25 花祭 ― 夢と現の狭間で ―
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―椿の間― [気遣うような声をかけられれば、 それはゆるりと安堵するような微笑を浮かべ]
――いらして下さったのですね、主様。 お待たせして申し訳ございません、庭で少々。
[白の一厘を膝元に、正面に座すれば、 そのままぐいと身を乗り出して]
あの……夕べの舞は、 主様にお気に召しませんでしたでしょうか……?
[切々と見上げる黒紅の瞳は、交わされた言葉を知る由もなく、“主”と彼の人を呼び続ける]
(@58) 2010/08/04(Wed) 23時頃
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― 庭 ―
そうだ、本当に自分でも頭が真っ白で……良くわからなかっ
[空白の説明は的を得ない。 抜け落ちた冬の名残は何処へ]
あ
[不意に小柄な身を担がれ、驚いたような声を洩らす。 片手に弓、片手に楽器]
これでは、暴れられません。 ……本当に意地の悪いひと
[あまりな扱いに拗ねたように呟いた]
(646) 2010/08/04(Wed) 23時頃
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ふむ、そうだな。よかろう。 では俺は知らぬ素振りでその様子を眺めておく。
クロならば、焦りの行動も出るかもしれんしな。
[そして、また考え込み]
まんまるは、すぐに逃げるかもしれん。 先に確保しておくべきか?
(=55) 2010/08/04(Wed) 23時頃
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/* 姫抱きより米担ぎのほうが楽じゃないか、力的に。
(-155) 2010/08/04(Wed) 23時頃
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[あまりに酷い扱いだったが 同じ担がれ方で無いのは、救いだった。 自覚こそ無いけれど]
……剪定の、くだり どうにも冬の名残が、抜けぬ
どちらも叶えれば良いなどと 欲を張る事を覚えてしまったら、如何する。
[足りぬ言葉を注ぎ足して 花は大人しく担がれている]
(*100) 2010/08/04(Wed) 23時頃
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それがよろしいかと。 私が表舞台は勤めます……舞台で舞うのは花の役目ですから
[豚狼の話には、小さく考えて]
……宴までに捉えることは可能ですか? 宴で捕まえたあれを引き出しましょう さすれば、より現実を突きつけられる
(=56) 2010/08/04(Wed) 23時頃
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…何だ、尻など見ても仕方ないだろう。
[鵠の視線に首を傾げた。 力点と作用点さえしっかりしていれば、 このやり方はそれほど大変ではない。
そしてその渦中の花の尻を一つ、 窘めるようにぺしりと叩いた]
怪我人は、暴れずにおとなしくしているものだ。
[そう告げると、足は芝を踏んで歩きだす]
(647) 2010/08/04(Wed) 23時頃
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>>@58
よい。気にするな。 お前はやりたいことをやりたいようにするがいい。
[しかし、夕べの舞のことを聞かれると、そういえば、と自分の頭を軽く叩いた。]
ああ、よく舞っていた。 だが、身体に無理をかけているのではないかと心配したのだ。
無理せずともよい。
[そして、見上げてくる眸に、手を伸ばしたくなれど、それは抑えて……。]
でも舞うのは好きなのだな。 それはよくわかった。
[そういいながらも、そう、やはり己を主と呼ぶ少年に心痛めて…。]
(648) 2010/08/04(Wed) 23時頃
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[慣れた様子に、目隠しが透けて見えているのではないかと思った。近づけられた唇に己の唇を重ね。ちろりと少しだけ舐めて唇を離し、にこりと笑う]
まんまるが居なきゃいい花祭りなんだろうけどな。 ……そんな事言ってはいけないか。あれでも主催だもんな……
[一つため息をつく]
イアンは…………いや、……なんでも無い。……ありがと。
(649) 2010/08/04(Wed) 23時頃
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なるほど、あいわかった。 では、捕まえてきておこう。
表舞台はよろしく頼むぞ。
[明の件を済ませば、まんまるのところに出向こうと思った。]
ああ、でも、あまり奴等を炊きつけるなよ。
(=57) 2010/08/04(Wed) 23時頃
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―庭>>647 →本態側廊下―
え、いえ。そういうわけでは…
[――子供を叱るようだ、と 内心思いつつ、見送ることとした。 任せておけば問題なかろうと。
鈴の音ともなって、庭を後にし屋敷内へと足を踏み入れた。]
(650) 2010/08/04(Wed) 23時頃
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懐刀 朧は、渡り廊下を過ぎて本邸に入ると、廊下には3つの花の姿。
2010/08/04(Wed) 23時頃
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ん? ……ああ。
[よくは解らないが、選定に関して 何か動揺するようなことがあったのだろう。 芝を踏みながら向かうのは主達の客室のある棟]
別に構わんのではないか。 慾など貼りたい時に張らなくて如何する。
[やはり平気な顔をして、男は花を担いで歩を進めた]
(*101) 2010/08/04(Wed) 23時半頃
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/* 鵠の誤字はいちいち可愛いな。
[これでも突っ込みは最小限に抑えているぞ、抑えている。]
(-156) 2010/08/04(Wed) 23時半頃
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…成る程。
[己の話しをしていたというの二人の言葉に、それで名を。と一人頷き。]
明之進っつーと……昨日の舞の、…。
[思い返すは、焔。 落つ、椿。 不意に、どく、と鼓動が一度跳ねた。]
…ちょ、いてえよ!
