179 仮想現実人狼―Avalon―
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……なあ、サミュ兄。 ――どうして、だったのかな。 分からないんだ。 結局、サミュ兄は何をしたかったのだろう? 話さなければ――分からないよ。
[そう言いながら、シロガネは少し哀しそうにする。
……分からなかったのだ。 彼女も。両親と、同じように。
何故、どうして。 その理由を。 兄が、そこまで現実世界を置いていこうとする理由が。]
目覚めてくれなければ――。 ――分からないよ。
[そう、言って。 シロガネは――涙を流した。]
(57) Elliy 2014/06/07(Sat) 02時頃
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― Avalon ―
[それはアヴァロンシステムが再起動されてからすぐの事。 ホームタウン近辺の草原フィールドの、草陰の間から顔を出すのは、緑色の目をした小さな黒猫。]
なーん
[猫は後ろ足で頭をかくと、岩の上を飛び駆け回る。 アヴァロン公式からは特に発表のない、いちグラフィックだとかNPCだとかいう噂は立ったが、頻繁に見かける物でもなく、また話しかけてもアイテムが貰えるわけでもなかったから、大半のユーザーの目には入らず終わった。]
(58) t_nuke 2014/06/07(Sat) 02時頃
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にゃー クシュ
[気まぐれに人の前に現れては、撫でてもらって喉を鳴らしてクシャミを良くした。 主にとあるギルドと、近くのフィールドで目撃されたその子猫は、何も考えずに何者にも囚われずに、ただ自由にうろうろと駆け回る。
何も考えずにいた方が幸せになれると、かつて誰かが言ったことを覚えているように―――*]
(59) t_nuke 2014/06/07(Sat) 02時頃
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/* とりあえず追いついた! 俺猫になって1か月精神療養するんだ…((
ちなみに死ぬ場合猫のままうろうろする予定だったんで、お迎えこなかったら俺このまま猫として生きる!(
(-289) t_nuke 2014/06/07(Sat) 02時頃
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/* >>59 か、かわいいいい・・・!!!
(-290) Elliy 2014/06/07(Sat) 02時頃
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/* クシャが猫になっていただと! 何か振ろうかなーってのは浮かびはしたが、カリュクスに大筋は任せる態でとりあえずいればいいのかな。
(-291) S.K 2014/06/07(Sat) 02時頃
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[水面が揺れていた。 微か届く陽光がその影響で 複雑な模様を水底に描いている。
俺はぼんやりと見上げたまま。 しばらくその光景を見ていた。]
[今は水底にいるけれど、遠い昔 別の世界に沈んでいた……ような気がする 糸が切れたように、深く、深く。] [水底なのに、暖かい雨、いや水滴? それが、何かもわからず 俺は水底で横たわる。]
(60) うに 2014/06/07(Sat) 02時頃
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/* >>-290シロガネ 可愛い言われた!構ってもいいんだよ…(と猫がにゃーしている
>>-291トルにー なってた!うん一応ねーちゃん迎えにきちゃくれないかなーと思ってるんだけど(多分一番気づいてくれそうなんで)ただギルド周りうろうろはしてるから、発見されたら俺は足元でごろごろするきっと…
(-292) t_nuke 2014/06/07(Sat) 02時頃
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/* ^ _ ^ (*ΦωΦ*)
*/
(-293) うに 2014/06/07(Sat) 02時頃
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― 全てが終わる間際の話 ―
[チアキは「笑って」の言葉がサミュエルの我儘だなんて気付かない。 自分が笑うことがそれに繋がるとは知らず一度は出来ないと言って。
けれど再び会えることを望み、あの言葉が出た。 現実世界への帰還に魅力を感じずにいたグレッグに 帰還したいという気になればよいと性別を誤魔化して。 そうした時と同じように、気付けば駆け引きにもならぬ言葉を口にしていた。
「本当」に繋がる言葉>>12は聞こえない。 何が言いたいのかわからぬまま困り顔のグレッグを見詰めた。 無言で撫でる間に、なにを思うのかもわからないけど その手は心地よいと思えるもので静かにそれを受け入れた。
クエストの成功が知らされる。 それはグレッグの不成功を同時に示す。]
(61) helmut 2014/06/07(Sat) 02時頃
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―― グレッグ。
[呼びなれた名を呼ぶけれど、 今度はチアキが言葉に詰まる番だった。 逸らされた視線に、不安げな色が過る。]
…………、
[何か言わなければと思うのにそれ以上の言葉が出てこない。 焦りを滲ませかけたその時、小さな、頷きが見えた。]
焦らせ過ぎだよ、ばか。
[困ったように眉をさげ、そんな言葉を向ける。
そうして、チアキは光に包まれゆくグレッグに これまでで一番といえる笑みをふわりと浮かべてみせる。*]
(62) helmut 2014/06/07(Sat) 02時頃
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/*
まずは補完からだった。えへ。 そしてにゃーん!!!クシャミーっ!!!
