49 海の見える坂道
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[普通に、登らせろと時計守のばあちゃんに頼んだら きっと、登らせてくれるだろうけれど それでは、自分自身が大人になってしまう
変わるべき所も、人には多くあるのだろうけれど 変わらず、そのままで居る事が愛おしい事もある
いつまでたっても、悪戯小僧だと そんな風に呼ばれる人間が、一人くらいいてもいい 自由とは、そう言う物だろう]
さーて、どうやって忍び込むか
(33) 2011/04/09(Sat) 16時頃
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[「会った事ないよね」、の問いにぴょこんとうなずいて、]
ヤニクさん……って男の人の名前ですよね? どーいう人なんですか? そしてお姉さんとの関係はいかに?
[ぐっ、とカウンターから身を乗り出して興味津々の風。 両親の仕事の都合で住むところを転々としてきた身の上のせいか、無意識のうちに周囲と壁を作ってしまうことがあるとはいえ、その辺りはまだまだ子供、といったところか]
(34) 2011/04/09(Sat) 16時頃
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[音をたてぬように、こっそり、扉を開き きょろきょろと、辺りを見回した後
一気に駆け上る
がたり、音がした気がするが気にしない 一番高い所まで、鐘のある所まで、止まらずに登る 名実共に、この街で一番高い場所なんだ ここは、子供の頃からずっと]
よ、ただいま
[色々、内部構造は省略して 鐘まで登ったら、ぺたり、触り挨拶する 子供の頃の秘密基地だ、もう20年の付き合いになるよな]
(35) 2011/04/09(Sat) 16時頃
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/* そうして無意識のうちに人を選ぶ。 それは果たして少女にとって幸か不幸か。
独り言のpt保つかな……
(-9) 2011/04/09(Sat) 16時頃
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そうだなぁー…幼馴染かな。歳も一緒だし。
[少女に興味津々に問われれば、少し気押された風に答えた。 中々彼とどんな関係か聞かれることも無かったものだから。]
あいつはねぇ、悪ガキ。
[片手を腰にあて、少し呆れたような口調で少女に答えたところで、思い当たったことがあった。]
ねぇ、ゾーイ。 お留守番、抜けられないの?
(36) 2011/04/09(Sat) 16時頃
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― 広場 ―
[ザッ ザッ ザッ
箒で地面を掃く音。 人々が行き交う広場。 噴水の水が時折、日光を反射して、きらきらと光っている。 その背景では、柔らかな鐘の音が心地よく響き渡り、 それが自然と青年の表情を緩ませた。]
ふう、 ・・・ま、こんなとこかな?
[この町を掃除するのは彼の仕事。 綺麗になった広場を見て、満足すると、微笑を浮かべた。]
えーと・・・ 次は、っと・・・
[しかし、彼の仕事はまだ終わっていない。 掃除道具を担ぎ上げると、広場を後にした。]
(37) 2011/04/09(Sat) 16時半頃
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/* ぬおおおスライディング村入りィィイイイ(ずざさーーー
入りたいはいりたいと思っていたので、 村掛け持ち気味ではありますが、入らせていただきました。 よつばと申します。(ぺこり 多分知り合いさん何人も入ってる感じするので、きんちょうします。どきどき。
そしてみうさんがすごく分かりやすいです、はい。(にこり
(-10) 2011/04/09(Sat) 16時半頃
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おさななじみかぁ……
[雑貨屋のお姉さんを憧れのこもった目で見る]
悪ガキがおさななじみってことは、ヨーラお姉さん、悪ガキのヤニクお兄さんをこらしめてたり……
[そんな光景を想像しようとして、続く言葉に目を丸くした]
えっ、と……
[正直なところ暇なので外に出たい。しかし勝手に取り決めを破ったら主人に怒られるというよりは心配をかけてしまう。
一瞬泳がせた視線が、黒猫をとらえた]
――そうだ! あのネコさんのおうちをさがさなきゃ!
(38) 2011/04/09(Sat) 16時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2011/04/09(Sat) 16時半頃
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そうそう、飼い主さんにちゃんと返してあげなきゃ、ね?
[ようやく子供らしい様子が出てきた様子のゾーイを見て、自然と笑みがこぼれた。 それにしても、飼い主は誰だったか…確かラルフの飼っている猫だったような気もする。]
ついでに、ちょっとお散歩しようか? 時計台まで、行ってみない?
[先程思いついたのは、ヤニクにゾーイを会わせてみてはどうだろうという事。 彼なら、彼女から見てどこか気を張っているようなゾーイにいい影響を与えてくれるのではないかと思った、彼女のおせっかい。]
(39) 2011/04/09(Sat) 17時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2011/04/09(Sat) 17時頃
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― 通り→宿屋 ―
[がちゃがちゃ、と彼が歩くリズムに合わせて、掃除用具が音を立てる。 先ほど使った雑巾を思い出し、そろそろ変え時かな、 などと考えつつ、ひとまずは自分の家に向かうことにした。]
「・・・ニャァ」
[ゆるい坂を一歩一歩と歩いていき、 自分の家が見えそうになったその時だった。]
ん、?
