303 突然キャラソンを歌い出す村4
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♪
空を見上げて走っているうちに いつしか距離は開いていたね 少し前まで 並んで歩いていたのに
俯き地べたと語っているうちに あっさり追い抜かされていく 一緒にゴールしようなんてただの甘え
確かにそこにいたのにさ 気付く頃にはいつも遅くて 縋って伸ばした手は空を掴む
(157) 2020/01/13(Mon) 12時半頃
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♪
独りで見上げた空は広すぎて 吸い込まれそうな錯覚が襲うけれど それも僕には許されなかった
落ちる穴があれば入りたいと 思ったところで遅かった 先着順なんて聞いちゃいないよ
さよなら それすら言わせてもらえない
(158) 2020/01/13(Mon) 12時半頃
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…―――♪
……なんて、感傷に浸ってる場合でもないな。 何か…何か探す手は無いのか……?
[ヨーランダの選択を見届けに来た身ではあるが、身近な友達や知り合いが巻き込まれたなら傍観者を気取ってもいられない。 とはいえ、伶はただの人間だ。 天使絡みとなると自力でできることなど殆ど無く、誰かを頼らざるを得ないのが実情。 一番話しやすかったルイも今は頼れない。]
…もどかしいな。
[暫し考えても埒があかなければ、いよいよ「エンジェルさん」>>1:10にでも縋るしかない。*]
(159) 2020/01/13(Mon) 12時半頃
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CC レイは、メモを貼った。
2020/01/13(Mon) 12時半頃
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[上空の堕天使と、この友の二人に>>140。 福音の届けられる範囲を聞けば、無意識に視線を上に向けた。 黒い双翼を宿していたはずの堕天使が、片側を白に染め替えている。 まさか。目を見開くも、それを問う暇もなく、歌が聞こえる>>153。]
……――
[歌声に、耳を傾ける。 聞いてしまった。その詞がかの地、天の高くを謳っていると思えてしまったために。]
(160) 2020/01/13(Mon) 13時頃
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な、
[背中に鉛をくくられたように、ずんと重みがのしかかる。 暗示だ、と気づいたところでもう遅い。 耳は音を捉え、福音は拡散され、力を強めている。 同じ天使から紡がれたものとはいえ、おいそれと逆らえる権能ではなかった。 友の隣に付き添い地に膝をついていた、その姿勢のまま身動きが取れなくなる。]
(どうして)
[口を動かすこともにわかには叶わず、問いは音にならない。 ひどく冷たい薄青の視線が、脳裏に蘇る。]
(161) 2020/01/13(Mon) 13時頃
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おお、それは有難い評価だな。
そうだとも。
君は若いからね、 ただ時間が与えてくれる経験が、 君に追いついてないだけさ。
そうそう、為せば成るんだ。 大丈夫だとも。
(*20) 2020/01/13(Mon) 13時頃
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おや、子山羊は本当に優しいな。
そうだなぁ…じゃあまず早速一つ。 君の話が今一番の楽しみでね。 何せ私は暇人、す〜ぐ退屈になってしまう。 少々面倒な身の上だから、 そういうのを探すのもなかなか一苦労なんだ。
好い話でも何でも、聞かせてくれ。 何時でも聞くとも。
[まるで孫と老人のような話を、 ごぼ、と水泡に添えて、悪魔の声は言う]
[自尊心で満たされた少年に対して。 何時までも満たされない、惨めな胃の中から。]
[ただ、熟しきったそれを奪う時だけに期待して]
(*21) 2020/01/13(Mon) 13時半頃
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[何かが、どこかで、間違ったのか。 もしくは、最初から。
急に友の姿が遠くなったような錯覚。 続いていた頭痛の意味が、いまさらわかった気がした*]
(162) 2020/01/13(Mon) 13時半頃
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/* こ〜〜〜〜のままシーシャ襲撃で行っちゃおうかなあ…っておもって…いるよ…! 吊りガルムという感じ かなあと踏んでいるけど…
(*22) 2020/01/13(Mon) 13時半頃
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/* なんにも考えてなさすぎてどうしよう!!!!!!!!!
