123 霓虹鬼故事
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/* わ、わたし、こんな、嫌味いわな……
言うって。 言うんですよ。 言っちゃうんです。
だって、唯一の被害者よ? 恨み言はいついうの?
今、でしょ……?
そう!
(-16) 2013/05/25(Sat) 21時頃
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[何かを咀嚼する音に気付けば、そちらを見て思わず顔を顰める。 どちらにも見える、と言われれば苦笑を浮かべ]
…見た目では分かんねぇんだよ。 外見に変化が生じない限りは。
[飢えを満たすように彼女の身体を喰らう明夜の様を見て、あぁ、これが鬼の姿か、と思った。 鬼が人を喰らうのを目にするのはこれが初めてだ。 ―自分もああなっていたら、と思うと怖気が走る。]
(+19) 2013/05/25(Sat) 21時半頃
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あぁ、それでい…。
…はぁ…?
[いい気味と思って貰っていて構わない、そう応じようとして、続いた彼女の言葉にあんぐりと口を開ける。 暫し固まっていた後に、長くため息を吐いて。]
―あのな。 味わうとか、そんなんじゃないと思うぞ、あれは。
[きっと、只、欲を満たす為のものでしかない。 実際になった事のない自分には分からないが。]
(+20) 2013/05/25(Sat) 21時半頃
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― リビング ―
[黍炉>>14が眉を寄せる様に、きょとり瞬いたが――。 赤い上着を羽織らされて、漸く幾らか訳を察した。]
………ありが、とう。
[袖を通しながら、顔を赤らめたのは一瞬だけ。 直ぐに意識を現状の方へと切り替える。 佩芳がどうなっているのか、という言葉に小さく頷いて。 ほんの少しだけ嫌な予感を覚えながら、歩き出した。]
(16) 2013/05/25(Sat) 21時半頃
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あなたにはわからないでしょうね。 自分のカラダが食われてるのよ?
[ふわ、と黒宵に近寄って顔を覗きこむ。]
少しはおいしそうにしてくれなかったら、浮かばれないわ。 それも、あんなヤツに。
[明夜は顔見知りでもないし、最初から薄気味悪かった。 どうせなら存在を知っていた黒宵の方がまだましだった―とは、当然に思うこと。]
喰われるのだけは嫌だったのよ。 人と思えば腹も立つわ。
[鬼だとはわかっているけれど。 人と変わらぬ見た目なれば、やはり人にも見えて。 ―諦めたようなため息を落とした。]
(+21) 2013/05/25(Sat) 21時半頃
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― 洗面所 ―
[幾つかの匂い混ざった空気が鼻を突く中。 部屋からの物音が何なのか、初めは解らなかった――が。
黍炉の目配せに、無言で頷きを返してから。 ナイフを握り直し、彼に続いて部屋に踏み入った。]
―――…みん、いぇ。
[そこには、確かに人のかたちをした、淡色の髪の彼が居て。 その彼に無残に喰われる、佩芳だったものが目に映り、 咄嗟に、目を背けていた。 背けながら、低く声を洩らす。]
あなたが、鬼。 …………なんでしょ。
(17) 2013/05/25(Sat) 21時半頃
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三元道士 露蝶は、メモを貼った。
2013/05/25(Sat) 21時半頃
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[手付いた肉片を舌で舐めとりつつ黍炉と露蝶の方に視線を向ける。
名を呼ばれ問われたこと>>17には]
見ての通り、だけど。
──残念、もっとゆっくり食べたかったんだけどな。
(18) 2013/05/25(Sat) 21時半頃
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[目の前で証拠を見せ付けるような所業に、眉を寄せ。 露蝶の問いに答える明夜へと近づいていく]
――人一人食べて腹いっぱいにでもなるのなら、放置しててもいいんだけどな。 そのあとでこちらが食べられるのは嫌だから、排除しにきた。
[鬼の力に叶うかどうかはわからないが、護身用のナイフは腰にある。 それを手にして、じっと明夜をみた]
(19) 2013/05/25(Sat) 22時頃
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…っ、それは…そうだけど。
[顔を覗き込まれれば、驚いたように思わず後ろに引いた。 目の前で身体を食われる気持ちは、自分には想像も出来ない。視線を落として詫びる。]
…わり…。
[明夜のあのノリは、正直自分の気持ちを軽くもしてくれたので何も言えない。 暫くしてため息が聞こえれば、そろそろと窺うように相手を見ながら]
何で明夜より俺のがいいわけ。 あんたと俺って面識あったっけ? …似たような声、何処かで聞いたような気もするんだけど。
(+22) 2013/05/25(Sat) 22時頃
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/* あー。キリングかー。
(-17) 2013/05/25(Sat) 22時頃
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見ての通りって、ええ、そりゃそう、よ、ね。
酷いわ。 ――…本当、酷い姿、よ。明夜。
[彼の左半身の火傷も、ずたずたな状態の左手も、 ちらりと見えてはいたが――。 手負いなのは露蝶も同じ。 相手が「鬼」なら猶更、気は緩められなかった。
男物の長い袖の下で、刃を握る手に力入れながら。 再び目を前に向け、明夜に近づく黍炉の少し後ろに控えた。]
残念、なところで悪いんだけど。 あたしも。あなたに食べられる訳にはいかないから――。
(20) 2013/05/25(Sat) 22時頃
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でも。 一つだけ、訊きたいことがあるの。
[どうして自分がそのことを知っているのか、などの その前提をすっ飛ばして、女は、静かに問うた。]
あの人も――トレイルも。 鬼に、なってしまった……んじゃないかって。
あの人の「声」、あなたは、聞いた? ――あの人に何があったのかとか、知ってる、の?
