194 花籠遊里
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[身体を苛む蝶は背後、朧の目前に在るは藤の君。 愉悦に脆い花が、性感押し上げられて、頂を駆ける時も、 きっと、朋ばかりを視界に入れる。>>260
花を蝕んでいく毒は重く、貞淑を気取る彼の皮を剥く。 一枚下に隠れているものを暴くように。]
……悦ぃ―――…夜よなぁ、
[上がる息を乱し、それでも君臨するは夜の上。 熱い精を迸らせた朧の髪を漸く解放し、 藤之助の上に捨てるよう、背を押しやる。
悪辣な夜蛾は、熱の頂を越えて尚、 最後の最後に、何もかも突き放すよう、手離した。]
(266) 2014/09/17(Wed) 01時頃
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[体液に塗れた二輪の花。
然して乱れの無い己の着衣を、緩やかに引いて、 内側に風を送り込めば、周囲に煙る艶香の濃度を知る。 夜を区切った檻の中には、それぞれ蜜が詰まっているのだろう。 ――――たっぷりとした、甘い秘蜜が。
そうして、息を注ぐよう、低い天井を仰ぎ。 一時、耳を澄ませて、日常には無い悦に身を浸す。
チラと見やるは欲と精に穢れた二輪の花。
日が昇った後も、眼下の友情が、元通りに収まるかなど、 奔放に振舞った享楽蝶は与り知らぬところ。
だが、瞬きを数度越えると、黎明は案外近くまで迫っていた。*]
(267) 2014/09/17(Wed) 01時頃
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