3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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[嵩張りそうなものはここにおいて、 必要そうな物だけを上着とスカートに入れた。
あとはまた帰るときに来れば良い。]
こっちにはあまり人は居ない、か。
[それなら南棟に戻ろうと、部屋を後にしてまた下に向かった]
―美術室→一階渡り廊下―
(617) 2010/02/26(Fri) 16時頃
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――回想・保健室前――
[セシルとスティーブンス、おそらくバーナバスにも同じメールが届いていると知り]
もう、やだ……。怖いよ……。
[涙声で呟き、鼻をぐすりと鳴らす。 「用務員室でお茶を」というバーナバスには無言でこくこくと頷き、彼の手を借りて何とか立ち上がった。小さく咳き込めば、あやすように肩や背中を叩かれる]
……ドナルド、マクレーンさん。
[保健室から二人が出て来ていたことにようやく気がついたが、それ以上は何も言えず、皆と共に用務員室へと向かった]
(618) 2010/02/26(Fri) 16時頃
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>>616
アトラナート先生。そこにいたんですかい。
[グロリアの緊張などはよそに遠慮なく声をかける。]
ああ、お一人でいるのは危ない。一緒にいましょう。音楽室は、さっきセシルやスティーブン先生がいきましたがね。
とにかくお一人でいるのは推奨しませんぜ。
[なぜかはまだ言わない。]
っておかしなこと?
[おかしなことと、いえば、それしか思い浮かばない。]
(619) 2010/02/26(Fri) 16時半頃
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それはビー玉が転がったり、不穏なメールが届いたり、
ですかい?
[帽子の奥で心配気な目が見えたかもしれない。]
(620) 2010/02/26(Fri) 16時半頃
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/* ほぼソロールになってて申し訳なく。 皆今何所に居るんだろう、 学校の広さに既に迷子になり始めています。
[方向感覚はきっとあまり、ない。]
(-118) 2010/02/26(Fri) 16時半頃
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美術部 ミッシェルは、中庭にまだ人が居れば見かけたかもしれない**
2010/02/26(Fri) 16時半頃
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―南棟音楽室→・・・―
[ひどくばつの悪そうな表情をして、 音楽室の入口の方まで戻る。 ドナルドの方へ顔を向けた。]
……お前も 早く、帰れ。
[ぶっきらぼうな調子だった。 キャロライナの方を見て、どうするのかと問うように見る。 白衣の背は、遠ざかるだろうか。]
(621) 2010/02/26(Fri) 16時半頃
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……あ、はい
[声をかけられれば再び頭を下げて]
一人でいるのは危ない?それは、どういう…
[言葉に問いを重ねれば、 薄々察せられた返答が返ってきた、眉根をしかめる。 気遣うように眼差しに慌てて表情を取り繕えば、 胸ポケットからビー玉を取り出して見せた。
それは一瞬、光源もないのに針のように冷たく燃えて光る]
私のクラスのディーン君とジェレミー君も、これを…。 これについて何か、ご存知なのですか?
