242 【突発誰歓】桜が見せた夢
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2015/12/13(Sun) 23時頃
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[困惑をありありと表していた一年は床に擦られまくったであろう先輩の顔をじいっと見上げて、ふと。]
ふ、 ……っ、く、あははは!
[笑い出した。その姿は奇っ怪に映っただろうか。 只この先輩とは仲良くなれそうだなんて、勝手に思っただけなのだけど。]
はは……あ、親父が先生だとどんな感じ、でしたっけ?
そうですね… 口うるさくて、すっげぇうざいです!
[笑顔で高らかに宣言してやった。先生の息子は優等生などではなく、父を困らす悪ガキなのだと。そう、話に出てきた先輩のように。]
[ それが目の前の彼だと知るのは、 見掛けては名を叫び駆け寄る程度には懐くこととなるのは、 二号ではなく透だと訂正するのは、 …もう少し先の話*]
(181) 2015/12/13(Sun) 23時頃
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/* 私のト書きには全て、「と、光は思った」と付け加えたい。
(-69) 2015/12/13(Sun) 23時頃
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―現在・保健室―
昔は、字も下手くそなん……
[タイムカプセルについて>>126、雛子と話していた折。 開いた扉>>151、まゆ美が帰ってきたのだろうかと目を向けて]
………、
[言葉を失った。 雛子が女性に駆け寄っていく。>>172 城崎先生、という言葉に一つ瞬きをした。自分は、光先輩が卒業した後のことも何も知らない。だけど、そこに立つ大人の女性は、あの頃の面影をありありと残していた。
なんで、>>153 あれー。 そっか、あー。
心の中がかき混ぜられるような感覚に、思わず古びたカーテンに仕切られたベッドの方へ身を隠してしまう。]
(182) 2015/12/13(Sun) 23時頃
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/* めっちゃワイシャツ着たい人になってて笑う。 雨ってどれくらいなんだろうなあ。ざーざーぶりなら、パンツも濡れるよなあ。
水色のシャツに灰色のインナーシャツ、それから紺色のパンツ履いてるかなあって思ってる。光氏。 髪色どうしよ。教師がこんな髪色だとヤバイよなあと思いつつ、指定するのも面倒とか思ってしまう。
(-70) 2015/12/13(Sun) 23時半頃
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ーー 現在:保健室 ーー だから違うっつの。
[仕事柄自分に向けられる恋愛関係の反応がよく分かる。先にいた女達>>173 >>182が自分と…城崎というらしい彼女について色々勝手に想像を巡らせているであろうことも。 またかよ、それは流石に口にしないままぐしゃぐしゃと髪を掻き乱した。女はどうしてそんなに色恋が好きなんだ。]
長谷透。ここに勤務していたことがある長谷利政の息子です。 廃校になるという話を聞いて、父の代わりにここに来ました。この人とは初対面です。
[片方が先輩だと気付くこともなく、早口気味に自分の事情と潔白を示した。]
(183) 2015/12/13(Sun) 23時半頃
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[ちらっ。と、カーテンを少し開けて、保健室を見回し ぴゃっ。と、隠れる。 自分は物陰から眺めるタイプではないはずなのに。]
思い出は きれいなままに ホトトギス
[年月は人を変える。 あの頃なんの疑いもなく、そばを駆け回っていた子犬は 今、男性の姿がとなりにあるだけで 心がざわついてしまう程度には穢れてしまっている。]
(184) 2015/12/13(Sun) 23時半頃
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……えっ
[が、しかし、そこで男性から訂正が入り>>183]
!!
[ばっ、とカーテンを開けた。]
勘違い。ヤダ恥ずかしい。……失礼しました。
[男性に小さく詫びるように頭を下げて、 それから、それから―― 棚を漁る、その姿を、じぃっとじぃっと、見つめて。]
(185) 2015/12/13(Sun) 23時半頃
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[何故一人が隠れたのかなんて、その人の想いなんて>>182知る由も無いけれど。 二人共同じ誤解をしたとおれには見えたのだ。]
理解していただけました?
[温厚な教師だった男の息子は、彼に似ているのは顔と声だけで。 変わらない無表情で二人を見る。*]
(186) 2015/12/13(Sun) 23時半頃
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光せんぱぁぁーいっ?
[声を張り上げ、彼女の名を呼んだ。 間違えるはずもない、そのきれいな髪も、後ろ姿も 自分より上にある頭も。]
せんぱぁい! まどかさんをスルーして棚を漁るとは何事です!
[ 「せんぱい、まどかが小さいからって 見落としちゃやですよー!」
そんな懐かしい日々が頭を過る。]
気づかなったんですね、まどかさん小さいから!
