人狼議事


310 【R18】拗らせ病にチョコレヱト【片恋RP】

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【独】 地下軌道 エフ

/*
大田さんについては、序盤『氷海』に青を感じた部分があったのですが、日を重ねるごとに描かれていた色に重なっていくのが印象としてある。チューニングが上手くいった気分というか。
音はあまり聞こえていなくて、無言の静寂や温度のない冬って感じがしています。そうしたら自然と色が薄く少し暗くなったというか。ろくろ。

>>28みたいな生活感が徐々に明かされていくのもだし、>>29みたいな一貫した地続きが土台でしっかりしているのもだし、全部が大田さんに集約するの、間近で見られて幸せです。

性質上、どうしても一方的になりがちなのでできるだけ出せるものは出したいなと思っていたのですが、大田さん側から振っていただけるの、書いた気もするけど本当に嬉しかったー。
>>15とかもね。入れられたらいいなの気持ちだけはずっとある。精進。

(-29) 2021/02/16(Tue) 22時頃

【独】 地下軌道 エフ

/*
スマホー!

(-30) 2021/02/16(Tue) 22時頃

【独】 地下軌道 エフ

/*
いや、場面の動かし方が天才すぎませんか……?
緩急のつけ方がすごい。これは転。

(-31) 2021/02/16(Tue) 22時頃

【独】 地下軌道 エフ

/*
>>105柚木さんの普通に対する構え方、全圷がスタンディングオベーションするところだった(???)
酒屋さんっていう人好きのする方がそれ以外が満たされた中でもがいてるの、世界の大きさごと好きです。

(-34) 2021/02/16(Tue) 22時頃

エフは、レイに話の続きを促した。

2021/02/16(Tue) 22時半頃


【独】 地下軌道 エフ

/*
敷波さん
・毎日規則正しく過ごしている
・木登りや素潜りのできる運動神経と体力がある
・海から出てすぐ温かくした(バスタオル+温泉)


・主に夜型、睡眠時間バラバラ
・インドアのため、決して体力がある訳ではない
・海から出て一回そのまま寝た
(その後、一晩文字を打ち続けた)

はい(はい)

(-36) 2021/02/16(Tue) 23時半頃

【独】 地下軌道 エフ

/*
のど飴なのは、手持ちの食料で一番小さくてまともだったので。
あとさすがに多少は体調崩しているのではの可能性と、むしろ寝込めよ(PC感情)みたいな感じ。

レトルトカレー→カレーのお返しに喧嘩売っているのでは?
缶詰系→魚系統が多く、海関連は今はNG
チンするご飯→扉の前に米置かれる気持ち

みたいな。ト書き会話みたいになってしまうので、裏話的にここへ埋めておきます。
敷波さんリアクションが素晴らしくて、たくさんありがとうの気持ち。主軸と逸れる部分なのに、いろいろお付き合いいただき感謝です。灰ログも楽しみにしておこう。

(-39) 2021/02/16(Tue) 23時半頃

【独】 地下軌道 エフ

/*
ニトカちゃんいい子……ありがとね。
たぶん人を部屋に入れたの初めてじゃないかなと思う。
お話したかったので嬉しかったー。今後でお返ししますね。

(-40) 2021/02/16(Tue) 23時半頃

地下軌道 エフは、メモを貼った。

2021/02/17(Wed) 00時半頃


【独】 地下軌道 エフ

/*
村も現実も大切にしたいので本日は健康します。
途中までは書けました。残りは明日朝の自分に託します。

いろいろ混ぜこぜになってしまっていた部分を丁寧に紐解いてくださっていて、本当に本当に感謝です。
もっとお返事しやすいものを書けるよう頑張ります。
片想いしたのが大田さんでよかったー。とても幸せです。**

(-44) 2021/02/17(Wed) 00時半頃

【人】 地下軌道 エフ

― バレンタイン前日・ランドリールーム ―

[ここ数日、何度か耳にしたかもしれない文言が耳に届き、顔を渦から引き離す。思った通りの鉄面皮>>139がそこにあり、想定よりも意図的に覗き込まれていた。]

  お かえり……っと。

[たまにしか口にしない出迎えの言葉を生贄に、ごく自然な動作で視線を外した。見つめられればさりげなく視線を逸らすのは、昔>>136も今も変わらない。
 伏せた瞼は立ち上がるための力に変換された。やや停滞していた血液が再び巡り出したのだろう。足の裏がじんじんと痺れていた。]

