291 Fate/Goddamned Omen
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[たとえば 砂上劇の舞台 第四の壁を隔てるにも似た感覚なのだろう。 蚊帳の外というのは間違いではないし>>79 世界の求める理想の渦中>>77 身を浸した時間も────長すぎた。
窮屈な世界の只中 呼吸の仕方だけ 識っていた。
吐き出した物しか拾えない性分じゃあ そんな己を自覚するのは……難しそうだけども。]
(102) 2019/02/17(Sun) 01時頃
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[こどものカンシャクにしては 理不尽も過ぎる こどもの声とて 貫き通せてしまえたならば 正しさとして 聳え立つような世界だ。
公平さを求めていては 上手く呼吸も出来なかろう。 わるいこ だって 言われたって>>84 こどもはまるで 聴いちゃあいなかった。
波音に紛れ 嗤う気配。 ツカマエタ と 息作る。]
(103) 2019/02/17(Sun) 01時頃
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[黒濁りとて溢れども無限ではない。>>86 神都には触れもせず 引き返す程度の 理性くらいは 残しているものだから。
崩された右脚が “ 補われる ” なら>>87 はしっこからじゃあ たべきれないって こどもは学んで……今度は、と。 それこそ 頭から丸呑んでしまえと 持ち上がった波は 真正面に “ どこにでもある ”風を固められたものには 容易く 乱されてしまう。>>89]
(104) 2019/02/17(Sun) 01時頃
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……熱くなるほどの 若さも 元気も もう ないものだから ね。
[左腕の傷は 血を流すよりも早く傷を焼かれたものだから 止血に裂く手間が省けたのは 好都合だった。 どうせ 代替の効く身体なのだから。 痛みだって 慣れ切っている。
……だけども こどもは ちがう。 殆どしらなかった痛みを 押し付けられれば。
槍雨の止むまで 食い続ける、最中。 ]
(105) 2019/02/17(Sun) 01時頃
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『 ア゛ ァ っ…… ママ ママ いたい いたい ? ママ いたい の とんでけ する とんでけ する の 』
ガリィ ママはね いたいの ないよ いたいいたい ない よ でも ガリィは いたいいたい だよ ね ママが とんでけ してあげる ね
[乱されれば 槍に手を裂けば 下降する身を妨げるには────まにあわず。 ママは大丈夫って 言い聞かせて。]
(106) 2019/02/17(Sun) 01時頃
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ザーゴは、ツヅラ仰ぐ氷玉が すこぅし 伏せられて
2019/02/17(Sun) 01時頃
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[急降下の身の下 潜り込むよう 濁流を蹴って 大股の一歩。 相応の速度を以て 上から迫り来るならば 辿り着かれる前に その下を通り過ぎてやれば良い。 黒霧が黒炎が立ちはだかったとしても 眼鏡より広げた不可視の膜にて 粘膜さえ守れれば。 何ら “ 支障はない ” と 判断したから。]
君の引き出しは随分と 豊富なのだね 骨が折れるよ
[携行銃を雑に ホルダーに突っ込む 同時 かちゃ と 金具外す音。]
(107) 2019/02/17(Sun) 01時頃
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[白衣に隠したサスペンダーの下 お飾り程度のベルトを 前進の最中 引っこ抜く 大きなバックルの側面を指で挟んでやれば 爪の飛び出す……自衛道具。
革の端っこを右手に掴んで 振り返りがてら 振り抜いた
濁流を掻かせたバックルの爪が 黒濁りを掬い上げて 纏わせて 彼の身 裂いてやろうと 空鳴り響かせる。*]
(108) 2019/02/17(Sun) 01時頃
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銀行屋 ザーゴは、メモを貼った。
2019/02/17(Sun) 01時頃
ザーゴは、稲荷と戦闘中であろう
2019/02/17(Sun) 01時頃
ザーゴは、女神の言葉を────思い出す。
2019/02/17(Sun) 01時頃
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[端末に連絡が入らないのは 元より 寡黙な気質もあれど。
この身を子供のようだと言った>>3:=15 女神にどこか むず痒さを覚えたのも……否定はできない。
その感情の名前すらも 重ねた時間が埋め立てていけば。
おわりを示した少女の言に>>3:=18 あぁ、と──息零す方が わかりやすかった。*]
(=1) 2019/02/17(Sun) 01時頃
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銀行屋 ザーゴは、メモを貼った。
2019/02/17(Sun) 03時頃
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[どうにも 気に障ることばかりらしいのは>>120 詰められない距離の傍らに 離れすぎてもいる、時間の重なりも……あるのだろうか。 小賢しさも覚えないままの方が 相容れたのかもしれない──ありもしない話だ。