[歩みを止めたままそう問いかけるのは、先刻の記憶ゆえ。]
(622) 2010/02/26(Fri) 16時半頃
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――回想・用務員室――
[暖かいお茶を一口啜り、少しだけほっとする。 皆はこの異常状況に関して推測しているが、それもあまり耳に入らない。今はただ、手の中のお茶の温もりだけが現実のように思えた]
これって、現実なのかな……。
[あのメールが見間違いであったことを祈りながら、震える指でおそるおそる携帯を開く]
――……。
[が、やはり見間違いなどではなかった。 だから出来るだけ画面を見ないよう苦労しながら、何とかメールを削除して電源を切った]
(623) 2010/02/26(Fri) 16時半頃
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[のろのろと携帯をポケットにしまう少女に、気遣うようなスティーブンスの声>>562がかけられる]
……大丈夫です。
[小さな声で答えるものの、声音には怯えの色が滲むのを隠すことは出来なかった。
やがて、話がまとまり全員が用務員室を出ると聞いて]
私、鞄が教室に……。
[今は一刻も早く学校から出たかったが「一人で帰れ」と言われれば困るし、それ以上に一人で用務員室で待っているのは不安で。 正直なところ鞄なんかどうでも良かった。それは皆について行くための口実に過ぎない]
――用務員室→音楽室――
(624) 2010/02/26(Fri) 16時半頃
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>>622
[グロリアから、ビー玉を見せられて、帽子の前側を指でつまんであげる。 そこには深刻そうな顔が見えるだろう。]
先生のところにも来てるんですかい。
[そして、ポケットに手を突っ込むと自分のも出して見せた。 グロリアのとは少し違い、磨りガラスのようなものに見えるが、丸いビー玉であることに変わりはなく……。]
スティーブン先生や、他の生徒のところにもこれが届けられててですね。 あと、おかしな声や、冷気やら……。
(625) 2010/02/26(Fri) 16時半頃
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― 南棟3階音楽室 ―
[ぶっきらぼうな調子で、かかるセシルの声。 やはり気にしていないと示すように、唇の端を持ち上げて、ひらりと手を振ってみせる。
実際、先ほどの、フィリッパとの件で疑われるのと同じ位、セシルとの件のようなことも慣れている――自業自得だろう。]
さて、お嬢ちゃんは、どうすんのかね?
[キャロライナを相変わらず子供扱いして、ん?と首を傾げてみせる。 とりあえず、セシルが去ったら試したいことがあった。 担任辺りに見つかったら、また怒られそうではあるが。
―――……開かない窓を割れないか、と。]
(626) 2010/02/26(Fri) 16時半頃
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とりあえず、ディーンやジェレミーも用心するように、そして早く帰るように言わないとです。
先生行きやしょう。
[ともかく、早く生徒を帰さねばならない、そうグロリアに告げて、手を差し出した。**]
(627) 2010/02/26(Fri) 17時頃
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――現在軸/音楽室――
「さて、お嬢ちゃんは、どうすんのかね?」
[子供扱いされるのは癪だが、今はドナルドの軽口が心強い。 鞄を代わりに取りに行くというドナルドの申し出>>613はありがたかった。 頼もうとして、鞄の中身のポーチに思い至る。勿論、ドナルドが鞄の中身を勝手に見るとは思わないけれど、それでもだ]
――ありがとう。でも、私の鞄だし、私も行くよ。
(628) 2010/02/26(Fri) 17時頃
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……あ、ええ。
[あまり見ることのない帽子の下の顔を、ちらり盗み見て。 取り出されたビー玉を目を向けた]
……少し、違いはありますけれど。 ただのガラス玉にしか、あ。そう、あの子、ビー玉って言っていたのに…何も色がついてないのね。
[ビー玉といわれればあのカラフルな色合いを思い描き、小首を傾げる]
声も冷気も全部、一緒ですね。 …コートやカバンを取りに戻ったところで、ちゃんと帰れるのかしら。
あの子、出られない、って……。
[何かを憐れむように呟きながら、 顔を上げ差し出された手を見つめた]
(629) 2010/02/26(Fri) 17時頃
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差し伸べられた手はいつか裏切るもの。
鈍い青を切り裂いて、私を壊す……
(-119) 2010/02/26(Fri) 17時頃
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― 南棟3階音楽室 ―
―――……そうか。分かった。
