20 Junky in the Paradise
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……私は――
[押し付けられたグラス。 色とりどりの粒が揺れるそれを、両手で握り締めるように持っている。 乾杯の声が聞こえても、その声に応じる事もなく、ただ同じ姿勢でグラスの中を見詰めていた]
す、 少しだけなら――
[絞り出すような声で、誰にともなく呟く]
少しだけなら、夢見る事も許されるでしょうか……?
[『許す』のは果たして誰であるのか。 法に照らし合わせれば、決して許されぬその行為。 けれど狂宴の最中にあっては、その判断さえ揺らぎ始めていた]
(13) 2010/07/06(Tue) 01時頃
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[美的感覚にぴったりはまり込む何かがあったのかどこかうっとりとグラスを見つめていたが、パーティーの開始の合図が聞こえるとグラスを掲げてウインクしてみせ]
乾杯!…ああ、多分あだ名だけなら俺の事を知ってる人もいると思うけど改めて自己紹介でもしておこうかな。飲んでトんじゃう前に。 俺、「Je crois rever」っていうバーをやってるサイラス。「ドラッグストア」の方が有名かもね。よろしくー?
[へらりと笑って周囲の人々に言ういうと、躊躇いなくカクテルを一息で飲み干した。]
(14) 2010/07/06(Tue) 01時頃
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[ Down ] [ Down ] [ Down ]
[言い付けをまもらぬ身は昇る為の助けが足りない]
[ Down ] [ Down ] [ Down ]
(*1) 2010/07/06(Tue) 01時頃
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今日は、女中さんも遊ぶの?
[ローラを小脇に抱えてマドラーをからからと回しながら、ノーリーンにもグラスが渡された事に、ぱちりと瞬く。意外そうに、不思議そうに。先代から仕えてきた生真面目な女中であるノーリーンが、まさか自分達と同じように薬物を摂取しようとは考えられなかった。 じっとノーリーンの姿を眺める。他にも戸惑っているような男の姿を見て取れば、其方にもちらと興味を注ぎつつ]
ええ、初めまして。 サイモンの……従妹の人、なのね。 私はホリー、宜しくね。
[初対面の面々に対する中、「恋人」の従妹だと名乗ったマーゴには、何処かおどおどと、恥ずかしがりでもするように、含みがある挨拶を返した。程なくして――乾杯、とグラスを掲げ]
(15) 2010/07/06(Tue) 01時頃
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酒と薬、ですカ?
[一緒にそれらを服用して大丈夫なのだろうか? 確か、この男は医学を学んでいたように記憶しているが、その彼が何もいっていないならば、或いは支障はないのかもしれないが。]
……乾杯。
[喉を灼く感覚は、口にした飲み物の、酒精の故か]
(16) 2010/07/06(Tue) 01時頃
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私は。 サイモン様の御命令とあらば、それに従いますから。
[不思議そうな表情のホリーに答える]
この屋敷の全てが夢を見るというのなら――私も共に夢見ましょう。
――乾杯。
[震える声で呟くと、液体を一口含み、錠剤を一粒飲み込み、――そして]
(17) 2010/07/06(Tue) 01時頃
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[ヤニクが口にしたのを横目にしてから液体に目を戻す。 グラスを傾けて、ぺろり、液体に舌を触れさせた。 犬か猫のように、一舐め。味を確かめて。
首を傾げて、今度は普通にグラスを煽る。喉仏が上下した回数は彼も知らない。 グラスにまだ3分の1程残して、彼は顔を戻した]
ん、なんか普通の酒みたいだな、おい。 いつ効いてくんだ?
[誰とはなしに呟いて、周りの面々を見まわした。 知らない顔ばかりに気付けば、聞いた名前を復唱し とりあえず自分の名前を告げ ヴェラでいい、と呼び方を指定する。 そうしている内に酔いが回ったのか、それとも薬が効いてきたのか。 浮かぶ表情はどことなくだらしない、アイロニックな笑み]
(18) 2010/07/06(Tue) 01時頃
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ホリーはサイモンがスキなの?