(-202) 2020/01/13(Mon) 13時半頃
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/* そして…ラスボスだが… ど どうする…?? どっちやるぅ……??www
私でも大丈夫 だが や や や やりたい?(祈り)
(*23) 2020/01/13(Mon) 13時半頃
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[蹲っていた身を起こす。 大抵何時でもそこにあった整い過ぎた微笑みは無く。 今は薄青の目の冷たさに沿った無表情。
薄蒼の瞳が、傍らで跪く天使の方を見てから ふい、と逸れる。 興味が無い、そこに価値を見出してないという様子で。
ある意味、頭痛の答え>>162となりえるだろうか。
少なくとも、こういう反応をこの天使は友へはしなかった。 飄々とはして、冗談交じりにからかう事だってあるが 根底で彼を尊重している意思があった。]
(163) 2020/01/13(Mon) 13時半頃
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──上空── [項垂れて動けぬ堕天使にその歌は届く。 聖なるかな、聖なるかな、くそったれ。 体に合わない福音《くすり》を無理矢理ブチこまれてブーストした後にこれは“効く”。]
───あ、──ッぎ、ぅ
ッ、ざ、けんなよ、クソ天使…………!!
[片手でこめかみのあたりをキツく抑えながら、左手で黒炎の弓を形作る。強制力を押し除けようとすればぎちりと肉体を構成する元素が悲鳴を上げた。]
(164) 2020/01/13(Mon) 14時頃
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────燃やされンのはテメェだくそっ、たれ──!!!
[引き絞る指先に決定的に力が足りない。
──毒麦とは誰のことか?
嘲笑い皮肉る声が聞こえた気がした。 虹色の天使を見据える柘榴色を見開く。
──“あれ”は“何だ”?]
(165) 2020/01/13(Mon) 14時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2020/01/13(Mon) 14時頃
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/*福音《くすり》wwwwwwwwwルビのセンス最高なんだよなwwww
(-203) 2020/01/13(Mon) 14時頃
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/* スピーカーがばちばちにバグって泣きながらいじってたら突然直ってよかったけど原因不明すぎて泣いてる ばかばかばか
(-204) 2020/01/13(Mon) 14時頃
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[冷たい舗装を、ひたひたと裸足が進む。]
[虹のスタンドマイクを地に引き摺るようにして持ち、 ざりざりざりと舗装を引っ掻く嫌な音がした]
[歩みを進めるたびに、虹の羽が揺れ動く。
揺れ動くたびに、色が混ざり濁り。 煌びやかなカーニバルみたいな派手な羽根が、 色の彩度が落ち、くすんだ様な虹色になる。]
[進むのは、片側を白に染め直した堕天使の方。>>164 上空で耐える彼を冷たい目が見つめている]
(166) 2020/01/13(Mon) 14時頃
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[黒い粒子が微かに見えた気がした。 覚えがある。 知っている。 あの時桐野に吸い込まれ、 そして今、虹色に滲んだ“それ《黒》は”。 “堕ちた己側”に似過ぎている。]
──────ッ……!!
[指が弦から離れる。 射抜くためにでなく、旋律の力に負けて虹色の天使から大きく逸れて地面に落ちる。 空中でシシャもまたぐらりと体が傾ぎ────]
(167) 2020/01/13(Mon) 14時頃
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耐えるねえ。 ぼろぼろだろうに。
[とん、と地を蹴って上空へ飛ぶ。 弓を絞ろうとする堕天使の側頭部を狙って、 地面に叩き落さんと、虹のスタンドマイクを振り下ろす。]
(168) 2020/01/13(Mon) 14時頃
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CC レイは、メモを貼った。
2020/01/13(Mon) 14時頃
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/*スタンドマイク(物理
(-205) 2020/01/13(Mon) 14時頃
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[深く頭を垂れていれば、キラの表情>>163は見えない。 けれど影の動きや感覚で、視線を逸らされたことはわかった。 隣にあった身体が、離れていく>>166。 後ろめたさでの振る舞いなどではない、無関心の行為。 そう悟ったとき、頭の中で何かがふっと切れた気がした。 ひどかった頭痛も遠くなる。同時に、天使ジェルマンの意識も遠くなる。
暗示の根は、肉体の意識という柵が失われれば容易く自身の奥まで伸びてくる。 この身は審判を待つ信者だ。信ずるべきは歌の主。 空に飛び上がるさま>>168を、はっと顔を上げ縋るような目で追った*]
(169) 2020/01/13(Mon) 14時頃
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/*毒麦調べてきてなるほどな…という顔をしている みんな織り交ぜ方がうまいな〜〜!!!
