204 Rosey Snow-蟹薔薇村
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[フィリップとラルフの様子に心がざわめく。 ずっと一緒に旅をして何でも知っていると思っていた。 けれどラルフの知らぬ面、その関係性を垣間見て動揺する。
にくの焼けるにおいがして。 柳眉寄せるまま、 濡らした布をナイフ持つフィリップの手へと差し出す。]
(301) 2014/11/20(Thu) 02時頃
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―2F居間―
……頼む。
[今、任せられるのは彼しか居ない。 >>296 フィリップがラルフに取った行動には 一瞬どきりとしたが――今は、其れについて言及するときではなくて。 気がかりなのは、ドナルドもだ。 血に酔っていないだろうか、――と。]
……っ
[焼いたナイフが傷に押し当てられる音とにおい。 痛々しさを直視できずに、眼を逸らしてしまった。]
(302) 2014/11/20(Thu) 02時頃
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[湯から上がって、のろのろと服を着る。 湯にはあたる前に上がった。 それでも何かにのぼせたような気分だ。 付けたままだったシルバーのお守りは、酸化して黒くなっている。]
あー。やっぱ後で磨かないとだな。
[呟いて、拾った指輪を手にしたまま扉に手をかける。]
(303) 2014/11/20(Thu) 02時頃
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[傷口を洗うだけで悲鳴をあげる その声 刺激されなかったと言ったら嘘になる
けれど見つめ返す琥珀と 笑顔の 確かにしがみつく腕の強さと]
………………ラルフーーー
[二回押し当てないでいいように 皮膚から白い煙が上がる その名を呼んで 処置が終わるまで
カラン と落ちたナイフの音が 終了の音 ナイフ握っていた手で そっとラルフの頭を優しくなでる]
すごい がんばったね …………もう大丈夫 もう…………大丈夫
(304) 2014/11/20(Thu) 02時頃
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[ふるえる身体をたださすった これで少なくても失血死はありえないから そこは安堵しながらも ラルフの肩に 消えない傷跡を作ってしまったこと その傷のはじめは自分であることが悔しい] [差し出されたドナルドからのぬれた布で 手にとって そっと拭った]
(305) 2014/11/20(Thu) 02時頃
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[二人に断って貯蔵庫に向かう。 防寒用にはなるだろうと布を持ってすぐに出るが、 湯場の扉が開いていくのが見えた。>>303
2階に居なかったのは誰だ? は、と息を飲み。見えた赤髪の少年に安堵した。
あの子は無害だと、思うからだ。]
プリシラ。……おや、1人かい?
[名を呼びながら傍に寄る。]
(306) 2014/11/20(Thu) 02時頃
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[傷口を焼く痛み] [その痛みを感じるラルフ] [それを感じ取り 辛かった 変われるなら変わりたかった]
…………少しだから………… あと ほんの少し ラルフ…………っ
[堪える姿が辛くもいじらしい ナイフを落とせば よく我慢してくれたと ねぎらって 強く抱きしめて]
…………もう 何も 心配ないから
[そう言って笑いかける]
(*69) 2014/11/20(Thu) 02時頃
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[フランシスとドナルドに見られることへ 意識が無かった そも 彼自身に自覚が無かった 衝動は 対象関係なく現れ 自分の感情の 詳細 よくわからぬままに ただ 怖がるラルフを安心させたかったから]
ーーー終わった
[目をそらしているフランシスに声をかけて 血の匂いに肉の焼ける匂い 意識すると 目眩が強くなる]
(307) 2014/11/20(Thu) 02時頃
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―2F居間― [ドナルドの動揺知らず ラルフに――否、動けないだろうから、 フィリップに渡すのは苦い丸薬だ]
……痛み止め。 これ、飲ませてあげ て
(308) 2014/11/20(Thu) 02時頃
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[傷を焼く痛み。
体が勝手に震えるほどの激痛に、気を失いたくても、失えない。 ただ、抱きしめる力の強さに、支えられて]
……ふぃり、っぷ……
[焼かれた傷が引きつる感覚。 優しい手の、動きと、声に。
かすれた声で、名前を呼び。 ほっと、安堵の笑みを見せる]
……あ、りが、と……
[いまは肌の感覚がおかしくて。 濡れた布の冷たさもわからないまま。 ドナルドやフランシスにも、視線を向けて、だいじょうぶ、とささやく]
(309) 2014/11/20(Thu) 02時頃
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[押し当てられたナイフが離れ。
傷口が火傷の痛みを訴えるけれど、焼かれる痛みがなくなったことにほっと吐息をこぼす]
……フィリップ…… ありがとう……
[ずっと、抱きしめられていたから。 耐えられた、と微笑む]
――うん……
フィリップが、助けてくれた、から……
(*70) 2014/11/20(Thu) 02時頃
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ーーーうん
[フランシスからは痛み止めを渡される 焼いて塞いだ傷口に そっと濡れた布かけて 受け取った]
ラルフーーーーー
[かすれた声に視線を戻す 笑顔がそこにあって 彼も 嬉しそうに笑う]
ラルフががんばったから …………薬 飲める?