[これが夢でなく、単なる悪戯で窓が割れてしまった時、キャロライナを巻き込んでしまうかな、と内心思う。しかし、日頃を考えれば自分の非は自分で被れるかと、直ぐに思えてしまう辺りが問題児だった。 そして、何かを壊そうとすることで、夢なら覚めるだろうと思っている辺り短絡的でもあったか。]
じゃあ、責任もって、護衛しましょうかね。お姫さん。
[今度はお姫さん呼ばわりして(しかし、風貌は騎士とはほど遠い)、キャロライナを揶揄う時間を作ることで、セシルが去る間を作る。 その間も、隻眼はどの椅子で窓を割ろうかなどと、色々物色中の危なげな色を燈していた*]
(630) 2010/02/26(Fri) 17時頃
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―南棟3F廊下→階下へ―
[ドナルドの態度は、有り難いものかも知れない。 気にされないのなら、それでいい。
距離を取る。 手が届かないような位置を取る。 それは、誰に対してもそうなのだが]
…――
[窓の外を見遣る。 ――どろりとした闇に覆われて見えた。]
(631) 2010/02/26(Fri) 17時頃
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奏者 セシルは、問題児 ドナルドの思惑知らず、音楽室を後にした。
2010/02/26(Fri) 17時頃
問題児 ドナルドは、奏者 セシルが去る様子を、隻眼を細めて見送った**
2010/02/26(Fri) 17時頃
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あ、ええ、行きましょうか。
[自分は今、何を呟いたのだろう。 差し伸べられた手に、縋りかけた手を自制する]
――…大丈夫です。 一人で、歩けますから。
[滲むような悲しみは微笑に紛れて散って]
あの2人は先ほど補習室で別れたので、 もう帰ったと思うんですけれど……
――サイモン君が少し心配で、 いつも帰宅が早い子なのにまだ教室にカバンが残ってたから…。
[薄闇の中、歩みを進めればすぐに2階に辿りつく]
(632) 2010/02/26(Fri) 17時頃
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――回想・保健室→音楽室――
……まぁね。考えてみれば、マクレーンさんみたいにきれいな子がドナルドと付き合うなんて、ないよね。
[腕組みをして大げさに頷いてみせる。保健室でのことは、すぐに自分の早とちりだと分かったが、ドナルドが誤解を解こうとする様>>600がおかしくて、ついついからかう口調になってしまう] あ、でも、えっちするなら場所は選んだ方が良いと思うよ。
[同行するスティーブンに聞こえないよう小声で囁き、にへらと笑う。馬鹿話に付き合ってもらえたおかげで、大分恐怖は薄れてきたようだ]
(633) 2010/02/26(Fri) 17時頃
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―南棟1階廊下―
[言葉少ななディーンを促しつつ どこへ向かおうかきょろきょろと薄暗いあたりを見回す。]
誰か探してこよっか?私がひとっ走りして …………や、嘘です。
[元気のない彼を励まそうとしてみたものの どうも上手くいかず、かえって怒らせてはいけないとばかりに気を使ってしまう。 仮にも元風紀委員長の前で廊下を走る宣言はまずかったかな、と眉根を寄せた。]
そだなぁ、職員室行こか。 誰かしら先生いるでしょ?
[行こう行こう、と背中を軽く叩く。 だらりと垂れた右手には気がつかない。]
(634) 2010/02/26(Fri) 17時頃
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―職員室―
すーいませーん失礼しますよー
[酷く間延びした声。 普段ならば誰かに咎められるだろうそれは 虚しく部屋の中に響いた。]
あっれ……みんな帰っちゃったかなぁ
[困ったな、と首をかしげる。 どうしよう、とディーンに困ったように視線を向ける。 つい先程グロリアたちが近くに居たことなど知る由もなく**]
(635) 2010/02/26(Fri) 17時半頃
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―2階廊下―
ミッシェルさん、あの声を悪戯だって怒ってて。 犯人を捜してるのかもしれない…、どこにいるのかしら。
[教室を覗いていく、人の気配は特には感じられなかった。 Bクラスの教室、拾われたネクタイが椅子にかけられたサイモンの席。その主がまだ校内にとどまっていることを示す、打ち捨てられたような鞄]
サイモン君、どうしたのかしら。 最近、明るくなって学校にもよく来るようになって… そう、彼女が出来たって噂まで……あ
[そこまでたどり着くと、嬉しそうに語る声が一気に萎んだ]
…ネクタイ交換? そっか、タイが落ちてたのはもしかして、サイモン君……
[答えを求めるように傍らの人をじぃと見たけれど、 それはいささか場違いな命題だったかも知れない]
(636) 2010/02/26(Fri) 17時半頃
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――音楽室――
……シェリー君、大丈夫?
