299 さよならバイバイ、じゃあ明日。
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/* >ロゴスは人間のようだ。
「嘘だっ!!!」と思わず叫びたくなるメッセージンゴ。
(-11) 2019/10/10(Thu) 15時頃
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鳳凰の実 モイは、メモを貼った。
2019/10/10(Thu) 16時半頃
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[葬儀屋は、粉屋によく通っていた。>>1:111 見送りが婚姻の華やかなものであっても。 ひっそりと悼むような物哀しいものであっても。 生命の数少ない、送り出しの時は飾られるものだ。]
つぅ〜るとかぁ〜めがす〜べった。
[ただ、葬儀屋の送り出しが。 旅路の最後の瞬間に添えるものというだけ。]
後ろの、 ……おや?
[残念ながら、粉屋は軟体生物だった。 だから、近付いてきていても、音らしい音もない。 葬儀屋が気付いたのは、自警団のキミだった。>>1:116]
(5) 2019/10/10(Thu) 19時頃
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[それから遅れて、跳ねる姿を見る。>>1:112]
やあ、そらんじゅ。 やあ、そるふりっつぃ。
[一つ、手を挙げて応じる。 尋ねられた事には、小さくながらも頷いた。]
こぉらからの手向けを差し入れたら、だったから。 今ならまだ、間に合うよ。
[誰宛、と聞くのも野暮ったい。>>1:117 葬儀屋に手向けの話をするのだから。 自ずと、その意味は絞れてしまうものなのに。 舌足らずのようなスペルを、じぃと見る。]
……ヴェルだよ。
[寂しげな水跳ねの音では掻き消えないよう。>>1:118 葬儀屋は粛々として答えた。]
(6) 2019/10/10(Thu) 19時頃
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[そう、答えたくらいだったんだろうか。 もう少し後の事だったかもしれない。 比翼の音に向けた視線の先には、竜がいた。>>1:123]
ろごすまで、来たのか。
[粉屋の元から転がり落ちた黒い塊。 それが何なのか……葬儀屋は知らなかった。 ただ、膨らんだものが破れる時よりも大きな。 ぽんっ、という破裂音に危機感が警鐘を鳴らした。]
…え。 あ、ぁ……?
[危険だ、とは認識したけれども。 慣れていなければ、咄嗟に身体は動かない。]
(7) 2019/10/10(Thu) 19時頃
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[どういうものか知っていた粉屋の方が。 咄嗟に動けたのもそういう訳だったのだろう。 葬儀屋は、何処か白昼夢のようにさえ感じていた。]
…………そ、 そらんじゅ……?
[ついさっきまで話していた者が突然、 目の前で弾けた事実が、飲み込めなくて。>>1:125 あまりに呆気ない事に現実味がなくて。 半透明の欠片を掬いあげる手も震えていたような。]
こんな、こと、って……。
[葬儀屋は見送る者である。 だが、看取ったことは今まで一度もなかった。 よく知る者が、初めての看取る相手になったのだ。 ───『死』は分け隔てしない、と知っていた。 正しく『知っているだけ』だったのだ。]
(8) 2019/10/10(Thu) 19時頃
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[───命を灼いた華は、場違いなほど美しかった。]*
(9) 2019/10/10(Thu) 19時頃
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[……暫くして。 葬儀屋が我に返った後で。 飛び散った欠片は全て、集めるのだけれど。]
……あーあ…。 ソランジュに、ロゴスまで、行ってしまうのか。
[魂の亡骸を、そうっと撫ぜた。 葬儀屋は今さら泣かないけれど。 きゅう、と眉尻を下げる事くらいはあった。]
また、寂しくなるんだね。
[ヴェルを送り出したら、また準備をしなければ。 葬儀屋は、溜めていた息を小さく掃き出した。]*
(10) 2019/10/10(Thu) 19時半頃
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鳳凰の実 モイは、メモを貼った。
2019/10/10(Thu) 19時半頃
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/* すっかり『死』へいんてぃのところへ行くよう伝えるロルを忘れていたのである つ、次頑張って入れる…
(-12) 2019/10/10(Thu) 19時半頃
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/* 刎死ってどんな死にかたかなーと思って調べたら 「自分の首をはねること」と出てきたンゴ。
なかなかハードンゴ、モイ……(ごくり)
(-13) 2019/10/10(Thu) 19時半頃
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[やあ。と軽く挨拶をする。 手向けがまだ間に合うと聞けば、軽く頷いた。]
そうか。 すみれの花を後で持っていくよ。 ……きっと、似合いだと思う。
[ソルフリッツィは、草屋で自分の食事以外にも、時々花を買う。 とりどりのそれは平らに広げて、分厚い本に挟んであった。 いつも自分より先に逝ってしまう街の人々に備えて、家にはいくらかの押し花を置いていた。 いなくなってしまう住人に似合いと思う一輪を選んで、送るのだ。]
(11) 2019/10/10(Thu) 20時頃
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[その後だ。 翼が風を切る音がして、モイスチュアからそちらに視線を向けた。 探していた白竜が、ソランジュを見つけてかちょうど降りてくるところだった。 ぽよんと跳ねたソランジュから零れたそれが、火薬の弾だと知っていたら、彼を抱えて飛び退るくらいのことはできたかもしれない。
が、花火は無情にも、ぽんと弾けることで存在を主張した。]
……!!
