3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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[となりのクラスの女生徒に笑われてしまったことに気づくと、更に表情は不機嫌の粋を集めた逸品となるようで。]
…なんだ? 君から頼みごととは珍しい。 先日没収されたアレを取り返してこいという話なら、お断りだが。
[半分帰りかけていた姿勢のまま、首だけを向けて訝しげに問う。 結局飲みそびれた珈琲牛乳のパックは、カバンへ放り込んでしまった。]
(175) 2010/02/25(Thu) 19時頃
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[ラルフ――と、また天敵っぽい名前が響く。 ディーンの答えを待ちながら、グロリアの愚痴のような言葉に呟き返す。]
嗚呼、でも、喫煙者の人権も、最近ねぇからなぁ……―――。
[全部?とか健康に関してはスルーである。 その理由は、これも推して知るべし。 そもそもギリギリ自分が未成年だということが、どこか欠落しているような呟きだった。]
(176) 2010/02/25(Thu) 19時頃
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―南棟3階音楽室―
[肯定が一つ短く返った。]
ん、そっか。 明日はイーゼルを立てるつもりだから、 運ぶ時とか煩かったらごめんね。
[ゆっくりと暗さを増して行く空。 明日も晴れてくれるだろうか。]
そう、それでここまで。 あれ?尋ねる人居なかったんだ。 音楽室の王子様、なんて呼ばれてるみたいなのに。
[噂を持ってきた人物を当てにならないと小さく笑う。]
(177) 2010/02/25(Thu) 19時頃
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美術部 ミッシェルは、思い浮かべる人物が重なっているとも知らず。
2010/02/25(Thu) 19時頃
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[不機嫌に輪をかけたような表情に、頼みごとが受け入れられるのだろうかと甚だ疑問に思いながら、隻眼の視線をディーンに向ける。]
ちげーよ。しかもアレは俺のじゃねぇって。 俺は……って、そりゃどうでもいい。
[ディーンが言っているのが、所謂ピンク系の雑誌だということは直ぐにピンと来て否定する。ちなみに本当に自分のものではないが、多分相手は信じてないだろう。]
頼みごとつーのは、ジェレミーの補習の手伝いつーか。 化学教えてやって欲しいつーことだな。
あれだ、お前のいたクラスから、留年だしたくねーだろ?
[はぁっと溜息を吐いた後、割と真剣な顔で願う。 微妙に矜持を擽るような言葉を選んだのは、わざとである。]
(178) 2010/02/25(Thu) 19時頃
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―南棟3階音楽室―
…ああ、そうか。美術部員か。 別に構わない、弾いていれば気にならない。
[部活動にはとんと疎い。 そういうえば、随分と熱心に絵を描いている姿を幾人か、見たことがあるような気がした。]
…――、王子様? なんだ、それ。巫山戯てるのか。
[怪訝そうな顔で首を少し傾ぐ。 くせのある髪の毛が揺れた。]
(179) 2010/02/25(Thu) 19時頃
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[ あの子 が 欲しい ]
[ あの子が ホシイ ]
( クスッ )
[ 少女の 哂い声が ]
[ また ] [ ―――― 響いて ]
( クスクス )
[ 消えて、… ]
(@11) 2010/02/25(Thu) 19時頃
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/*
今気付いた。 A組ラルフハーレムだ。
[生徒会はすけべ、を、覚えました。]
(-42) 2010/02/25(Thu) 19時頃
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[視線の先、より深くなったディーンの眉間の皺。 思わず触ってみたくなる指先を手でしっかりと押さえ込んだ。
ドナルドの呟きには、ほんの少し、怖い顔を作って]
そもそも君には喫煙の権利がありません。 吸いたいなら大人になってから、ね。
[2人の会話がひと段落つくのを見計らって、これだけはと言葉を挟む]
――それに。 まだ持ってるでしょう。
隠すとためにならないわよ?