[照れるらしき>>15ホリーの様にまた興味をそそられる。 遠慮も何もない問いはカクテルに誘われ、 意識がおち始めた為でなく素直で配慮のない性格故。
ホリーも意識を向ける>>13ノーリーンの呟きは、 酩酊も相俟って酷く現実感が乏しい。 彼女へ未だグラスに残る液体を揺らして見せる]
ノーリーンも偶にはイイじゃない 割った硝子の事も忘れて呉れると嬉しいわ
[知らず参加したらしきヤニク>>10へは、 ヴェラが>>12説明をしている様子を眺め液体を舐める。 サイラスの>>14挨拶が聴こえると其方へ顔を向けた]
サイモンなら上客に成れそうね アタシはマーゴよ、宜しくサイラス
(19) 2010/07/06(Tue) 01時頃
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ヴェラで参加しているはずなのに 脳内ではヤニクに変わっている不思議だなぁ。 中身のほうが酔っているのだろうか。フシギダナァ
(-6) 2010/07/06(Tue) 01時頃
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[ Down ] [ Down ] [ Down ]
[ひと舐め毎に意識はおちていく]
ふふっ
[酩酊に零す笑みはアイに揺れる]
(*2) 2010/07/06(Tue) 01時頃
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[飲み干した液体と2つのカプセルが喉に少し引っかかりながら通ると、熱いようなひんやりとしたような不思議な感覚を覚える。 飲み干した直後では特に変化は覚えなかったものの、そのうちまるでバルーンハウスの中にいるような浮遊感を覚えれば楽しそうにくすくすと笑い始め。]
…っふふ、ははは…こりゃ、お客達も夢中になって、買ってるわけだ!
[急速に失われていく現実感に笑いがこみ上げる。そこに聞こえた>>19にはふにゃりとした子供のような笑みを浮かべて相手を見やり。]
んんー?…うん、よろしく、マーゴ。 あぁ、そうだな…薬をうちの店で取引してく奴らは、大抵金持ちで、高い酒が好きで、限界ってもんを知らないから… 確かにサイモンさんなら上客になるかも?あはははっ
(20) 2010/07/06(Tue) 01時半頃
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[メイドの呟き>>13に、知らず笑みが深まる。 あざけるように吐き出した言葉は、床に落ちていく]
あは。夢ぇ見るって。 生真面目なメイドでも、薬飲んで見たかったって事か。 ああ、生真面目は見せかけだったのかな。そうだな、きっと。
[グラスに残る液体を今度は一気に喉の奥に流し込んで。 横から聞こえてきた薬屋の声に思わず茶々をいれ]
その口ぶりぁ、自分では試したことなかったのか。 「ドラッグストア」では店長は商品を知らずに売るって?
[ドラッグストアを、そのまま薬を売ってるのだと勘違いして**]
(21) 2010/07/06(Tue) 01時半頃
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風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2010/07/06(Tue) 01時半頃
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全て終わったら――弁償して貰います。
[マーゴに答える声は辛うじてといった響き。 中に半分程の液体を残して、グラスは手を滑り落ちた。 かしゃあんと澄んだ音が響いて、散らばる雫と数粒の錠剤]
嗚呼――……
[喉を焼く熱さが脳内へと駆け上がって。 酒を嗜む事すらない女中に、その刺激は強すぎたようだ。 ふら、と足元が縺れて、破片を避ける事も出来ぬままその場にくずおれる]
(22) 2010/07/06(Tue) 01時半頃
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ヴェラにー ヤニク…
[見知らぬ顔を指差し確認で呼ばわるも、 眉根を寄せグラスを持つ手を額に添えた]
アァ、駄目 頭が悪い上に酔ってて覚えきれないわ
誰かアタシと―――…アソビマショ そしたら覚えられると思うの