[猫の声が耳に入る。 どうやら馴染みの宿屋から、聞こえてくるようだ。 ふと気になった青年は、ゆっくりとその扉を開けることに。]
(40) 2011/04/09(Sat) 17時頃
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んー…―――
[時計台の上に立つと、世界で一番高い所にいるような気がする 子供の頃、世界はまだこの小さな街だけだった頃 世界中を見渡す事の出来る、この場所が大好きだった 大人になり、外の世界の存在を知って 外の世界も見てみたいと、方々を歩き回るようになった
様々な美しい景色や、新しい街並み、優しい人達に出会い 同じくらい、危ない事にも出会って来たが やはりこの街が、一番好きだ だからこそ、何があろうとここに戻って来るのだし]
皆に挨拶しなきゃな、うん
[ここに登ってくる前、鐘は既に鳴った まだ、次の時を刻む時間ではない そんな鐘を、予定外に鳴らすのが、悪戯と言う奴だ]
(41) 2011/04/09(Sat) 17時頃
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[叩いても、ゆすっても、大した音はしやしないが 思いっきり、鐘を蹴り飛ばして ゴーンと、小さな低い音がするのが楽しいのさ
街中に響くほどの音は、出やしないが 近くにいる奴なら、聞こえるだろう いつもの時間以外に、鐘が鳴る その音が、俺の只今なんだ]
うりゃ
[思いっきり、蹴ってやる ゴーン、と鈍い音がする]
よし、只今終了
(42) 2011/04/09(Sat) 17時頃
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/*
黒猫を野生の猫だと思っていて、 実は宿屋寄って、自分が飼うみたいな話を出すつもりだったんですけどね!手間がはぶけたわーい。
黒猫の名前?ええ、もちろんアレですよ。アレ。
(-11) 2011/04/09(Sat) 17時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2011/04/09(Sat) 17時頃
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[そうと決まれば、と、本を手に持ったまま酒場のカウンターを出て、宿屋の受付から紙とペンを引っ張り出して何かを書き始めた]
時計台? 行く行く!
[雑貨屋のお姉さんのおせっかい心は知らずとも、時計台は好きな場所だから。 「黒ネコさんのおうちをさがしにちょっとおさんぽに行ってきます」と記した紙をコルクボードに貼ると、にっこり笑ってそう言った。
ドアが再び開いたのはちょうどその時だったか]
(43) 2011/04/09(Sat) 17時頃
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― 宿屋 ―
どもー さっきここから猫の声が・・・って あ!
[扉を開くと、そこには小さな少女と、銀髪の女性。 ふたりへ挨拶しようとしたのだけれど、 テーブルの上、偉そうに陣取っている黒猫を見つけた瞬間 声を張ると、掃除用具をその場に置き、ばたばたと猫へ駆け寄る。]
お前、また逃げ出したのか・・・っ
[逃げ出そうとする猫をなんとか腕の中に収めると、 がくりとうなだれたように、肩を落として、溜息をひとつ。 そしてくるりとふたりに向き直ると]
ごめんね、俺の猫が・・・迷惑かけちゃったかな?
[猫にも無理矢理頭を下げさせる。にゃあにゃあ。]
(44) 2011/04/09(Sat) 17時半頃
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[ゆっくりと開かれたドアから、チラリとラルフの姿が見えて―――…。]
あら。
[そう呟いた途端、彼が店の中に入ってきた。 テーブルの上の猫を捕まえ、謝ってくる言葉には小さく頷いて。]
そんな事はいいから、さぁ、ここを出ましょう。
[強引に猫を抱えたラルフの背中を押して、宿の外へと。]
ゾーイ、掃除道具!
[床に置かれた掃除道具を持ってくるようにゾーイに言って。 宿の主人が帰ってきてしまったら、外に行けなくなってしまう。]
(45) 2011/04/09(Sat) 17時半頃
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[3人と1匹で宿の外に出ると、通りをきょろりと見渡して、主人の姿が無い事を確認すると小さく息を吐き出した。]
ラルフさん、タイミング悪いですよ――…
[苦笑しつつ声をかけた。 彼には何の事かさっぱりだっただろうけれど。 彼の腕に抱かれた猫の頭を撫でて、猫の顔を見ながら言葉を続けた。]
猫ちゃんは悪いことなんて。 何ていう名前なんです?
(46) 2011/04/09(Sat) 17時半頃
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[非礼を猫と一緒に侘びていた、はずだったのだが―――]
わっ わっ! な、なに!どうしたの、ヨーランダ!
[いきなり背中を押されて、混乱してしまう。 宿の外へ出たいのだと分かれば、逃がさないように、猫をぎゅっと抱えたまま扉を再び開ける。]
でも、掃除用具が、っ
[と言いかければ、背中を押す彼女がそれを遮るように 小さな少女にそれを持ってくるよう指示して。]
それ重いでしょ?大丈夫?