[空と同じ青がひたと見据える]
(180) 2010/02/25(Thu) 19時頃
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ジェレミー、か。
[溜息をつくのは既に癖になってしまった。 今までについた溜息を集めれば、軽く気球一つくらい膨らませる程度はあるだろう。]
自業自得だと言いたいところだが…仕方あるまい。 大体アイツも…学生の本分忘れてあちこちほっつき歩くのがいけないんだ。 …さすらいの旅など、卒業すればいくらでも出来るだろうに。
[ブツクサと文句を言いつつ…]
あぁ、奴は何処だ?おとなしく補修室に居るのか? [結局は手を貸すあたり自分でも甘いとは思った。*]
(181) 2010/02/25(Thu) 19時頃
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奏者 セシルは、薄紫の双眸を何もない空間、黄昏の光が落ちるところへ向けた。――誰もいない。
2010/02/25(Thu) 19時頃
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―南棟3階音楽室―
ああ、さっきもそんな感じだったね。 流石はピアニスト。
[集中力の高さに目を見張る。 やはり芸術家はそうした人が多いのか。 渾名に不満らしい様子を見れば]
遠巻きで見てる子で噂になってるらしいよ、 ……私にその話をしたのは男だけど。
[こんな眼帯した、と左目を握りこぶしで隠し]
ほら、それらしい顔立ちではあるし。
[見事に着こなした制服に、神秘的な薄紫。 そこまで的外れでもないが称される側は戸惑うらしい。]
(182) 2010/02/25(Thu) 19時頃
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[ドナルドにつられたように、グロリアがこちらに手を振る様子を見て、笑顔で会釈を返す]
(……アトラナート先生、かわいいなぁ。 問題児に悩まされて、風紀委員長の彼みたいに眉間に皺が出来なきゃいいけど)
[グロリアがディーンと共に眉間に深い皺を寄せ、二重奏でドナルドを叱る姿を想像してしまい、つい笑みがこぼれそうになる。だが、その想像はさすがに二人に悪いし、生徒指導の邪魔になるからと何とか笑いをこらえた]
(183) 2010/02/25(Thu) 19時頃
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―南棟3階音楽室―
[だが今度はこちらも戸惑う番だった。]
……また? 誰か知らないけど悪趣味な。
[忌々しそうにスピーカーを睨むが]
あれ、でもいまのは。
[スピーカーとは反対から聞こえてきたのではなかったか。]
(184) 2010/02/25(Thu) 19時半頃
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美術部 ミッシェルは、セシルにつられて一見何も無い空間に目をやった。
2010/02/25(Thu) 19時半頃
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ま、自業自得はそうなんだけどなぁ。 嗚呼、補習室にいるんじゃねぇかな。 行くっていってたからよ。
[どうやら引き受けてくれそうなディーンに、にぃっと唇の端をあげて見せる。]
手伝ってやるんなら、駄賃にキャロルのバイト先の珈琲くらいは強請っていいと思うぜ?キャロルが淹れてくれるのは格別美味いしな。
[校則でバイトは禁止されてはいないだろう。 な?と、その場にキャロライナがまだ居るなら、隻眼をウィンクして見せたりもしただろうか。 そして、怖い顔を作ってる担任に向きあう。]
(185) 2010/02/25(Thu) 19時半頃
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いやいやいやいや……――― 持って、ねぇっすよ?
[制服のポケットには、と語尾は言わない。 そして、耳に障る嗤い声が聴こえると、見据える青に向けて隻眼の三白眼を細めた。]
さっきからこれなんっすかねぇ。 校内放送事故なら、早くやめさせた方がいいんじゃねぇ?
[不愉快を示すように、眉頭を寄せてみせた。 実際、気味の悪さを覚えているのは確かだが、話を逸らしたいというのが本音だった。]
(186) 2010/02/25(Thu) 19時半頃
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―南棟3階音楽室―
…。
[ピアニスト、と呼ばれて咄嗟に肯定できず 曖昧に頷いただけ。]
……ドナルドか。
[む、と不機嫌そうな様子は色濃くなる。]
何の嫌がらせだ…あいつは。
[後半は独り言。 改めてミッシェルに向き直ると何とも謂えない顔になった。]
…どこぞの生徒会長にでも謂ってやれそれは。
[ラルフこと貴公子に擦り付けだった。]
(187) 2010/02/25(Thu) 19時半頃
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俺は、
ピアニストなんて
名乗れやしない、のに。
(-43) 2010/02/25(Thu) 19時半頃
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…… …
[何もない空間を睨むように見る。
何もない。 誰もいない。]
……なんなんだ。
[放送事故にしては、妙だった。]
(188) 2010/02/25(Thu) 19時半頃
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[ドナルドの隻眼のウインク>>185に微笑み返そうとして、不意に聞こえてきた少女の哂い声に表情が強張る]
え、……また。
[少女の哂い声が響いては消える。先ほどは空耳と片付けたが、こうもしつこく繰り返すものだろうか。 その声はグロリアのものではなかったので周囲を見回してみたがが、近くに女性の姿はない]
空耳じゃ、ない……?
[三人には今の声が聞こえただろうか。不安になり、3-B教室に入る]
……あの、今の、哂い声みたいなの……。聞こえましたか?
[気のせいであってほしいと思いながら、グロリアたちに尋ねてみた]
(189) 2010/02/25(Thu) 19時半頃
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―南棟3階音楽室―
[鈍い反応に違和感を持つが言葉にするには足らず。]
うん、ご名答。
[相当不本意だったらしい、 だが広まってしまったものはどうにもならず。]
ま、もうじきここは卒業だし。 少しの辛抱だよ、王子様。
[やや茶化してその名で呼ぶ。]
(190) 2010/02/25(Thu) 19時半頃
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先生からもお願いするわ、ディーン君。 あとで差し入れでもするから、ジェレミー君をよろしくね。
[文句を言いつつもジェレミーの手伝いをしてくれるらしい、ディーンを手を振り見送る。クラス構成でわりを食っている気がする彼が少々不憫ではあるのだけれど、ついつい微笑ましくも見えてしまう。
そして向き直った3巨頭の一角。どう見てもあやしげな様子に、誤魔化されないよう、気を張っていたのだけれど]
……ぁ、なに?