(147) 2021/02/17(Wed) 07時半頃

【人】 地下軌道 エフ


  悪いけど、急ぐなら隣使って。
  あと……まァ、そこまではかからないから。

[洗濯機に表示される数字は一桁にはギリギリ届かない程度か。古い方の洗濯機も当然現役ではあるので、彼の作業スペースを与えるように半歩奥へ逸れた。
 ようやく普段通り適度に遠く冷えた線引きの外へ戻れた気がして、無意識に短い息を吐く。未だ寒さ厳しい朝だが、この程度の熱では白い靄は現れなかった。]

  本当にもう大丈夫。
  これも念のためみたいなものだしね。

[だから、その瞳を己のためだけに定めないでほしい。とは、口にできないけれど。
 悲恋の舞台に立つ男女>>132のように望みへ必要な形を手渡さないが、それでもこれは決して悲恋ではなかった。性癖とも違う。この停滞は、己のただひとつの恋だ。

 マスクの縁に指をかけるフリをしながら、視線は自室の方へ向く。まるで壁を透視でもできるかのように、ふ、と。目元がほんの僅かに和らいだ。]

(148) 2021/02/17(Wed) 07時半頃

【人】 地下軌道 エフ

― ここ数日の話 ―

[寝ている間に額から剥がれかけた冷却シートに、逆に端まで綺麗にかけられた布団。テーブルには風邪薬と追加の冷却シート、レトルトのお粥が並んでいた。
 「お大事に」とメモに書かれた文字>>126はどことなく力の抜ける柔らかさがある。
 それが彼女らしいのかどうかを判断できるほどの関わりは手元になかったが、風邪を治すために必要なものは明らかに充実していた。
 数日休むだけで完治したのは、間違いなく柊の助力あってこそだろう。]

  さすがにのど飴はなァ……。

[礼というよりお詫びの意味合いが強い。三上の時も管理人の如月に焼き菓子を渡した。今回もそういった何かを準備すべきだろう。

 生憎この部屋には、のど飴にレトルトカレーや魚の缶詰、レンジで温められるご飯くらいしかない。
 タバコは吸うが、酒も飲まなければ甘いものも基本食べない。彼女の好みを把握している訳ではないが、それでも備蓄と柊の嗜好が噛み合うとは思えなかった。]

(149) 2021/02/17(Wed) 07時半頃

【人】 地下軌道 エフ

[備蓄ののど飴を贈呈品として押しつけられた全身氷水の方は、おそらく体調を崩すこともなかった>>120ようだった。
 毎朝似たような時間にヒールが木の床を叩く音が聞こえる。歩調は常と変わらぬように感じられ、あの背筋の伸びた堂々とした足取りを思わせた。

 それとは別にもうひとつ、早朝に響く足音があった。
 音だけでは誰のものか判別がつかないが、この部屋より右側の扉を開けるのはたったひとりしかいない。
 いつもなら世間話の増える時期>>102だ。しかし、今回は己が部屋を出ることがほぼなくなってしまったため、顔を合わせる機会はあっという間にゼロになった。]

(150) 2021/02/17(Wed) 07時半頃

【人】 地下軌道 エフ

[――焦がれる。飢えていた。
 今すぐにでも扉を開けて、その姿を視界に収めたい。そうして溢れた感情を、誰にも見えない深層に埋め立ててしまいたい。
 横たわる身体に熱が籠っていく。自ら望んで関わりを最小限に留めている癖に、己以外に阻まれた途端、簡単に崩れそうになる。まるで子どもの癇癪だ。

 触れたい。けれど、近づきたくない。
 見つめていたい。けれど、振り返らないでほしい。
 恋を味わうのは己だが、その恋に己は一番邪魔だった。

 雁字搦めだった。それでいい。
 身動きが取れぬよう繋がれた方が線引きを越えずに済む。
 恋を永遠に舌の上で蕩かしていられる。

 だって、あの絵画はこれからもロビーに佇むのだ。
 寒色の海が白い飛沫を上げ続ける限り、冷々たる景色の中で白い外套の青年が肌を灯し続ける限り、青年の瞳が海より深い色を湛えつづける限り、大田竜海は何度だって同じ場所からあの絵に熱の見えない視線を注ぐのだろう。]

