25 花祭 ― 夢と現の狭間で ―
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[笑みを見れば、瞬く。 冬の張り詰めた空気のような、 そんな緊張感を抱いていたそれとは異なる]
ご理解いただければ、私はそれで。 主様も気になさっておられませんようですので。
[怯えも険も、篭らぬその言葉]
……その、随分と、柔らかに。
[けれど、胸騒ぎは止まず。 >>384 交わした言葉をロビンが捉え、 口を開きかけたところで声は響いた、舞台を見やる]
(@38) 2010/08/06(Fri) 01時頃
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門下生 一平太は、記者 イアンの話を聞きながら、その動きをただ呆然と見ている。
2010/08/06(Fri) 01時頃
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[その様子をじっと見ている。]
――…やりすぎだ。 煽ってどうする。
(=28) 2010/08/06(Fri) 01時頃
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薄味?
[何をどうして薄味になるのか、と思わず首を傾げたが]
…今のところはまだ、決めかねている。
(*13) 2010/08/06(Fri) 01時頃
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…肉饅頭め、しくじりおって……。 [袖下、気取られぬようにきつく爪を立てる。 彼と…己の囲い主の傘の下。 今までは気づかれること無く血の宴を続けてきたというのに。
イアンが無き主の仇を討とうと、そちらの手先になることくらいは想定しておくべきであったか。]
(*14) 2010/08/06(Fri) 01時頃
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[まんまると、朱が散る毛布と、]
――は?
[何をどう理解すればいいか分からず、視線はあっちへこっちへと泳ぐ。まんまるの膨れた手に刃がつきたてられるのを見れば、数歩下がったのは飛沫する血液が怖かったのか、それとも]
(392) 2010/08/06(Fri) 01時頃
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[その貸した刀が血で染まるのを見る。]
――……
[無言]
(393) 2010/08/06(Fri) 01時頃
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[散った朱に、黒紅を見開く。 かたかたと震えの走る、躯]
――――……あ、
[座する膝元のくずれる]
(@39) 2010/08/06(Fri) 01時頃
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な――、 ん
[言葉にならぬ、とはこのことか。 りん、と鈴が小さく鳴る。]
…人狼病は…駆逐されたのでは なかったのか…?
[遠い遠い、昔の“おそろしいやまい” その程度の認識しか、なかった。 混乱の滲む空気が場に満ちる。 ――“白き鳥は、 混沌の最中贄の如く翼を捥がれて死す” 重なった、己の舞う物語のひとつ。 奇妙な予感として、裡を満たし、冷やした。]
(394) 2010/08/06(Fri) 01時頃
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[此方を見る視線には静かな赤で見返して ただ、そうだと、紙の束を取り出し 付け加え始める]
……センターから頂いた 人狼病の可能性がある花と花主のリストに 虎鉄と明之進のお名前はありませんでした。 ですので、この二人は容疑から外してかまいません。
……この祭りに参加している花と花主 全員とも聞いたんですけど… より調査が進んで二人は除外できた、のでしょうね
(395) 2010/08/06(Fri) 01時頃
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[ヨアヒムのところへ行くと本人の姿はなく。 洋琴を手配するように頼むと、大広間へと向かう。
後ろをついてくるロビンを横目で見やる。手折った花。 見せられた表情は、それでも足りぬと心が云う]
ああ。美しいものです。 月は静かに、人々を見下ろす。 そこにある何もかもを、照らしてくださる。
けれども、手は届かない。
[見上げ、口にする。 大広間の扉の向こう、集う人々へと会釈を]
(396) 2010/08/06(Fri) 01時頃
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……やりすぎなものか…手緩い。 仲間をはくまで痛めつけて当然
(=29) 2010/08/06(Fri) 01時半頃
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[くぐもった悲鳴と、飛び散る鮮血。]
かりょう、お前がみるべきでは… [咄嗟に腕の中に庇って目元を隠す。]
(397) 2010/08/06(Fri) 01時半頃
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― 回想・主の部屋 ―
[夜の帳が下ろされる夕闇の頃。 東の空に上がる月を見、憂う主の傍に鳥は在った。>>343
初めて交わした時の事を思い出せば、 思わず手が伸び、主の着物の袖を握る]
……すみません。 なんだかなよたけの君が、月へ帰りたがっている様に見えて。
[薄く笑んで返す言葉に、漸く笑みを浮かべて。 広げられる腕の中に、その身を納める]
(398) 2010/08/06(Fri) 01時半頃
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/* 生贄 CO 気味 死んで指差されても驚くな…!