[ざわついた胸も、一瞬の事。 ぐりぐりと頭を撫でられれば、笑いながら華月へと抗議する。 更に無造作に広がった髪を手櫛で整えていると、顔を覗き込まれて。]
だいじょーぶだって。 ああ、髪が濡れてんのはさっき風呂入ってきたからだよ。
[覗き込む瞳を見上げる琥珀に嘘の色はない。]
(@59) 2010/08/04(Wed) 23時半頃
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/* それにしても本当に霧がひどいですね。 鯖大丈夫かな…F5は控えめに、したい…
(-157) 2010/08/04(Wed) 23時半頃
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― 庭 ― んっ……
[軽い音と同時に、尻に走る短い痛み ぴく、と身を跳ね 冬色は地面を睨む]
暴れてなど、いないのに。
[そこに眠るセシルに一度視線を投げ、そらす。 揺れる振動が腹から伝わる 唇を咬んでおいた]
(651) 2010/08/04(Wed) 23時半頃
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執事見習い ロビンは、湯殿までこの格好かと呟いた。人目をひきそうだ。
2010/08/04(Wed) 23時半頃
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[触れた唇に微か、擽るような舌の感触 深いものではない、遊戯めいた口付けがすめば 邦夜が笑っているのは見えぬが 同じように青年も笑った]
……ならば、きっと良き花祭りにこれからなりますよ
[返した言葉は、予言めいた言葉 何がおかしいのか、その言葉のあと青年は からからと笑うけれど……邦夜の続いた言葉には 淡く微笑んでから言葉を紡いだ]
……私は潔く散る花。それはお間違いなきよう。
(652) 2010/08/04(Wed) 23時半頃
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よろしくお願いいたします。 相棒が頼りになるのはありがたいですね。 花か花主に相棒がいるとは聞いておりましたが
[幼い花を思い出し彼らだったらかなり難儀だったろうと そうではなくて良かったと]
……気をつけます。出来る限り事務的に 済ませたくはありますゆえ
(=58) 2010/08/04(Wed) 23時半頃
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―本邸廊下―
そうです。
[昨日の舞、という虎鉄に頷き返す。 彼の内に起きた変化は気付きようもなく。
虎鉄を気遣い、確かめるように触れている華月から一歩離れていると人の気配。 首を廻らせ、高嶺の姿が見えると深く頭を下げた。 華月はもう気がついていたか。それともさりげなく手の動きか何かで伝えられるか]
(653) 2010/08/04(Wed) 23時半頃
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―本邸・廊下―
それなら、えぇんやけど。
[覗きこんだ先、嘘が見えねば、納得するかは別として覗きこむを止めた。 と、上げた視線の先に、高嶺の姿を見る。]
高嶺様、おはよう……いや、こんにちはやろか? 茶、持って行こうと思ってましたねんけど。
[さらりともう答えを出したと、常と変わらぬ態で告げた。]
(654) 2010/08/04(Wed) 23時半頃
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― 本邸・廊下 ―
…此度は威勢のいい花が多いな。
[廊下に響くような声に見るのは虎鉄の姿。 言葉遣いから、其処にいるのは桜の色の花だと 思っていたので少し意外そうに黒檀を瞬かせた。]
――…少しばかりか、まんまるの嗜好が 判ってしまったのはいいことか悪いことか。
[間違いなく後者ではあるが。判断に悩むように目を細めた。]
(655) 2010/08/04(Wed) 23時半頃
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[後先考えぬ無茶が祟ったか、まだ昨夜の疲れが抜けないが、 流石に雛鳥に腰をさすってもらうとか情けない事は出来なくて。
湯を浴び、衣に袖通し、帯を締めればシャンとする。]