(151) 2021/02/17(Wed) 08時頃

【人】 地下軌道 エフ

[それを、一歩引いて見ている。それこそがひとつの作品であるかのようだ。
 であればこそ、作家は作品に介入しない。立ち入り禁止のテープを跨ぐようなことは、決してない。

 完成した世界の前の停滞の、なんと甘露な味わいか。
 本来物語として許されない一瞬>>133を永遠にする。それは、いつだって何より男を興奮させた。

 ――まぁ、今回の飢えはスポーツドリンク>>139ひとつで簡単に和らいだのだが。
 バイト帰りなのだろう。彼の姿を見るのは普段すれ違う時と変わらず、夜か朝が多かったか。
 柊といい、大田といい、普段は宅配員くらいしか迎え入れない『朧の間』の戸が何度も開かれる珍しい事態となった。

 特に避けていた訳ではない。しかし男の部屋にわざわざ訪れるような者はいなかった。
 故に”ここ”にいたのは、兄>>99だけだったのだ。]*

(152) 2021/02/17(Wed) 08時頃

【人】 地下軌道 エフ

― 『朧の間』 ―

[自身の成人祝いだった。兄弟水入らずで訪れた『朧の間』には、料理が一品ずつ運び込まれる。
 酒は兄が選んだ地物の日本酒だ。海老真薯に蟹の餡をかけたものは口内の何もかもが優しい口当たりで、柚子の香りが心地よい。里芋は芯までねっとりと甘く、季節の野菜は目にも鮮やかだ。カワハギの薄造りと鱧の湯引きが到着する頃には、ふたりともすっかり酔って、普段より饒舌に話をした。

 孫には案外甘かった祖父の話、近所の犬にこっそりお手を仕込んだこと、学生時代に好きだったお弁当の具材に、お互いに読んでみてほしい本の紹介。ここには兄に後継としての期待をかける者も、己に与えられる自由を羨ましがる者も蔑む者もいない。世界で一番尊敬する兄とふたりきりだった。

 既に父が跡を継いだ会社に就職した兄は、確実にキャリアアップを重ねている。今後またこうしてふたりで出かける機会があるかどうか分からない。]

(153) 2021/02/17(Wed) 08時頃

【人】 地下軌道 エフ

 
[原因は緊張と酩酊。それから、どうしようもない油断。
 兄にあの時>>1:212>>1:213の話を、した。]
 

(154) 2021/02/17(Wed) 08時頃

【人】 地下軌道 エフ

[兄>>0:16は相手を思って一言嗜めたものの、それ以上己を責めることはなかった。酒でいつもより緩んだ口調で告げる言葉は軽い。過去のこととはいえ、弟が必要以上に塞ぐことを避けようとしてくれているのだろう。慣れ親しんだ、優しい兄だった。酒気と経年で表情や声音が掠れてしまっても、それだけは分かる。

 だからこそ、普通>>134の感性がそれを恋と認めてくれないことを理解してしまった。


   *


 ――それから暫くして、あの旅館がシェアハウスとして生まれ変わることを知った。料理もサービスもよく繁盛していたと思ったのだが、理由に興味はなかった。重要なのは、あの『朧の間』が『朧の間』でなくなってしまうことだけだ。
 大学の卒業を待たずに家を出て、すぐに入居を決めた。部屋の名前だけは残してほしいと願った結果できたのが、あの部屋だ。]

(155) 2021/02/17(Wed) 08時頃

【人】 地下軌道 エフ


[賀東荘2階、端から2番目。そこは『朧の間』。
 誰にも認められなかった恋の埋葬地である。]*

(156) 2021/02/17(Wed) 08時頃

【人】 地下軌道 エフ

― ランドリールーム ―

[それから10年以上の時が過ぎた。あれから何度も恋に落ちて、何度も終幕を迎えた。相手と想う先が人間である以上、心は移り行くものだ。一瞬の熱を忘れぬよう、何度も火花に似た音を立て文字を連ねた。
 ふと、隣人へ視線を落とす。]

  ――。

[遠い昔のことを思い出していたせいで、もし途中何か話しかけられていたとしても反応できなかった。未だ夢の中にいる心地のせいか、目元の和らぎが拭いきれていない。大田がこちらを見ていようがいまいが、普段より温度のある瞳が彼に注がれ、柔く笑んだ。

 だから、彼は特別なのだ。
 不変の想いを注ぐ彼は、己に永遠の恋を与えてくれる。
 これまで幾度も重ねた恋とは一線を画す、

 ただひとつの、恋なのだ。

 朧は朧のまま言葉を得ない。静寂の視線だけがある。]