[危ない、と思ったのと同時、身体が動いていた。 モイスチュアを守るように、前に出る。 が、まさかソランジュまで、火薬からこちらを守ろうとするなんて。]
(12) 2019/10/10(Thu) 20時頃
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ソランジュ、
[ぽん、ぽぽん。 花火はソランジュの下でいくつも弾け、ゼリー状の身体を突き抜けて空中に花を咲かせる。 それはあまりにも残酷に綺麗で――言葉もなかった。 名を呼ぶ声も、細く震える。
止めようにも、身体は凍りついたように動かない。 動いたところで、ゼリーで湿気ることもなかった花火を、どう止められたろう。 ただ呆然と、弾ける火薬玉を見て――]
(13) 2019/10/10(Thu) 20時半頃
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[かちかちと、小刻みに鎧を鳴らしていた。]
(14) 2019/10/10(Thu) 20時半頃
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[目の前で命が消えていった事実に、硬直は長く。 死んだ。無邪気な粉屋も、眩い白竜も。 それも、こんなかたちで。あっけなく。
今までも、こうして消えていたのだろうか。 毎日ひとり、なんて決まり事のように受け入れていたけれど、こんなに残酷な。]
(15) 2019/10/10(Thu) 20時半頃
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っ……、ああ。
[震えて、ふるえて、自我を取り戻したのは、モイスチュアが『行ってしまうのか』と口にしてからだった。 自覚が襲い来て、じっとしていられなくなる。 欠片を集めるのを、手伝いながら。]
……ああ。 手向けの花を、増やさないと。
[集めた欠片や、ロゴスを連れて行くのに手が必要なら、手伝おう。 何か、何かしていたかった*]
(16) 2019/10/10(Thu) 21時頃
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─ 草屋、その後 ─
[狐が草屋での用事を果たした後に、鳥はのっそりと立ち上がって、>>1:79 しんなりした毛玉の顔(?)を見下ろした。別に食べようと思ったわけではない。]
おい、助手よ。ちゃんと生きているか?
葬儀屋なら、ここからは もう帰って行ったぞ。
[自分が驚かせたのだとはカケラも想像していないまま、そんなことを鳥は言った。]
(17) 2019/10/10(Thu) 21時半頃
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しかし、葬儀屋も助手も、ずいぶんと小さいな。 ちゃんと食っているか?
[>>1:103 鳥は、猛禽の自分へ葬儀屋が大きい。という感想を抱いていることは知らない。知らないが、葬儀屋よりも大きな鳥は、死者を送り出す二人について、小さい。と逆の感想を持っている。]
いつか、すべての者の上に、 必ず平等に来る── とは言え。
小さいもの、弱いもののところに 「死」は急ぎ足でやってくるだろう。
[話しかけた葬儀屋が口にしていたことを思い返せば、どこか冷めたような口調を思い出す。]
(18) 2019/10/10(Thu) 21時半頃
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[鳥はそれから少し、しゃがみこむようにしたままで、葬儀屋の助手であるギロの前で、黙り込んだ。葬儀屋には「死」へ伝言を託してある。話すことがあれば。条件付きではあったが、葬儀屋はそれを引き受けてくれた。]
……。「死」が、おそろしくは、ないのか。
[「小さい」姿を思い浮かべながら、ぽつりと零された言葉は、疑うというには探る気配が薄く、さりとて感想というには対象の答えへの執着が滲んだ音をしていた。 葬儀屋を頭において零した言葉は、期せず、ギロへの疑問のようにもなった。しんなりした綿毛にそれが聞こえているかどうかにかかわらず。]
(19) 2019/10/10(Thu) 21時半頃
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[ 『わたし』 は、 おそろしい ]
(-14) 2019/10/10(Thu) 21時半頃
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[『わたし』は死がおそろしい。 どうしようもなく。
それがどうしようもないからこそ、怖かった。
何故、そんなものがあるのか、 何故、そんな断絶があるのか、
何故、周りの『仲間』は、 その断絶をまるで気にしないでいるのか。]
(-15) 2019/10/10(Thu) 22時頃
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[何もかもわからなかった。 わからなかったから、 余計にとてもとても怖かった。
いや、否、過去形にはならない。]
(-16) 2019/10/10(Thu) 22時頃