[声は心配しつつも、ヨーランダによって体は既に宿の外。]
(47) 2011/04/09(Sat) 17時半頃
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[ドアを開けて入ってきたお兄さんは、黒猫の姿を見るなり掃除道具をその場に置いて、やがて猫を抱き上げた。
謝ってくるお兄さんに首を傾げながら、]
めーわくなんてことはないですよ。 お兄さんのおうちがネコさんのおうちなんですね。じゃあ、さっそくお兄さんのおうちに行きましょう!
[お兄さんの家が宿屋の近くとは知らず、元気よく声をあげた]
(48) 2011/04/09(Sat) 18時頃
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/*
名前聞かれますよねーそうですよねーーー(渇いた笑い
(-12) 2011/04/09(Sat) 18時頃
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― 宿屋の外 ―
[雑貨屋のお姉さんから言われた掃除道具は、いっぺんに持つには重かったので、一つずつてきぱきと外に持ち出していった。
最後にほうきを石畳の上に置くと、ふう、と一息ついて、]
お兄さん、よくこんな重いものをいっぺんにもっていけますね…
[お兄さんを見上げる。 広場で見かけたことはあったけれど、こうして話すのは確か、初めてだ]
(49) 2011/04/09(Sat) 18時頃
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[何がなんだか分からないまま、通りへ出た。 ヨーランダが一息ついたのを見ると、こちらもひと安心する。]
タイミング悪かったの?俺
[それはしまったなあ、と頬をぽりぽりかきながら言う。 もちろん片腕は猫をぎゅっと抱えて離さない。 ヨーランダに頭を撫でられた猫は、とても気持ちの良さそうな表情を浮かべた。]
あんまり家にしばりたくないから、離し飼いにしてるんだけど いつも逃げ出して、うろちょろしてるから困ったもんだよ。
名前?ああ、ジジっていうんだよ。
[この悪戯猫め、と悪態をつきつつも、お腹をくすぐる。]
(50) 2011/04/09(Sat) 18時頃
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/* これがお望みなのだろう(どーん
(-13) 2011/04/09(Sat) 18時頃
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/*
キキ「ジジ、っていうの」ジジ「にゃぁお」
あの光景がとても頭を過ぎった。
(-14) 2011/04/09(Sat) 18時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2011/04/09(Sat) 18時頃
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ジジ…? それはまた―――
[どこかで聞いたような名前、という言葉を飲み込んで。]
可愛い名前ですね。
[ジジー、と名前を呼んでやった。]
ラルフさんのせいじゃないので。 ゾーイを外に連れ出す、口実が欲しかったところだったので。
[ね?、とゾーイに同意を求める目を向けた時に、低い鐘の音が、一発。 明らかに、時間も外れている。]
…さぁ、時計台にいこっか。
(51) 2011/04/09(Sat) 18時頃
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[自分の掃除用具を、丁寧に持ち出してくれた少女を見やると]
重いのに、運んでくれてありがとう。 俺は、これが仕事だからね。
[猫と一緒にちょこん、と軽く頭を下げる。 自分にとってはいつも運んでいるものなので、 慣れもあって、重さを感じることはあまりないのだが この幼い少女には、一苦労だっただろう。]
ゾーイちゃん、だよね? 主人から話は聞いてるよ。
[広場で見られていたのは知らなかった。 けれど彼は、馴染みの店の主人に、少女のことはよく聞かされていた。]
(52) 2011/04/09(Sat) 18時頃
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[只今の挨拶が終わったら、鐘の横に腰掛けて 眼前に広がる、自分の故郷を見降ろす
潮の香りの混ざる風が、頬を擽る 肌と違って、色素の薄い髪がひらりと揺れて 鼻孔を通り抜ける、海の結晶
やはり、生まれ育った場所は格別だ 時は流れても、何一つ変わらない だからこそ、自分の戻る場所になる
不安な時、悲しい時、苦しい時 拠り所にする物は、変わって欲しくないと思う]
…――――
[一つ、顔を失った、俺の故郷 それでも、時間は流れ、世界は変わらず回り行く]
(53) 2011/04/09(Sat) 18時半頃
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/* 待て、ラルフさん両手に花状態。 ・・・なんておいしいの。
(-15) 2011/04/09(Sat) 18時半頃
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[可愛い名前、と褒められると嬉々として]
かな?実はベニーが名前つけてくれたんだ。 俺はネーミングセンス、ないからさー。
[本屋の彼が、何を意図してその名前をつけたかなんて 青年には知る由もなかった。]
ゾーイちゃんを、連れ出す? 一体どこへ・・・
[疑問に思っていると、先ほども鳴ったはずの鐘が 低い音で町に響き渡る。 誰かの悪戯か、・・・と頭を過ぎる人物が一人。 そのまま時計台へ行こうと言うので、ひとまず猫はヨーランダに預けて。自分は自分の掃除用具を担ぎ上げたのだった。]
(54) 2011/04/09(Sat) 18時半頃
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