(-294) helmut 2014/06/07(Sat) 02時頃
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……兄さん。
[そう、小さく呟いて。 声が、少し高くなる。……マユミの声だった。]
……兄さん。 あのね。…アヴァロンは、とても綺麗な世界だった。 沢山、暖かい人がいて。 優しい人がいて。…きっと、その中に兄さんもいた。 私は、兄さんにね。…助けて欲しかった。 小さい頃みたいに。助けて、欲しかった。
[そう言って、彼女は右手にハンカチを持ちかえて。また、優しく顔を拭きだした。左目からは、涙を流して。]
……でも、ね。今度は、私が助ける番。 だから――。いつか。 いつか。目を、覚まして――ね。
[そう言って、半分は泣いて。 半分は、穏やかに――微笑んだ。]
(63) Elliy 2014/06/07(Sat) 02時頃
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/* 猫をにゃーしにアヴァロンへとログインしたい・・・!!
でも友達から借りたゲーム機だったんだよね、マユミのは。あんなことになった後に、友達の家でゲームする厚かましさは流石にない・・・!
という現実をすっ飛ばして猫を・・・(葛藤
(-295) Elliy 2014/06/07(Sat) 02時頃
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/* >>-292 クシャミ そうだな、私はクシャミの渾名の成り立ちをしらないからな
だが足元でごろごろするこは撫でよう
(-296) S.K 2014/06/07(Sat) 02時頃
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/* これで目覚めなかったら、もうお姫様のキスしかない( その時は、チアキに任せよう・・・!
(-297) Elliy 2014/06/07(Sat) 02時頃
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─ クシャミを抱いて・広間 ─
[動かないクシャミを抱いてうなだれる。 開いた目から涙が流れることはなく、ただ、歪みのない画像で次第に動かなくなる姿が脳に飛び込んでくる。 かろうじて最後まで残されていた目の光りも、ふと消えて。
──そして、他の犠牲者と同じように。
端からきらきらとした光になって消えていった>>55。
後には何も、残らない。 それが仮想世界に相応しい、死の表現]
(64) amane 2014/06/07(Sat) 02時頃
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/* >>-297シロガネ お姫さまのキスで何で俺なの!? かわいい妹のちゅーのが効果あるよ!