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[ おそろしい のは、今もだ。]
(-17) 2019/10/10(Thu) 22時頃
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インティJrは、沈黙している。彼にしては、珍しく長く静かだった。
2019/10/10(Thu) 22時頃
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/* 冷静に考えてロゴスまで花火死なんて間抜けなものにさせてしまったらしきに、正直すまんとは思ってる!!!w
(-18) 2019/10/10(Thu) 22時半頃
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[小さな助手に零した疑問は、葬儀屋には伝えていない。 伝言を受けてくれたことについて、ありがとうと返事をしたくらいのものだった。]
………… わからんなぁ。
[綿毛に、翼でふぁっさぁと風を送る。 他人のことだ。考えてみても手ごたえにたどりつく類の事ではなかった。
鳥は思考をやめて立ち上がる。]
(20) 2019/10/10(Thu) 23時頃
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草屋!! 場所の提供助かった。 おかげで元通りの白い我である。
カラフルは狐が持って行った為、 キチンと絨毯は緑のままだ。
[コーラに礼を言って、鳥は看板のかかった入り口から外に向かった。それから、ゆうゆうと空を見上げ、]
!!!!!!!!!! !!!!!!!
おおーーーーーうっ!?!?!?
[ぽんっと空に咲いている花に、高らか声を上げた。 それはとても壮麗な火の花だった。]
(21) 2019/10/10(Thu) 23時頃
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インティJrは、音と火に、飛び上がって近くの壁の影に移動した。
2019/10/10(Thu) 23時頃
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[その飛び散った花の根本で、いったい何が起きたのかを、鳥は知らない。ただ、弾ける音に一瞬ブアアっと羽毛を膨らませて跳び退った。]
…………………
…… ? てっぽうでは ない のか
[火薬のにおいと音だと、まず鳥は思った。 空に届く鉄の弾だ。あれにはたくさん──同じように翼をもつものが連れていかれた。「死」を連れてくる音と匂いだ。 ぶるるっと羽毛を震わせる。]
(22) 2019/10/10(Thu) 23時頃
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[ぷるん、ぷるるん。
雨の色した半透明のゼリーのようなソランジュは、 見事ばらばら、ちんまりゼリーになっちゃった。
ぷる、ぷるる。
雨はいつか降るだろう。 白き狐の乞うた、やわらかな雨は火花包むように、 さみしさ包み込むように穏やかに。
ちいさな、ちいさな雨色ゼリーは慈雨受けて。 よろこぶように、ちんまり *揺れた。*]
(+0) 2019/10/10(Thu) 23時半頃
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─ 草屋 ─
[大きく膨らんでフリーズしていた毛玉は、イナリの挨拶を受けて漸くしおしおと萎み、しんなりしていた。 それから少しして、聞こえた声に目を開けたが。>>17]
!!
[大きな何かに見下されている現状に、しんなりしていた毛がぶぁっと膨れた。 しかし、よくよく見てみるとそれは見知った顔。]
…インティ? ギロ、いきてる。
[落ち着いたのか、毛がいつも位の大きさになり、毛玉はぴょんぴょんと飛び跳ねた。]
(23) 2019/10/11(Fri) 00時頃
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…モイ、いない。 モイ〜…。
[情けない声を出しながら、また毛玉の毛が少ししんなりする。]
…小さい? ギロも、モイも、ごはんたべてる。 ギロ、ごはんすき。
[食べてるのか、と問われればそう返して。 インティJrが語る「死」については、不思議そうな目を向けていたが、最後の問いかけのようなものには、毛玉は小さい目をぱちぱちと瞬いた。]
(24) 2019/10/11(Fri) 00時頃
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「し」は、こわくない。 こわいより、さみしい。 みんな、あえなくなる。
でも、ギロも、しんだら。 しんだみんなと、またあえる? それなら、うれしい。
[毛玉はその場でぽよぽよと跳ねて、翼で送られた風に目を瞑った。 そしてその少し後。 空に響き渡った何かが弾ける音は、毛玉の耳にも届いた。]
(25) 2019/10/11(Fri) 00時半頃
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