[一人称が変わった今でも、またあの時の子犬に、 なれるのだろうか。*]
(187) 2015/12/13(Sun) 23時半頃
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― 階段 ―
[一年生の頃なんて、自分が何年何組だったかもよく覚えていない。 二年生も同様だ。 それでも、三年生の教室だけは覚えている。 あの子と日々を過ごしたクラスだから。]
………行ってみようかな
[言葉とは裏腹に。 階段を上る足が 手すりに添えた手が どうにも上手く動いてくれない。]
いるわけないって ……わかってるのに
[それでも誰もいない空っぽの教室を見たら。 涙がこぼれるのを止めることは、難しそうで。 暫くそこで一人、佇んでいた。]
(188) 2015/12/13(Sun) 23時半頃
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……それじゃ、おれは失礼します。城崎先生。
[何か二人共城崎の知り合いらしいし、これ以上黒一点として小さな部屋に存在し続けるのは耐えがたい。 最後に先生と呼んだことに深い意味は無く。おれは保険室から立ち去った。*]
(189) 2015/12/13(Sun) 23時半頃
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な、長谷、さん? あの、なんか、ごめんなさい。
[立ち去ろうとする男性に、もう一度詫びを向け。>>189 長谷利政――聞き覚えのある、その名前に あれ?と首をかしげた。
直接の担任でなかったから、鮮明に覚えているわけではない。 ただ、彼が女性にかけた去り際の一言は 教師同士のそれのようで、不思議な感覚を抱くのだった。]
(190) 2015/12/13(Sun) 23時半頃
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別に。 元からついでに寄っただけです、それに父の希望は代わりに校舎を見て来ることでしたから、果たしに行こうと思います。
[立ち去り間際「まどかさん」>>187がまた謝って来た>>190どういう意図か分からないが、不愉快だから立ち去るのではないとだけ理解してもらおうと。 腐っても社会人、他に無視すれば悪く思われそうな言葉が投げられれば返答してから引き戸を閉めたことだろう。*]
(191) 2015/12/13(Sun) 23時半頃
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ーー 廊下 ーー
[濡れた靴下を履いたままの足で歩く、床板に望まれていない水分を与え続ける。]
[一つ、女に囲まれる狭い部屋から早く抜け出したかっただけであり目的など無い。 一つ、三年間を杜山で過ごした卒業生よりおれの記憶は薄いことだろう。 一つ、知り合いに出会うことなどましてや自分を覚えていてくれるなんてこと期待してなかった。]
[だからそう、辿り着いたのは偶然。]
(192) 2015/12/14(Mon) 00時頃
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そうですか、 ……ん …… お化けに気をつけて!
[謝罪したのは、彼を脇役の存在に見立ててしまったから。 去っていく彼を見送り>>191、 少し気が抜けたように息を吐く。
でもそんなふうな夢物語は、自分の中だけで巡る ただの幻想だとも知っていた。 もう、夢見る乙女じゃいられない。*]
(193) 2015/12/14(Mon) 00時頃
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/* アラサーほいほい>>193
(-71) 2015/12/14(Mon) 00時頃
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[城崎光は一つのことに意識を向けると、他のことはぼんやりと見てしまう性質がある。 明里さんの声に気を取られれば、カーテンへと身を隠す小豆色>>182は意識の外。
予想通り、訂正が入る>>183と頷いて、棚へと向きを変えた。 立って、あるいは中腰になりつつ、棚を漁る。 棚に夢中な光はカーテンが勢いよく引かれるのも意識の外。>>185 ──ただ、懐かしい声が聞こえた気がして。 まだ27なのに、呆けたのかと思う。 中学時代の好感度トップ10に入る、先生と、後輩の声が都合よく同じ日に聞こえるわけが──]
(194) 2015/12/14(Mon) 00時頃
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["ない"と続けようとすると、大声で名前を呼ばれて>>187]
え、あっ。はい。
[そろりと顔を声の方向に向けた。 そこには後輩まどかの姿があった。 髪色こそ違えど、10年以上前の彼女が、そこに、いた]
まどか……。まどか?!
[どう見たって、まどかだ。 今日はきっと幸運な日、というやつなのか。 懐かしさを胸に抱く。 彼女に近づこうと棚前から立ち上がると、長谷さんが去るようで>>189]
えぇ。 ……長谷先生によろしくお願い、します。
[何がどう宜しくなのか光自身もよくわからない。 またお辞儀をして保健室から立ち去る彼を見送った]
(195) 2015/12/14(Mon) 00時頃
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/* あっちゃー。しゃがんでたことにしてたから、齟齬ってる。 中腰から立ち上がったことにしよう。
透さんは長い間お付き合いありがとうございました。
(-72) 2015/12/14(Mon) 00時頃
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ーー 理科室 ーー
[遠慮無く扉を開く、或いは閉まっていなかったのなら覗き込む。部屋を見つける度にそうして記憶を探していた。 理科は数学や歴史と比べれば好きだった。父の影響か一番は体育を抑え音楽だったのだけど。 プレートが当時より褪せて見えたのはもうずっと前からこの中学を過去としていた故の錯覚だろうか。]
落書き。
[一番に目に入った黒板を見てぽつり呟く。なんだろう、これ。 はてさてそこに懐かしき面影を残す男はまだいただろうか?>>164*]
(196) 2015/12/14(Mon) 00時頃
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やっぱりー! 城崎先生、ぜんぜん変わらないから すぐ分かっちゃいました!