年の取り方はそれぞれだけども 這いあがる二千年ほどで 一生分は働かせた口を 休ませたがる老い方をした身には すこしばかり 耳に痛い 若者の言葉も>>124
槍雨貪るこどもの歯音に 紛れさせた。]
(140) 2019/02/17(Sun) 03時半頃
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……はは 随分な “ 褒め上手さん ” だ
[こどもの手が抑えられたままであれば それこそ見て取れる隙であろう。
褒めるにしては随分な>>125 それに 形ばかりの笑息一つ。
接近戦に持ち込んでくるならば と 銃よりは幾分も手に馴染んでいる得物が 重力に逆らい上る、先。>>127]
(141) 2019/02/17(Sun) 03時半頃
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[人は 危険信号を自覚する前に 危機を逃れようとするための機能を持ち合わせている。 悪魔と交わろうと 人と変わらぬところを>>136 守るような動作は しっかと、氷玉の中。
崩れた先に何が起こるかなんてのは ついぞ先ほど 見たばかりでもあったから。
返されるものを想定して 革ベルト握る手を 振り切った 手首を返せば バックルと錘として撓る革が 五の血蛇を叩き落そう────と、して。]
(142) 2019/02/17(Sun) 03時半頃
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[対処しきることは 出来なかった。 腹へ牙剥く蛇に 咄嗟に、と、言うものだ。 右足をざ、と、 引いて 半身。 空いた片手 左の手で、白衣を引っ掴んで その 重たく胴に纏わりつく、内側。 しまい込んでいた輸血パックを 噛ませる。
布一枚 ビニールと合わせて隔てても 毒血の歯牙は障害物を貫いて 脇腹へと 突き刺さるけども。
肉体に害成すもの────毒を 洗い流そう、と ごぽ り 溢れた人工血 毒含み なまぬるく膚を滴り落ちるものは 黒濁の上に 溜まり行く。]
(143) 2019/02/17(Sun) 03時半頃
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[そう 右足を引いた 勢いそのまま 頭上跨いだ身を 振り返る。
逃げられない と 確信した。 槍も落ち着くころには こどもは ママをまもろうと したがるけども
……おとなしく させておけば。
背に向けられた爪先>>139 身を捻り 右肩に触れかけたそれへ。 ]
(144) 2019/02/17(Sun) 03時半頃
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[左脚軸に 右足をもう少し引いて そろそろ使い物にならないであろうと診断結果を出した 左腕を 差し出した。
多少の四肢くらいは くれてやるさ。 コストは最大限 抑えた上で。
降下の勢いもあれば 毒々しいほど赤い五指が 左腕を掴み捥ぐのは 硬くなかろう。
そう 掴んでくれれば良い。 そうすれば ……されなくったって 触れられるくらいの距離に来てくれたならば 右の手は 握ったままのベルトを 両肩に生えている蛇ごと その首 巻き、締めてやろうと 振るいあげながら。]
(145) 2019/02/17(Sun) 03時半頃
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[身長相応に長く作られた脚 一直線に蹴り上げた右踵を 有翼の左腰に引っかける形を 取らせるよう。 人魔の身を 絡め取って
今は凪いだ黒濁の上 長躯を下敷きにすればわるいこだって沈みやしない其処へ 誘うよう 引き倒すよう 背を ぐんッ と 傾けた。*]
(146) 2019/02/17(Sun) 03時半頃
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銀行屋 ザーゴは、メモを貼った。
2019/02/17(Sun) 03時半頃
銀行屋 ザーゴは、メモを貼った。
2019/02/17(Sun) 15時頃
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は、 ……ぐ ぅ
[平然としていたって、痛みがないんじゃあない。 慣れ切ってしまっていたって 魔らしい、赤爪に 加減なんて微塵もなく>>161 掴まれて ぶち、と 細いものが幾つも 千切られる音を 内に響かせられたならば。
粘膜保護以上の機能を持たせていない 眼鏡の下 氷玉がほんの少しくらい 溶けも、する。
だけども 蛇こそは逃してしまっても>>162 逃げはしなかった人の首に>>163 回した革の両端を引っ掴む手は 落ちないまま。]
(166) 2019/02/17(Sun) 18時頃
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[どさり よりは びちゃり と 鉄くさい赤溜まりに身を預け 今更、汚れなんて気にも留めないであろう人魔の身へ しとどに濡れた左脚 立てた膝が がちりと彼の身逃すまいとす 右の爪先に 触れた。]
……言ったろう そんな元気も 若さも ない、と。
[左も 右と同じように 踵浮かせて 生身の拘束具としながら …… 掴まれたままの 左から ごぎ と 何かが外れる音を、 聴いた。]
(167) 2019/02/17(Sun) 18時頃
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ふ、…… ッ
は、 わたし、 よりも。 優秀なこばかり だから、ね。
[問題はないさ。>>165 首絡む蛇を払いのけもしない右の手で>>163 首絞めの革を引いてやりながら。
一度、閉ざした唇を 例えば 中に小粒収めたように 不自然なふくらみを持つ舌先に 割らせる。
