229 流水花争奪鳥競争村
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さっきの言葉は、あんたに対して 言ったわよ。 …、って…なに、してん――
[>>327突然、袖を捲る姿に視線を向ける。 >>328更に見えた傷に、眉が寄る。]
ドジね。
…、…そういう不注意が 大きな事故に繋がったら、とか 考えなさいよ。
(337) 2015/07/06(Mon) 22時頃
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…、ん?
[何か言い掛けて止めるエフの顔を怪訝な面持ちで見る。]
――、あのさ。
[一度、瞼を落として。 顎を引き息を吐いて、それから覚悟したみたいに口を開く。
ちらりと視線だけ上を見上げるかたちで、腕は身体の後に組み、身体はやや前屈みで胸元を強調させる。わざと。]
(338) 2015/07/06(Mon) 22時頃
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…さっき言ってた 傍にいる時間、 とりあえず、明日あげてもいいわよー?
さすがに遠出は無理だけど、 どっかエスコートしてみせてよ。
[遠回しに、この面談は合格だと伝えて。]
(339) 2015/07/06(Mon) 22時頃
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アマルテアは、くるりとそこで背を向けてから
2015/07/06(Mon) 22時頃
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―――…、 正直 さ、
私は、あんたと一緒にいて…どんな顔すんのか あんま、想像できないのよね。**
(340) 2015/07/06(Mon) 22時頃
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― with ナナオ ・祭の二日前 ―
[里は祭の準備で賑わって、巫女の仕事も盛りだくさんで、 その合間に衣装合わせとか、スケジュール調整だとか、 本当に色々忙しくて頭がパンクしかていたけれど。
どうしても、彼女と時間が合うこの数時間だけは、と。 これでもかと我儘と貫き通した。]
ナナオ!!
[学校に通っていた頃は毎日といっていいほど会ってたのに、卒業してからというもの数か月に一度会えればいいくらいにまで頻度は落ちていた。それが、当たり前になっていくのだと解ってはいても、寂しい気持ちは消えなかった。]
(341) 2015/07/06(Mon) 22時半頃
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[髪の色が似ているね。そんな理由で会話がとんとん拍子に進んで、話が合って。気付けば何でも話せる相手になっていた。]
ううう〜〜〜〜 あいたかったぁぁ〜〜
[ぎゅうぎゅうとナナオに飛びつくように抱きついた。]
……っっ〜〜 ぷは! なに、ナナオちょっと成長したんじゃない?
[にやぁ、と顔を上げ悪戯に笑う顔は昔から変わらない友達に向けるもの。 待ち合わせは、昔からよく言っていたパンケーキのお店。 オープンのチラシを見て、二人ではしゃいで、開店前から何時間も待ったものだ。]
(342) 2015/07/06(Mon) 22時半頃
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…… 、ナナオにはさー たくさん 何でも話してきたよね。
家族の事とか、彼氏の事とか… だいぶどろどろした話とか生々し事も話たよね。
[パンケーキを待つ間、氷の入った水をカラカラと回しながらちびちびと飲む。]
(343) 2015/07/06(Mon) 22時半頃
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で、さ。
(344) 2015/07/06(Mon) 22時半頃
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……、私 なんで長続きできないんだろ。
お母様は、お父様と恋愛結婚して、 それからずっと――、だったのに。
[はー、と溜息を吐いてから]
あれかなー 男運ないのかな……マジで。 [真顔のまま、そう呟く。]
(345) 2015/07/06(Mon) 22時半頃
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だから、…今度の祭で、ちゃんと 見定めて相手を決められるのか、
ぶっちゃけ自信ない。
自分が、イイじゃんって思った相手が 本当に、…そうなのか、って、思えないんだ。
[グラスに水滴が取り囲んで、それを持つ手も水に濡れる。]
(346) 2015/07/06(Mon) 22時半頃
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今頃泣き言いうなって 話だし、… 逃げたりするつもりもなくて、 覚悟は、してるつもり、なんだけど。
やっぱ、そうだとしてもさー 親友に、頑張ってって…言ってほしいじゃん?