[ピアノの前に立ち尽くしたり、ドナルドに触れられそうになるのを強い勢いで避けたりと、どうにもセシルの様子がおかしい。やはり彼もこの事態にナーバスになっているのだろうか。
音楽室を立ち去るセシルを不安そうに眺めていれば、ドナルドから声がかかる>>630]
「じゃあ、責任もって、護衛しましょうかね。お姫さん」
[ドナルドの思惑など知りようもなく、自分をリラックスさせるための軽口だろうと思う。だが、そう言いながらも音楽室を出る様子のない彼を見て]
……どしたの? 早く行こうよ。
(637) 2010/02/26(Fri) 17時半頃
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いきもの係 キャロライナは、理事長の孫 グロリアをあれから見ていないなぁ、と思った。
2010/02/26(Fri) 17時半頃
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/* …気付いたらまたダッシュ&Jターンしてないか。
飴貰ったありがとごめん! そのわりには有用に動いてなくてごめん!
(-120) 2010/02/26(Fri) 17時半頃
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/* なんか、キャロライナがあほの子になっている件。 最初はサバサバして、少し冷めた感じになる予定だったのに、どこで間違えたのでしょうか……。 今から挽回できるかなぁ。
今日の目標は3-Aのクラスメートと絡む。絡みたい。絡まねば……*/
(-121) 2010/02/26(Fri) 18時頃
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― 南棟3階音楽室 ―
[セシルが去ってしまえば、音楽室にはキャロライナと二人きりの空間ができあがる。行かないのか?と問いかける相手に、にぃっと性質の悪い笑みを浮かべて言う。]
で、音楽室でえっちっていうのは、キャロル的には有?
[もちろんそれは、>>633誤解を解く時に聴いた言葉に対する揶揄のようなものだ。実際手を出すわけでなく、教室にある椅子に近づくと手にし]
ちと、実験に付き合ってくれねぇかな。 ―――……窓、開かないなら、割ってみようって実験。
[窓があかないのを確かめると、笑みを不敵に変えた。]
(638) 2010/02/26(Fri) 18時頃
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夢ならここで醒めるだろう。 今までのことが性質の悪い悪戯なら、割れるだろうさ。 まさか、防弾ガラスとか使ってねぇだろうしなぁ。
[割れずに夢が醒めない場合は―――あえて口にしない。 背もたれ部分を握った手に、ぎっと力がこもった。]
(639) 2010/02/26(Fri) 18時頃
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…無駄だよ。
[ 黒い闇が 、闇が ]
(@53) 2010/02/26(Fri) 18時半頃
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――音楽室――
えっ!? 何、言っちゃってんのさ……。
[「音楽室でえっち」という言葉にびくりと反応し、性質の悪い笑みで踏み出すドナルドに一歩後ずさる]
(嘘でしょ……? ここにいるのはマクレーンさんじゃなくて、私だよ)
[だがドナルドは、少女ではなく手近な椅子に歩み寄り軽々と持ち上げ、「実験」云々と不敵な笑みで嘯いた。
ようやくからかわれていたことに気づくが、それよりもドナルドの言うように硝子を割って、一連の現象が性質の悪い悪戯だと立証させたい]
実験、あー、うん。……やってみよう。 もし後で何か言われたら、一緒に怒られてあげるよ。
(640) 2010/02/26(Fri) 18時半頃
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「…無駄だよ」
[少女の声が確かに聞こえた。だが振り切るかのように大声でドナルドを――自分を鼓舞する]
やっちゃえ、ドナルド!!
(641) 2010/02/26(Fri) 18時半頃
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