(-206) 2020/01/13(Mon) 14時半頃
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/* wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwものっそいきいてんじゃないですかまってwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
(-207) 2020/01/13(Mon) 14時半頃
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/*はー 歌うか……
(-208) 2020/01/13(Mon) 14時半頃
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[それほど聞いたわけでもないのに 随分耳に馴染んだ気がする声が聴こえると満足げに嘆息した。]
なんだ、そんなことでいいのか? 欲のない爺さんだな…
[言葉ではそう言いつつも、話を聞きたいと言われれば声色がまた浮かれ上がったのは察するに難くないだろう。 満たされる自尊心と、新たな本能に浮かされた思考は本来の桐野の性質を鈍らせていた。相手の言葉に疑いを持つことすらせず、その裏に潜む期待など想像だにしていなかった。]
(*24) 2020/01/13(Mon) 14時半頃
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まあ、見てろよ。 じきにここも賑やかになる。 退屈なんてする暇もなくなるかもな。
…なあ、眠くなるまで話さないか? あいつらもう寝てしまったんだよ…
[浮かれて話し続ける声は、少しだけ欠伸と眠気を含んだ。他愛のない話を続けながら、やがて眠りについただろう。]
(*25) 2020/01/13(Mon) 14時半頃
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────っぁ゛──…!!
[>>168虹色のマイクが罰のように振り下ろされた。 張り詰めてぎりぎり耐えていた糸がふつりと切れるように意識が遠のく。 力が霧散し羽が消え失せ、真っ逆さま。 街路樹に引っかかったのは不幸中の幸いか。 しかしまだ目が覚めることはなく、 額を伝う血は瞳と同じ色。 柘榴の香りはなお濃く在る*]
(170) 2020/01/13(Mon) 14時半頃
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/* シシャ襲撃了解ですよ 俺もその流れかなあと思っていた ガルム吊りの流れはこちらで作れたらいいな〜夜までに準備しましょうね…っ
こんなんもうラスボスはキラ爺さんでしょ!!!! ぼかあお友達を襲って散りますので明日にでも骨は拾ってくれよな♡♡
(*26) 2020/01/13(Mon) 14時半頃
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― 翌日・どこかの休み時間 / 2年教室 ―
[全校集会の後、休み時間。 許宮ニコラス瑛二は白鳥ヨーランダのクラスに乗り込んでいた。 ノックをするでも断りを入れるでもなく、普通に扉を開けてさも当然という顔で入ってきた3年生(しかも校内では変人で有名な男だ)は呆気にとられる生徒達の間をスタスタと抜けて、まっすぐヨーランダのところにやってきた。 驚いた表情を浮かべる彼女に構わず、その前に立つ。抑えきれない興奮故か、いつもより数段キラキラしいオーラを放っている。]
白鳥ヨーランダ! 昨日は名乗りもせず、失敬したね。 何と言ったらいいのか……そう。一度頭を整理したくて。
ぼくは許宮ニコラス瑛二。美術部の部長をしている。 ぼくには描きたい絵があった。これまで何枚も同じ画題で描いた。納得いくものはずっと描けなかったけど……
[薄紫の瞳を伏せて、長い睫毛の影が落ちる。]
――だけど昨日、君の歌声を聴いて確信したんだ。
[かっと目を開くとヨーランダの手を両手で掴み、自らの胸に引き寄せた。薄い色の双眸でじっと顔を覗き込むと、甘やかなピアノのメロディが流れ始める――]
(171) 2020/01/13(Mon) 14時半頃
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♪ やっと出逢えた 待ち望んだこの瞬間 羽の降るような雪の朝 探していた描くべきもの やっとぼくは見つけたんだ 初めまして ぼくの天使《アンジェ》 驚かせたかな でもきっとこれは必然
ずっと待ってた 夢見ていたこの刹那 君の声が聴こえた朝 燻っていたものが燃えるように ぼくの芯に火が灯った
こんな感覚 初めてなんだ――
(172) 2020/01/13(Mon) 14時半頃
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