204 Rosey Snow-蟹薔薇村
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[シメオンに伝えようとしたことは、全て無駄になってしまった。彼に伝えていれば、何か変わっていただろうか。
空けられたスペースに腰を下ろす。 脚と脚が触れる。]
あぁ、シメオンにこれだけは、と思って。
[頭を撫でようと腕を伸ばした。 ただ、謝る為に。]
……ごめん、ね。僕は 無力だった。
[短い言葉。けれどこれで、伝わるだろう。]
(208) 2014/11/18(Tue) 01時半頃
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[安堵し微笑み返すラルフの様子と>>206、 今にも噛み付きそうなフィリップと>>205。
不自然にならない程度に、ラルフからはすぐに手を離した。 悪い大人を増やしては、いけない。]
……あぁ、いってらっしゃい。ラルフ。
[遠ざかる姿とフィリップを見て。彼等二人だけにするのもと口を開く。]
……扉は、開けておくんだよ?
(218) 2014/11/18(Tue) 01時半頃
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[宙に残された手を膝の上に置いた。>>216 握り締めると傷が傷んだ。]
……そう、だね。 嫌われても良いから、ニコラを閉じ込めることは、出来たかも知れない。
[責める言葉に返していく。]
ディーンを殴ってでも、引き剥がすことも、出来たかも知れない。
……けど、僕はどれも、出来なかった。
(222) 2014/11/18(Tue) 02時頃
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―エバーグリーン/椅子を背負っていた頃の話―
[歌の発表会があるから見に来てくれという姉の命令に、弟は従う以外の選択肢がなかった。束にした小振りの黄色い花を膝の上に置き、都度、拍手を送る。
姉の歌を褒める者は多い。けれど、ノックスには退屈な歌声としか聴こえなかった。 『ゴミ溜まりに棄てられたピアノみたいだ』という酷評をぼんやりと思い出す。
出演者たちは上手に歌う。けれど、退屈なのは変わらない。
「高慢ちきなクソガキ」と姉が憤慨する少年は最後の登場。 彼の歌も気に入らなければ帰ろうと、始まる前に席を立った。通路を歩く足が止まり、振り返る。惚けた顔をしていただろう。その声に、その歌声に、一瞬で心を奪われた。
誰よりも上手で、誰よりも高く清んだ声で、誰よりも完璧で、誰よりも楽譜通りで、誰よりも表情が素敵で――…。]
(225) 2014/11/18(Tue) 02時頃
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……はぁ。
[ずっと聴いていたいと思っていたのに。 ――…誰よりも退屈だと、感じてしまった。
両親らしき二人のように。あの小さな体を抱き締めて。 そうして悦びを教え。乱れた吐息混じりに音の外れた歌を囀ずってくれたなら―――イイノニ。]
(226) 2014/11/18(Tue) 02時頃
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[あれから。幾つか年が巡った。 通りで誰かが歌っているから――彼のことを思い出した。
小さな背に舌を這わせ肩に噛み付く。手は悪戯に下肢をまさぐる。それでも、栗色の髪の少年は、ノックスの腕の中で完璧な歌を奏でていた。 乱したいのに、乱れてくれない。 もう少し、もう……すこし。
――そんな、ことを夢想しながら。 ナイフを木肌に滑らせていく。
窓の外、赤い月は満ちている。だからこそ愉しい。]
(229) 2014/11/18(Tue) 02時頃
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― /階段下―
……そう。
[聞き分けの良い子のようにも聞こえる言葉。 途切れた言葉の先。何を思うのか。]
俺、が? なに?
[思わず背を抱こうとして。フィリップの視線を思い出して手を引く。]
(233) 2014/11/18(Tue) 02時頃
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[聞こえない、最早叶うことのない、願い。>>232]
……謝るのは、大人だからだよ。
僕達が旅をしているのは、子供たちを守る為なのに。 こうやって、 悲しませる為ではない……から。
[だから、ごめんと。ノックスは再度口にした。 顔の見えない頭。躊躇った末、厚い服に被われた背にとんと手を置き、すぐに離した。*]
(234) 2014/11/18(Tue) 02時半頃
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―ビスケット/貯蔵庫―
[大人だ子供だと線を引く。首輪を持つか持たないかの違いで。
シメオンを1人残し、貯蔵庫の扉に向かう。 温泉の香りが届くのは、ノックスの言葉を守ってくれているからだろう。]
……トレイル? 居るかい、トレイル。
[呼び掛ける。どうか居てくれと、奥へ。 挟まっていた場所へ。]
(238) 2014/11/18(Tue) 02時半頃
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ノックスは、トレイルの名を呼びながら、前にはなかったインクの匂いに眉を顰め。
2014/11/18(Tue) 02時半頃
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[靴裏が踏みつけたのは、万年筆。 布の塊を前に膝を折る。
腕を伸ばして、抱き締めた。 頬に触れた手が濡れる。]
……見つけた。トレイル。愛しい子。 泣いてる。誰が、泣かせた?