[こんなことを言い出したら。 また、面白くなさそうな顔でもされるのだろうか――。
明夜があの薬を飲んだのならば、自然、 その可能性は思いついて然るべきなのに。 この彼こそが恋人を「鬼」に変えたのでは、ということに、 未だに女は、思い当たっていない。]
(21) 2013/05/25(Sat) 22時頃
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/* そこ聞くかー。 でも、聞いてしまうよね…。(ノω;)
(-18) 2013/05/25(Sat) 22時頃
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―そういう、正直なところがあるからじゃないの?
[何故黒宵の方が―。 それに、目を細めてそう返した。]
なんて、嘘よ。 声を聞いた通りだと思ったからかもしれない。
[首を傾げて、こちらを伺う黒宵を見返し、]
「―運んでもらいたいものがある。 ただし、こちらの指定どおりに動くのが条件だ。」
聞き覚え、ないかしら? あれ、私なのだけど。
[いつかの依頼をした時の言葉を再現してみせた。 依頼時に名乗ったのは、窺鼠という情報屋としてのものだったが。]
(+23) 2013/05/25(Sat) 22時頃
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腹いっぱいとか、そういうんじゃないんだよね。
[黍炉の声にそう答える。]
いつまでも満たされない感じかな。 腹が減るとかそういうもんじゃあない。
[よっ、と言いながら立って]
(22) 2013/05/25(Sat) 22時半頃
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は…?
[目を細めて言われた言葉、すぐに嘘だと言われて軽く混乱する。 ―そんなに分かりやすい性格をしているんだろうか、自分は。
けれど依頼の時の声を再現されれば、以前に情報屋を名乗る人物に依頼された案件を思い出し。]
…っ!あぁ、あの依頼か。 ん、でもあれって確か…。
[依頼の時に名乗られた名前が違う気がする。 そう、確か]
―あんたが「窺鼠」?
(+24) 2013/05/25(Sat) 22時半頃
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[露蝶の問いには]
知ってるよ。あいつの事。
俺より立派に鬼、やってるよ? 愉快だよね。
[にんまりと笑顔を浮かべる。]
今は聞こえないけど最初はいろいろ聞こえたよ。
[薬を飲ませたことにはまだ触れない。]
(23) 2013/05/25(Sat) 23時頃
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ええ。 私が窺鼠―だったの。 あのときは、指示どおりに動いてくれてありがとう。
[依頼の時は比較的上からの物言いだった。 おまけに、何時にどこへ行き、そこからどちらへ―と、 都度連絡をいれていたので印象はよくなかったかもしれない。]
―あ。
[肉を食む音ではなく、別の声が聞こえてきた。 見れば黍炉と露蝶が来ていて不安げな色を浮かべた。 鬼が2人を食らう姿を想像してしまったのだ。]
(+25) 2013/05/25(Sat) 23時頃
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何時までも満たされないんじゃ、お前を殺すしか止める方法は無さそうだな。
[ため息を一つ。 焼け爛れた顔を見やり、露蝶の問いかけとそれに答える明夜のやりとりを聞きながら、 左目は見えている様子なのをみれば死角を狙うことはできないかと考える]
――残念だ。
[平和な恋人たちの一人が鬼になったとしってぽつりと呟き。 露蝶が動くのならそれにあわせて明夜へと跳びかかろうと、足にちからをこめた]
(24) 2013/05/25(Sat) 23時頃
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[いつまでも満たされない感じ、と明夜は黍炉に言った。 だからこそ、この場で殺さねば、と心に決める。 ほんの少し、ぶり返しそうになる躊躇いを、 努めて心の奥に押し止めながら。
前に立つ黍炉も、この「鬼」を殺す準備は出来ている筈、と 彼>>19の手元を一瞥して思う。 そんな露蝶の瞳は、明夜>>23の答えを聞いて、揺れていた。]
そう、なの。聞こえてたの、ね。 ……立派に、だなんて。
[愉快だとか、あんな笑顔で言う様に。 まだ――まだ、胸に湧く暗さは、堪えたまま。 それでも、一歩、明夜の方に踏み出していた。]
優しいあの人が、自分で望んで鬼になる訳ない。 あの人を騙して、鬼薬を呑ませたやつでも居るなら。 ――…殺してやりたい、わ。
(25) 2013/05/25(Sat) 23時頃
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いや、まぁ仕事だし。 …はぁ、それでね…。 声の雰囲気が違うから分かんなかったわ。