(157) 2021/02/17(Wed) 08時頃

【人】 地下軌道 エフ

[彼がこちらを見ていなければそれでいいし、こちらを見ていたとしても動揺することなく、普段通りの平熱へ戻る。何か違和感を抱いている様子なら、大丈夫の一言くらいはかけたかもしれない。
 洗濯機から電子音がする。2回目が終わったらしい。]

  ……そうだ。

[当然のように黙殺した変化へ、別の話題を塗り重ねる。]

  大田さんってさ、お菓子売ってる場所詳しい?
  具体的には若い女の子が喜びそうなものがあるとこ。

[三上へ焼き菓子を贈った時は、コーヒーに合うものという基準があった。彼と己には『COFFEE NARUMI』という共通点がある。一方は店主であるのだが、彼自身コーヒーを好んでいるように見えていたから。
 今度の柊にはそれがない。強いて言うなら在宅勤務同士であるところか。しかし詳細までは把握していないため、そこから先へ進むことは難しい。

 大田なら劇団のメンバーと接する時に何か耳にしているかもしれない。
 彼は食にあまり興味がないようだが、味に一切の関心がない者とは異なる>>135ことを既に知っていた。]

(158) 2021/02/17(Wed) 08時頃

【人】 地下軌道 エフ

 
  たまたま聞いただけだから、深く考えなくていーよ。
  なけりゃ適当に調べて買いに行くし。

[普段なら、尋ねることもなかっただろう。あくまでこれは、長い沈黙と視線の微熱を覆うための隠れ蓑でしかない。

 乾燥まで済ませた洗濯物を取り出すと、2回分の成果が山になった。これを片づけてからでは、最速でも出発は昼になる。それならもう少し日が翳ってからの方がいい。]

  夜には全部売り切れ……なんてことはないわな。

[どこぞ>>1:236で呼ばれた名に見合う理由で予定を先送りしながら、世間話の温度で回答を待った。
 世間はバレンタイン直近。実感の湧かない男には、予想がどちらに転ぶか分からない。]*

(159) 2021/02/17(Wed) 08時頃

地下軌道 エフは、メモを貼った。

2021/02/17(Wed) 08時頃


【独】 地下軌道 エフ

/*
メモ帳に*だけ残ってたのですが、これ退席記号の片割れですね。ここに置いておきます。*

拗らせた片想いの根幹ではあるのでやっぱり書いてしまった……しかしソロルみたいなものなんですよね……交流に喉を割きたい。でもたのしかった!

・劇団の台本の話
・みぃめろ姫の海辺ラジオ

めも。ギリギリ間に合ったやったー。いってきます!

(-51) 2021/02/17(Wed) 08時頃

【独】 地下軌道 エフ

/*
>>161これすごい好きだなあ。
夢見てるのに知ってるの。
知ってる上で好きだって毎日ドキドキしてるのも。
愛理ちゃんかわいい……柚木さんとの直接的じゃかい関わり方もお互いのうまさが光ってだいすきです。

(-52) 2021/02/17(Wed) 13時頃

【独】 地下軌道 エフ

/*
動いて話しかけて拾ってくださる方々がいるから場が回って、舞台や関係性が広く詳しくなっていくの、永遠に見習っていきたい。

(-53) 2021/02/17(Wed) 13時頃

【独】 地下軌道 エフ

/*
朝の分であとで書いておこうと思ったのがいくつかあった気がするのですが、

・誰も認めてくれない分自分に言い聞かせているので、これは恋だって繰り返しがち
・ニトカちゃん実は歳近いのですが知らないので、なんとなく年下めに見えている(から若い女の子呼び)

まで思い出して、残りは仕事の波に消えました。完。

(-54) 2021/02/17(Wed) 13時頃

【人】 地下軌道 エフ

― 道に灯がともった日 ―

[採用の報せに気づいたのは、丸一日寝通した後の夜だった。普段なら寝すぎで頭痛を抱えるような時間だが、身体がやられている時はむしろ効果的らしい。頭の中心にすり潰したミントでも刷いたように、視界も思考もやけに晴れていた。

 日程表は事前に提示されていたものから大幅に短縮されていた。収録まで既に1週間を切っている。
メンバー>>177に交渉中の記載があることからも分かるが、急ピッチで作業が進められているようだ。そこにはもう、あの声を持つ子>>74のデータはない。残念がる執着はないが、いないと認識できるだけの興味はここ数日で育んだものだ。
 公開予定日が2月14日ならば、急ぐ理由は明快である。