(242) 2014/11/18(Tue) 03時頃
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フィリップに呼ばれて、3人で何か話していただろう? 彼は何も言わなかったけど、何かしたのは――確かで。
[涙の理由はそれかと思っていたものだから、唇が告げる3文字に、ノックスの目にも涙が溢れた。]
ニコラ…… そぅ、ニコラ が。 トレイルを悲しませてるの、か。
[涙を見せないよう、布に目を押し当てる。]
(246) 2014/11/18(Tue) 03時頃
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[居間に長く居られないだろう。 階段を上がって、それからを想像しかけて首を振った。淡雪の幸福を思い出して。]
………本当に?
[首を振るトレイルを伺う。 そうして、音のないままの唇に……触れた。 唇の動きを捉えたくて。]
(248) 2014/11/18(Tue) 03時半頃
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―エバーグリーン/椅子を背負っていた頃の話―
[すやすやと眠るニコラの髪に口付けを落とす。額に頬にと滑り、小さな下唇を吸うだけで後は我慢をした。
外に出て冷えた空気を吸う。 月明かりを受けたビスケット色の髪は夜気に目立つ。気の向くまま歩き出した。材料になるものが落ちていたらと淡い期待と共に。 ゴミ捨て場に少年が倒れているのを見付けた。誰かに食われたのかと眉を顰めた。こんな目立つ場所に棄てるだなんて。 微かに上下する胸、白く細く吐き出される吐息。まだ――生きていた。]
(259) 2014/11/18(Tue) 09時半頃
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っ! 君、しっかり! しっかりして!
[頬を叩いて起こす。生きているのなら流石に見捨ててはおけない。 開いた瞳の色はシノワズリ。何か声を出そうとしているのか、けれど音はなく。
姉は何と呼ばれたか。あぁ、そうだ。『ゴミ溜まりに棄てられたピアノ』。]
……可哀想に。おいで?
[腕の中に抱え上げた。エバーグリーン。愛しい子。もう僕を、退屈にはさせないで。>>0:740**]
(260) 2014/11/18(Tue) 09時半頃
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―ビスケット/貯蔵庫―
[唇に触れても、布に包まっていても、冷たさしかなかった。>>249>>250 いつ、捨てるのか。
命を拾い上げた日を思い返し、息を飲んだ。]
……困ったな、トレイル。 僕が君を? そんな日が、来るわけないじゃないか。
[今すぐ抱き締めてやりたいのに。それではトレイルの顔が見えない。頬の涙を拭ってやるばかり。]
(261) 2014/11/18(Tue) 10時頃
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むしろ、僕は――… 僕の方が 怖いのに。
僕を
[――捨てないで。 白い吐息に混ざり、音は消える。]
(265) 2014/11/18(Tue) 10時半頃
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[そんな風に下がる眉が、ニコラを思い出させる。 手を掴んで、困ったと半面を向けた彼の。
もう、そんな表情はさせたくないのに。]
……トレイルにもそんな顔をさせて、僕はいけないお兄ちゃんだ、ね。
[目の端を指の腹で拭ってやる。涙が止まった事を確かめ。離した手はトレイルの手を取る。 交わす視線。]
……君がまだ、そうやって僕を見てくれるのが、嬉しいね。
(267) 2014/11/18(Tue) 11時頃
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[ことトレイルに関しては、慎重に希望と絶望を繰り返し持たせた。次のお医者様ならきっと、と。 あの夜。黒地を白と赤で飾りながらも、強く睨みあげてきた瞳。何を言おうとしているのか、想像して――心の内で嗤った。
捨てないで。離れていかないで。 懇願は言葉にせず。彼の指先に口付け、残した赤の痕で以て示した。]
(269) 2014/11/18(Tue) 11時半頃
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[もう一方の手が、ノックスのビスケット色に触れる。 地肌に触れた冷たい手。手の内で、少しずつ暖かくなっていく手。]
ん、ありがとう。 いいお兄ちゃんで、いなければ ね。
[驚かせたことに気付かない、振りをして。 トレイルを抱えあげようと体勢を変えた。]
(274) 2014/11/18(Tue) 12時頃
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[ノックスにとって、トレイルがどれ程の価値を持っているのか。日頃のキスや触れ合いで、伝わっているものだと思っていた。]
