46 監獄病院弐 〜堕天使たちの集中治療〜
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[彼の内情など知らないから、 それは単にクスリに溺れたジャンキーの渇望に女にしか女には映らない]
なら、ぼうやの願いどおりに。 ずっとずっと夢現の世界へ連れて行ってあげる。
[胸を撫でる手をすっと差し出し、 虚勢を張っていてもその心根は弱い憐れな蝶を、甘く甘く蜘蛛の巣へ誘う]
(143) 2011/03/16(Wed) 14時半頃
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(-51) 2011/03/16(Wed) 14時半頃
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さかなはここかあああああああああああああ!!!!!
(-52) 2011/03/16(Wed) 14時半頃
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イリスだと思っていましたしーおー
いや、パックンしちゃうから良いんですけどね!
(-55) 2011/03/16(Wed) 14時半頃
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[エナメルの赤い爪へと捧げられる口接けに、満足げに浮かぶ笑み。 絡め取った蝶をどう料理し平らげようかとほくそ笑む女郎蜘蛛のように、艶やかに残忍な笑みを浮かべて]
これでぼうやも私たちの仲間。 私たちはぼうやを歓迎するわ。大切な大切な……として、ね。
[先日渡した錠剤よりも、さらに純度の高い薬を取り出し口に含む。 ドナルドの頬を両手で包み、サロメの口接けをその唇へ。
舌にのせた薬をぴちゃぴちゃと絡め合いながら唾液をと共に流し込んで、 ドナルドの中の現実という境界線を壊していく]
(145) 2011/03/16(Wed) 14時半頃
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[唾液の糸を引きながら、唇を離す。
異常な発汗に濡れて行く男を、冷めた目が見降ろして。 ぱんっと手を一つ打てば、中へ入ってくる白衣を身に纏いマスクで顔を覆ったスタッフと思われる男たち。 その中には彼自身の父親もいるのだが、きっとそんな事はもう、彼の中では瑣末事。
担架に乗せて、五階へと運ぶ。 狂乱と淫欲の宴の舞台の最初の生贄として]
(149) 2011/03/16(Wed) 15時頃
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[壊れたスピーカーのように同じ音だけを発する唇を、濡れたタオルで塞ぐ]
もっともっと気持ち良くしてあげる。 みんながぼうやを待ってるわ。
ぼうやの身体が欲しい欲しいって。 ほら、ぼうやのお父様も。 あんなに大きくして、ぼうやと繋がりたいんですって。
[その声が届くかどうかは判らない。 女は彼の心の奥底に残る金糸と同じ蜜色の髪を揺らして、 愉しげに謳う声を響かせた]
(150) 2011/03/16(Wed) 15時頃
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グロリアは、そこにもし、ドナルドへと恋慕う看護師がいるならば。あなたもいらっしゃい、と。女は蜘蛛の糸を伸ばすだろう**
2011/03/16(Wed) 15時頃
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[混濁した意識は彼を乖離させたのか。 幼い口調で喋り出すドナルドの手を取り優しく笑んで]
ええ、ずっと一緒よ王子さま。 みんなで楽しく暮らしましょう?