そなたは、ちゃんと休めたか? [あまりに囀るその声が、己の熱を煽るものだから、 華奢なその身に障りは無いかと少々心配になったりもした。]
(656) 2010/08/04(Wed) 23時半頃
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其れは、いけない。 慾を出して、二つを追っては どちらも手に入れられず、終わる [花は否定するが]
種付けも食事も 秘密裏に 見つかっては……身の破滅
余所見をしては、ならぬ 手玉に取るのは私の筈 とられては……
[胸を打つ音が、幾らも早い。 くだんの話が予想以上に響いているようだった]
(*102) 2010/08/04(Wed) 23時半頃
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−表庭→B棟居室−
[鵠の言葉に首を捻るも、そのまま男は足を進めた]
暴れる前提の言葉など吐くからだ。 身から出た錆だと思え。
[そう告げると足は花達の居室のある棟ではなく 本邸の渡り廊下から自分達の居室がある棟に入る。 途中で侍従を捕まえて治療に詳しいものと 花の着替えを持ってくるように告げる]
(657) 2010/08/04(Wed) 23時半頃
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―廊下―
[庭より戻りて廊下に在る。
鈴を鳴らして、少し離れ、賑わしいのは話し声。 その中に華月と高嶺の声を聞き取れば、 どうしたものかと逡巡を見せる。
――一番響いていたのは虎鉄の声ではあったのだが。]
……威勢のいい方が好ましいということなのか?
[主に豚の趣味だが。 似たようなことを高嶺が口にしたとは知らぬ。]
(658) 2010/08/04(Wed) 23時半頃
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ああ、気をつけろ。 頼りになるのはこちらも一緒だ。
だから、死んでいなくなるのが一番困る。
俺に迷惑かけるなよ。
(=59) 2010/08/04(Wed) 23時半頃
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門下生 一平太は、まんまる表現をまともに聞いて、黒檀が点となった。
2010/08/04(Wed) 23時半頃
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…まあ、何でも構わんが少しは黙れ。 そのままでいると
[階段を上がった瞬間に口にした]
舌を噛むぞ。
(*103) 2010/08/04(Wed) 23時半頃
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呉服問屋 藤之助は、執事見習い ロビンは問題なく治療を受けられるだろうかとお節介にも心配になった。
2010/08/04(Wed) 23時半頃
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/* 多角ド━━ヽ(*゚Д゚)ノ━━ン !!!!!
(-158) 2010/08/04(Wed) 23時半頃
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[>>648赦しの言葉には、一度ぱちりと瞬いて目元を和らげる。 続いた言葉にはけれど、少しだけ拗ねた風]
――……心配など。 そのようなこと、主様が気に留められてしまうなんて、 やはり私はまだまだ精進が足らぬのですね。
あ、ですが……
[小さく吐息をつきながら、再び表情は変わる。 花はふわりと満面の笑みを浮かべて]
舞を本郷様にお褒め頂いたのですよ。 とても、嬉うございました。
[膝をつき合わせるほどに距離を縮めて、 ただ主が少しでも心和らげる姿が見られればといと、真っ直ぐに見上げる]
(@60) 2010/08/04(Wed) 23時半頃
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― 本邸渡廊下→B棟 ― [白い鳥が尻を見ていたかどうかは担がれた姿勢では見えない。 侍従に告げる本郷の声。 顔は上げず、不恰好な姿勢のまま大人しく担がれている。 文句の一つもあげず 怯えた様子もなく]
(659) 2010/08/04(Wed) 23時半頃
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