[へへ、と眉を下げて弱い笑みを向ける。 すこしだけ引きつったへたくそな笑顔。**]
(347) 2015/07/06(Mon) 22時半頃
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― 回想:試験後・面談 ―>>334
いや。
[謝罪にゆる、と首を振る。]
……思ったこと言われてる方がいい。
[ちらと足を見てから、視線はまた戻り]
(348) 2015/07/06(Mon) 23時頃
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───。
[上げた視線は目とは合わない。 前髪下、俯いた目を見る。 指がすると髪を梳いていく。]
…ん。
[腕を捲って見せたあたりで名前を呼ばれて、 一瞬、なんのことか判断がつかず]
(349) 2015/07/06(Mon) 23時頃
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…
[続く台詞に、──ああ。と少しだけ、 ほっとしたように息を吐いて笑った。 知らず息を詰めていた強張りが緩む。]
なんべんもすっころんで、 上手いころび方は覚えた。
[腕の傷に目を落としながら、]
……そう簡単には死なねえ。
[無念が残りすぎるしな。と、呟いて]
(350) 2015/07/06(Mon) 23時頃
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[怪訝な顔に、いや。と首を傾けた。]
さっきの答えが、俺に向いてんなら。 …希望を捨てずにすみそうだって話。
[そう返して、また考えに落ちる様子を待つ。]
ん。
[あのさ。と、何か決めたような声に、 待つように目元へ視線を投げ、]
(351) 2015/07/06(Mon) 23時頃
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……………
[なぜか前かがみになったしぐさに伴い、 自然強調される胸元に視線が一度下り、]
(352) 2015/07/06(Mon) 23時頃
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………、
お前、なんか、今 理性をためそうと してねぇか 天然か?
8三秒はじっくり見てから、眼鏡の両テンプルを抑える恰好で視線を逸らした。]
(353) 2015/07/06(Mon) 23時頃
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お前、お前な。…これで結構な 今冷静になるとはずかしいんだぞ これでも。ちくしょうが
[理性を呼び出したら、変なところまで冷静になってしまった。濁音で唸る。くそ、照れくさい。自分の頬をぐに。と引っ張っておく。]
… …
[はあ。と深々息を吐いて、顔の向きは逸らしたまま横目にアマルテアを見る。明日。と、その単語に視線を追う間に、くるり。と背が向けられて]
(354) 2015/07/06(Mon) 23時頃
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エフは、アマルテアの背中へ視線を流し
2015/07/06(Mon) 23時頃
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[続く台詞に、背に流れる髪を見る。 どんな表情をしているのかは見えなくて]
そうだな。… ──わかった。
[目を眇めても、見通せはせず、 ただ、わしわしと首を撫ぜやった。]
(355) 2015/07/06(Mon) 23時頃
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そうだな。 …俺も。
[そっと息を吐く。手を緩く握って開く。]
お前がどんな顔するんだか、 知りたいと、思うしな
[だから。と、その"明日"の通知を、 大事に、*受けて*]
(356) 2015/07/06(Mon) 23時頃
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― 祭前夜 ―
失礼します。
[重々しい扉の前には衛兵が二人。 その隙間から光が細く伸びて顔に光の筋を作る。]
…お母様。お呼びですか。
(357) 2015/07/06(Mon) 23時頃
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悪いわね。準備で疲れてるのに。
(@6) 2015/07/06(Mon) 23時半頃
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いえ、…平気です。
(358) 2015/07/06(Mon) 23時半頃
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ちょっと心配でね。 もう二十歳だっていうのに…。
やっぱり、―― 不安かしらと思って。
(@7) 2015/07/06(Mon) 23時半頃
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大丈夫…、とは言い切れないけど、 お母様みたいに相手を見つけられなかったのは
――、私のせいだから。
(359) 2015/07/06(Mon) 23時半頃
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ほんとは、…お母様達みたいに 素敵な恋をして、普通に結婚するんだって ずっとずっと 思っていたわ。
でも、――― …私は、違ったみたい。
ま、里にお金入るし、祭は嫌いじゃないけど。
自分の身体が、目玉、みたいなのが どうにも変な感じしかしないのが正直なとこ。
(360) 2015/07/06(Mon) 23時半頃
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アマルテア。 …、嫌だと思ったことは ないの?
(@8) 2015/07/06(Mon) 23時半頃
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[主語のない言葉。 だけど、家族だからそこは伝わる何かで、]
ないわ。
(361) 2015/07/06(Mon) 23時半頃
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私、嫌な思いもたくさん経験したし、 迷ったり、自信ない事も多いけど、
―――この世界の巫女である事を嫌だと思った事はない。
(362) 2015/07/06(Mon) 23時半頃
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