[フランシスやドナルドにも 気を配る その姿に目を細めつつ尋ねる]
(310) 2014/11/20(Thu) 02時頃
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[ドナルドの動揺にも、フランシスの心配にも気づかず。
フィリップに縋った手は、強張ったままで。
嬉しそうなフィリップに、ようやく終わったと、力が抜けて。
薬を差し出されて頷くものの、強張った手は動かない]
……飲める、けど……
[左は、焼かれた傷が痛くてうごかせない。 右手は、強張ったまま。 しばらく、飲めそうにないと、困ったように眉をよせた]
(311) 2014/11/20(Thu) 02時頃
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[扉を開け、そこにいる人物たちに首を傾げる。 居間の方が暖かいのに、どうしてこんなところにいるのだろうと。
傍に寄ってきたノックス>>306に、なんだかまた胸がざわついて、顔が見れずに目を逸らす。]
……一人だけど。
[だって、ノックスがバーナバスを呼び出していたから。 そんなことは言えずに、顔を見ないまま頷いた。]
(312) 2014/11/20(Thu) 02時頃
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―1F 藁の上― [ニコラと二人で待つ藁の上。 笑いもようやく収まって、少しお腹が痛いと 片手でさする。
扉の開く音に顔を上げると、プリシラがいた。 居間から逃げ出したあの時以来見ていない。
彼が持つものは、まだ気付かない。 少し微笑んで、瞳を細める。 プリシラの髪は、やっぱり鮮やかな色をしていて ふと鳥のいろとどちらが――などと思考に余裕が生まれる。
ひら、と手を振ってみた。 気づいてくれなくては、逃げ出す前に差しのべた手と同じように、無駄になるけれども]
(313) 2014/11/20(Thu) 02時頃
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―― 居間 ――
[空の手をぎゅっと握る。]
――…大丈夫、って。 こういう時は痛いって言っていい。 我慢、とか、しなくていいから。
[ラルフの囁きに泣きそうにゆがむ顔。]
薬飲んだら、部屋まで運ぶ。 看病するにしても 此処じゃラルフもゆっくり休めないだろ。
(314) 2014/11/20(Thu) 02時頃
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ーーーどういたしまして
[焼いた傷口痛むだろう けれど笑う心 落ち着きが強くなる ラルフの暖かさが 腕の中に 心の中にあって]
ラルフがたくさん頑張ったから …………痛かったよね……ごめんね
(*71) 2014/11/20(Thu) 02時半頃
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―2F居間― フィリップくん、……ありが とう……
[詰めていた息を、吐いて。]
……よくがんばった。 ……えらいよ、ラルフ。
[ラルフの頭を一度撫でてから、邪魔にならないよう離す。 ドナルドの泣きそうな顔を見て、>>314 ずきりと胸が痛い。]
……3階、扉を閉めれば大丈夫だと、思うから。 フィリップくんは……大丈夫…?
