182 【身内】白粉花の村
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[チョコレートでベタベタの指を浴衣の袖で拭いながら、手紙を読むオスカーを期待の眼差しで見つめる。
手紙なんてもらったことがないけども、姉の夕顔が幼稚園で習ったのかな。なんて期待も少しはあって]
ふぇ?
[いつにない大声>>31びっくりしておもわずチョコレートを落としそうになってしまう。
けれども、言われた言葉の内容が理解できれば]
あさがおのおめめ、なおるの?
[ぱちぱちと瞬き数度繰り返し、話の続きを早く聞こうと残ったチョコを口の中に放り込む。]
〜〜〜っ?!?
[あんまり急いでいたものだから、銀紙付きで口に入れたそれは、口の中で花火が弾けたようで
衝撃を紛らわそうとぱしぱしと、床の絨毯を手のひらで叩いた]
(33) 2014/06/27(Fri) 16時半頃
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/* ふぁっ、チョコレートの描写もうちょっとやりたかったのに忘れてた…
(-23) 2014/06/27(Fri) 16時半頃
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[>>33朝顔の驚いた様子には戸惑って少し申し訳なく思ったけれど。 続く言葉には自分の事の様に、湧き上がる嬉しさを堪えながら]
治るよ、 もう大きいものに怯えなくていいんだ。 よかったな…
[余韻が残ってもう一回だけ、よかった、と繰り返して]
!?
[目を離した隙に、銀紙を口に含んで慌て出した朝顔に、オスカーは現状が理解出来ず驚いて。
もごもごとしている様子だったから、吐き出すよう促して、自分の手のひらを皿の様にして差し出した。…心配だ]
(34) 2014/06/27(Fri) 17時頃
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[いつの間に眠っていたのだろう。 布団すらかけず、ベッドに仰向けに倒れたままの姿勢で、ぼんやりと天井を見上げていたら、看護師に揺り起こされた。]
なに……?
[不機嫌な声。寝乱れた身体を起こす。 窓の外を見やれば、空はとうの昔に群青色へと色を変え。
そういうことか、と苦笑が漏れる。]
わかって…ます。
[眠っている間に済ませてくれればいいものを。 そんな勝手なことを思うけれど、 1時間は動けないのだ。そうもいかないのだろう。
ため息交じり、促されるままに診察室へと足を運ぶ。]
(@0) 2014/06/27(Fri) 17時頃
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[診察室へと足を踏み入れれば、部屋の隅にある車椅子が目に付く。
戻る時にはどうせまた、あれをつかうんだろう。 諦め半分、医師に頭を下げる。]
………よろしくお願いします。
[いつも通りの診察、体調の確認の後 奥の診察台へと案内される。
いわれるがままそこに横になると、石のような硬い感触に身体中が硬化する。実際は、これから始まる苦痛への恐怖もあるのだろうが。]
……。
[左腕を差し出すと、そこに刺さる銀色の針を、瞬きもせずに見つめる。
チクリとした仄かな痛みの後。 その箇所を中心に緩やかに体温が上がり始め やがて、それは炎のような熱さと痛みをもって、全身を巡る。]
(@1) 2014/06/27(Fri) 17時頃
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ほ……っ!?
[何を言い出すんだこいつは。そもそも押し倒してきたのはそちらだろう! 余程そう言おうかと思ったが、予想外過ぎる罵りに言葉を無くして。そりゃあ最近はご無沙汰だが、入院するまではそれなりに女性と交際していた過去はある。間違っても自分は同性愛者ではない。 ……そもそもこいつ、意味分かって言ってんのか?]
やめろ! そんな事をしてお前に何の特がある!
[目の前の男が此方を挑発しているのは分かるが、それ以上に大切な事があった。 狭い病院だ。変な噂が流れようものなら瞬く間に広がるに違いない。短い余生を何故そんな汚名を着て生きなければならないのだ!]
……そんな噂を流すならお前が恋人だと言ってやる。 このジャージを着て歩けば幾らか信憑性は増すだろう?
