3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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[――あと ひとり。 誰が。誰を。正面玄関に集う、 この中の誰かなのか。]
……ゲームって、…… ……まさか? ……此処にいる、…全員?
[ビー玉はポケットの中。 触れてもいないのに冷えて存在を主張する。 揺れる金の髪を認めると怪訝そうに。]
……、――ミッシェル、 お前、結局帰ってなかったの、か。
(787) 2010/02/26(Fri) 23時半頃
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[それぞれ、見覚えがある。 同じ学年なのだ。名前は一致しないかもしれないが 顔は、わかる。]
……――どうして。
[とん、と。背が壁に触れた。 ポケットに携帯を入れ、入れ替わりに手に滑り込む、ひび割れたビー玉。色の無い、ビー玉。]
……何色、って… 色なんて、…ない……――
(788) 2010/02/26(Fri) 23時半頃
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[ サイモンの携帯が 鳴り響けば ]
クスクスクスクスクスクスクス
(@67) 2010/02/26(Fri) 23時半頃
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――南棟2F 廊下――
[ドナルドの返事を聞いて、バーナバスに頷く]
用務員さんも気をつけて下さいね。……あ、そうだ。
[鞄の中をごそごそと漁り、スティックキャンディを三本取り出す]
アトラナート先生とサイモン君にも渡してあげて下さい。 きっと、疲れてるでしょうから……。
[世の中には甘いものが嫌いな人間はいない。そう少女は確信しているのだろう]
(789) 2010/02/26(Fri) 23時半頃
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―屋上―
サイモン君… …っ
…ぁ
――何、これ……どうなっているの?
[広がるべく空はそこにない、あるのはただの闇だけ。 吸い込まれるような、何物もを拒絶するような無限の静寂の中、
給水塔だけが常と変わらず、そこにある。
一歩踏み出せば、静寂はただの沈黙だったことに気付く。 その闇はうごめくように、生きている]
サイモン君…そこに、いる?
[給水塔の影に呼びかける。 けれど、足は竦んで声はそこまで届くだろうか]
(790) 2010/02/26(Fri) 23時半頃
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文芸部 ケイトは、メモを貼った。
2010/02/26(Fri) 23時半頃
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……気をつけて、どーにかできる事ばっかりじゃなさそうだけど、今って。 お前の場合、自分の事に関しては特に気をつけすぎるくらいでちょうどいいんだから。
[少しでも、気持ちを上に向けたくて。 大げさなため息と共に、ディーン>>779に返す言葉は、少しだけ軽口めく]
引き込まれそう、か……あー。 確かに、そんな感じはあるかも。
[言いながら、視線を一度、外へ。 夕暮れ空はどこにもなく。 そこに満ちるのは、ただ、闇のいろ]
(791) 2010/02/26(Fri) 23時半頃
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【RP】
そんなグロリアがたどり着いた屋上。
そこには、すみっこに座り込んでいる生徒が一人………。
ネクタイをしていないその人物………。
のもとにも、ビー玉が転がる。
(#30) 2010/02/26(Fri) 23時半頃
奏者 セシルは、ビー玉を握り締める。きしみもせず、ただただ冷たかった。
2010/02/26(Fri) 23時半頃
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―正面玄関―
[>>781 気取られていないと知ればややこちらも安心し]
とどめにもう一度お遊戯の催促まで来るなんてね、 ……どうにもこれは前座の気がする。
[人を集めて、遊ぼうと呼びかけて、その次は?]
門まで行かずに諦めたよ、 あんな得体の知れない空間に飛び込むなんざご免被る。
門はやっぱ、全部ダメか。
[オスカーの情報も北門だったので、 少しだけ期待はしていたのに。]
(792) 2010/02/26(Fri) 23時半頃
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>>774>>789
おう、じゃ、頼むぞ?
っていうか、その後隠れて煙草吸いにいったりするなよ?
[そして、屋上へと向かった。**]
(793) 2010/02/26(Fri) 23時半頃
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もう 誰も 逃がさないよ
(@68) 2010/02/26(Fri) 23時半頃
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[一斉で届いたメールを見る勇気はなく、 ただ周りの反応で、一連の悪戯だと知る。 伸ばした手はそのまま壁にふれ、そのままもたれかかった。]
(794) 2010/02/26(Fri) 23時半頃
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……――
……門から、 でられ、ない?