外れ、砕け、胴とのつながりを断たれて行く左の肩からも 流れるものがあれば もう、誰のものかもわからない 黒濁の上の赤溜まりに 白衣も 白金も 染まり行けば 耳元に波打つ水音が 嫌に大きく響いた気がした。]
(168) 2019/02/17(Sun) 18時頃
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[細く晒した口腔の奥 きちりと閉じられた襟の中
ぞるり 悪魔の欠片が 滲みだす。
影より顔を出す見えない恐怖。 人の身体にだって 影はあれば。
膨れ行く黒炎ごと抱き込むよう>>165 襟中より 黒手が這い出る ──同時。]
(169) 2019/02/17(Sun) 18時頃
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[ふ、と 息零す。 口蓋なぞり 口を抜け 瞬く間に 眼鏡ごと かんばせを覆ってしまうのもまた 黒だ。 伸ばされた手が 触れたならば>>165 指先を埋めるような 虚無の黒。
ママの言いつけから産まれた恐怖 ママの口から作られた恐怖 光すら宿さぬ黒の中 彼の顔を映すことが 出来たならば。]
(170) 2019/02/17(Sun) 18時頃
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[かんばせ覆う黒面が 人魔のこころを 問う。
暗色へと映してやろう。 恐れるものを。拒むものを。 形ない恐怖は 形を成していく。
傲慢な神にはなかったらしい 恐怖の形 そのものを。 *]
(171) 2019/02/17(Sun) 18時頃
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銀行屋 ザーゴは、メモを貼った。
2019/02/17(Sun) 18時頃
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/* 今更ながらこれひっでぇ無茶ぶりだよねって自分で思う>恐怖
(-30) 2019/02/17(Sun) 19時半頃
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/* でも みたくない? みんなのこわいもの
ほるむはみたい
(-31) 2019/02/17(Sun) 19時半頃
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/* ジャーディン
最近増えた滅茶苦茶顔が良い
(-35) 2019/02/17(Sun) 21時半頃
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/* 長考させてすまんって気持はあるけど美味しく調理してくれるだろうって思ってたからにこにこしてしまう
(-36) 2019/02/17(Sun) 21時半頃
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ッ──── !
[砕けた骨は楔にもならず 力任せに断たれた幾つもの糸状が 外弧に流れて尾を引いた>>188
激痛と 形容しがたいむず痒さが 反らせた背を駆け 爪先までも抜けてしまえば 肉体だったものが喰われて行く音に 薄開きの唇を浅く戦慄かせていた──のも、
黒面の下に隠されて>>170]
(205) 2019/02/17(Sun) 22時頃
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[無意識のうちに 縋る様 力を籠めてしまっていた両脚。 腿のホルダーから ずるりと 雑に突っ込んだだけだった携行銃が 落ちる。
暗色に映ったものまでは>>197 悪魔そのものではない身には わかる由もなく。 されど 紡がれた名前は憶えがあった。>>198
見送った内の ひとりだ、と。 酷く 整った顔立ちを 喉に食い込んだ蛇へと噛みつく、 牙音を聞きながら ふと、 思い出した。]
(206) 2019/02/17(Sun) 22時頃
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──── 『 ホん ト ゥ ニ ? 』
[こどもが 囁く。 “ ジャーディン ” の 声、そのままに。 柔らかさなんて欠片もない 酷く 冷たい声だった。>>203
かんばせはまだ 黒いまま 右の手に 革掴み引く力を感じ取る。>>204 人離れの膂力を前に 千切れてしまうと悟れば、早い。 右手を降ろせば 戒めは解かれる。]
[ そして、 ]
(207) 2019/02/17(Sun) 22時頃
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[ ずぶり
凪いでいた黒濁が 長躯を覆った。 途端 身が、沈んでいくのを 感じるか。 なだらかな床と化していたものが 途端に、黒面を揺らがせた。 ]
(208) 2019/02/17(Sun) 22時頃
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[巻き付けた脚はそのままだ。 わるいこも 崩して 食べてしまう>>61 悪食の黒濁が その脚をも覆い尽くして。 ざばりと一つ 波打ち響かせた。
一帯に広がっていた流動体の、上だ。 触れたものを食っていくそれは 砂漠の砂をも食い進めて ひと二人ほどは容易く沈んでしまう程度の底を 成した。
焼き払おうとするならば>>204 “ わるいこ ” の “ おもちゃ ” も たべてしまう 悪魔との 食い合いとなろう。
いっそ 外郭の穴を抜けて 神都をも焼いてしまいそうな炎ごと]
(209) 2019/02/17(Sun) 22時頃
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