[先程彼の引っ張りだしたジャージを示して、一蓮托生だと教えてやる。 借りたばかりのジャージを取り返されたりしたら堪らないから、勿論、奪われない様に注意しながら]
(35) 2014/06/27(Fri) 17時頃
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………っ…う。
[ゼーゼー荒い息を吐く。 額の脂汗を拭いたかったが、傍らに立つ医師にそれを制止される。 何かを言う気力もなく、ぐったりとそのまま横になる。
身動きを取らないように。と再度医師は忠告し、今度は空の注射器を手に取り近寄る。 変化を確認するために、採血を行うのだ。
空の注射器、その針は先程とは逆の右腕に刺さる。 実験動物のようだ。と深い息をつく。]
「よさそうだね。」
[こちらの苦痛をしってか知らずか、穏やかな医師の声。
唾を吐きかけたくなるほどの、嫌悪感を覚えるも。 身動きを取ればこの不調は、更に苛烈なものへと変わる。とわかっているから。
今はただ身を任せるしかなく。]
(@2) 2014/06/27(Fri) 17時半頃
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[ チクリ。
新たな痛みを手の甲に感じる。
効きすぎた薬剤の効果を抑えるため。 反応を確認してから投与されるそれは やがて緩々と、意識を水底に沈めて行く。]
ー………。
[奇病に罹ってからの時間が長い自分だから これほどの苦痛が伴っているのだ。と 土台なのだと思えば、まだ耐えられる。
あるかなしかの笑みを浮かべ、夢の底に沈む。
治療が終われば看護師が、病室に戻してくれるだろう]
(@3) 2014/06/27(Fri) 17時半頃
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/* これは酷い(ホモが
(-24) 2014/06/27(Fri) 17時半頃
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/* 齟齬がないようにしといた。 ソロルばんざい。
(-25) 2014/06/27(Fri) 17時半頃
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さて、どうしよっかなあ
[デメテルを見送った後、行く当てもないことに気付いて、ひとり呟く。彼女のおかげで、今は随分と心が晴れている。マイナスな思考さえ抑えれば、自分は常人と変わらないのだ。 ーーそれだけに、告げられた余命が、信じられないのだけれど。どこも痛くないのに。弱ってもいないのに。この命があと数週間のものだなんて、信じられるはずもないだろう。……あの忌々しい花が、自分の命を吸い取っていると言うのだろうか。]
………いやいやいやいや!
[頭をぶんぶんと振って、変な方向に持っていく思考を振り払う。折角デメテルから元気をもらったのだし。そもそも自分にネガティブなんて、似合わない。 両手で頬を思い切り叩いて、気合を入れて。 お決まりの下手くそな鼻歌を奏で始めれば、気分はまた上を向くだろう。
結局どこへ向かうかは、決まらなかったけれど。まだ部屋に戻る気にはなれないし、適当にぶらぶらするとしよう。]
(36) 2014/06/27(Fri) 17時半頃
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/* まさか受け止めてくれるとは……! え?いいの?いいの? ぺってしていいの?
(-26) 2014/06/27(Fri) 17時半頃
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ささ、入って入って♪ [遠慮がちに部屋に入る>>32少女に続いて部屋に入る。 ぱたん と閉まるドアは外界とこの世界を遮断し、ここは二人きりの空間だと言うことを知らせた。]
なんで?なんで…なんでかしらね? 酒飲み仲間を見つけたのが、嬉しかったかしらね?
さ、座って頂戴。
[曖昧な返事をした彼女は部屋の隅の小箱を探り、琥珀色した瓶を取り出す。 グラスを二つ用意して、簡素なテーブルに置けばそれは粗末なバーの完成である]
…アイスペールも、ピックもないけどね。 [一つ余分に用意されたグラスに、先程の紫陽花を挿す。 琥珀色の飲み物と、薄紫の花弁。この細やかな宴の唯一の彩だ]
さ、どうぞ?
[とくとく と注がれた飲み物はぷぅん と大人の香りを放ち。 二つ分用意すると彼女はそれを持ち上げて、グラス同士を重ねる挨拶を求めた]
(37) 2014/06/27(Fri) 18時頃
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/* この村でも、ホームに人連れ込んで酒飲ませてるわたし
(-27) 2014/06/27(Fri) 18時頃
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/* 中身のないロルだなあ!
(-28) 2014/06/27(Fri) 18時頃
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[自分に対して似たような脅しを使ってくるディーン(>>35)を見て一瞬たじろぐ。もしもそんな事されてレティーシャの耳にでも入ったらそれこそ生きる意味を失ってしまう]
ず、ズルいぞ!