[頤に指を添え男を誘うも聴こえるサイラスの声、 子供の如き笑みを前にゆらり酩酊に浮かぶ笑みは蕩け。 ふらと吸い寄せられるようにサイラスの傍へ歩む]
今までお客に売るばかりで自分で愉しまなかったの? 今ならもっとたのしいコトもあるわよ
(23) 2010/07/06(Tue) 01時半頃
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[>>21の茶化すような言葉ににへっと笑いながら大げさな動作で手をぶんぶんと振り。]
ドラッグストアはー、あ・だ・名!…俺はちょぉっと薬の取引場所を提供してるだけの健全なバーの店長だよぅ。 取引の場を提供する代わりに、たっぷり店で飲み食いしてもらうの! …なんだかんだで興味はあったんだけどチャンスがなくってねー。
[誰に言うでもなくぺらぺら喋り続けているもふと新たに掛けられた声>>23にはそれまでの子供っぽい笑顔から一変、歳相応の笑みを浮かべて。]
…あはっ、お酒なら嗜んでたんだけどねぇ。 ……もっと楽しい事って…どんな?お兄さんに教えてくれるのかなぁ。
[何処となく焦点の合わない青い瞳で黒い瞳を覗き込みながら、するりと頬に手を伸ばして爪の先で撫でようと。]
(24) 2010/07/06(Tue) 01時半頃
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[グラスに揺れる液体を飲み、マドラーを齧る]
私は…… ……私とサイモンはね。 愛し合って、いるの。
[マーゴには、彼女にだけ聞こえるようにぽつりと零した。サイモンの方をちらちらと見やりながら、照れ臭そうに]
きっと…… ――楽しい、よ。
[ノーリーンに幼い、けれど妖しげなようでもある笑みを向けて呟く。世界が、ゆっくりと、変わっていく]
(25) 2010/07/06(Tue) 01時半頃
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弁償ならサイモンが…
[聴こえたノーリーンの声に振り返ると同時に響く音。 ハカイのオトホウカイのオトカンラクのオト… きらきらと床に散らばるグラスの破片を凝視する]
―――キレイ…
[うっとりと呟いてグラスに残る液体を一息に乾し、 視線の高さまで持ち上げ――― 手を放した … がしゃあんとグラスの割れる音がまたひとつ響き渡る]
ふふっ うふふっ
[飛び散る破片からは長いスカートに護られ、 散らばる硝子片を見下ろし堪え切れず笑みが零れる。 興奮冷め遣らぬ態でスカートを叩けば破片が舞う]
(26) 2010/07/06(Tue) 01時半頃
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きまじめ は…… みせ かけ……
[ヴェラ>>21の言葉は、酔った頭にぐわんと響いて、意味を為さぬままに消えた。 床に着いた手に走る感触で、飛んでいた意識が幽かに戻る。 散った雫に紅が混じった事には気付かず、女中はただ上を見上げて]
ああ、 まぶ しい…… ここは、どこ……?
[灯りを見詰める瞳は瞳孔が開いて、眩しさに周囲の光景は霞む。 それは世界が切り替わる合図]
(27) 2010/07/06(Tue) 01時半頃
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アイ?サイモンと?
[サイラスの元へと歩む前に聴こえた耳打ちに、 意外さと不思議さと交えてホリーを見つめただろう]
止めないけど応援もしないでおくわ タノシイコトなら他にもあるじゃない
[邪魔をする素振りを見せる事はなくホリーに言い残し、 タノシイコトを体現する為にサイラスの元へ歩んだ。
散らばるグラスの中で笑う間に伸ばされる男の手指。 歳相応の笑みを前に酩酊に惚けた眼差しを絡め]
こんなタノシイ心地のトキにシたら もっとタノシイと思わない?
[傾く首は頬へ伸ばされる爪先の感触に瞳を細める。 更に首を捻れば其の指の付け根から指先へ舌を這わせた]
(28) 2010/07/06(Tue) 01時半頃
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─ 客間 ─
[床にへたりこんで情事の後に残された裸男のソレは勢いを失う。 マーゴの口に突き込んだモノは短小の皮つき 貧相な男の身体の中でも、さらに貧相。
マーゴが出て行った後でか、 宙を見ていた目が悪友の股間を見遣り]
… それ、…Maxで何p?