(-93) 2010/08/06(Fri) 01時半頃
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― 大広間 ―
[明が柔かになったといえば、苦笑を浮かべる。 照れたように頬を染めて]
手折ってくださった方のため、と 言っておくよ。
[刷衛達に気をとられていた所に不意の大声。 振り返り、イアンの足元転がるものを見て驚く]
……非人道的……なんて いま、そのままじゃないか……
[呟く顔色は蒼白]
(399) 2010/08/06(Fri) 01時半頃
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だったらやりこめる文句の一つでも
[いい返して見せろ。 そう虎鉄へというはずだった言葉が消えた。
舞台上のイアンの姿、転がる脂大福ことシュレーゲル。 センターと言えば管理センター以外の何ものでもない。 文言を読み上げる花から視線が外せなくなった。 刀を突き立てられたシュレーゲルの悲鳴も聞こえないほど 茫然としていたかもしれない]
…そういう、ことか。
[唇が辛うじて紡げたのは、そんな言葉だった]
(400) 2010/08/06(Fri) 01時半頃
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[いくらかの花を見る。 ロビンがセシルの傍へと行くのを止めることはしない。 ただ、手元の数珠に視線を落とした]
今宵は果たしてどのような芸が見られるのか。
[宛がわれた席へと腰を下ろす。 イアンが人を数える様子が目に入り、何事かとそちらを見る。
続いて、その口から出た言葉に、息を止めた]
(401) 2010/08/06(Fri) 01時半頃
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[始まったのは宴ではなくつらつらと説明を始める花の姿。 ―――…花、と呼んでいいのか。 それすら迷うイアンの姿。]
―――…何を、莫迦な…
[人狼病という太古の病名を口にする様に 文句を言おうとした口は閉ざされる。
躊躇いなく、散らされた紅の色に。]
(402) 2010/08/06(Fri) 01時半頃
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その仲間が、尚、暴れるかもだ。 しかし、やってしまったものは仕方がない。
[そして、この状況に対する各自の変化をみている。]
(=30) 2010/08/06(Fri) 01時半頃
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…だから、逃げろ、なのか。
[は、と。 短い言葉と共に零れた感情は何であったのか。 己にすらわからない]
(*15) 2010/08/06(Fri) 01時半頃
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[着物越しに主の温もりを感じても、 握った袖を離す事は出来ない。
かりょう、と。艶やかな唇が己が名前を紡ぐのを見詰めながら]
僕は……ずっと、ずっとあなたの……っ。
[謂いかけた言葉は、呼びに来た下男により伝える事が出来ぬまま。 主と対の白い着物を纏って、舞台へと向かう。
確りと、繋いだ手を握りしめて――*]
(403) 2010/08/06(Fri) 01時半頃
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……
[無言。 あるのは憤り混じる念だけ]
(*16) 2010/08/06(Fri) 01時半頃
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[太刀についた血を丁寧に懐紙で拭い 納刀した後、鵠の声に 悲しげに首をふった]
……そう、そのはず、そのはずだったのですが…… 残念ながら、事実存在するんです
……私の亡き主も人狼病者の喰いによる被害者です…
[そう、口にしたとき……青年の赤が歪む それまで、笑顔だった彼の顔から笑みは消えうせて]
(404) 2010/08/06(Fri) 01時半頃
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な…んだ?
[組んでいた腕を解き、片腕を胸に当てながら舞台上より告げられる話に耳を傾ける。 遅れて琥珀を舞台上に遣れば、は、と息が零れた。 目に飛び込んでくるあかいいろが、きもちわるい。]
……じんろ、う…病…?
[動悸と共に、耳鳴りがして。 ツキと痛んだ頭は、次第に痛みの重さを増していく。 額には微かに汗が滲み、虎鉄はガタと近くの椅子に寄りかかった。]
(@40) 2010/08/06(Fri) 01時半頃
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[髪が後ろへと引っ張られる。 未だその手に残っていたのか、それとも衣装にでも絡んだか]
天満月、様。
[引かれるまま、イアンと邦夜の間を遮るような位置へ。 触れるまでは近づかない、曖昧な距離]
(405) 2010/08/06(Fri) 01時半頃
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人を喰らう獣を人と?
[>>399ロビンの声には冷たく響く声 そこには、先日表座敷での声色の影はない]
(406) 2010/08/06(Fri) 01時半頃
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― 客席 ―
[主の傍に侍る様に座し、 静かに花祭が始まるのを座して待っていると、 朗々と響きわたるイアンの声にそちらを見やる。
告げられる花祭の中止。 そして目の前で起きる血なまぐさい尋問に、 鳥は眸を反らす事も出来なくて]
…………ッ
[庇われた腕の中>>397 かたかたと小さく震えるだろうか]
(407) 2010/08/06(Fri) 01時半頃
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暴れてくれれば痕跡が残る 暴れてくれればより見つけやすい
何が問題がある。
(=31) 2010/08/06(Fri) 01時半頃
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これが。
僕に与えられた罰なのだろうか。
[苦しい]
(-94) 2010/08/06(Fri) 01時半頃
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……同じ事を これから、皆にするんだろう? 投票って言ったって どうやって人狼病とそうでないかを区別すれば良いのか
……わからないよ。
[冷たいイアンの声。 蒼白な顔で、怯えに身を震わせて それは先日そのままの少年と重なる]
どうすれば?
(408) 2010/08/06(Fri) 01時半頃
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