[もはやズルいと言う反論しか出て来ず、暫くばーかばーかと罵っては居たがそれも不毛だという結論に達してすぐ大人しくなった]
……そんな事になったらディンさんを殺して僕も死んでやる
[希望が無くなるなら、と苦肉の策だった。勿論死にたくは無いが、いつ死ぬかわからない状況故に大きな誤解は解けずに死ぬ可能性もある。そんな事は断じて避けたかった 訴えかける声は悔しさと屈辱で涙声になっていたが、それをディーンに悟られただろうか]
(38) 2014/06/27(Fri) 18時頃
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/* オスカーが幼女に甘々すぎてドン引き
(-29) 2014/06/27(Fri) 18時頃
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/* クシャディンは天然ホモかな???? クシャは彼女に刺される前にこの茶番やめてあげてよ(楽しい
(-30) 2014/06/27(Fri) 18時頃
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[手のひらで作ったお皿>>34
その意図がわからずに、しばらく目を白黒させていたが。 そこに吐き出せということなのだと理解すると、尚更いっそうあわてて。
"ぺっ"
浴衣の袂を口元に近づけ、ハンカチの代わりにそこに吐き出す。 汚いことして、嫌われちゃうのはイヤだったから。]
ぎんがみたべちゃったの。 くちのなか、キーンてなってびっくりしたの。]
(39) 2014/06/27(Fri) 18時半頃
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/* 朝顔たん可愛い………………
(-31) 2014/06/27(Fri) 18時半頃
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[うまく説明できるほど、言葉をたくさんは知らないから。 どうしてもたどたどしくなってしまう。
病気が治ることが嬉しくて、慌ててしまったのだ。と伝わればいいけれど。 これではただの食いしん坊のようで。]
おおきくみえたり。ころんだり。 そゆの、もうなくなるんだよね?
[この病院で一番仲のいい友達だけれども、だからこそ。 彼を怖がってしまうことが嫌だった。 それによって傷つけたり、嫌われたりしてしまうんじゃないか。そう思えば、抱きつくことも躊躇われて。]
なおったらね、あさがお。 ふたごのおにーちゃんにだっこしてもらいたいな。 あと、みんなでえんそくいきたい。
[二組の双子。 年齢は離れているけれど、一緒に出かけることができたら、どんなにか楽しいだろうと目を細めていたが]
(40) 2014/06/27(Fri) 18時半頃
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[>>39何事かと思っていたけれど、銀紙か…詰まったり飲み込んだりでなくて、良かった。 ほっと息を吐いて朝顔へ寄せていた手をゆるりと下ろし]
そうか…
[…着物が汚れてしまったのは残念だけれど。既にチョコレートでベタついた部分が数箇所だから、今更気にしても仕方ないだろうが]
[>>40朝顔からの質問には、どうしても自分を重ねてしまう。ああ、そりゃ怖いよな、って感傷めいて。]
ないよ。普通に戻れるんだ。
(41) 2014/06/27(Fri) 19時頃
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[少し時間を置いたら、言いそびれたことがあったのに気付いて。
息を吸って、少女へ伝えようと。 幼い少女に、しっかりと伝わるようにゆっくりと説明する]
…、朝顔、お前、違う病院へ行くんだ。 この手紙に書いてる。
こことは違う所で病気を治すんだ。 だから、こことはさよならだ。
[言う方も楽では無い。 これで伝わるだろうか、幼い少女に。]
治ったら会いに行く。 ホリーも連れて行く。 お前のねぇちゃんも一緒に遠足だな?