(315) 2014/11/20(Thu) 02時半頃
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[目を逸らされた。その理由が分からないから苦笑する。>>312]
そう、バーニィは居ないのか。なら、もう少しここでゆっくりした方が良いかもね。2階も3階も血の匂いがするから……。
[生成りの布の1枚は毛布を剥いだニコルの体に巻き付け、1枚は自分に羽織り、1枚はナイフを使って引き裂いて、包帯を作る。]
ほら……二人とも、火傷した方の手を出して。 トレイルは昨日のも、取り換えた方が良いかな……。
(316) 2014/11/20(Thu) 02時半頃
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[ドナルドの提案に頷く 体力の消耗も激しいはず 血もだいぶ失われた いまは安静にすべき
だけど すぐには飲む動作が できそうもないラルフ]
んー…………
[転がっている器と ドナルドが持ってきた 桶が目に入った ラルフを抱えたまま 片手で一口分 ポトフの器に水をすくえば まず 彼は渡された丸薬口に含んで 水も含む]
ーーーーん
[そのまま ラルフの唇を塞いだ 舌で丸薬を ラルフの口内へ押し込み ラルフの喉が 動くまで口付ける]
(317) 2014/11/20(Thu) 02時半頃
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[愛しい子が食べられるかも知れない恐怖。 それは昨日味わった。
傷を負わされた怒り。 それは今日味わった。 けれど、目の前でではなかった。]
(=7) 2014/11/20(Thu) 02時半頃
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―1Fわらのうえ― [手を振りつかれて、ゆっくりおろす。 火傷をしたその手は、風を感じても少し痛い。 でもきっと、蓋を止めたニコラの方がもっと痛い。
二人並んで、ノックスの手当を受けた。 少し楽しい。 不謹慎。 楽しそうに笑う]
(318) 2014/11/20(Thu) 02時半頃
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ベネットは、ぱちん、と眼を瞬かせた。さっきとは違う理由で眼を逸らす。
2014/11/20(Thu) 02時半頃
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[ラルフを褒めて頭を撫でるフランシスに 目を細めたのはつい先ほど
いまはフランシスの問いに 口の端し 零れた水を指で拭いつつ こくりと頷く
目眩はかなり強いが 昨日発散したばかりだからか 明確に衝動が形になることもなく]
ーーーーこの薬 苦い
[かなり眉を下げてそうのたまった]
(319) 2014/11/20(Thu) 02時半頃
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[痛みは、ひどいけれど。 それでも、助けてくれたことが、嬉しい]
……いたい、けど。 でも……フィリップのおかげで、血は、とまったから……
フィリップが助けてくれたから……
ありがとう。
[触れる体温に、ほっとする。 同時に、どこかざわめくものがある。
フィリップの腕の中が心地よくて――]
(*72) 2014/11/20(Thu) 02時半頃
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[ラルフの怪我の処置はフィリップによりなされたが 彼を傷つける者がこの山小屋に居ると思えば安心は出来ない。 警戒するように、気がたつ獣のように、 ぴり、とした空気を時折他に向ける。
憤りを感じていた。 我を忘れずにいるのは向けるべき確かな方向が定まらぬせい。 そして、ラルフとフランシスの二人が優しくあるお蔭。]
(320) 2014/11/20(Thu) 02時半頃
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……に、…苦い分よく、効くから。
[フィリップに、そろりと視線を戻して。]
……ラルフ、……いける? 上、行こうか。
(321) 2014/11/20(Thu) 02時半頃
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[ドナルドとフランシスに、笑みを返していたら]
――ん、ぅ……っ
[フィリップが口移しで飲ませてくる。 入り込んでくる舌が苦い薬を押し込んで。 苦しげな吐息をこぼして、こくり、と喉をならし。 飲み終わり、意識を失った**]
(322) 2014/11/20(Thu) 02時半頃
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ベネットは、謂ってから、意識を失っていることに、気づいて。
2014/11/20(Thu) 02時半頃
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[唇が触れる。
薬を飲まされているのはわかっているけれど。 その行為に胸が騒ぐ。
こくりと薬を飲みこみ]
…………な、んか、はずかしい……
[治療行為だとわかっているし。 嫌なわけじゃないけれど。
なぜか、恥ずかしいと思い。 それを深く考える前に、 失血と、痛みを堪えていた疲労で、意識を失った**]
(*73) 2014/11/20(Thu) 02時半頃
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[目を逸らした先、手を振られた>>313。 手の中で指輪が転がる。 微笑みに瞬いて、軽く頭を下げた。]
……え?血の匂いって何? なんかあったの?
[バーニィと呼ぶその言い方にまた胸がざわつくが、言われた内容が気になって聞き返す。 火傷、という単語も聞こえた。
一人になるなと言われていて、ここには他に三人がいる。 大人も一緒にいるから、バーナバスの言いつけを守るのなら、ここにいたほうが良いのかもしれない。 迷いながらも、手当ての様子を眺めている。]
(323) 2014/11/20(Thu) 02時半頃
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[声掛けるフランシス、意識失うラルフ。 交互に見遣り、ラルフの傍らで膝を折る。]
――…暫く借りるぞ。
[付き添うフィリップに声を掛けてから ラルフの方へと両手を伸ばし]
(324) 2014/11/20(Thu) 02時半頃
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