(-298) helmut 2014/06/07(Sat) 02時半頃
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──クシャミん。
[すがるように名を呼ぶが、答えるものはもういない。
システムメッセージ>>#1が彼女にも自陣営の勝利を知らせるが、そんなものはすでに何の意味も持たなかった。
そんな意思に呼応するように、*意識は闇に飲まれゆく*]
(65) amane 2014/06/07(Sat) 02時半頃
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/* 私の初めてのちゅーは、チアキがいいな。
(-299) Elliy 2014/06/07(Sat) 02時半頃
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[雨は次第に強くなる。]
[雨は……水は生きていくために必要。 けれど、ここは水で満たされていて。 俺は目まぐるしく変わる水面を見上げながら 洪水がここから起きないか 心配になってしまうほどで。]
[水圧を感じながら横たわる。 俺には水圧から逃れるだけの何かがもうなくて。]
(66) うに 2014/06/07(Sat) 02時半頃
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ー 静止画の世界 ー [静かに眠る静止画の主の 拭かれた頬に一筋涙が伝った。 それはただ静かに。静かに。静かに。]
(67) うに 2014/06/07(Sat) 02時半頃
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/* >>-299シロガネ はじめてが俺でいいの!?(そわそわ
チアキはどうだろ。 さすがにちゅーくらいは経験済みでないと残念過ぎる。
(-300) helmut 2014/06/07(Sat) 02時半頃
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[つ、と流れる涙を見て。 マユミは、手を止める。 ぽふりと、マユミは額をサミュエルの胸元につけた。]
……大丈夫。 大丈夫、だから。きっと、何とかなる。 無理しないで。
[そう、何時か元気づけて貰ったように。 マユミは、その言葉を繰り返した。 ――その言葉で、立ち直れたから。]
――大丈夫。 いつか。――きっと、兄さんも立ち直れる。 その時は、私も傍にいるから。
一人じゃないよ。
だから……、大丈夫。
(68) Elliy 2014/06/07(Sat) 02時半頃
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/* 貰ってくれるなら……。 ……でも、責任とって…ね?
(-301) Elliy 2014/06/07(Sat) 02時半頃
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グレッグは、うーん…………
うに 2014/06/07(Sat) 02時半頃
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──できることなら、替わってあげたい。
[落ち行く意識で願ったのはそんなこと。
望みが叶えられるとは思ってもいないが、それが彼女の望みで*]
(69) amane 2014/06/07(Sat) 02時半頃
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グレッグは、さすがにそのへんはろーるでやろうぜー??
うに 2014/06/07(Sat) 02時半頃
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/* あ。ついノリで灰で回しちゃったけど、ごめんね!
(-302) Elliy 2014/06/07(Sat) 02時半頃
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[友からの返事>>50にふっと笑う。]
舞台はその日が最終日で午前の一回だけなんだ。 そうだ、チケット送るから時間があればみにきてよ。 今度も、頑張るから、さ。
[大丈夫、の言葉を返し。 手許にあるチケットを送りつける。 無理にとは言わないから、とそんな手紙が添えられるのも常の事。 メールが届けばそれを確かめ、会える日を心待ちにする。]
(70) helmut 2014/06/07(Sat) 02時半頃
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─ 現実・病室 ─
[ピ・ピ・ピ、と。 無機質な音だけが病室に響く。 点滴は音もなく管を滑り降り、心電図は一定の間隔で波形を描いている。 機械がなければ、わずかに胸の辺りが上下していることだけが、ベッドの主が生きている証だった。
少し前髪にだけ癖のある、栗色の髪をした小柄な娘。 年の頃は二十歳か、二十一かそれくらい。 ほとんど外に出ないせいで肌の色は白く、小食のため痩せ気味の体、掛布に覆われて見えないが大きな傷跡の残る足。
ベッドの隣に置かれているのは彼女の体に合わせた車いす。 カスタマイズされたそれは彼女の脚がもう動かないだろうことを示しているが、もう長いこと使われた形跡がない。
こんな脚だからこそ、彼女は跳びはねるウサギをイメージしたアバターを好んで使っていたのかも知れない]
(71) amane 2014/06/07(Sat) 02時半頃
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/* (>>0:344 ワンダ) 没案
[自分の使っていた箸を使って、トニーの口へ刺身を入れてやる。 トニーが咥えた箸先を見て、ぷるぷると振るえ。 そのままぱくんと箸を咥えた。]
こういうメモが残っていてだな……この時点からあれだったことが発覚しました。 今更DEATHね☆(ゝω・)vキャピ
(-303) okomekome 2014/06/07(Sat) 02時半頃
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