[約束、と言って包帯の巻かれた右手の小指を振って見せた]
(42) 2014/06/27(Fri) 19時頃
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/* 段々ト書き影響されてる気がする…っ
(-32) 2014/06/27(Fri) 19時頃
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……お前、本当に馬鹿だろう。 何が悲しくてお前と心中せにゃならんのだ。
[涙声で呆れた事を訴えてくる彼に、はあ、と。一つため息を吐く。 どうしてそっちに思考が飛ぶのか理解が出来ない。ただ噂を流すのを止めると、一言言えばいいだけなのに]
お互い噂を流さなければそれで丸く済むんだよ。
[仕方なしにそう教えてやって、ふと時計を見る。気付けば随分時間が経ってしまっていた。
開いてしまった傷口も、放っておくわけにはいかない。 また”彼”に厄介にならないといけないと思うと、少し気が重いが。まあ、痛み止めを貰うついでと考えれば良いだろう]
……長居し過ぎたな。そろそろ帰る。 今度は私が差し入れしてやるよ。
[お前に酒は絶対にやらんがな。そう付け加えて立ち上がる。 半ば無意識に次への約束を取り付けたのは、多少なりとも彼に心を許したからだろうか。 菓子が好きな様だから、それを持ってきてやろう。ぼんやりとそんな事を考えた。……まさか、もう此処でこんな風に戯れる事が出来ないとは、思ってもいなかったから]
(43) 2014/06/27(Fri) 19時頃
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ニハハ、その考えは無いかな
[いつもの様に笑えるくらいまで回復すると、噂は作るもの!とキメ顔で言った]
うに、もう帰るのかにゃー?ニハハハハ、また遊ぼーね! お土産楽しみにしてるよ
[彼を玄関まで送るとニヘラと笑って手を振って見送った。こんなおふざけをしたのはいつ振りだろうか、そんな事を考えていた。最初は仏頂面の気難しい人だったが、案外話しやすいかもしれない。またすれ違う機会でもあればウザ絡みでもしようかなと思ったが、もしそんな事があったら彼はどう反応するだろうか そう思考を巡らせてる時だけ己の寿命から逃げる事が出来ていた]
(44) 2014/06/27(Fri) 19時頃
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ーーこれ、ウイスキーだよね。 わたしはストレートで飲みたいから、アイスペールは要らないよぅ。
[あくまで子供のように返事をすれば、マリーさんもそういう飲み方をするからアイスペールもピックもないんじゃないかなぁ、なんて勝手に推理をすれば楽しそうに彼女の掲げるグラスに自らのグラスを重ねて。
彼女を一瞥して、いただきます、と呟いてグラスに口を付けて。ひとくち、ふたくちと体内にウイスキーを流し込めば恍惚とした表情を浮かべた。暫くしてその様子は十代の少女のように見えないのではないか、と考えれば慌てて少女のような笑みを作って見せたことに彼女は気付いただろうか。]
美味しいね、
[グラスを振りながら呟けば、どんな話をして誤魔化そうか、と思考を巡らせた。]
(45) 2014/06/27(Fri) 19時頃
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[全てが終わり解放される。
目を覚ました病室には、すっかり冷めてしまった夕食と、珈琲が置いてあった。]
苦い……。
[実年齢に合うように。との配慮だったのかもしれないが、子供の舌にはそれは苦く、深みも味わいも全くわからない。
窓から捨ててやろうかと思ったが、前の病院とここは違う。 歩行者にかかる可能性もあると気づき、やめた。 息を止めて飲み干す。]
(@4) 2014/06/27(Fri) 19時半頃
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[胸倉を掴まれた>>8ところで、妙なところが子供らしい弟の手が早いのはいつもの事で。ここに来てからどうだったかは、知らないけれど。 だからそんな事よりも、叫ばれた言葉の方が、よほど痛い。
喉に当てた手のひらの下で、ゆっくりと喉仏が動くのを感じる。 ――こんな弟の声は、きっと初めて聞いた。 ようやく年相応に歪んだ表情を見ながら、白衣を掴んでいた腕が落ちるのを、視界の端で認める。]
………、っ、
[衝動に任せて伸ばしたその手に、力を入れられるとは思えなかったけれど。 初めて聞いた、弟からの懇願の声に、ぐ、と喉を鳴らした。]
なにも、兄らしいこと。 してやれなかったから。
[落とした言葉はエゴの塊でしかない。 此処への転勤が不本意だったのは事実で、それでもそれなら、今からでも弟に何かしてやろうと、そう思っていたのも事実で。]
(46) 2014/06/27(Fri) 19時半頃
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……おまえの望むことは、してやりたいよ。
[空いた手で弟の肩を押しながら、ベッドの上に膝をついて乗り上げる。 自分よりひとまわり小さい身体に馬乗りになりながら、先の頼りない声に後押しされるように、両手を首へとあてがって。]
…………、
[そんなつもりは、はなから無かったはずなのだけれど。 目を伏せて、開きかけた唇を噛んで留めて。 そのまま、ゆっくりとそこに体重を沈めた。]
(47) 2014/06/27(Fri) 19時半頃
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