[覚えていてもらえた。>>178 走り出したいような気持ちを抑え込むが、 それでもはしゃいでしまうのは仕方ない。 担任の城崎は、休みがちな自分に根気よく心を砕いてくれた恩師だ。 せめて卒業式には出席して、感謝を示したかったけれど。 その機会は永遠に失われてしまった。]
アタシ的には、あの頃より健康になったんですよ!
[元気そうでよかった。という言葉に、 一瞬口許が強張る。>>180 健康な身体と引き換えに、崩れていったものがあったから。]
(197) 2015/12/14(Mon) 00時頃
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[ “「長谷先生に」” 城崎>>195の言葉は重くのししかり、何も言えないまま立ち去った。 彼女がどれだけ父を慕っていたかは分からない、向けられたのは無難な文句だ。
しかし、それでも、告げることは躊躇われた。 おれが一人で杜山を訪れたのは、そういうことなのだ、と。*]
(198) 2015/12/14(Mon) 00時頃
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あっ、その、はい。
[謎の返答打ち返しをしてから>>195 振り向いてくれたせんぱいに、へへっと笑みを浮かべる]
やーっぱり、光せんぱいだ。 お久しぶりです! そうです、まどかさんです。まどかです!
でもなんで、せんぱいがここに。 いや、それはお互い様ですね。
また――会えて、うれしいです。 [ててっと歩み寄り寄りたい思いをなんとか押さえ込んで、雛子の発す言葉も聞けば>>197、こて、と首をかしげて]
せんぱいは、せんせいなのです?
(199) 2015/12/14(Mon) 00時頃
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/* これはNGに接触してない……よな?
[心配]
(-73) 2015/12/14(Mon) 00時頃
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−最上階の廊下−
やりにくいな。
[朽ちていく建物の帯びる哀愁を眺めるのが好きなのだが、どうも勝手が違う。]
まだ廃校になって一年経ってないから当然か。
[苦笑して廊下を進んでいた。]
雨、止まないな。
[窓の外に目を向けて、気だるい雰囲気をまといつつポツリとつぶやいた**]
(200) 2015/12/14(Mon) 00時頃
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[全然変わらない>>197、という言葉は、歳を重ねるごとに「まだ若い」という意味を持つ。 アラサーの心をくすぐる言葉だ]
そう?それはよかった。
[女学生はパワーを持っている、と光は思う。 内面から溢れ出すような、力強さ。 最後に見た明里さんはそれが、揺らいでるようだったけれど、今はその面影もない]
その様子を見ただけで、わかります。
[くすりと笑みを浮かべた。 一瞬強張ったものは見逃さなかった。生徒の心には敏感でありたいと教師になってから、ずっと思い続けた成果かもしれない]
(201) 2015/12/14(Mon) 00時頃
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[懐かしさに夢中になっていた矢先。どこか愉快ではない様子で髪を掻き乱す男の姿にハッとする。>>183 浮かれていた気持ちがしぼんでいく気がした。 初対面の人に、不躾な目を向けてしまったことが恥ずかしい。]
長谷さん、勝手な勘違いすみませんでした! [保健室を出ていく彼に声をかけ、黙して見送った。*]
(202) 2015/12/14(Mon) 00時頃
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/* 光先輩の人気っぷり!(笑) 縁故欲しくなるよね!
まどかさん年齢が中途半端すぎるわ。 本谷くんと縁故取れそうかな。
(-74) 2015/12/14(Mon) 00時半頃
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[笑みを浮かべるまどかは、中学時代と変わらない子犬の様な懐っこさだった。]
久しぶり、まどか。 そう名前を連呼しなくて、わかってるから。
そう、なんだか人がたくさん校舎内にいるみたい。 昇降口の鍵も空いてたし……。
私も、会えて嬉しい。 高校で会えるかと思ったら、そんなこともなくて残念だったの。
[中学時代にタイムスリップした様な感覚で、ゆるりと話す。 質問には]
そう。 大学出てから今年の3月までずっと、ここで数学の教師をしていたの。
[自分の職歴を話した]
(203) 2015/12/14(Mon) 00時半頃
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/* めっちゃ、そうそう言ってる!!!! 英語教師に転任しなよ……語彙力と多角捌きが課題です。
(-75) 2015/12/14(Mon) 00時半頃
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