[耳を擽る哂い声、それはさやかに耳に響いた。 寒気のようなものを感じて、肘を抱く]
さっきから? …私、今、初めて聞いたのだけれど。
[寒気は体調のせいだろうか、声には少し不安が滲んだ]
でも、そうね。 放送室を見に行ったほうがいいのかしら…。
(191) 2010/02/25(Thu) 19時半頃
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……えー、あー。
[会長、と聞いて脳裏に過ぎるのは]
微笑みの貴公子、だっけ? 見慣れないうちはちょっと憧れてたんだけどねえ。
[苦笑いを浮かべて遠くを見ようと]
あれは部外者として見るに限る。
(192) 2010/02/25(Thu) 19時半頃
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/* 今日もぜっさん日本語崩壊中です。
(-44) 2010/02/25(Thu) 19時半頃
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―南棟3階音楽室―
[部屋の中を見ても、不審な物は見当たらない。]
……分からない。 誰かさんは放送事故って言ってたけど。
[不愉快そうにもう一度電気設備を睨むと]
気になるもの巡りでも慣行するかな。
[邪魔したね、と言って部屋を去ろうと振り返る。]
(193) 2010/02/25(Thu) 19時半頃
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あ〜、空耳じゃねぇと思うぜ? 同時期に何度か、複数人とこの声聴いてっしな。 [複数人でラリってなければ、とは流石に教師の前では言えず。キャロライナの言葉に、ちらりと視線を向けて空耳ではないことを、まず肯定する。]
まぁ、放送事故にしても、ちぃと妙だが……―――
[そして、放送室に向かうべきかという教師を、更に脅すわけではないのだが、小さく語ちた。]
(194) 2010/02/25(Thu) 19時半頃
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―南棟3階音楽室―
……あいつ、…
[嗚呼、文句を謂ってやろう。 聞くとも思えないが――とは胸の裡。]
…変な呼び方するな。
[何もない空間から ミッシェルに視線を戻す。]
…そうなのか。 生徒会長にやりこめられでもしたか?
[緩やかに腕を組む。 それから、放送のスピーカーへと視線を流した]
それもドナルドだな。 ……事故にしては執拗だ。
(195) 2010/02/25(Thu) 19時半頃
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……面倒なことをしてないで 帰ればいいだろうが。
[呆れたような表情で謂うが、 セシルもまだ帰る気はなく。
――家に帰れば兄がいる。 優秀な、兄が。 足は遠退きがちだった。]
(196) 2010/02/25(Thu) 19時半頃
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あら…キャロライナさん、あなたも? 先生も、一瞬空耳かと思ったのだけれど… どうやらそうじゃないみたいね…。
[キャロライナの不安げな様子が目に入れば、 大丈夫、と微笑んで見せて]
でも、まあ、きっと誰かの悪戯ね。 先生行って確かめてく……
[言葉の途中、ドナルドの小さな呟きが耳に入れば、 ほんのり恨みがましそうな目を向けた]
確かめに、行ってきますから。 みんなの不安を煽る様なこと、言っちゃだめよ。
[自らを奮い立たせるような響きを残して、背を向ける]
(197) 2010/02/25(Thu) 19時半頃
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―中庭―
兄貴、今晩は俺の手番だぜ! 病人は寝るのが常識。 起きてたら素巻きなーーー!!
[携帯電話を閉じて、鞄に入れる]
さて、軽く流すか。 相手がいねーから、シャドウ相手のジョーゴ。
[iPodから流れるリズミカルなドラム音 円運動による舞踊的体重移動 シャドウ相手のジョーゴ]
晩飯カレーでい・い・か。
[座った状態からのバック転 そして上段と下段の蹴り]
(198) 2010/02/25(Thu) 19時半頃
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−中庭− [ぼんやりと佇んでいると、渡り廊下に人の気配。 自分の名前を呼ぶ声。…スティーブン先生だった。] …!
[思わず昔の呼び名が口に出そうになり、慌てて駆け寄る。 恐らく教壇でも滅多に出さない大きな声を出すから。 が、渡り廊下に辿りつかない内に、自分の言いたいことだけ言うと、 従兄でもある化学教師は、南棟へと歩いていった。]
まだ帰りませーん。お願いします。
[と、背中に言葉を投げかけるだけで精一杯だった。 了解した、のサインぐらいは返してくれるだろうか。]
(199) 2010/02/25(Thu) 20時頃
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