[――やはり。と。莫迦な、と。 ふたつの相反する思いは言葉に混じり、落ちる。
“――逃がさないよ”
耳に、 染む 声は――]
(795) 2010/02/26(Fri) 23時半頃
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[>>>783 を聞いて一気に呆れた顔に]
出前でも……ってあー、携帯ダメなんだっけ?
[困りきって考えたが]
ここの購買、まだ開いてたかな。
[出られない以上そこしか思いつかなかった。]
(796) 2010/02/26(Fri) 23時半頃
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[聞こえてくる声。あと一人]
あと一人…?
[結局何人いるのかわからないまま。 壁にぶつかる音がして、振り返る。セシルの様子に何か言いたげな表情を見せた]
帰る事が出来ないのなら、まずは何人いるのか確かめるのが先です。 どこか、集まれる場所へ行きましょう。
[廊下のどこからか、薫ってくるハーブの匂い。 職員室のほうからだと見当つける]
職員室へ、行きましょう。
(797) 2010/02/26(Fri) 23時半頃
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/*>>@68 うわぁ…、ねぇさん怖い。
(-133) 2010/02/26(Fri) 23時半頃
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化学教師 スティーブンは、耳に響く声に刹那、少しだけ表情をゆがめる
2010/02/26(Fri) 23時半頃
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―― 南棟2F 廊下→正玄関に向かって ――
よし、じゃあ、キャロル行くぞ?
[キャロライナが用務員に、スティックキャンディーを渡すのを待って、下に下に、声がある方へと歩いて行く。]
おぉい。とりあえず、用務室に集合しろって。 用務員さんからの伝言だ。
[人に逢えば、そう声をかけるだろう。 メールの着信があっても、今は見ることなく。 ただ、「あとひとり」の声には、どこか呆れたような表情をしていたかもしれない。]
(798) 2010/02/26(Fri) 23時半頃
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えっと他に誰が残ってるんだろう メールを送ってみれば 自分の知り合いが独りでどこかにいるのではと心配にかられて 「ピッパだけど・・・あたし今学校にいる。あなたは?」
[自分の携帯のアドレスに一斉送信を押してみた。 クラスメートは勿論 サイモンと<<格闘技同好会 へクター>>にもそのメールは届いただろう]
(799) 2010/02/26(Fri) 23時半頃
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[はっきりと聞こえた声。 ぐらりと眩暈に視界が揺らぐ。
思わず靴箱に寄りかかってうずくまった。]
(800) 2010/02/26(Fri) 23時半頃
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問題児 ドナルドは、用務員 バーナバスの忠告は、聴こえないふりをした。
2010/02/26(Fri) 23時半頃
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……、――
[彷徨った視線は、 スティーブンに行き着いて しばしの後、伏せられた。]
……購買…?…さあ、 …閉まってるんじゃ ないか…
[気の無い返事を返して、 職員室のほうを、見遣った。]
(801) 2010/02/26(Fri) 23時半頃
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[また、声がした]
[少女(?)の声は、くぐもった雑音の中尖って耳が痛い。 聞こえすぎて、意味がよく取れない]
[>>792のミッシェルの言葉に、眉をしかめて]
お遊戯会の招待状ね。 というか、これは無理やり拉致されたみたいで気分が悪い。
門どころか、塀をよじ登るのも無理くさい。 ……どうにもならなくなったら、駄目元で飛び込んでみるのも悪くないけどな。勝手なゲームに、俺はあんまり乗る気はないなあ。
[そういうと、やれやれと首を振る。 スティーブンス先生の方をちらりと横目で伺って]
これでまた、教室にでも閉じ込められたらたまらない。 俺は少しふけるよ。何か逃げ道見つけたら教えるさ。 またな。
(802) 2010/02/26(Fri) 23時半頃
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紐 ジェレミーは、こっそりと集団から離れ、階上へと向かおうとしている
2010/02/26(Fri) 23時半頃
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……って……。
[また、聞こえた声]
逃がさないって、何だよっ……。
[戸惑いながら周囲を見回したなら、目に入るのはうずくまるディーンの姿]
ちょっ! 大丈夫かよっ!
(803) 2010/02/26(Fri) 23時半頃
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>>796 そうそう、落ち込んだっていい考え浮かばねぇぜ。 飯食って、寝て、落ち着いて気分転換した方が解決するんじゃね?