あぁ、もうそれは あの人にとって要らないものだと 思うよ。
[指差したものに視線を落とす。残りの少ないインク。何を書いたのか、もう読めない真っ黒い紙。]
大丈夫。一緒に謝ろう? そうしたら許してくれるさ。
……温泉のところで良いかな。一番手っ取り早い。
(276) 2014/11/18(Tue) 12時半頃
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……トレイル。違う。ちがう。 あれは君じゃない……。
それに、僕はあんな風に君を……捨てない。
[インク瓶から視線を引き剥がすように、トレイルを抱えて貯蔵庫を出た。冷たい場所から、温かい場所へ。]
(279) 2014/11/18(Tue) 13時頃
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―ミルキーホワイト/温泉―
[開けた扉から白の湯気と匂いが漏れ出していた。 話し声は しない。
水の跳ねる音が聴こえ。]
おーい。
[ノックスはトレイルを抱いたまま、足を踏み入れた。]
(280) 2014/11/18(Tue) 13時頃
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[捨てるつもりなどないから、捨てないと言葉にした。 けれど。本当に捨ててしまったら? 行かないでと、助けを求めてくれるだろうか。
ずっとずっと、ひた隠しにしてきた衝動をぶつけたら。また、罵しりの目で、見てくるのだろうか。]
……な
[腕の重みにふと思う。 様子を見ているだけかと思ったから、トレイルを連れてきたのに。
湯の濁りは幸いか、不幸か。]
(284) 2014/11/18(Tue) 13時半頃
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……あぁ、トレイルが凍えそうだったから。
[温泉に入れさせるつもりで居た、けれど。]
いや、まだ入ったばかりだろう? もっと温まって行くと良い。
(285) 2014/11/18(Tue) 13時半頃
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[トレイルが首を振っても、ノックスは彼の求めるようには体を降ろさなかった。
フィリップの表情の固さ。その理由は分かる。 けれど。
ラルフまで、あの明るい人懐っこい、昔と変わらぬ笑顔を向けてくれないのは――寂しいと感じた。]
……ラルフ。
[こっちを向いてと、名を 呼んだ。]
(305) 2014/11/18(Tue) 14時半頃
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[湯気があるとはいえ、肢体から極力目を逸らす様に努める。 フィリップとトレイルの間に、ノックスに言えない何かがあると知っていて。どうしてこの子の肌を晒せようか。]
……いや。早くフランシスの所に戻ると良いよ。 僕も、君とは顔を合わせないようにする。
[名を呼んで向かせたくせに。]
(309) 2014/11/18(Tue) 15時頃
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―――トレイル!!
[急な血の香に腕の中を見下ろす。 喉の傷みと共に悲鳴が上がった。>>308]
何をっ
[爪を立てる手を制止させるために、その手を掴んだ。 バランスを崩すのに耐え、片膝を着く。]
(311) 2014/11/18(Tue) 15時頃
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[何故、そんな泣きそうな顔をするのか。>>268 遠くにある血臭には気付けない。
突然の自傷行為。 血に濡れた手は二人に伸ばされ。
まるでノックスから逃れるように、動くから。]
やめて、くれ!
[ラルフが出ていく。フィリップも行ってくれ。 動かないなら、また貯蔵庫にでもトレイルを抱えて戻るだけ。]
(318) 2014/11/18(Tue) 15時半頃
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/* お兄ちゃん、いつも少年達を襲う側だから、襲われたいとか思っちゃった。
トレイルー、トレイルにまで困った顔されたら、お兄ちゃん……
(-108) 2014/11/18(Tue) 16時頃
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[湯本から、入り口から遠ざかろうと、壁際にトレイルを下ろし、見上げる額に口付けてから腕の中に閉じ込める。
何に突き動かされて居たのか、耳許で名を呼ぶ声はメッザ・ヴォーチェ。エレジーアコ。]
トレイル……。
やめて、くれ。あんな風に、自分を傷付けて…… どうかしたのかい?
君は――…
[傷口を抑えた指の隙間から、血が流れる。]
(321) 2014/11/18(Tue) 16時頃
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