Sat) 21時半頃
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[ふっと意識が持ち上がる。
さっきまで夕暮れの帰り道にいたはずなのに 目の前にはぼやけた灰色の天井が見えている。
近くにカーテンでもあるのか、 さらさらと光が反射して煌めいて まるで休日部屋で昼寝をした時みたいだった。]
(+33) 2020/10/24(Sat) 21時半頃
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……う、
[ここは。
もしかして、全部夢かな。 ゾンビとか、進が死んだこととか、 父さん母さんが死んだこととか 振られたこととか。
…………振られたことが嘘はさすがに無理か。]
(+34) 2020/10/24(Sat) 21時半頃
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