[色々と指示をされて閉口したが、終わった事は気にしない主義だ。 という事は、名乗った時点で彼女は自分の事に気付いていたのか。もし知っていたら…、と考えるのは詮無い事。 何かに気付いた佩芳の視線を辿り、黍炉と露蝶の姿が目に入る。]
―来た、か。
[自分が死んで二対一。 どう見ても分が悪いが、あいつはどうするつもりなのだろう、と。 只、行く末を見守る。]
(+26) 2013/05/25(Sat) 23時頃
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/* >>21 うっかり間違えてました。ごめん……<顔 面白くなさそうに何か呟いたり……というのが、露蝶視点でも正しい、筈。
(-19) 2013/05/25(Sat) 23時半頃
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殺してやればいいさ。 目の前にいるだろ。
[そう言った後、露蝶ににっこり微笑む。
その次の瞬間に、黍炉に向かってかけだして、回し蹴りを。
相手が構えるまで待つなんて そんな正々堂々とした戦いは決してしない。]
(26) 2013/05/25(Sat) 23時半頃
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/* 昨日の取っ組み合いも見直すといろいろと……。 左手で押え込むのは右肩だろうに、その右腕を振り上げてたり、とか、ね……。
もしかして:本気で露蝶さん両腕負傷してる
(-20) 2013/05/25(Sat) 23時半頃
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―――…え?
[目の前にいる、と。あの笑みを湛えながら明夜は言う。 それまで考えていていなかったことに、 思考が真っ白になったのは、ほんの少しの間のこと。
そのほんの少しの間に、明夜の蹴りが黍炉に向かっていた。 だから、それに露蝶が咄嗟に反応することはなかった。 けれど――。]
(27) 2013/05/25(Sat) 23時半頃
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――ふ。
[わからなかったと言うのに、目だけで笑った。
しかし、生きていた頃の話をするには、 近くの人間の方が気になって―。
仇を、とまでは行かないが。 この鬼を野放しにしてしまっては、さらに― あの、惨い写真のような事件が起こってしまうだろうから。]
爆弾が少しは役に立ったらと思ったけど―。 鬼ってどうやったら死ぬのかしらね。
[仲間だったんでしょう? 黒宵を見上げて、首を傾げた。]
(+27) 2013/05/25(Sat) 23時半頃
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――っ!
[じり、と動こうとした時にきた回し蹴りに驚きに瞳を見開き。 とっさに後ろに跳び退る。
ナイフを手にしたけれど、髪の毛を揺らした靴の先にすら掠めることはできないまま]
ったく、肉体労働には不向きなんだが。
[ため息を一つ零して、軸足を狙ってナイフを突き出す]
(28) 2013/05/25(Sat) 23時半頃
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[――己の中の、何かがぶち切れた。]
みん いぇ …――――っ!
[じくりとした肩の疼きも薄れる程、血が上る。 右手のナイフを腰だめに構え、体当たりして刺しにいく形で。 黍炉のナイフの切っ先が明夜に向かって突き出された時に、 脇目も振らず、その「鬼」に向かって駆け出した。]
(29) 2013/05/25(Sat) 23時半頃
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[笑う気配は感じていたが、目は三人の動きを追っていた。 明夜が自分を露蝶の憎む相手だと明かした事には瞠目した。 嫌がっていた奴もやがて殺すようになる、と言ったのは露蝶の恋人ではないのか。]
…さぁ。身体能力が上がるだけで、傷がすぐに癒えるわけじゃない。 …殺そうと思えば、殺せるんじゃねぇのか。
[首を傾げる相手に答えるのは、自分の推測。 明夜と交わしたのは殆ど、自分達が生き残る為にどう動くかといった話で。 研究者が薬品を地下の研究室から持ち出していたのなら、やはり多少丈夫なだけで普通に死ぬのではないかと。]
(+28) 2013/05/25(Sat) 23時半頃
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[回し蹴りは不発に終わり、 軸足を狙うナイフは避けない。
痛みは感じない。 怯むこともないまま、そのまま人離れした動きで黍炉に蹴りを。
そして露蝶に向き直り]
来いよ、いい顔するじゃねぇか。
[火傷した片側の顔が醜く歪む。 醜悪な笑いを浮かべて 露蝶を見る]
(30) 2013/05/26(Sun) 00時頃
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