(804) 2010/02/26(Fri) 23時半頃
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――南棟2F→1F――
……すっかり見透かされてるね。
[別れ際のバーナバスの一言に頬が緩む]
そんなに煙草吸いたいんだ。……煙草って美味しいの? お店でもさぁ、煙草すぱすぱ吸ってるお客さんいるけど……あれ。
[雑談をしながら、東階段を下って一階へ降りれば、用務員室と反対側、正面玄関側から話し声が聞こえた気がして耳を澄ます]
誰かいるみたい。 [あの気味の悪い少女の声ではないようだ。どうする? と視線でドナルドに問う]
(805) 2010/02/26(Fri) 23時半頃
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[>>797 移動の話が出れば否定する理由も無く]
ここでたむろってても、何にもなりませんしね。
[後に続いて職員室へと向かおうかとしたところに、 もう一つの伝言>>798。]
……どっちに?
[スティーブンス教員の指示を待つか]
(806) 2010/02/26(Fri) 23時半頃
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[そんな事をしていると いつの間にかスティーブンの白衣から手はなれていて気づけば]
・・・先生?
[ついていっていたつもりがいつの間にかひとりになっていて]
ええっ みんな どこ?
[後を追っていたはずのセシルも音楽室にいたはずのドナルトとキャロの姿もみつけられなかった]
(807) 2010/02/26(Fri) 23時半頃
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やっ……
[とても近くで、哂い声が聴こえて――…
伏せかけた面を上げれば、中空に消え行く少女の影を見た気がする。視線を落とせばそこには膝を抱えた少年が、一人。]
よかった、サイモン君……無事だったのね。 ここはよくないわ、とにかく下におりましょう。
[声はきこえているのかいないのか、 彼の見開かれた瞳の黒が、闇に翳されたビー玉に重なる]
…サイモン君、聞いて…っ。
[耳元ではっきりと響いた、少女のこえ。 急かすように彼に手を差し伸べた]
(808) 2010/02/26(Fri) 23時半頃
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[幾度目か震える携帯。 辟易した表情で開いたところ]
――…?ピッパ…?
[――メールは、使えるらしい。 返事を打つ。
『居る。お前、何処にいるんだ。 職員室に集まるって話がある。』
簡潔な内容、送信ボタンを押す。 果たして届くだろうか。]
(809) 2010/02/26(Fri) 23時半頃
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−飼育小屋・回想−
…… えっ?
[>>458おかしな声。言われてにわかに顔が強張った。校内で起こっていた怪奇現象らしきを聞いて一歩、後退る。 と、背中に小屋の扉の骨組みが当たる。]
あ。いえ。僕には、――こいつらの出す音の方が大きくて。 はは、センセ。卒業近いから、ナーバスになって、ない?
[視線を逸らして小屋を見。少し、冗談めかしたが早口で。]
ちょ、センセ。僕だけじゃダメだったの。 なーんだパメラに助けられちゃったな。
[意識が鳥に移れば、少しだけ表情が緩む。伸ばされた白く細長い指先は、対照的な派手な色の羽毛を撫でる。 撫でられた鳥は気持ちよさそうにか、目を瞑り。]
うん、こいつは頭いいよ。 僕の名前を正しく覚えてくれなかったくらいに、ね。
(810) 2010/02/26(Fri) 23時半頃
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奏者 セシルは、問題児 ドナルドとキャロルの声に顔を上げた。
2010/02/27(Sat) 00時頃
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―― 南棟 西階段 ――
[そうして、階段に足をちょうどかけたとき]
[あの声が、ひときわ強い調子のあの声が、頭に響く。 ぐ、と奥歯をかみ締めて、親指でこめかみを押した。 これだけ強いと、流石に意味も頭の中に突き刺さる]
……ふざけんな。逃げてやる。
[耳にぐっと手を当てて、口の中で宣言した]
(811) 2010/02/27(Sat) 00時頃
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[キン、と耳に響いた声。]
……あは、やっだなー なに、――あと一人?逃がさない?
[押さえるのは、制服のリボン。 首にかけたカメラのストラップが、酷く重く感じられる。]
あー…うん。それ賛成です、スティ先生。
[スティーブンスの冷静な提案>>797に賛同の声をあげる。 皆はどうするのだろうか、と見渡したところでディーンのうずくまる様子に目を見開く。
またさぁっ…と血が引く音がした――気がした。]
(812) 2010/02/27(Sat) 00時頃
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