気持ち良い事だけの世界で―――
[そう答えたのはほんの気まぐれ。 それでも彼が幸せに堕ちて行くのなら、 そんな気まぐれも悪くないだろう。きっと――**]
(154) 2011/03/16(Wed) 15時頃
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― チャールズの私室 ―
[コツコツ、と響くヒールの音と。 それから車椅子のタイヤが回るキシキシとした二つの音が廊下に木霊する。 車椅子に乗せられているのはアダム・ジェルマン。 つい先ほどチャールズに頼まれて、女は彼を伴いチャールズの部屋を訪れていた]
さあ、もうすぐですよ。アダムさん。 このドアの向こうにお姉さんがいますから、ね。
[ドアの向こうで行われている事を知りながら、 笑いだしたくなる衝動を抑えつつ、 包帯で覆われた耳元に優しくそっと囁いた]
(256) 2011/03/17(Thu) 01時半頃
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[ノックをする事も無く、無造作にドアを開ける。 紫煙の香りに紛れて、微かに鼻腔を擽る雄の匂いに、唇が歪む。
チャールズの腰にしがみ付き、怒張を喉の奥で頬張る姿を見て]
あら……。 どうやら私たちはお邪魔だったみたいです、アダムさん。
[わざとアダムの名前を口にしたのは、彼女の注意を此方に向けるため]
戻りましょうか。……ああ、大丈夫ですよ。 お姉さんの代わりに、私が貴方を満たしてあげますから。
[くるりと、踵を返す。 アダム自身は自分の慾をぶつけられるのであれば誰でも良いのか、 姉の心労など知りもせずに、無邪気に唸り声を上げる。 それは長年一緒に過ごしてきたタバサならば気づくだろう、歓喜の声]
(257) 2011/03/17(Thu) 01時半頃
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これで良いですか、ジョンソン。 まったく……私を使おうだなんて、一つ貸しですよ。
[ため息交じりに、彼にだけ聞こえるように呟いた]
(*20) 2011/03/17(Thu) 01時半頃
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[彼女が追って来るのであれば、車椅子を押す手を止めて立ち止まる。 くるりと振り返り、チャールズへの口唇奉仕を続ける様を、 アダムと二人見詰めて]
お姉さん……とても美味しそうに食べているわね。 貴方以外のあれを。
[半分勃ちあがりつつある股間へと手を滑らし、形をなぞる様に撫でて]
お姉さんのあんな姿を見て興奮しちゃったのね。 折角ですもの。アダムさんも一緒に食べて貰いましょうか。
[このまま性奴へと堕とせば、複数の客の相手をする場合もあるだろうから。 慣れさせるのに丁度良いとばかりにアダムのパジャマをはだけさせ、 彼のものも一緒に舐めろと謂うように、タバサの頬へと押し付けた]
(259) 2011/03/17(Thu) 02時頃
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[チャールズとアダム。 二人が満足するまでの時を、女は我関せずというように。 紅茶を飲みながらレコードを掛けて過ごす。
スピーカーから流れる曲はチャイコフスキーのパセティーク。 弟のために尽くしてきたタバサにこれほど似合う曲も無いだろうと、胸の裡で思った]
(260) 2011/03/17(Thu) 02時頃
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[弟を守れるかとの問いには、優雅にカップを傾けながら]
それは貴女次第。 私は貴女が弟さんと共に在れる場を作ってあげるだけよ。
[客に見初められば、救われる事もあるだろう。 性奴のほとんどは襤褸の様に捨てられる運命にあるけれど。 それは口にせずに、琥珀色の紅茶をゆっくりと味わうのだった]
(261) 2011/03/17(Thu) 02時頃
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[紅茶の香りと味を愉しみながら、 ぼんやりと此れからの事について思いを巡らせる]
ああ、彼女には辞令を出しておかないといけませんね。
[今の部署から、院長付き――と謂う名目の、五階担当に]
後でヨアヒムの名義で出すとしましょう。
(264) 2011/03/17(Thu) 02時半頃
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[一人呟くと、空になったカップを置いて]
ああ、そうそう。 もう一人。連れて行きたい子がいますから、私は少し席を外しますね。
[未だタバサの身体を愉しむ二人へと]
ごゆっくり、どうぞ。
[にっこりと微笑み、扉を閉じた]
(265) 2011/03/17(Thu) 02時半頃
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[ドナルドの病室へと向かいながら、 明日からの事を思い、溜息を零す]
明日はメアリーとテッド・ランバートにもう少し頑張ってもらわないと。 やはり妹は兄には叶わないのかしら。
[僅かに首を傾げて、 深夜の廊下にコツコツとヒールの音を響かせるのだった]
(*22) 2011/03/17(Thu) 03時頃
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