 あまりにも減らないものせいで時に部屋番号のベース、届け物の梱包、果てはひとりぼっちの紙飛行機。
 最近、活躍の幅を広げている原稿用紙を一枚引き抜き、いくつかの丸を描いた。]

(193) 2021/02/17(Wed) 20時半頃

【人】 地下軌道 エフ

[――そして、あっという間に収録当日。

 予備の冷却シートと風邪薬で近々の〆切を乗り切った後の対応は、会社と担当の青年に任せた。あちら側の都合もあるだろう。リテイクを繰り返す時間がない以上、お互いの妥協点は的確に見つける必要があった。それなら必要なのは己より、作品をよく知る彼らだ。
 気合の入った青年の声を冷ややかな顔で聞いていることなど、相手には伝わっていないだろう。
 こういう時、音はいい。周囲の景色が途端に狭くなる。

 己の良さを語る担当を疑う気にはならないが、その内容を信用しているかといえばそうでもない。自分の価値は自分が一番よく知っているつもりだ。青年は仕事もでき、性格も良いが、きっと見る目だけはない。己の一番の理解者は自分自身だ。ならば評価もそれに準ずるべきだろう。

 自分に恋をする人。
 自分に才能を見出す人。

 誰も彼も、分かっていない。
 それは幻滅に値する行為だ。
 それこそ、千年の恋も冷めてしまうような。

 昔痛んだ頬に触れる。くたびれた肌があるだけだった。]

(194) 2021/02/17(Wed) 21時頃

【人】 地下軌道 エフ

[選んだシーンは3つ。
 参加メンバーそれぞれがメインになれる場面を選んだ。

 その中のひとつに、恋敵の情熱的な口説き文句>>79――の後、ヒロインが主人公の元へ戻ろうとするところで、恋敵がその腕を取り、引き止めるシーンがある。
 恋敵はただ愛を重ねた。想いを言葉の形にして、彼女の前に惜しげもなく差し出してみせた。
 しかし彼女は首を横に振り、こう言うのだ。

 『さようなら』

[彼女は恋を語らない。しかし、何度距離が離れても、最後は必ず主人公の元へと帰っていく。

 人形のようだと思う。節々に括りつけられた糸が、内へ内へと手繰り寄せられているかのような。執筆を重ねても、どこか他人事であるような感覚は消えたことがない。

 仕事である以上、当然手を抜くような真似はしない。しかし男の文字には熱がなかった。きっとあの別れの言葉に指で触れたら、全身が氷ってしまいそうだと思っている。]

(195) 2021/02/17(Wed) 21時頃

【人】 地下軌道 エフ

[収録を終えたと聞いてからそう立たない内に、サンプリングされたデータが送られてくる。
 近所のスーパーの袋>>174を漁りながらヘッドホンを被った。再生ボタンを叩いた指は、すぐに爪をビニールの蓋に立てる。余分を有する一箇所を摘んで、硬いと思えば縁を掻いた。爪が短いせいかなかなか上手くいかず、苦戦を強いられる。]

  ――――――。

[途中で手を止めたせいで、ようやくビニールの蓋の縁に生まれた穴から甘いシロップが溢れ、指を濡らした。
 ぬるいフルーツゼリーが手の温度に近づく頃、ようやく息を吸う。シークバーを一番左へ戻し、再生ボタンを押し直した。]

(197) 2021/02/17(Wed) 21時頃

【人】 地下軌道 エフ

[彼女は、恋を語らないと思っていた。
 それがどうだろう。命ひとつ吹き込まれるだけで、語らないはずだった言葉がここまで届くようだ。彼女たちもまた、本気>>178なのだろう。
 『さようなら』は諦念による別れではなく、彼女自らが望んだ帰還に変わった。

 空気が震え、世界が生まれ変わる。
 電子の向こう側、誰かの命を、世界の価値を呼び起こす。

 原稿の表紙に刻まれた二文字は、『軌道』。

 劇的に何かが変わった訳ではない。
 それから先も相変わらず名前は空白のまま>>44だし、己への評価も不動だ。
 それでも、どこかの道に足元を照らす優しい灯がともったことには違いないのだ。]*

(199) 2021/02/17(Wed) 21時頃

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