[色事にバカになっていた頭に血が巡りだしたか それとも元の通りバカの侭か。ジブンのソレとへクターのを、 軽く見比べて溜息をつき、]
(29) 2010/07/06(Tue) 02時頃
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[>>24彼から話しかけたはずなのに、返ってくる言葉にはさして興味もなさそうに頷いて。 その子供っぽい身振りと笑顔を観察するように見ていた。] ふぅん。
[>>22>>26 一拍おいてガラスが砕ける音が続いた。 鼓膜を介して、耳に突き刺さる鋭い音は透明感のある涼しげな音に変換される。]
どこかでカラスが泣いたな。 [にこやかに、足元まで散らばった透明でキラキラする破片を踏みにじって。ぎちりと靴の裏で悲鳴をあげる音でさえ、何か綺麗な音に聞こえる。 世界がこんなに綺麗だとは思わなかった! ]
もっと欲しいな、もっと欲しい。
(30) 2010/07/06(Tue) 02時頃
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……
[マーゴが出て行った後。 ぐしゃぐしゃと髪を引掻きまわす。]
…やわ …
[ぼそ、と呟くも言葉にならず]
……、っ…
[がりがりと言葉の代わりにか頭を抑えて 頭皮を引き掻く指の勢いは強まるばかり]
(31) 2010/07/06(Tue) 02時頃
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[髪が何本か抜けるほど握り、苛苛と落ち着かず、]
……〜〜
[ドアとぐちゃぐちゃに乱れたシーツを見遣る目は、 不満げで捨てられたかのようで、 身勝手な苛立ちに見詰めては逸れて忙しない。]
(32) 2010/07/06(Tue) 02時頃
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[最終ページに挟まっていた、 馬鹿に綺麗なまま丁寧に取り扱われたシート。 笑った顔でおどけたピエロのシート]
…ッっ ッ
[全部、その手で、びりびりに破く。 そのまま、つかみ取りで飲み込み、]
…うっ えっ
あ ぶ
[げほ、と身を折って、咽た。 ── 残骸の首だけピエロが一枚、床に落ち]
(33) 2010/07/06(Tue) 02時頃
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は…
[上げた顔は、でろん。と、眼の光が融けきって。]
…あ…
[猫背がゆっくり立ち上がり、服を手繰る。 ぐちゃぐちゃと皺のついたスラックス、白い液がついたまま 着替えをする手はおぼつかず。
白衣を羽織り、ベルトはしても、チャックは開いたまま。 かきむしった、ぼさぼさの頭で、客間をでた。]
(34) 2010/07/06(Tue) 02時頃
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[歩くごと、ふらりと上体が揺れる]
わ わか ら な
わか わか らな い
[脳の血流まで犯されて呟く声も目に映る風景と同じにぶれる]
(*3) 2010/07/06(Tue) 02時頃
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[すぐ側で割れたガラス片が飛び散る様子にはいつもなら職業柄渋い顔をするところを綺麗だねぇ、と笑うに留まり。 向けられる蕩けた眼差しと誘う言葉にくすくす笑うと、指に這う舌を柔く摘んで捕らえて軽く引いた後離し。]
それは確かに。いつも以上に頑張れちゃいそうな感じ…? っあはは、マーゴみたいな可愛い子と遊ぶなんていつぶりだろうねー。…遊んでくれるんだよな?お兄さんホント張り切っちゃうよ?
[ダンスでも踊るかのように腰に手を添えて引き寄せると顔を間近まで迫らせて妖しく微笑んだ。]
(35) 2010/07/06(Tue) 02時頃
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嗚呼 パーティ―― そう パーティ だったわね。
[上向いていた瞳を、ぐるんと正面に戻す。 焦点の合わぬ眼で周囲を見回すと、透明な破片に塗れた右手を口元に当てた]
うふっ、ふ、……ほほほほっ
[手付きこそ上品なものの、その手では隠し切れぬ程口角が持ち上がり。 声を上げて笑った事など一度もない女が嗤う]
皆様――私のパーティにようこそ。 お、ほ、ほほほほほっ
(36) 2010/07/06(Tue) 02時頃
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[人の間を通り過ぎて、向かうのは箱の側。 途中、ヤニクの側を過ぎれば]
俺のことヴェラでいいから。 で、どう?気持ちよくなった?
[そしてテーブルの上に座り込んで、箱の中に手を伸ばした。 けれど利用の方法が判らずに色とりどりの錠剤を掌で遊ばせる。 呆けた目にはそれがキラキラ輝いてるようにも見える。
上機嫌で見遣っていると、錠剤の向こうに座り込むメイドの姿が見えた。ガラスの破片の中に座り込んで、上を見上げて。 視線の先が気になって、それに倣ってみるも眩しいだけ。諦めてメイドの様子を観察する。 観察の合間にも。時間がたつにつれ、じわりじわりと薬は精神を蝕んで。何ともいえぬ幸福感と浮遊感に包まれる。]
(37) 2010/07/06(Tue) 02時頃
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[それっきり意味のある言葉は発せなくなり、断続的な笑い声を上げながら、ふらりふらりと食堂へ向かう]
さあ 遠慮なさらずに召し上がって――
[其処に賓客が並んで居るかのように無人の空間を見回すと、びしゃびしゃとワインをグラスに注いで乾杯する。 血と酒の紅が混じり合い、もはや判然としない]
(38) 2010/07/06(Tue) 02時頃
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